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72話 宿に帰ろうとするのでございます!
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〈婆や! ___歳のお誕生日おめでとう! ……え? なんでそんなに複雑な顔してるの? まだ若いのに『婆や』って呼ばれてるから…? 婆やがそう呼んで良いって言ったんじゃん!〉
〈婆やの御両親は……? えっ!? あっ…ごめんなさい…〉
〈婆やー! 婆やに好きな人っていないの? もしかしてこの間来てたカッコ良い人? あ、図星でしょ〉
〈婆や…良かったね。またあの人きてたよー。えっ…? ただ小さい頃からつるんでるだけの腐れ縁? またまたー!〉
〈婆やって照れたり笑ったりすると可愛いって、あの人がそう言ってたよ? 嘘じゃ無いよ。ふふ、お顔真っ赤だよー〉
……………
…………
………
……
…
またこの夢か…。
腐れ縁でカッコいいあの人って誰だろう? 女の子との話の内容的には私はその人のこと好きだったみたいだけど…。
ていうか私、前世は若かったんだ。婆やなんて呼ばれてるから年食ってるかと思ってた。
……いやいや、もしかしたら10代~20代の記憶を断片的に思い出してるだけで、本当は100歳過ぎの大往生だったかもしれないし…わからないけど。
でも確実なのは若いうちに私には両親が居なかったこと…。
………まあ、夢とかで前世を気にするより、今を楽しんだほうが良いよね。
「おはよぉ。アイリスちゃん」
「おはよう!」
お父さんとリンネちゃんが起きてきた。
リンネちゃんはお父さんに抱っこしてもらっていて、コアラみたいにお父さんにしがみついてるの。
【おはようございます、リンネちゃん、お父様】
私がそう言うと同時に、
「おはよぉ、アイリスちゃん」
「ふふ、おはよう」
ロモンちゃんとお母さんも起きてきた。手を繋いでいる。
「じゃあ朝ご飯作るから、待っててね。みんな」
「お母さん、私が朝ご飯つくるよ」
「ぼくもつくるよ」
「あら、じゃあ…一緒に作りましょうか!」
「お父さんも_____」
「お父さんは壊滅的に料理下手でしょ」
「………はい」
というわけで、ロモンちゃんとリンネちゃんは朝ご飯をお母さんと一緒に作り始めた。微笑ましい…私にもああいう時期があったのかな?
しばらくして私を含めて5人分の朝ご飯ができた。
まあ出来栄えはね、なんの問題も無いのは知ってますから。美味しく頂きましたよ。
実はこの後、リンネちゃんもロモンちゃんも一仕事あるんだよ。まあ、インタビューなんだけどさ。
だから……残念だけど、この楽しい時間はあと数十分で終わるの。
「あ、リンネ、ロモン。今日の取材、私達もついていくからな」
「ええ!? そうなの?」
「そうみたいなの。リンネを取材した後、家族全員取材したいって、昨日、お父さんに行ってきたみたいで…」
ということは、お父さんとお母さんと、二人はもうちょっと長く居られるワケだね。
ロモンちゃんとリンネちゃんは満面の笑みを浮かべてる。
「さ、早くご飯食べちゃって、仕事に行くぞ!」
「「もう食べ終わったよ」」
◆◆◆
「今日の夕飯…外食にしましょうか」
「「うん! そうする!」」
インタビューを受け終えた。現在、夕飯時。
私達は外食をする事になったの。
まあ…明日からはリンネちゃんとロモンちゃんの二人だけか別々でそういう仕事するから、お母さん達とはご飯を食べ終わったら別れなきゃいけない。
無理にそうしなくてもいいし、二人はもっと両親に甘えたいらしいけど、これも親離れする為だってね。
高級料理店に着いた私達。
ここはこの街で1番の高級料理店なんだって。
仲魔の出入は禁止らしいから最初はやめておこうか、という話しになったけれど、私の為に二人を我慢させてはいけない。
私は先に宿に帰る事にした。
帰宅途中にギルドの前を通ったんだけど…。
その時、ギルドから勢いよくギルドマスターが飛び出してきたの。それもかなり慌てて。
それで私の顔を見るなり、急にホッとしたような顔になる。つまり、私に用事があるという事。
【どうかされましたか?】
「その…あの…例の魔物の被害者だ」
【……わかりました】
ほらやっぱり、サナトスファビドじゃん。
案の定、今回の毒牙の被害者も18歳の若い女の子の冒険者で、ここより数十キロ離れたところで依頼をこなしていた時に噛まれたんだって。
で、この娘のことはその彼氏らしき人が運んできたらしい。
二人とも普段、私は見た事無いから夜中は活動しないタイプの人達なんだろうね。
「お、おい! 本当にこのゴーレムに治せるんだろうな! おやっさん! アハンは助かるんだろうな!?」
「大丈夫だ。安心しろよ。このリトルリペアゴーレムはこの国で唯一、その毒を解除できるんだぜ!」
【…あ、この際に言いますが、それ以外の治療は極力しませんよ? 回復魔法で暮らしてる人の仕事が無くなりますから】
そう、釘を刺しておく。
これを言っておかないと、そのうちそういう関係の人達の目の敵にされちゃうからね。
もうすでに2人治療したんだもん。
ちょっと慣れたから、早く終わる事ができると思う。
私は先の二人と同様に、回復魔法を連続で放ち続けた_____
◆◆◆
「ありがとう…っ!! 本当にありがとうっ…!!」
私が治療した娘の彼氏らしき人が涙を流しながら私にお礼を言っている。
無事に治療は完了し、女の子からは紋様と痛みが消えている。
「な、言っただろ」
「はいっ…おやっさんの言う通りだったっ…!」
それにしてもサナトスファビド変態説はこれで私の中では定着してしまった。
それにしても…猛毒で女の子が痛めつけられる姿を見るのが好きだっていう変態というこの予想が当たっているなら、そのサナトスファビドは人間に近いと言える。
だって…ねぇ、例えばゴブリンが人間の女の子に欲情……あ、いや、まだゴブリンはするって書いてるのを見たから…うーんと…。
そう、セントピーとかがそうなることは無い。
でも半魔半人になれるのならそれもあり得ると、本で読んだ事がある。
蛇が人間の女の子に欲情するはずが無いから、サナトスファビドはきっと…かなりの…。
もし、さらに私のこの予想が合っているのなら、そのサナトスファビド……魔王の手下幹部という恐れもなくは無い。ていうか、その可能性が高い。
本の受け売りだけど、魔王の幹部の一人は変態趣向持ちだったらしいから…。
もし本当にそうだったらそのサナトスファビドは超越種だよ。流石の私でも勝てないね。
「アイリス、忙しそうなところを呼び止めて悪かったな」
【いえいえ…あ、ですがそろそろ帰らせて頂きますね】
「ち…ちょっと待てよ! お礼…何かお礼を…」
【御礼は要りません、さようなら。急いでるので】
私は急いで宿に戻る。
治療で1時間。料理の待ち時間があるとはいえ、あの娘達がご飯を食べるのが恐ろしく早いことを考えると……?
「アイリスちゃん? どこ行ってたの?」
ほらね、やっぱり。
先に帰って来てるじゃん。
あーあ、怒られるー。
「あ…はい、すいません。野暮用ができてしまいまして…」
「どんな用事?」
「あ…いや、その、知り合いが怪我をしたとかで…ギルドまで運んでたんです」
「なーんだ、そうだったんだ…でも私達は心配したよ?」
私はなんとかごまかした。
ごまかせたけれど、罰として、今日は一緒に寝かせてもらえなかった。
ひどい、これは本当に酷い。
酷すぎる…まあ、おかげで姉妹が抱き合って寝てるの見れたんですけどね。
#######
次の投稿は8/13です!
〈婆やの御両親は……? えっ!? あっ…ごめんなさい…〉
〈婆やー! 婆やに好きな人っていないの? もしかしてこの間来てたカッコ良い人? あ、図星でしょ〉
〈婆や…良かったね。またあの人きてたよー。えっ…? ただ小さい頃からつるんでるだけの腐れ縁? またまたー!〉
〈婆やって照れたり笑ったりすると可愛いって、あの人がそう言ってたよ? 嘘じゃ無いよ。ふふ、お顔真っ赤だよー〉
……………
…………
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……
…
またこの夢か…。
腐れ縁でカッコいいあの人って誰だろう? 女の子との話の内容的には私はその人のこと好きだったみたいだけど…。
ていうか私、前世は若かったんだ。婆やなんて呼ばれてるから年食ってるかと思ってた。
……いやいや、もしかしたら10代~20代の記憶を断片的に思い出してるだけで、本当は100歳過ぎの大往生だったかもしれないし…わからないけど。
でも確実なのは若いうちに私には両親が居なかったこと…。
………まあ、夢とかで前世を気にするより、今を楽しんだほうが良いよね。
「おはよぉ。アイリスちゃん」
「おはよう!」
お父さんとリンネちゃんが起きてきた。
リンネちゃんはお父さんに抱っこしてもらっていて、コアラみたいにお父さんにしがみついてるの。
【おはようございます、リンネちゃん、お父様】
私がそう言うと同時に、
「おはよぉ、アイリスちゃん」
「ふふ、おはよう」
ロモンちゃんとお母さんも起きてきた。手を繋いでいる。
「じゃあ朝ご飯作るから、待っててね。みんな」
「お母さん、私が朝ご飯つくるよ」
「ぼくもつくるよ」
「あら、じゃあ…一緒に作りましょうか!」
「お父さんも_____」
「お父さんは壊滅的に料理下手でしょ」
「………はい」
というわけで、ロモンちゃんとリンネちゃんは朝ご飯をお母さんと一緒に作り始めた。微笑ましい…私にもああいう時期があったのかな?
しばらくして私を含めて5人分の朝ご飯ができた。
まあ出来栄えはね、なんの問題も無いのは知ってますから。美味しく頂きましたよ。
実はこの後、リンネちゃんもロモンちゃんも一仕事あるんだよ。まあ、インタビューなんだけどさ。
だから……残念だけど、この楽しい時間はあと数十分で終わるの。
「あ、リンネ、ロモン。今日の取材、私達もついていくからな」
「ええ!? そうなの?」
「そうみたいなの。リンネを取材した後、家族全員取材したいって、昨日、お父さんに行ってきたみたいで…」
ということは、お父さんとお母さんと、二人はもうちょっと長く居られるワケだね。
ロモンちゃんとリンネちゃんは満面の笑みを浮かべてる。
「さ、早くご飯食べちゃって、仕事に行くぞ!」
「「もう食べ終わったよ」」
◆◆◆
「今日の夕飯…外食にしましょうか」
「「うん! そうする!」」
インタビューを受け終えた。現在、夕飯時。
私達は外食をする事になったの。
まあ…明日からはリンネちゃんとロモンちゃんの二人だけか別々でそういう仕事するから、お母さん達とはご飯を食べ終わったら別れなきゃいけない。
無理にそうしなくてもいいし、二人はもっと両親に甘えたいらしいけど、これも親離れする為だってね。
高級料理店に着いた私達。
ここはこの街で1番の高級料理店なんだって。
仲魔の出入は禁止らしいから最初はやめておこうか、という話しになったけれど、私の為に二人を我慢させてはいけない。
私は先に宿に帰る事にした。
帰宅途中にギルドの前を通ったんだけど…。
その時、ギルドから勢いよくギルドマスターが飛び出してきたの。それもかなり慌てて。
それで私の顔を見るなり、急にホッとしたような顔になる。つまり、私に用事があるという事。
【どうかされましたか?】
「その…あの…例の魔物の被害者だ」
【……わかりました】
ほらやっぱり、サナトスファビドじゃん。
案の定、今回の毒牙の被害者も18歳の若い女の子の冒険者で、ここより数十キロ離れたところで依頼をこなしていた時に噛まれたんだって。
で、この娘のことはその彼氏らしき人が運んできたらしい。
二人とも普段、私は見た事無いから夜中は活動しないタイプの人達なんだろうね。
「お、おい! 本当にこのゴーレムに治せるんだろうな! おやっさん! アハンは助かるんだろうな!?」
「大丈夫だ。安心しろよ。このリトルリペアゴーレムはこの国で唯一、その毒を解除できるんだぜ!」
【…あ、この際に言いますが、それ以外の治療は極力しませんよ? 回復魔法で暮らしてる人の仕事が無くなりますから】
そう、釘を刺しておく。
これを言っておかないと、そのうちそういう関係の人達の目の敵にされちゃうからね。
もうすでに2人治療したんだもん。
ちょっと慣れたから、早く終わる事ができると思う。
私は先の二人と同様に、回復魔法を連続で放ち続けた_____
◆◆◆
「ありがとう…っ!! 本当にありがとうっ…!!」
私が治療した娘の彼氏らしき人が涙を流しながら私にお礼を言っている。
無事に治療は完了し、女の子からは紋様と痛みが消えている。
「な、言っただろ」
「はいっ…おやっさんの言う通りだったっ…!」
それにしてもサナトスファビド変態説はこれで私の中では定着してしまった。
それにしても…猛毒で女の子が痛めつけられる姿を見るのが好きだっていう変態というこの予想が当たっているなら、そのサナトスファビドは人間に近いと言える。
だって…ねぇ、例えばゴブリンが人間の女の子に欲情……あ、いや、まだゴブリンはするって書いてるのを見たから…うーんと…。
そう、セントピーとかがそうなることは無い。
でも半魔半人になれるのならそれもあり得ると、本で読んだ事がある。
蛇が人間の女の子に欲情するはずが無いから、サナトスファビドはきっと…かなりの…。
もし、さらに私のこの予想が合っているのなら、そのサナトスファビド……魔王の手下幹部という恐れもなくは無い。ていうか、その可能性が高い。
本の受け売りだけど、魔王の幹部の一人は変態趣向持ちだったらしいから…。
もし本当にそうだったらそのサナトスファビドは超越種だよ。流石の私でも勝てないね。
「アイリス、忙しそうなところを呼び止めて悪かったな」
【いえいえ…あ、ですがそろそろ帰らせて頂きますね】
「ち…ちょっと待てよ! お礼…何かお礼を…」
【御礼は要りません、さようなら。急いでるので】
私は急いで宿に戻る。
治療で1時間。料理の待ち時間があるとはいえ、あの娘達がご飯を食べるのが恐ろしく早いことを考えると……?
「アイリスちゃん? どこ行ってたの?」
ほらね、やっぱり。
先に帰って来てるじゃん。
あーあ、怒られるー。
「あ…はい、すいません。野暮用ができてしまいまして…」
「どんな用事?」
「あ…いや、その、知り合いが怪我をしたとかで…ギルドまで運んでたんです」
「なーんだ、そうだったんだ…でも私達は心配したよ?」
私はなんとかごまかした。
ごまかせたけれど、罰として、今日は一緒に寝かせてもらえなかった。
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