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第一部
39 赤いドレス
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「まだ飲む?」
「いえ。もうおなかもいっぱいです」
簡単に片づけ二人も部屋に戻ることにした。
部屋に戻るなり直樹がジャケットを脱ぎ捨てる。
「こんな恰好させなくてもよかったんじゃないかなあ」
「あの。直樹さん?このまま抱いてくれませんか?」
「風呂入るまで待てないの?」
緋紗は待てなかった。
女性の注目を集めていた直樹のその姿のまま抱かれたくてしょうがなく、独占欲なのか競争心なのかよくわからなかったが焦燥感だけがあった。
直樹はしょうがないというような表情でキスをし緋紗の顔をまじまじと見つめる。
「化粧も赤いドレスも似合うよ」
直樹は緋紗を後ろに向かせベッドに手を突かせて四つん這いにした。
緋紗は心臓をドキドキさせながら直樹を待つ。
後ろでカチャカチャとベルトを外す金属音が聞こえ、直樹が緋紗のドレスを後ろからめくり尻をださせ、ゆるゆると挿入してくる。
緋紗は入ってくる感覚に呻いた。
「もうこんなになってたのか」
直樹のリズミカルな動きが緋紗に快感と優越感を与える。
「出るよ」
緋紗は満足そうに目を閉じて、直樹が達するところを感じ背後の荒い息を味わっている。
「酔ったの?」
「ううん。お風呂にはいる」
子供のように言って準備を始める緋紗に直樹はなんだかよくわからないというような顔をして、
「そうしようか。」
と、言いドレスシャツを脱ぎ捨てた。
風呂に入るとすっかりアルコールが抜けたようでさっぱりし、上がってこない緋紗を座って待った。――緋紗は相当飲んでたのかな。
さっきの緋紗はメイクと赤いドレスで大人の女にみえた。
違う女を抱くようで直樹は少し興奮したが今までのとなんとなく違う感じもしていた。
ガラッと音がしてすっかり化粧が取れた緋紗が出てくる。――こっちのほうが緋紗らしいな。
恥ずかしそうに緋紗が近づいてきた。
「風呂で溺れなかった?」
「はい」
「もう遅くなるからあがろう」
暖炉に寄らずにすぐに部屋に戻ると緋紗が何か言いたげにもじもじしている。
「どうかした?気分でも悪い?」
「あの。直樹さん。同窓会行くんですか?」
「え。一応行くつもりだよ」
緋紗はうつむいて拗ねているような様子だ。
「さっきから変だね」
「明日帰ったらもう会えない気がして……」
「会いに行くよ」
「近くの人のほうが良くなるかもしれないじゃないですか」
風呂に入る前にせっかちに寝たがった理由には理解ができなかったが、緋紗の焼きもちらしい気持ちにやっと気づいた。
「緋紗」
好きだとも愛しているとも言えなくて言葉に詰まる。
「緋紗以外に感じないから」
そう言うしかなかった。
緋紗は恋人でもないのにこんなことを言い出す自分をいやらしく感じていた。
「同窓会なんてオジサンとオバサンが昔を懐かしがるだけだよ。きっとほとんど結婚してるだろうしね」
直樹は他の女には興味もなかったし億劫だった。
昔の彼ならこんな状況にさえ嫌気がさしただろう。
「緋紗より抱きたいと思う人はいないから」
直樹は自分でも一生懸命になって緋紗の気持ちをほぐそうとしていることに気付く。――緋紗を手放したくない。
「うん。ごめんなさい。ここにいる間がとても楽しかったから」
いじらしく少しずつ明るさを取り戻してきた様子に嗜虐的な気持ちが湧いてきた。
「緋紗こそ興奮するとほかの男について行ってしまうんじゃないのか?」
緋紗は自分から直樹を誘ったことを思い出したらしく、真っ赤になってまたうつむいてしまった。
もう少し責めてみたい気持ちもあったがこれ以上は本当に泣かせてしまうだろう。
直樹は緋紗の肩を抱いて自分のほうに引き寄せパジャマのボタンを外し、乳房を愛撫してズボンに手を差し込む。
「あ……」
緋紗が直樹の手を止めようと思わず握ると、その手を直樹は握り返し、緋紗自身で敏感な部分を触らせた。
「興奮したら自分でするんだよ?ほら」
高圧的に直樹は指示し、緋紗は泣きそうな顔になって従う。
息が荒くなっている緋紗のもう片方の手に直樹の勃起したものを握らせる。
「はああ……」
高ぶってきているのか、「見ないで」と、哀願してきた。
「眼鏡外そうか」
薄く笑う直樹に緋紗は耳まで真っ赤にしている。
もういくのだろう。
緋紗の手の動きが早くなっている。
「ん……。くぅっ」
直樹が緋紗の乳房を弄びながら様子を見ていると、彼女は太ももを固く閉じて前傾姿勢を取り始めた。
顔だけ上げ苦しげに眉をしかめている。
動きが止まってすぐに身体の筋肉が弛緩するのが分かった。
「ちゃんといけた?」
「直樹さんは意地悪ですね。」
直樹は泣きべそ顔でぐったりとしている緋紗のパジャマを脱がせ全裸にした。
「もう目をつぶっていても緋紗の身体は思い出せるよ。でも更新させて」
「えっ」
「しばらく会えないから、オジサン頑張ろうかな」
くすっと緋紗が笑う。
直樹は彼女の頬を撫で、できるだけ優しくキスをした。
そして長い間、契った。
「いえ。もうおなかもいっぱいです」
簡単に片づけ二人も部屋に戻ることにした。
部屋に戻るなり直樹がジャケットを脱ぎ捨てる。
「こんな恰好させなくてもよかったんじゃないかなあ」
「あの。直樹さん?このまま抱いてくれませんか?」
「風呂入るまで待てないの?」
緋紗は待てなかった。
女性の注目を集めていた直樹のその姿のまま抱かれたくてしょうがなく、独占欲なのか競争心なのかよくわからなかったが焦燥感だけがあった。
直樹はしょうがないというような表情でキスをし緋紗の顔をまじまじと見つめる。
「化粧も赤いドレスも似合うよ」
直樹は緋紗を後ろに向かせベッドに手を突かせて四つん這いにした。
緋紗は心臓をドキドキさせながら直樹を待つ。
後ろでカチャカチャとベルトを外す金属音が聞こえ、直樹が緋紗のドレスを後ろからめくり尻をださせ、ゆるゆると挿入してくる。
緋紗は入ってくる感覚に呻いた。
「もうこんなになってたのか」
直樹のリズミカルな動きが緋紗に快感と優越感を与える。
「出るよ」
緋紗は満足そうに目を閉じて、直樹が達するところを感じ背後の荒い息を味わっている。
「酔ったの?」
「ううん。お風呂にはいる」
子供のように言って準備を始める緋紗に直樹はなんだかよくわからないというような顔をして、
「そうしようか。」
と、言いドレスシャツを脱ぎ捨てた。
風呂に入るとすっかりアルコールが抜けたようでさっぱりし、上がってこない緋紗を座って待った。――緋紗は相当飲んでたのかな。
さっきの緋紗はメイクと赤いドレスで大人の女にみえた。
違う女を抱くようで直樹は少し興奮したが今までのとなんとなく違う感じもしていた。
ガラッと音がしてすっかり化粧が取れた緋紗が出てくる。――こっちのほうが緋紗らしいな。
恥ずかしそうに緋紗が近づいてきた。
「風呂で溺れなかった?」
「はい」
「もう遅くなるからあがろう」
暖炉に寄らずにすぐに部屋に戻ると緋紗が何か言いたげにもじもじしている。
「どうかした?気分でも悪い?」
「あの。直樹さん。同窓会行くんですか?」
「え。一応行くつもりだよ」
緋紗はうつむいて拗ねているような様子だ。
「さっきから変だね」
「明日帰ったらもう会えない気がして……」
「会いに行くよ」
「近くの人のほうが良くなるかもしれないじゃないですか」
風呂に入る前にせっかちに寝たがった理由には理解ができなかったが、緋紗の焼きもちらしい気持ちにやっと気づいた。
「緋紗」
好きだとも愛しているとも言えなくて言葉に詰まる。
「緋紗以外に感じないから」
そう言うしかなかった。
緋紗は恋人でもないのにこんなことを言い出す自分をいやらしく感じていた。
「同窓会なんてオジサンとオバサンが昔を懐かしがるだけだよ。きっとほとんど結婚してるだろうしね」
直樹は他の女には興味もなかったし億劫だった。
昔の彼ならこんな状況にさえ嫌気がさしただろう。
「緋紗より抱きたいと思う人はいないから」
直樹は自分でも一生懸命になって緋紗の気持ちをほぐそうとしていることに気付く。――緋紗を手放したくない。
「うん。ごめんなさい。ここにいる間がとても楽しかったから」
いじらしく少しずつ明るさを取り戻してきた様子に嗜虐的な気持ちが湧いてきた。
「緋紗こそ興奮するとほかの男について行ってしまうんじゃないのか?」
緋紗は自分から直樹を誘ったことを思い出したらしく、真っ赤になってまたうつむいてしまった。
もう少し責めてみたい気持ちもあったがこれ以上は本当に泣かせてしまうだろう。
直樹は緋紗の肩を抱いて自分のほうに引き寄せパジャマのボタンを外し、乳房を愛撫してズボンに手を差し込む。
「あ……」
緋紗が直樹の手を止めようと思わず握ると、その手を直樹は握り返し、緋紗自身で敏感な部分を触らせた。
「興奮したら自分でするんだよ?ほら」
高圧的に直樹は指示し、緋紗は泣きそうな顔になって従う。
息が荒くなっている緋紗のもう片方の手に直樹の勃起したものを握らせる。
「はああ……」
高ぶってきているのか、「見ないで」と、哀願してきた。
「眼鏡外そうか」
薄く笑う直樹に緋紗は耳まで真っ赤にしている。
もういくのだろう。
緋紗の手の動きが早くなっている。
「ん……。くぅっ」
直樹が緋紗の乳房を弄びながら様子を見ていると、彼女は太ももを固く閉じて前傾姿勢を取り始めた。
顔だけ上げ苦しげに眉をしかめている。
動きが止まってすぐに身体の筋肉が弛緩するのが分かった。
「ちゃんといけた?」
「直樹さんは意地悪ですね。」
直樹は泣きべそ顔でぐったりとしている緋紗のパジャマを脱がせ全裸にした。
「もう目をつぶっていても緋紗の身体は思い出せるよ。でも更新させて」
「えっ」
「しばらく会えないから、オジサン頑張ろうかな」
くすっと緋紗が笑う。
直樹は彼女の頬を撫で、できるだけ優しくキスをした。
そして長い間、契った。
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