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ルリナはお風呂に入った
「ルリナ様。お風呂の支度ができました」
「ふはぁあぁぁぁあい?」
寝ぼけながらヨダレを服でしっかりと拭った。
ベッドという魔法のような道具はすごいことがわかったのだ。
ゴミ捨て場で寝ていたときは、起きるたびに身体が痛くなっていたが、ベッドの上だとそれがない。
しかも、今までこんなにぐっすり寝れたこともなかった。
「客間専用の風呂場になってしまいますが、準備ができましたのでお越しください」
「えぇと、お風呂ってなにをすればいいんですか?」
「大丈夫ですよ。私がしっかりとご教授いたしますから……」
教えてくれる人がいるなんて、私にとってどんなに嬉しいことか……。
今まで独学で生きてきた。
そのため、感覚や考え方が人とはズレていることくらいはわかっている。
だが、どれが正しくてどれがダメなのかがわからない。
できることならば、ツバキさんにこのあとも色々教えてもらいたいなぁ。
お風呂という場所に到着して、まずはじめに服を脱ぐらしい。
私はこれからなにをするんだろうとワクワクしながら服を全部脱いだ。
「あ……」
私は今自分の身体がアザだらけなことを忘れていて、素っ裸になってから思い出した。
「ルリナ様……。どこかで盛大に階段から転げ落ちたのですか?」
「えぇと、そうじゃないけど気が付いたらできてたみたいです」
「よくこの状態で大の字で寝られましたね……」
このくらいの怪我は痛いけれど、よく経験していたから慣れっこだ。
木登りで落っこちたり、変な虫に噛まれたり……。
そんな傷よりも小鳥を暴行された心の傷の方が深い。
「入浴は危険ですね。残念ですが水浴び程度にしておきましょうか」
「入浴ってどんなことをするんですか?」
「暖かいお湯に身体中浸かって温めることです。疲労回復や血行促進の効果もあって、貴族王族界では数日に一度、清潔への身嗜みと娯楽として楽しみます」
「やってみたいです」
「しかし、アザが悪化してしまうかもしれませんよ」
ワクワクして目で訴えてしまっていたようだ。
観念したのか、ツバキさんはため息を吐きながら納得してくれたみたい。
「短時間という条件でお楽しみくだされば」
「やったーーー!!」
風呂場という場所へ行くと、湯気がでていて熱そうな水溜りがある。
「まずは汚れた身体を洗いましょう。……いえ、私が洗ってあげますか」
ツバキさんが私の身体にぬるめの水をひっかけてから泡立つモコモコで頭をゴシゴシとマッサージが始まる。
とても気持ち良くてウトウトとしてきた。
続けて身体も泡モコモコでゴシゴシと磨いてくれた。
「ひゃはは!! くすぐったいです」
「本来はご自身でこのようにして洗います。汚れを落として清潔にしてから湯船につかるのです」
今まで庭の池で水浴びしかしてこなかったから、このような本格的に身体を洗うという行為も知らなかった。
気が付いたら、私自身の身体から良い匂いがしてきた。
「これが……私ですか?」
「はい。とっても綺麗になられましたね」
泥だらけで黒済んでいた皮膚が綺麗な肌色に変化し、頭の痒みもほとんどなくなっていた。
湯船に身体を入れてからさらに生き返ったような気分だ。
「ぷぁぁぁぁぁああああ。気持ち良過ぎて……」
「ふふ……。まるで無邪気な子供のようですね」
「あ、すみません」
「いえいえ、むしろ可愛らしくて良いと思いますよ」
ツバキさんがニコリと微笑みながら頬を撫でてくれた。
つい涙がこぼれそうになってしまった。
初めて自分のことを認められたような気がしてとても嬉しかったのだ。
「ふはぁあぁぁぁあい?」
寝ぼけながらヨダレを服でしっかりと拭った。
ベッドという魔法のような道具はすごいことがわかったのだ。
ゴミ捨て場で寝ていたときは、起きるたびに身体が痛くなっていたが、ベッドの上だとそれがない。
しかも、今までこんなにぐっすり寝れたこともなかった。
「客間専用の風呂場になってしまいますが、準備ができましたのでお越しください」
「えぇと、お風呂ってなにをすればいいんですか?」
「大丈夫ですよ。私がしっかりとご教授いたしますから……」
教えてくれる人がいるなんて、私にとってどんなに嬉しいことか……。
今まで独学で生きてきた。
そのため、感覚や考え方が人とはズレていることくらいはわかっている。
だが、どれが正しくてどれがダメなのかがわからない。
できることならば、ツバキさんにこのあとも色々教えてもらいたいなぁ。
お風呂という場所に到着して、まずはじめに服を脱ぐらしい。
私はこれからなにをするんだろうとワクワクしながら服を全部脱いだ。
「あ……」
私は今自分の身体がアザだらけなことを忘れていて、素っ裸になってから思い出した。
「ルリナ様……。どこかで盛大に階段から転げ落ちたのですか?」
「えぇと、そうじゃないけど気が付いたらできてたみたいです」
「よくこの状態で大の字で寝られましたね……」
このくらいの怪我は痛いけれど、よく経験していたから慣れっこだ。
木登りで落っこちたり、変な虫に噛まれたり……。
そんな傷よりも小鳥を暴行された心の傷の方が深い。
「入浴は危険ですね。残念ですが水浴び程度にしておきましょうか」
「入浴ってどんなことをするんですか?」
「暖かいお湯に身体中浸かって温めることです。疲労回復や血行促進の効果もあって、貴族王族界では数日に一度、清潔への身嗜みと娯楽として楽しみます」
「やってみたいです」
「しかし、アザが悪化してしまうかもしれませんよ」
ワクワクして目で訴えてしまっていたようだ。
観念したのか、ツバキさんはため息を吐きながら納得してくれたみたい。
「短時間という条件でお楽しみくだされば」
「やったーーー!!」
風呂場という場所へ行くと、湯気がでていて熱そうな水溜りがある。
「まずは汚れた身体を洗いましょう。……いえ、私が洗ってあげますか」
ツバキさんが私の身体にぬるめの水をひっかけてから泡立つモコモコで頭をゴシゴシとマッサージが始まる。
とても気持ち良くてウトウトとしてきた。
続けて身体も泡モコモコでゴシゴシと磨いてくれた。
「ひゃはは!! くすぐったいです」
「本来はご自身でこのようにして洗います。汚れを落として清潔にしてから湯船につかるのです」
今まで庭の池で水浴びしかしてこなかったから、このような本格的に身体を洗うという行為も知らなかった。
気が付いたら、私自身の身体から良い匂いがしてきた。
「これが……私ですか?」
「はい。とっても綺麗になられましたね」
泥だらけで黒済んでいた皮膚が綺麗な肌色に変化し、頭の痒みもほとんどなくなっていた。
湯船に身体を入れてからさらに生き返ったような気分だ。
「ぷぁぁぁぁぁああああ。気持ち良過ぎて……」
「ふふ……。まるで無邪気な子供のようですね」
「あ、すみません」
「いえいえ、むしろ可愛らしくて良いと思いますよ」
ツバキさんがニコリと微笑みながら頬を撫でてくれた。
つい涙がこぼれそうになってしまった。
初めて自分のことを認められたような気がしてとても嬉しかったのだ。
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