【完結】婚約破棄の上、証拠隠滅のために処刑までされてしまったが生きていたので、今度は残虐王子が処刑される番でしょう

よどら文鳥

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騎士達が反乱を起こすらしい

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 あの一件以来、私の生活も大きく変わってしまって王宮で泊まり込みのような状態だったからな。
 友人達とも全然会えていなかったし。

「ともかくそんな素晴らしい女性に一度は直接お会いしてみたかった。だからこそ、殿下の命令にわざと乗っかれるように動くようにしていたのだ。まさか最初の命令が毒殺とは思わなかったが」
「おかげで助かりました。なんとお礼を言って良いのやら」
「礼は既にもらっている。こうやってあなたと会話が出来ていることが何よりも嬉しい」

 真っ直ぐな視線と態度に思わずドキリとしてしまう。
 他のものにはどう見えるかはわからないが、こういう男にとても弱い。
 よく見てみると、顔立ちも悪くないし、身長も高い。
 騎士というだけあって、腕まわりも筋肉で引き締まっている感がある。

「あまり見つめられると照れるんだが……」
「あ! 申し訳ありましぇん!!」

 焦りと動揺で噛んでしまった。
 情けない。
 命を救われたことで気が緩みすぎているんじゃないだろうか。

「ところで、今更ですがここはどこです?」
「あぁ、すまない。ここは俺の家だ。両親は既に他界しているから一人暮らしなんだよ」
「そうでしたか……」

 ってことは、この家の中には私とウェッカさんの二人っきりってことか。
 全員がそうでないとは思うが、こんな状況だったら少しくらい襲われたりしてもおかしくはないのだろう。
 だが、先ほど確認した通り、私の下着も身体も平常運転だった。
 ウェッカさんは紳士でカッコいい騎士なのだと確信した。

「おっと、変に思わないでくれよ? 殿下の命令で湖に捨てるように命じられたが、俺が自ら運んで家の中へ隔離はした。だが、もちろん変なことはしていない」
「……」
「いや、すまない。持ち上げるときにその……あなたの足は触れてしまったのだが……」
「別に構いませんよ。むしろそんな説明してくださらなくても構いませんのに」
「ひとつ屋根の下だし、そういうことを心配させてしまっていたら申し訳ないからな」

 言わなくてもいいのに。
 紳士でカッコいいが、ちょっと変なことに気を使いすぎなのだろう。
 まぁ完璧な人間なんていないし、こんなことはマイナス要素にもならないが。
 むしろ、ウェッカさんに対する気持ちが絶賛急上昇中なのだ。

 既に婚約破棄を言い渡され、しかもその相手から殺されそうになっていたのだから、命を助けてくれた男に好感するくらい問題ないだろう。

「このあとウェッカさんはどうされるのですか?」
「勿論、騎士全員を味方につけジェダル殿下の悪事を制裁する」
「はい!?」

 まさか反乱を起こそうとでもしているのだろうか。
 そんなことをしたら……。

 王都全員が喜ぶだろうな。



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【後書き】

昨日こちらの新作を投稿したばかりですが、また新作のお知らせです。

『婚約者にウンザリしていたら、幼馴染が婚約者を奪ってくれた』

こちらも是非、宜しくお願い致します。
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