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【オズマ視点12】アリアのコンサート編8
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「いや、待て! 俺だろう! 再来週は俺の誕生日だし、そもそも俺がライアンの注意をひきつけなければ上手くいかなかったんだ」
「何言っているのよ! 私がアリアと握手した手でオズマと握手すれば、それは間接的に握手したことになるでしょう!?」
「それは俺にも言えることだが」
このままでは喧嘩が終わらない。
仕方なく、ジャンケンで決着をつけたのだが、俺は見事に勝利をおさめた。
「悪く思わないでくれ。ミーナとは別の場所からの観戦になるが、俺は楽しませてもらうから」
「……絶対に売らないでコンサートを楽しみなさいよ!?」
「あぁ、それは誓って約束する」
ここまで言われたら、さすがにミーナに悪い気もしてしまうからな。
俺だってアリアのファンだ。
しかも握手ができるのだから、人生で一番幸せな出来事と言っても過言ではない。
ミーナは怒りながら先に会場へと向かった。
俺も、プラチナチケットを眺めながら会場へと向かう。
整列の時間にギリギリ間に合ったようだ。
俺は現在最後尾の方にいるが、そんなの関係ない。
スタッフにこのチケットを見せれば最前まで案内してくれるからだ。
「はい、プラチナチケット」
俺はスタッフに見せたのだが……。
「お客さん……、これどこで入手しましたか?」
げ……。
まさか、ライアンから奪ったことがバレているのか!?
いやいやそんなことはないはずだ。
一旦落ち着け! 俺!!
「仕事で行けないという知人から譲り受けました」
ライアンの言っていたことをそのまま言った。
つまり、嘘ではないのだ。
「その知人は詐欺師ですかね?」
「へ!?」
「いや、これね、プラチナチケットに見えますけど、偽物なんですよ」
「なんだって!?」
俺は大声を出して驚いてしまった。
「プラチナチケットともなると、偽装チケットが出回る危険性もありますからね。スタッフも関係者も念入りに本物との区別ができるようにしているんで……」
「じゃ……じゃあ俺はコンサートに……」
「残念ながらその紙切れでは入れることはできませんね」
断られたのと同時に、前の方が動き出してしまった。
急いでミーナに報告しようと思ったが、間に合わず。
「くそう……どうして俺がこんな目に……。いや、それよりも、待てよ?」
ライアンの奴、偽物のチケットだと知らずにゴールドチケットを無償で手に入れたもんじゃないか。
なんでいつもあいつだけ良い想いをしているんだよ!
こっちの被害も知らないで。
今度会ったら、ライアンにはっきりと伝えてやろう!
「お前の持っていたプラチナチケットは偽物だと確信していた。だから俺の持っているゴールドチケットと入れ替えておいたんだ。感謝しろよ?」
幸い、この偽チケットは俺が所持している。
これをライアンに見せれば、彼女も泣いて喜んでくれるはずだ。
お礼に金貨を何枚か謝礼で払ってきてもおかしくないことをやったんだ。
よし、結果的には俺に金が入る。
ならばコンサートは諦めようか。
ミーナにはしっかりと伝えておくか。
今回は嘘じゃないのだから!
それにしても、ライアンの知人って誰なんだろう。
「何言っているのよ! 私がアリアと握手した手でオズマと握手すれば、それは間接的に握手したことになるでしょう!?」
「それは俺にも言えることだが」
このままでは喧嘩が終わらない。
仕方なく、ジャンケンで決着をつけたのだが、俺は見事に勝利をおさめた。
「悪く思わないでくれ。ミーナとは別の場所からの観戦になるが、俺は楽しませてもらうから」
「……絶対に売らないでコンサートを楽しみなさいよ!?」
「あぁ、それは誓って約束する」
ここまで言われたら、さすがにミーナに悪い気もしてしまうからな。
俺だってアリアのファンだ。
しかも握手ができるのだから、人生で一番幸せな出来事と言っても過言ではない。
ミーナは怒りながら先に会場へと向かった。
俺も、プラチナチケットを眺めながら会場へと向かう。
整列の時間にギリギリ間に合ったようだ。
俺は現在最後尾の方にいるが、そんなの関係ない。
スタッフにこのチケットを見せれば最前まで案内してくれるからだ。
「はい、プラチナチケット」
俺はスタッフに見せたのだが……。
「お客さん……、これどこで入手しましたか?」
げ……。
まさか、ライアンから奪ったことがバレているのか!?
いやいやそんなことはないはずだ。
一旦落ち着け! 俺!!
「仕事で行けないという知人から譲り受けました」
ライアンの言っていたことをそのまま言った。
つまり、嘘ではないのだ。
「その知人は詐欺師ですかね?」
「へ!?」
「いや、これね、プラチナチケットに見えますけど、偽物なんですよ」
「なんだって!?」
俺は大声を出して驚いてしまった。
「プラチナチケットともなると、偽装チケットが出回る危険性もありますからね。スタッフも関係者も念入りに本物との区別ができるようにしているんで……」
「じゃ……じゃあ俺はコンサートに……」
「残念ながらその紙切れでは入れることはできませんね」
断られたのと同時に、前の方が動き出してしまった。
急いでミーナに報告しようと思ったが、間に合わず。
「くそう……どうして俺がこんな目に……。いや、それよりも、待てよ?」
ライアンの奴、偽物のチケットだと知らずにゴールドチケットを無償で手に入れたもんじゃないか。
なんでいつもあいつだけ良い想いをしているんだよ!
こっちの被害も知らないで。
今度会ったら、ライアンにはっきりと伝えてやろう!
「お前の持っていたプラチナチケットは偽物だと確信していた。だから俺の持っているゴールドチケットと入れ替えておいたんだ。感謝しろよ?」
幸い、この偽チケットは俺が所持している。
これをライアンに見せれば、彼女も泣いて喜んでくれるはずだ。
お礼に金貨を何枚か謝礼で払ってきてもおかしくないことをやったんだ。
よし、結果的には俺に金が入る。
ならばコンサートは諦めようか。
ミーナにはしっかりと伝えておくか。
今回は嘘じゃないのだから!
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