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友達ができた
「きゅーーーーー!!」
ルビーは小型化して潜ったりして楽しんでいる。
私とイデアも裸になって、水浴びをはじめようとしたのだが……。
「……恥ずかしく無いのですか?」
「え? だって女の子同士じゃん」
イデアは顔を赤らめながら、私よりひと回り大きめの胸を隠すが、下を隠していない。
イデアは何かが間違っている。
対して私は何も隠さずに先に水に浸かった。
「……慣れていないので。裸同士になるようなことが今までありませんでしたから」
「確かに温浴施設がなかったから無理もないわよね」
流石に男女混合で裸の付き合いで温浴したことは無い。
エウレス皇国では水浴びだけは毎日の日課になっていた。
不幸中の幸いだが、王宮の人間の殆どがかなりの綺麗好きな人達だった。
だからこそ私に対しても、臭くなると王宮も臭くなるから毎日入れと命令されていた。
もしもエウレス皇国で温浴が出来なくなったらと考えただけで恐ろしい。
ようやくイデアも意を決して水に浸かる。
「……冷たい!!」
以前来たときは水浴びをしたのはルビーだけで、私たちはここの水を沢山飲んだだけだ。
水浴びは初めてのイデアが叫ぶのも無理もない。
「外の気温がこのくらいなら、慣れれば気持ちいいわよ」
「……すみません。全身が水に触れることなど今までなかったもので……」
今まではタオルに水魔法をかけて全身を拭くのが主流だったらしい。
魔法を発動できないほとんどの人たちは魔道士にお金を支払ってタオルを受け取り、それを使って身体を綺麗にしていたそうだ。
イデアもようやく全身水に浸かり、気持ちよさそうにしている。
「……気持ちいい」
「良かった」
私には終始丁寧な敬語だったが、今はそうじゃなくなった。
仲良くなれた証だとしたら嬉しい。
「……不思議な気分」
「そうでしょう!?」
「……何か歌いたい気分」
「わかるわかる!!」
「……このままお嬢様に抱きついても?」
「それはダメ!!」
やはりイデアはどっちも大丈夫な人だったようだ。
ゆっくりと私に寄ってくるので、慌てて後退りする。
「……主従関係でなければきっとお嬢様とも……」
少し寂しそうにしていた。
私の中で何かが吹っ切れ、今度は私からイデアの元へ近寄り、彼女の手を握った。
「……はい!?」
「私も、イデアとは友達になりたい。ダメ?」
今までは我慢していたが、やはり水浴びの力は伊達じゃなかった。
私が思っていたことを本音で口にしてしまったのだ。
「もちろん公の場では主従関係を守るわ。でも、こうやって二人でいるときはイデアと仲良く喋っていたいの」
「……恋人?」
「それは違う!」
「……嬉しい申し出。でも私はお嬢様を守り、身の回りの仕事をやる任務が」
「カルム様には敬語使っていなかったでしょう?」
今日の私はちょっとだけ強気だ。
ここで引いてしまってはイデアとの関係は主従関係で止まってしまいそうな気がしたのだ。
「……殿下とは腐れ縁。でも尊敬もしているし信頼している」
「もう私たちだって一緒に水浴びした仲でしょ。それに公の場ではイデアもカルム様に敬語だったじゃないの」
「……それでも良いなら、お嬢様と友達……。嬉しくて興奮している」
ちょっと無理やりな気もしてしまった。
だが、今まで私の人生で友達という人がいなかったのである。
だからこそ、毎日一緒にいて楽しいと思っていたイデアとはどうしてももっと深い仲になりたかったのだ。
「改めてよろしくねイデア」
「……ありがとうお嬢様、いえ、リリア」
「きゅーーーーーーっ!!」
私のことを名前で呼んでくれたのがとても嬉しい。
握手して、そのあと裸同士なのにハグまでした。
ルビーが私たちを見て笑っているようだった。
イデアと友達になれたところで水浴びを終わりにして、本題に入ろうかと思う。
『水よ来たれ』
イデアの水魔法がエドナ山脈の中腹で放たれた。
ルビーは小型化して潜ったりして楽しんでいる。
私とイデアも裸になって、水浴びをはじめようとしたのだが……。
「……恥ずかしく無いのですか?」
「え? だって女の子同士じゃん」
イデアは顔を赤らめながら、私よりひと回り大きめの胸を隠すが、下を隠していない。
イデアは何かが間違っている。
対して私は何も隠さずに先に水に浸かった。
「……慣れていないので。裸同士になるようなことが今までありませんでしたから」
「確かに温浴施設がなかったから無理もないわよね」
流石に男女混合で裸の付き合いで温浴したことは無い。
エウレス皇国では水浴びだけは毎日の日課になっていた。
不幸中の幸いだが、王宮の人間の殆どがかなりの綺麗好きな人達だった。
だからこそ私に対しても、臭くなると王宮も臭くなるから毎日入れと命令されていた。
もしもエウレス皇国で温浴が出来なくなったらと考えただけで恐ろしい。
ようやくイデアも意を決して水に浸かる。
「……冷たい!!」
以前来たときは水浴びをしたのはルビーだけで、私たちはここの水を沢山飲んだだけだ。
水浴びは初めてのイデアが叫ぶのも無理もない。
「外の気温がこのくらいなら、慣れれば気持ちいいわよ」
「……すみません。全身が水に触れることなど今までなかったもので……」
今まではタオルに水魔法をかけて全身を拭くのが主流だったらしい。
魔法を発動できないほとんどの人たちは魔道士にお金を支払ってタオルを受け取り、それを使って身体を綺麗にしていたそうだ。
イデアもようやく全身水に浸かり、気持ちよさそうにしている。
「……気持ちいい」
「良かった」
私には終始丁寧な敬語だったが、今はそうじゃなくなった。
仲良くなれた証だとしたら嬉しい。
「……不思議な気分」
「そうでしょう!?」
「……何か歌いたい気分」
「わかるわかる!!」
「……このままお嬢様に抱きついても?」
「それはダメ!!」
やはりイデアはどっちも大丈夫な人だったようだ。
ゆっくりと私に寄ってくるので、慌てて後退りする。
「……主従関係でなければきっとお嬢様とも……」
少し寂しそうにしていた。
私の中で何かが吹っ切れ、今度は私からイデアの元へ近寄り、彼女の手を握った。
「……はい!?」
「私も、イデアとは友達になりたい。ダメ?」
今までは我慢していたが、やはり水浴びの力は伊達じゃなかった。
私が思っていたことを本音で口にしてしまったのだ。
「もちろん公の場では主従関係を守るわ。でも、こうやって二人でいるときはイデアと仲良く喋っていたいの」
「……恋人?」
「それは違う!」
「……嬉しい申し出。でも私はお嬢様を守り、身の回りの仕事をやる任務が」
「カルム様には敬語使っていなかったでしょう?」
今日の私はちょっとだけ強気だ。
ここで引いてしまってはイデアとの関係は主従関係で止まってしまいそうな気がしたのだ。
「……殿下とは腐れ縁。でも尊敬もしているし信頼している」
「もう私たちだって一緒に水浴びした仲でしょ。それに公の場ではイデアもカルム様に敬語だったじゃないの」
「……それでも良いなら、お嬢様と友達……。嬉しくて興奮している」
ちょっと無理やりな気もしてしまった。
だが、今まで私の人生で友達という人がいなかったのである。
だからこそ、毎日一緒にいて楽しいと思っていたイデアとはどうしてももっと深い仲になりたかったのだ。
「改めてよろしくねイデア」
「……ありがとうお嬢様、いえ、リリア」
「きゅーーーーーーっ!!」
私のことを名前で呼んでくれたのがとても嬉しい。
握手して、そのあと裸同士なのにハグまでした。
ルビーが私たちを見て笑っているようだった。
イデアと友達になれたところで水浴びを終わりにして、本題に入ろうかと思う。
『水よ来たれ』
イデアの水魔法がエドナ山脈の中腹で放たれた。
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