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復興支援
「生存者は逃げ延びた者達だけのようだ……」
私は直接は見ることはなかったのだが、建物から発見された村人は全員焼死してしまっていたらしい。
もう少し早く到着できていれば……。
「リリアよ、残酷だがこればかりは仕方のないことだ。辺境地には昔から時折モンスターが出る。それを覚悟の上で、モンスターを狩猟しながらここで生活しているのだから……」
「しかし……」
いや、これ以上の言葉は出せなかった。
エウレス皇国も王都から離れた地では似たようなことが度々あると聞いたことがある。
カサラス王国でもそれは一緒なのだろう。
「聖女リリア様、この度は死者は出てしまったものの、被害が甚大になる前にお助けくださりありがとうございました」
「いえ、当然のことですから。たまたまここへ来れて良かったです」
「歓迎したいところですが、村がこれでは……」
本来の予定だったら辺境地ビレーヌで水の加護を与えて、私とカルム様で近くの自然を満喫する予定だった。
実際に見て感じたことだが、自然と言っても枯れている木も多いし作物も育てようとしても厳しい環境ではある。
だが、この辺りは国境に近い分、当初の王都よりはマシだと言えるだろう。
だからこそ辺境地に住みたいと願う人たちもわずかにいたのかもしれない。
「村の復興への支援を全力で行う。父上にもこの旨は報告しておく」
「おぉ……カルム王子殿下。いつもながら感謝致します!」
辺境伯がこれほど頭を下げているところを察するに、カルム様の評判は遠く離れた場所でも良いようだ。
私は思い出したように辺境伯へ質問をした。
「モーヤル辺境伯、村の中でモンスターを解体できる人はいますか?」
「はっはっは……それならば全員可能ですよ。モンスターを倒して生活していたようなもんですから。流石にあれほどの大型となると、倒せるものは誰もいませんでしたがね……」
「ファイヤーバードでしたっけ。あちらにある奥の岩山で死体となって倒れたままなので、あの素材はこちらで使ってください」
私は平然としたまま言っただけのことだった。
「「は!?」」
辺境伯だけでなく、カルム様まで変な声を出して驚いているようだ。
「良いのですか!? 実物を見ておらんからなんとも言えませんが、村中を破壊するようなモンスターの素材は全て合わせて金貨千枚は下らないでしょう!」
「リリアよ、前に国からの表彰で与えた五倍以上の価値があるのだぞ!? 通常、モンスターを倒した者に所有権が与えられるのだから考え直しても良い。これは国の問題なのだ」
表彰では金貨を二百枚もいただいてしまった。
せっかくなので、今回着ているワンピースや、他にも洋服を色々と買ってみた。
だが、金貨一枚払ってお釣りが沢山残っている。
他に使い道が今は思いつかないし、これ以上あっても今は使い道に困る。
「遠慮せず。どうせ私は素材の有効活用法もわかりませんし、村の方々が有効利用してくれた方が良いかと」
「相変わらず欲がないのだな……」
「なんと……有り難き幸せ……。村を代表して感謝致します!!」
村は壊滅状態だし、役に立てるならそれで良い。
モーヤル辺境伯は何度も何度も、私に頭を下げてきた。
私は直接は見ることはなかったのだが、建物から発見された村人は全員焼死してしまっていたらしい。
もう少し早く到着できていれば……。
「リリアよ、残酷だがこればかりは仕方のないことだ。辺境地には昔から時折モンスターが出る。それを覚悟の上で、モンスターを狩猟しながらここで生活しているのだから……」
「しかし……」
いや、これ以上の言葉は出せなかった。
エウレス皇国も王都から離れた地では似たようなことが度々あると聞いたことがある。
カサラス王国でもそれは一緒なのだろう。
「聖女リリア様、この度は死者は出てしまったものの、被害が甚大になる前にお助けくださりありがとうございました」
「いえ、当然のことですから。たまたまここへ来れて良かったです」
「歓迎したいところですが、村がこれでは……」
本来の予定だったら辺境地ビレーヌで水の加護を与えて、私とカルム様で近くの自然を満喫する予定だった。
実際に見て感じたことだが、自然と言っても枯れている木も多いし作物も育てようとしても厳しい環境ではある。
だが、この辺りは国境に近い分、当初の王都よりはマシだと言えるだろう。
だからこそ辺境地に住みたいと願う人たちもわずかにいたのかもしれない。
「村の復興への支援を全力で行う。父上にもこの旨は報告しておく」
「おぉ……カルム王子殿下。いつもながら感謝致します!」
辺境伯がこれほど頭を下げているところを察するに、カルム様の評判は遠く離れた場所でも良いようだ。
私は思い出したように辺境伯へ質問をした。
「モーヤル辺境伯、村の中でモンスターを解体できる人はいますか?」
「はっはっは……それならば全員可能ですよ。モンスターを倒して生活していたようなもんですから。流石にあれほどの大型となると、倒せるものは誰もいませんでしたがね……」
「ファイヤーバードでしたっけ。あちらにある奥の岩山で死体となって倒れたままなので、あの素材はこちらで使ってください」
私は平然としたまま言っただけのことだった。
「「は!?」」
辺境伯だけでなく、カルム様まで変な声を出して驚いているようだ。
「良いのですか!? 実物を見ておらんからなんとも言えませんが、村中を破壊するようなモンスターの素材は全て合わせて金貨千枚は下らないでしょう!」
「リリアよ、前に国からの表彰で与えた五倍以上の価値があるのだぞ!? 通常、モンスターを倒した者に所有権が与えられるのだから考え直しても良い。これは国の問題なのだ」
表彰では金貨を二百枚もいただいてしまった。
せっかくなので、今回着ているワンピースや、他にも洋服を色々と買ってみた。
だが、金貨一枚払ってお釣りが沢山残っている。
他に使い道が今は思いつかないし、これ以上あっても今は使い道に困る。
「遠慮せず。どうせ私は素材の有効活用法もわかりませんし、村の方々が有効利用してくれた方が良いかと」
「相変わらず欲がないのだな……」
「なんと……有り難き幸せ……。村を代表して感謝致します!!」
村は壊滅状態だし、役に立てるならそれで良い。
モーヤル辺境伯は何度も何度も、私に頭を下げてきた。
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