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決意
「申し訳ないリリア様。カルム殿にもこんな恥ずかしい状況を見せてしまい……。だが、彼には現状逆らうことが出来ぬのです」
「どういうことですかな? あのような男の言いなりなど信じられませんが」
「彼らのおかげで現在国中の水をまかなえているのです。国の予算も彼らへの報酬で大部分削ることにはなっていますが、それでも国が崩壊せずいられるのは彼らのおかげでもあるのですよ」
カイエン陛下は仕方がなく従っているようにしか見えない。
他国のことに口を挟むつもりはないが、あんな常識知らずのような男の言いなりというのもシャクであった。
「そのモンスターを倒せれば、再び水に恵まれた国になるんですよね?」
「そうだとは思います。ただ、魔導士の情報だと、人間では絶対に倒せないモンスターだと聞いております」
「そうですか……。その迷惑かけているモンスターがいる湖の場所を教えていただけませんか?」
「ま、まさかリリア……⁉︎」
カルム様がとても心配そうな顔で私を見てくる。
「根源をねだやさないと解決にはなりませんものね」
「あまりにも危険だろう……」
続けて、カイエン陛下も驚いた表情をしながら、声を少々荒げていた。
「リリア様。あなたがカサラス王国でご活躍されていることは重々知っております。危険な目に遭わせてしまうようなことはできませぬ!」
「この国で水の加護を発動することができません。それに、多分この聖獣ルビーなら負けないと思います」
いや、もしかしたらそこそこ強い人間が集まれば勝てるんじゃないかと思っていた。
もちろん、実際にそのモンスターを見たわけではない。
勝つ確証は持てなかったが、ルビーならなんとかなる気がする。
「せめてリリア様に護衛を……」
「いえ、飛んで向かうので大丈夫です。カルム様、少しお待ちくださいね」
「いや、私も向かう。万一にでも何かありそうになったら命に変えてでもリリアを守る」
「カルム様……」
カルム様のマジな視線に反することはできなかった。
「おあついのう……」
カイエン陛下がニヤニヤと笑いながらそう言ってきた。
確かに陛下の言うとおり暑い。
これもモンスターが水を炎に変えてしまっている影響なのだろうか。
「すぐに向かいますね」
モンスターか。
以前にも相当な強さを誇っていたはずのモンスターを倒したことがあるし、きっとなんとかなるだろう。
ーーーーーーーーーー
【後書き】
新作投稿に伴い、今日も更新します。
『新米ドケチ国王が節約に本気を出したので、国が崩壊しそうです~聖女の私もリストラされたので、近隣の国で祈ってたら幸せな国になってきました~』
当作品と同じ聖女シリーズです。
こちらも是非、よろしくお願いいたします。
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カイエン陛下は仕方がなく従っているようにしか見えない。
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「そうだとは思います。ただ、魔導士の情報だと、人間では絶対に倒せないモンスターだと聞いております」
「そうですか……。その迷惑かけているモンスターがいる湖の場所を教えていただけませんか?」
「ま、まさかリリア……⁉︎」
カルム様がとても心配そうな顔で私を見てくる。
「根源をねだやさないと解決にはなりませんものね」
「あまりにも危険だろう……」
続けて、カイエン陛下も驚いた表情をしながら、声を少々荒げていた。
「リリア様。あなたがカサラス王国でご活躍されていることは重々知っております。危険な目に遭わせてしまうようなことはできませぬ!」
「この国で水の加護を発動することができません。それに、多分この聖獣ルビーなら負けないと思います」
いや、もしかしたらそこそこ強い人間が集まれば勝てるんじゃないかと思っていた。
もちろん、実際にそのモンスターを見たわけではない。
勝つ確証は持てなかったが、ルビーならなんとかなる気がする。
「せめてリリア様に護衛を……」
「いえ、飛んで向かうので大丈夫です。カルム様、少しお待ちくださいね」
「いや、私も向かう。万一にでも何かありそうになったら命に変えてでもリリアを守る」
「カルム様……」
カルム様のマジな視線に反することはできなかった。
「おあついのう……」
カイエン陛下がニヤニヤと笑いながらそう言ってきた。
確かに陛下の言うとおり暑い。
これもモンスターが水を炎に変えてしまっている影響なのだろうか。
「すぐに向かいますね」
モンスターか。
以前にも相当な強さを誇っていたはずのモンスターを倒したことがあるし、きっとなんとかなるだろう。
ーーーーーーーーーー
【後書き】
新作投稿に伴い、今日も更新します。
『新米ドケチ国王が節約に本気を出したので、国が崩壊しそうです~聖女の私もリストラされたので、近隣の国で祈ってたら幸せな国になってきました~』
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