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しおりを挟むチェックインの前にホテル内のショップで買い物をすることにした。
アメニティ類は揃っているだろうから、必要なのは下着類だ。私たちはそれそれ専門店に行った。
専門店だけあって、さまざまな種類のインナーやナイトウェアや下着などが取り揃えてあり、私は目を奪われた。結婚して初めての夜…恥ずかしいけど少し冒険してみようか…。ドキドキしながらセクシー系のランジェリーが置いてあるコーナーに向かった。総レースのものや、ほとんど下着としての機能ゼロのもの、セクシーで大胆なガーターランジェリー類の数々に目のやり場に困ってしまった。さすがにここまで派手なものはちょっと…と思っていたら、純白のウエディングドレスのようなベビードールが目に入った。総レースで柄が美しく、所々に透け感が異なるレースが使用されていて、セクシーすぎず上品なデザインで、シルクサテンの肌触りもとても気持ちよかった。セットのショーツも総レースで素敵だ。これに決めた。
待ち合わせ場所のフロントに行くと、駿さんがすでにチェックインを済ませて待っていた。
スイート専用のエレベーターに乗って最上階の36階に上がる。
部屋に入った瞬間、言葉を失った…。
広々とした開放感溢れるリビング、ふかふかな絨毯は歩くと気持ちよく、大きな窓から美しい庭園が望め、シックで落ち着いた雰囲気の寝室、バスルームには広い洗い場が付いていて、大きな窓もあり、夜景を楽しみながらゆったりと浸かれる。ミニバーも備え付けられていてお風呂上りに一杯、なんていうのもいいかも。家具や調度品など全てが上質で、気品漂う素晴らしい部屋だ。
目を輝かせていると、背後からそっと抱きしめられた。
「気に入ってくれたか?」
「はい! もう…素晴らしすぎて言葉が出ません…本当にありがとうございます」
「チェックアウトの時間も遅くしたから、久しぶりに二人っきりでのんびりゆっくり過ごせる…嬉しい」
首筋に唇を当てられた。
「んっ…! 駿さん…ダメ…これから食事…」
「…まだ少し時間がある…」
駿さんの両手が私の胸に移動し、優しく包み込まれると指先で先端をクルクル撫でられる。服の上からでも鋭い刺激が伝わってきて軽く仰け反り短い喘ぎ声が出てしまった。
「アッ…! もう…ホントに…これ以上は…!」
必死で胸にある手を剥がすと、やっと離してくれた。
「…仕方ないな。続きは食事の後にたっぶりするからな。覚悟しておけよ」
ディナーは大きな窓から見える幻想的なクリスマスのイルミネーションにうっとりしながら優雅に楽しんだ。
まずは食前酒のシャンパンで乾杯をした後、エディブルフラワーとカラフル野菜で彩られたまるでクリスマスリースのようなサーモンマリネの前菜から始まり、マッシュルームのクリームスープ、メインの舌平目の特製レモンバターソース、黒毛和牛サーロイングリル、オマール海老のクリームパスタ、デザートはクリスマスならではの、シェフ特製のブッシュドノエル。どれも最高級の厳選された素材を使ってシェフが心を込めて丁寧に作り上げた美しい料理ばかりで、本当に美味しかった。
部屋に引き上げると、目の前にはまた見事な夜景の大パノラマ。窓に近寄り見惚れていると駿さんが横に並んで私の腰に腕を回し引き寄せた。
「…綺麗だな…いつまでも見ていられそうだ」
「…本当に…こんな素敵な夜景を駿さんと見られて幸せです…」
駿さんを見上げて微笑む。すると私の頬に手を添えた駿さんの顔が近づいてくる。
「…美沙絵もこの夜景と同じくらい、いや、それ以上に綺麗だよ…」
ゆっくりと唇が重なり、愛する人の腕の中で甘いキスに酔いしれた…。
お風呂にお湯を入れて交代で入る。こんなに広いんだから一緒に入ろう、と何度も乞われたが、ダメです、もし途中で入ってきたら絶対に許しませんから、と断固として拒否した。
不満げな顔の駿さんを無視して私は着替えを持ってバスルームに逃げ込んだ。一緒に入るのももちろんだが、昼間に買ったベビードールを駿さんの目の前で身に着けるのはさすがに恥ずかしすぎる…。
いつも以上に全身を丁寧に洗って、4人くらいは入れそうな浴槽にゆっくり浸かった後、上がって体を拭いてからアメニティグッズに手を伸ばす。さすが高級ホテルだけに絶対に手が出ないようなものばかり揃えられている。せっかくだからと惜しげもなく使って念入りにスキンケアをしてドライヤーで髪を乾かした後、ベビードールとショーツを身に着けて鏡の前に立った。ああ、よかった、そんなに透け透けじゃなくて。それに実際に身に着けると肌触りのよさをさらに実感できる。上にバスローブを着てからリビングに戻った。
ソファでニュースを見ていた駿さんがテレビを消して立ち上がると、寝室で待ってて、と私の額にキスをしてから浴室に向かった。
ベッドに腰かけて待っていると、ほどなくしてバスローブを羽織って寝室に入ってきた駿さんに心臓が跳ね上がった。お風呂上がりの駿さんはいつもセクシーに見え、一瞬本当にどこかのモデルさんが入ってきたのかと思ったくらいだ。顔を紅潮させていると私の隣に腰かけて肩を抱かれる。
「待たせたな。寒くないか?」
「いいえ、大丈夫です」
「今夜は遠慮なく好きなだけ美沙絵を抱くから…朝まで寝かせないよ…」
熱を帯びた目にぶつかると、唇が重なり、バスローブの紐を解かれ、前をはだけさせた。
「…! これは…」
私のベビードール姿に駿さんが目を見開く。
「あ、あの…昼間、お店で…。駿さんが気に入ってくれるかなって…」
「…美しい…まるでウェディングドレスのようだ…。立って、よく見せてくれ…」
私をベッドの横に立たせると、感嘆のため息を付きながら惚れ惚れした表情で見つめられる。恥ずかしくなって俯くと、駿さんの熱い手が肩に触れ、肌触りを確かめるかのようにベビードールを撫でられる。その感触に、あっ…と吐息が漏れた。
「俺のために…ありがとう…もっとじっくり堪能して目を楽しませたいが、ごめん、余裕ない…」
私を掻き抱くと激しく口づけされる。舌が差し込まれ絡まり合う。何度も何度も、愛してる、と囁かれながら、性急にベビードールの中に顔が入り、胸に熱い唇が触れ、先端を舌で転がされる。電流が走ったように背をのけ反らせると、さらに激しく舌が蠢く。そして片方の手がショーツの中に入ると、すでに蜜が溢れている箇所に触れ、指が中に入ると同時にその上の一番敏感な芽をクルクルと撫でられた。
「…ッアァ! ダメ…!」
一番感じる箇所を知り尽くしている指が的確に一定のリズムで動き続ける。
「アッ、アッ、ン、アンッ、駿、さん…! もう…、も…ダメ…!」
「いいよ、イって…!」
「…………ッ!」
思いっきり体をしならせながら声なく達した。
ぐったりしている間にすべて脱がされ、準備が整った駿さんがゆっくりと入ってきた。
「…ん…ハァ…」
「…ああ、美沙絵、愛してる…」
「…私も…愛してる…」
その瞬間、グンッと最奥まで突かれ、アアッ! と声が上がる。
駿さんから熱い吐息が漏れるとギュッと抱きしめられ体がピッタリと重なる。
ああ、幸せ…。
「…ああ、気持ちいい…愛してる…美沙絵…」
口づけを交わしながら、駿さんが動き出す。最初はゆっくりと、徐々に早く激しくなる…。中の一番感じるところを突かれ続けると、恥ずかしさも忘れて嬌声を上げ続けた。
繋がりながら外の敏感な芽を指で小刻みに刺激された瞬間、中がうねって一気に弾け飛んだ。
「………アアアアアアアアァ!!」
その後も、一度で満足するはずのなかった駿さんに、宣言通り朝まで何度もたっぷりと愛された。
せっかくこんな素敵なスイートに泊ったのにほとんど満喫できず、疲れ果ててベッドから起き上がれずにルームサービスの朝食を取る気力も体力も無く、チェックアウト直前までぐったりとしていた私に、駿さんが本気で心配してオロオロしていた、新婚2日目のことだった。
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