ポラロイドの夜

壺の蓋政五郎

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ポラロイドの夜1

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 紅一色に染まった小島の木々が、急斜面を滑り台代わりにしてコバルト色の湖面へと今にも潜り始めようかと迫る、小雪が過ぎたばかりの暁光でした。吊り橋の影は正眼に構えた日本刀のように鋭くあちら側に突き刺さっています。
 あちら側から彼女は歩いて来ました。トレッキングには不釣合いな真っ白なスーツと白い帽子に白い手袋、それにきっと透き通るような肌色に違いない首筋をパープルのネッカチーフが隠していました。都心ならそれで充分な服装であっても、この紅葉の寸又峡では肌着一枚に等しい。コートを車の中に置いてきたのでしょうか、踵の高い白いロングブーツ履きの彼女は橋の中央に立ち止まり、湖面に向かって手を合わせ、何かぶつぶつと独り言を呟いているようです。
 こちらの袂で私は彼女が渡り切るのをじっと待っています。擦れ違う恐怖感を与えては失礼かと、ささやかなやさしさからです。しかし彼女の独り言は止みそうにありませんでした。もしかしたらこの景色にそそのかされて、自分でも気が付かぬうちに子供の頃に記憶したメロディを口ずさんでいるのかもしれません。一泊二日の時間制限された私の旅は時計に雁字搦めにされています。予定している散策をきっちり終えて、十四時二十五分発の千頭行きのバスに乗らなければなりません。それを乗り過ごしてしまうと横浜に戻るのは二十一時を回ってしまい、ファミリーレストランで食事をする約束を破ってしまいます。待っているのは家内です。所帯を構えて十七年が過ぎました。残念ながら子宝には恵まれませんでした。一時期家内は自分の体質のせいであると自責の念に駆られ、軽い精神障害を発症しましたが、いつしかそれは神様の采配と開き直るようになると家内の病状も回復したのでした。もし子供を授かったとすれば必要となる養育費、教育費を、生きているうちに楽しもうと、それぞれの趣味に費やすように決めました。
 うちの夫婦に限ったことではないでしょうが、価値観、趣味趣向がまったく同一のカップルなどいる筈もなく、お互いが我慢し合って生涯を、或いは一時期を過ごしているに違いないのです。愛は時と共に深まるものなのか、それとも薄まるものなのかは愛し合い始めたときには誰にも予想がつかず、許し合った欲望の勢いに任せ同部屋の住人となっただけでした。離れていると沸く欲望も、ちっぽけな空間の手を振れば当たる位置に常時いるようになるとそれはテーブルや食器棚とあまり変わらない存在になってしまうのです。箪笥になった私とソファーになった家内は蹴飛ばせば破れてしまう薄っぺらな襖とダンボールでこさえたドアに阻まれ、いつになっても向かい合うことはなくなりました。そして五年前からこれでは『意味がない』と、お互いが『意味のない』のその意味を曖昧にして始めたのが二か月に一度の食事会でした。
「どこにします?」
「戻るのは八時を回ってしまうし、近い方がいいなあ」
「じゃあ、下で、九時に」
「ああ、下で九時」
 お互いが夫婦は一緒に暮らすという世間体的な作業を、まさに世間体と、一先ずお互いの棲家を確保しておくために始めた偽りの愛情確認でした。当初は、お互いが夫婦修復の可能性も有りと意識して、服装にも気を遣い「乾杯」などとトレンディドラマのワンシーンを演じたりしていましたが、それも長くは続きませんでした。雑誌で紹介されているリストランテ探しも四、五回で打ち切り、今や下のファミレスの常連となりました。エレベーターを降りて一度マンションのロビーを出て半周して、階段を上がり店に入る、そんなことすら億劫になってきました。店の若い女性の来店歓迎のセレモニーもいつしか『いらっしゃいませ』から『こんにちは』に変わってしまうと、とうに賞味期限が切れた腐る寸前の儀式は終焉に向け突き進み始めています。私も家内も仕事の都合で遅れると言う恰好の嘘の電話を待つのが愉しみになりました。そして今や夫婦という作業は断ち切られ、永遠に交わることのない平行線を歩き出していたのです。こうなると『残念ながら子宝』というのは『幸いにも』と入れ替えるのが適当でしょうか。

 橋を渡り出した私に彼女は気付いていないようでした。揺らさぬよう彼女の後ろを静かに通過しようと考えていましたが吊り橋の構造上中心部は確実にその揺れを増幅させていたのでした。しかし彼女は手摺にしがみ付くこともなく揺れに任せて前のめりに落ちていったのです。私が掴んだパープルのネッカチーフはするすると彼女の首から外れてしまいました。安物のマジシャンが両端を軽く引っ張ると、結び目が解けてしまうように、ゆっくりと滑らかに彼女の襟から外れてしまったのです。コバルト色の湖面にスローモーションで落ちていく彼女は「あいちゃんごめんね」と言ったように聞こえました。頭から湖面に吸い込まれた彼女はきれいな着水をしたきりあがって来ることはありませんでした。
 私は玉子型のトンネルを走りました。平日の早朝とあって観光客の姿はありませんでした。民宿に駆け込み電話を借り、匿名で女性が湖水に飛び込んだと警察に通報しました。まさに眼前で人が落ちるのを見た恐怖と、私の手に残ったまだ温もりのあるネッカチーフの感触、それに警察へ匿名で電話したうしろめたさが一切の予定をキャンセルさせたのでした。そして暖機運転をしているタクシーに飛び乗り、逃げるように千頭駅の改札を潜りました。楽しみにしていた散策など既に私の脳裏から離れて、早くこの大井川を下ってしまいたい念が脳内を支配していました。この電車に乗ってしまえばその支配から解かれると、ホームと車両との間の、僅か二十センチ足らずの隙間を跨いだその刹那、引き戻される強い衝撃を受けたのです。
「あなたですね、電話?」
「急ぎますので」
「ちょっとちょっと、人が飛び込んだんでしょ、話ぐらい聞かせてよ」
 男はリュックの肩掛けを掴んで私をホームへ引き戻しました。私の乗車を待っていた駅員に男は顎を突き出しました。「行け」という合図でしょうか、電車はゆっくりとホームを離れていきました。
「手を離してくれませんか、失礼じゃないか」
「すいませんねえ、私もあんたが電話しなきゃ本署に戻って休暇に入るはずだったんだがねえ。ついてないよ」
 男は警察手帳を私の目の前に突き出しました。
「中村です。女が飛び込んだんでしょ、それをあなたが目撃してフジミ屋から電話した。人の命がかかっているんだ、食事の予約ぐらいだったらキャンセルして時間を割いてくれてもいいじゃないか。あんたも多少の良心があって連絡したんだ、死んでしまったら後味悪いだろ」
 あてずっぽうでしょうが食事の予約とは見事に当てたものだと感心し、緊張が一瞬緩みつい吹き出してしまいました。
「なんかおかしい俺の顔?」
「失礼、ところで死んでしまったらって、捜索は?」
「悪戯電話ってこともあるしね、そんなにすぐに動くわけにはいかないんだ。我々税金で食わしてもらってるから、無駄遣いはできない、最近特にうるさいしね」
「そんな暢気なことを、人が湖に落ちたんだ、早くしないと」
「フジミ屋の親父と近所の消防団が何人かダムに向かったそうだ。運がよけりゃ助かるし、運が悪くても本人の希望通りになる。自殺であればの話だがね」
「どういうことですか自殺であればとは、私を信用していないのですか」
「そうむきになりなさんな、署で話を聞こうじゃありませんか」
 中村というこの男、眼が異常に赤く、毛細血管が透けています。細い舌先で上唇をチロチロと舐めては私を見つめ笑っています。
「私を疑っているならばからしい」
「仕事だからさ、いろんなこと想像するんだよね。ごめんね」
 署に連行された私は中村刑事の繰り返される執拗な質問に辟易としながらも同じ回答をする以外になく、見たまま、記憶のままを暗記してしまった小説のさわりを脳内のページを捲っては発声しているかのように答えるだけでした。幾度答えても舌なめずりで聞こえぬふりを決め込む中村刑事に業を煮やして、大声を張り上げては敵の思う壺だと冷静を装っていました。
「でも不思議だよなあ、吊り橋の真ん中でさあ、紅葉を楽しんでいるレディがいてさ、揺れを気遣うなら一声かけても不思議じゃないだろう、そうでしょう橘さん」
 テープを巻き戻して再生したように音量もイントネーションもまったく同じである私の回答にようやく中村刑事は飽きてきたのでしょうか、机を強く叩いたりして威嚇し始めました。しかし私が知り得ている情報は、橋の上で独り言を呟き、擦れ違いざまに「あいちゃんごめんね」と聞こえた言葉と同時にコバルトブルーの湖面に吸い込まれたことしかありません。白いスーツにハイヒール、パープルのネッカチーフ?ネッカチーフのことは忘れていました。そのままリュックの肩掛けにリボン結わきにしていました。この場で思い出したと打ち明けても信用してくれるとは到底考えられません。隠すことが賢明でしょう。
「彼女は見つかりましたか?」
「捜索は夕方五時で打ち切りました。本当に飛び込むのを見たの橘さん?まさか悪戯電話じゃないよね、だから匿名で電話して逃げたとか」
「かわいそうに」
「彼女が?」
「いえ、疑うことに麻痺してしまったあなたがですよ。自分で煙草を置き忘れても家族の誰かを疑うんでしょあなたは」
 繰り返される問答はまさに根競べでした。ネッカチーフのこと以外に嘘やごまかしはありません。真実を話しているという自信が蛇のようにしつこいこの男の脅しにも屈服しないで頑張れるのでした。ただリュックの肩掛けに結わいたパープルのネッカチーフに気が付かなければいいのですが。
「電話させてくれませんか、自宅に」
 私は旅には携帯電話を持ち歩かないことにしています。旅先に来て尚世間から監視されているようで嫌だからでした。
「ああそれがいいですね、もう電車も間に合わない。うちもこれ以上あなたを拘束するわけにはいかないし、立派な宿泊施設もないんでね、どこか宿紹介しようか」
 タクシーを乗り継いでも帰ることはできますが、きっとこの男は私を追って来るでしょう。私も出来ることならこの一件を横浜まで持ち帰らずに、ここで、この寸又峡で済ませてしまいたかった。
 理由が理由だけに家内もすぐに理解してくれましたがその半面、私が突き落としたのではないかと疑っているように感じたのは思い過ごしでしょうか。少なくとも、あの狭い橋の上で擦れ違いざまに起きた自殺という偶然は、このニュースを見聞したすべての人が疑って然りでしょう。
 宿は昨夜世話になった民宿『深草』にしました。宿まで中村刑事が送ってくれました。亭主に何か耳打ちし「じゃ明日」と言い残してタイヤが空回りするほどのスピードで狭い坂道を下って行きました。
「さあさあどうぞ、蕎麦でも作りますから」
「彼は何か?」
「いえ特に、はい」
 私が外出したら連絡をしろとでも耳打ちしたに違いない。ところでもし彼女が発見されなければ私はどうなるのだろうか、発見されるまで監視下に置かれるのだろうか。それともでっち上げであると判断されその罪で裁かれるのでしょうか。いずれにしても面倒はごめんである。彼女には申し訳ないが明日未明にでも人目に付く所に浮いていてくれることを願うのみです。それ以外に私の潔白を証明する手立てはないでしょう。
「熱いうちにどうぞ」
「ありがとう、無理を言って申し訳ないが常温でいい、酒を二本ほどお願いできるだろうか」
「はい、すぐにご用意致します」
「風呂は入れますか?」
「はい何時でもご随意に、今晩はお客様お一人ですから」
 私は何より身体を洗い流したかった。山歩きやスポーツで掻く汗と違い取調室での汗はひどく粘りが強いような気がする。粘る上に臭いもきつく一時の我慢もならなかった。亭主が酒を用意している間に洗い流してしまおうと湯船に向かうと「お電話です」と厨房から声をかけられた。中村刑事だった。
「明日の予報が外れて幸いにも天気が良いそうです。山の天気は変わり易いから。夜明けと同時にうちの数人と消防団がダムに捜索に行きます。もちろん私も立ち会いますよ、行きがかり上ってやつですか、橘さんも飲み過ぎないように、まあ二本ぐらいが適当でしょう。それじゃ明日お迎えにあがります」
 酒の本数まで報告していた亭主は私の視線を逸らしている。浴衣を脱ぎ捨て身体も洗わずに湯に飛び込んだ。さらにタオルで身体をごしごしと擦った。非常識極まりない行為だが身も心もすっきりした。部屋に戻ると徳利が三本と漬物が用意してあった。中村刑事への正直な報告と相殺するつもりだろうか。すっかり汁気がなくなり伸び切った蕎麦をすすりながら酒を呑んだが酔って眠気を誘うまでには至らなかった。五本も用意させればよかった。
 たった一日だが昨日より山の紅は色を濃くしていた。紅も度が過ぎると黒に近く、やはり紅葉狩りというのはその年の気候によってピンポイントで決められた一日か二日が最高に楽しませてくれる山の贈り物なのでしょう。その一両日に人々が群れてまでも足を運ぶのは、それだけの価値があるからでしょうか。
「いたぞ」
 消防団の一人が彼女を発見しました。彼女は昨日歩いて来たあちら側の、半分水中に沈んだ松の根にうつ伏せ状態で引っ掛かっていました。
「悪戯電話じゃなかったんだ?」
 中村刑事は舌をチロチロさせながらシートの上に仰向けにされた彼女を見つめていました。私は合掌をして彼女の冥福を祈りました。一瞬の擦れ違い様に起きた偶然ではありますが、覚悟を決めて飛び込むつもりでいたにしても、私が渡る揺れがそのタイミングを、もしかしたら早めてしまったのかもしれないと思うと胸が痛みました。
「いい女じゃないか、もったいない」
 中村刑事の一言一言が私を挑発しているかのような物言いでした。
「帰っていいですか?」
「残念ですが仕方ありませんねえ、あまり拘束していると上がうるさくてね。橘さんは身元もしっかりしているし逃げるようなことはないだろうから。千頭まで送りますよ」
「逃げるとはどういう意味ですか」
「どうもこうもないですよ、自殺と確認するまでですよ。そんな目くじら立てなくても、何しろ税金で食わしてもらってるからしっかりと働かなきゃならないもんで、ねえそうでしょ橘さん」
 私が改札を抜けて振り返ると中村刑事は駅員と話している。顔馴染みなのだろうか笑いながら駅員の胸を拳で突いた。私に気付いて右手を上げた。そしてダイヤルを回すジャスチャーをしている。電話をするという意味なのだろう。
 電車が動き出すと背筋に寒気が走り全身に鳥肌が立った。緊張から解けたからだろうか疲れがどっと出てきた。ヘルメットを被った小学生の一団が前の車両に走り出した。その可愛い足音が私の睡魔に拍車をかけた。
「お客さん、終点ですよ」
 途中一度も目が覚めずに金谷に到着した。売店でコーヒーを購入して一気に飲み干した。家内に頼まれていた川根茶を購入しリュックに押し込んだ。
「お帰りなさい、大変だったわねえ」
「ああ、とんだ災難だった」
 家内は珍しく私を玄関まで出迎えてくれた。
「電話がありましたよ中村刑事から、真っ直ぐお帰りになれば二時過ぎには戻れるでしょう、お食事の約束をキャンセルさせてしまって申し訳ない、今晩はゆっくりと楽しんでください、だって。親切な刑事さんじゃない」
 中村が刑事であるとどうして家内は知っているのだろうか、まさか電話口で刑事と名乗る警察官もいないだろう。
「少し疲れた、夕方まで横になる。会社には連絡しておく、今週いっぱい休む。私がいなくても体制に影響はないだろうから」
「私出掛けますから。お食事は好きな物を届けていただいてください」
「なんだ一緒に食事でもしようかと思っていたのに、遅くなるのかね」
「あなたのようにお泊りにはなりません」
 家内の都合が悪くて幸いだった。人と向かい合うことが億劫になっていた。三角のチーズでウヰスキーを飲み始めると「それじゃよろしく」と家内は、私と同伴の用向きに出るときには着たこともない洒落た白いスーツに着替えて出て行った。グラスに並々と注いだウヰスキーを一気に干すとベッドまで這って行くのも面倒になりそのままソファーに崩れてしまった。疲れと睡魔が思考能力を低下させ、昨日のことは現実だったのか夢だったのか曖昧な感覚に閉じ込めてしまう。橋から落ちる彼女のネッカチーフが私の手に残った。落ちていく彼女をずっと見つめているが湖面には中々辿り着かない。ようやく着水したと思ったらまた橋の上に彼女は立っている。夢の中でその繰り返しが続いている。夢だから眠っているのだろうと安心していたが眠りは浅く、家内の帰宅、シャワーを流す音、そしてスリッパがフローリングを叩く音が往復するまで生々しく記憶している。
 喉がカラカラに渇いて冷蔵庫からビールを出して一気に飲み干した。そしてトイレの帰りにベッドに潜り込んだ。ソファーに寝ていたため身体の表面は冷たく、更に冷えたビールによって内臓からも寒気がしてきた。
 朝方夢は消え、室内も無音の状態になりこのまま意識を失うだろうとうつ伏せでシーツのひんやりとした感触を味わっているとどこからか私を呼ぶ声が邪魔をしている。返事をする気力も、返事をするという条件反射も思考の中から完全に消えていた。しかし止むことのない私への呼びかけは正常な機能を徐々に復活させつつあった。そしてその呼び声が電話のベルと気付くまでに数十分いや数時間かかったかもしれない。
 寝室のドアを開けるとベルの音は完全に私を現実に引き戻してくれた。時計を見ると十一時を回っている。ソファーに倒れテーブルに足を乗せた。晴れていれば矢のように差し込む日差しもない。カーテンをおもい切り滑らすとベランダの手摺から雫が垂れていた。諦めると楽観していたベルは一向に鳴り止まない。まるで私が目の前にいるのを知っているかのようだ。
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