レディブラスト 〜The Young Justice〜

橘樹太郎

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第17話:Are you ready for the countdown?

17-2:思い出の場所

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 現彦くんが学校に来てから、休みに入り、私は思い出したかのように未来科学センター跡地へ向かった。

 ある意味、ここが全ての始まりだと言っていい程の場所であり、事故があって以来、訪れる事は殆どなかった。


 センターの機能していない正門にはバリケードテープが伸ばされているものの、警備員が1人も見当たらない・・・・・・というか居なかった。

 完全に放置されているようで、守衛室の前には17個のお供物が置いてあった。

 お供物は一つずつ違うものが置かれており、死傷者が居なかった筈なのに、誰がこんなに置いているのだろうと思っていた。


 私が気になっていると、後ろから声をかけられる。ただ、警備員の声では無い。どう聞いても、私と同年代ぐらいの声だった。

 振り返るとそこには、同じ被害者である現彦くんがいた。

「あれ、奇遇だね」

 ───彼を見た瞬間、私は言葉にならない声を上げた。

「ミカちゃん、面白い声出すね」

「あ、あの・・・・・・」

「えーっ、僕の事まだ思い出せないの!?」

「いや、そうじゃなくて、その・・・・・・」

「もしかして見慣れないとか?」

「う、うん」

 私が見慣れない事を指摘されて頷くと、彼は笑った。

「───無理もないね、昔は太ってたんだから。でも安心して、これは病気とかで痩せた訳じゃないから」

 病気じゃないんだ・・・・・・と安心する私は警戒を緩ませ、久しぶりの級友ともだちとセンターから離れたベンチに座って話を始めた。



 ここでひとつ、現彦くんについて話しておかないとね。
 彼は十条現彦───十条エンタープライズ社長の御曹司・・・・・・という事であったが、今は別の人に社長の座を渡したとの事だった。

 昔は彼自身が言うように肥満体型だったのだが、今に至る間に何があったのか、凄い痩せてイケメンに変わった気がする。
 あと、性格も前は内気だったのに、今じゃ眩しいぐらい自信に溢れてるし・・・・・・ほんと、人って変わるものだなぁ。



 私が現彦くんと話している途中、彼は衝撃的な事を言い、私を驚かせた。

「───ミカちゃん、僕と"デート"しない?」

 「えっ、冗談でしょ?」って思うじゃん?
でも彼、本気マジっぽい。

 そりゃあ話の区切りを見計らってこんな話されたら返答に困るけど・・・・・・でも、彼がデートしてくれるなら、一度ぐらいは・・・・・・

「・・・・・・ちなみに"本気"で言ってる?」

「君が望むなら」

 私は少し考えた後にOKし、ここから私達の交際が始まった。
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