もう一度君と会いたい

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冒険者になるまで

ギルマスに話ました

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次の休みの日にラルの家でギルマスに会うことになった。
次からはギルドで話すが説明に時間が掛かっても大丈夫なようにラルがセッテングしてくれた。

緊張しながらラルと待っているとドアを叩く音がした。

「よおラル、じゃまするぜ」

そう言って入って来たのは如何にも冒険者と言う出で立ちの男性だった。

「君がクロムくんか?私はギルドマスターをしているフィガロ.サンチェスだ。
らるからなにか相談があると聞いてきた」

そう言って勝手知ったる我が家の様に飲み物を入れてソファーにすわった。
そんなギルマスにラルは、

「そうなんだ、ただ絶対に他言はしないでほしくて家によんだんだ」

ギルマスはラルを知ってるからかすんなり頷いてくれた、クロムの直感もいい人と判断した。

「フィガロ君を信じて話すよ」

そう言ってラルは話を初めた。

「クロムにはかなりの常軌をいっしたスキルなどがある、確実に貴族、王族や色んなギルド、下手したら人間兵器として使われる」

そうしてスキルや魔力量、属性や剣術、薬製造、治癒など全てをはなした。
ギルマスは唖然としていたそりゃラルみたいに傍にいた事のないギルマスからすれば、信じられないだろうし驚くだろう。

「済まないがこの水晶に手をかざしてくれないかな?」

そう言って取り出したのは鑑定用水晶でラルから持って来るように言われてたみたいだ、恐らくすぐには信じて貰えないのが分かってたんだと思う。

僕は言われてた通りに水晶に手をかざした。
その途端部屋の中が眩い虹色の光で覆われた。
ギルマスはかなり驚いていたが流石はトップなだけあって直ぐに鑑定内容等の確認を始めた、そして納得したようで真剣な表情でラルと僕に話始めた。

「確かにこの結果はヤバい確実に狙われる」

「だからクロムを卒業と同時にSランクにして守りたいんだ、色んな権力から守るにはそれ以上の権力がいる、平民のままなれて王命すら断れるのは国を守る事の出来る最強の冒険者であるSランクだけだ」

「いくらなんでも2年では難しいんじゃないか?」

「クロムなら出来ると思うかなりの討伐クエストをクリアーさせて僕とパーティを組んで大物を倒させる」

2人は真剣に話あってくれて、バランスを考えて2年間はラルと同じAランクのタンクとBランクのプリーストを付けてくれた。
秘密はラルが上手く隠してくれて寄生と言われないようにしてくれた。

話あいから半年後にはクロムはBランク相当の実力がついていた。
周りも少しずつクロムを認め始め仮登録の最強ルーキーと認知され始めた。

そこからまた半年が過ぎてAランクの実力を身につけた頃いよい14歳を迎えて教会で祝福を受けた。
学園もほとんどの授業を飛び級制度を使って終わらせて執事試験もクリアした、これでSランクになって卒業したら上手くいく、だが周りもクロムの有能さに気づきはじめた。

学生への勧誘などは厳しく禁止されているので今は良いが成人したら一気に来るだろう、その為にも確実にSランクにならないといけない。

祝福を受けてからさらに半年がたち、卒業まであと半年いよいよSランク試験のためのサポートをする事になった、先に全ての実績や貢献、試験を済ませて正式に冒険者となったと同時にSランクになる為に必要な最後の試験、後で仮登録で文句を言わせない為に3ヶ月する事になった。

ちなみにクロムの2年限定パーティのメンバーは全員 Sランクになり、パーティはSSランクになった。

最後の試験はちょうどペアにされたのが魔術師の女の子だった。
本当は男の子に限定したかったが、日にちの兼ね合いで今回は引き受けた、案の定一目惚れとやらをされた。

こうして魔の3ヶ月を過ごす事になった。


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