もう一度君と会いたい

冒険者になるまで

クロムはぶれません

サポートをする女の子の名前らリリスと言う女の子は子爵家の3女で家のために好きでもない人に嫁がされるのが嫌で冒険者になろうと決意したらしい。

そこでクロムに一目惚れしたらしくサポートの回数を増やしてきたり泊まりのクエストを受けようとしたり討伐にふさわしくない胸元の大きくあいた服にしてきたり、叱るとビキニアーマーの防具にしてきた。

最初は可愛いアピール程度だから躱していたがひと月がたつ頃にはかなり体を使って誘惑してこようとしてきた。
魔術はまあまあの実力があるし、討伐も色々しでかすけどきちんとするのだが、それ以外の時間まで傍にいようとしてくる、想い人がいる事も伝えたがめげない。

「リリスいい加減にしてくれないか？」

今日もサポートが終わり帰ろうとしたクロムの腕にしがみつき胸を当ててきながら家に来ようと離れてくれない彼女に冷たく言う。

「嫌♡クロムさんのお家が見てみたいんだもん、ねっお願い～」

絶対にお断りだ、入れたら最後服でも脱ぎ出して騒いで既成事実でもつくられそうだ。

「それは無理だよ、僕の家には僕の想い人しか入れないしそれは君じゃないからね、サポーターとして以外関わる気は無いよ」

そんなやり取りをしながらサポートも2ヶ月半程たち討伐も上手く出来る様になったリリスはあと半月でサポートが終わってクロムに会えなくなることに焦っていた、そして遂に実力行使に出て来た。
討伐が終わりひと息着いた時に飲んだお茶に媚薬を入れて来た。

「クロムさん、貴方が好きなの他の人なんて見ないで私の物になって」

媚薬が効いたと思ったリリスはクロムに跨りその手を胸に持って行こうとした。
しかし、クロムは解毒薬をいつも歯に仕込んであったので即解毒した。

「やめろ、気持ち悪い同意もなく無理やり肉体関係を持とうとするなんてどうかしてるよ。もう討伐は出来る実力は付いたから今日でサポートは今日で終わりとします」

リリスを突き飛ばし淡々と告げてそのままギルドで彼女の行動を報告した。
リリスは涙をためて必死で好きだと訴えて来たがやった事は到底許されることではないと話をして1滴の愛情も無いこと逆に今回の事で嫌悪感すらある事を伝えると青い顔になり泣き崩れた。

その後のことはギルマス達にお願いしてその場を去った。
残り半月分は別の男の子をひと月サポートして補った。

そしてSランクになる為の準備が整った。