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第一章 白金の蛛網
第一話 プラチナ案件の招待状
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「私の家でちょっとしたお小遣い稼ぎをしませんか?お給料は弾みますよ」
フリーターである響介がそんな怪しい勧誘を受けたのは、重苦しい湿気に満ちた、真夏の夕暮れ時のことであった。
遡る事、二十分前。日雇いの引っ越しバイトを終えた響介は、水をがぶ飲みしながら通りを歩いていた。むせ返るような熱気の中、彼は涼を求めて屋根のある商店街へ逃げ込んだ。
食欲をそそる揚げ物の匂いが鼻をくすぐる。
「へい、兄ちゃん! 何か買ってかない?」
威勢の良い店主に呼び止められ、ショーケースを覗き込む。450円の黒毛和牛コロッケを食べたい衝動を抑え込み、85円のチキンカツを一枚買う。安アパートでギリギリの生活を送っている彼にとっては、ほんの少しの出費でも痛いのである。
ソースの染みたカツを頬張りながら歩いていると、広場の片隅に置かれたストリートピアノが目に留まった。景観の一部として風化しているかのように、誰もその存在を意識していない。
「これ、本当に鳴るのか……?」
もしかしたら壊れているから誰も弾かないのではないだろうか。疑いながらも、響介は吸い寄せられるようにピアノの前に座った。持っていたキーボードは売り払ってしまったので、目の前に鍵盤が広がる光景は久しぶりだった。
軽く鍵盤を叩くと、やや調子の外れた安っぽい音が鳴った。しかし久々の鍵盤の感触に、彼は胸の高鳴りを覚えた。
彼はラフマニノフの『鐘』を弾き始めた。久しく鍵盤に触れていなかったが、指はちゃんと動きを覚えていた。
重厚な旋律がアーケードに広がる。だが所詮は素人の荒削りな演奏だ。忙しなく行き交う通行人たちは、一瞬目を向けるだけで、誰一人足を止めることはない。 それでも響介は演奏に没頭し、指先に宿る衝動のままに、壊れんばかりの勢いで鍵盤を叩き続けた。
「さて……帰るか」
現実に戻り、ピアノから離れようとしたその時だった。
「すみません。ちょっとよろしいでしょうか」
逆光の中、女の声が聞こえたかと思えば、白い日傘が彼の道を塞いだ。傘の下から覗く、女のその凛とした静かな佇いは、異様なほど周囲の喧騒から浮き上がって見えた。
宗教の勧誘かセールスか。響介は「近づくな」と言わんばかりの威圧感で女を睨みつけた。身長186センチ、派手な赤い髪とピアスじゃらじゃらの耳。その鋭い三白眼を細めれば、大抵の人間は恐れをなして逃げ出していく。面倒な相手を追っ払うには実に便利な外見である。
だが、女は微動だにしなかった。響介の巨大な影に全身をすっぽり飲み込まれているにも関わらず、まるで恐怖という感情が欠落しているかのような凪いだ声で話を続ける。
「先ほどは素晴らしい演奏でした。ここへはよくいらっしゃるんですか?」
「別に」
ぶっきらぼうに答えて去ろうとしたが、女は頑なに道を譲らない。
「もしかして、音大生の方でしょうか」
響介は苛立たしげに舌打ちした。
「音大どころか中卒のフリーターだよ。つーかそこどけよ」
響介は女を振り切って大股で歩き出したが、彼女は日傘を揺らしながら早歩きで追ってきた。
「お忙しいところ申し訳ありません。ですが、どうしてもお願いしたいことがありまして」
彼女は再び響介を追い越し、真正面に立ちはだかった。
「私の家でちょっとしたお小遣い稼ぎをしませんか?お給料は弾みますよ」
「は……?」
響介はあからさまに怪訝な顔をした。
「もういい加減にしてくれ。俺はまだ闇バイトに手を染めるほど落ちぶれちゃいねーよ」
「いえいえ、決して怪しいバイトの勧誘などではありません。ホワイト案件……いえ、プラチナ案件ですよ」
「は?……プラチナ?」
怪しさのグレードが一段上がった。
「自分からホワイトだのプラチナだのって言ってる時点で怪しいんだよ。どうせ一日中、老人の名簿相手に詐欺電話を掛けろとか言うんだろ」
「違います。私の家でピアノを弾いてほしいんです」
「ピアノ?なんで俺があんたの家でピアノを弾かなきゃなんないんだよ」
「あなたの演奏をじっくり聞きたいからですよ。時給5000円でどうです?」
「ごせっ……マジかよ」
つい食いついてしまった。そんな彼の様子を見て手ごたえアリと感じたのか、女はもう一押ししてきた。
「必要であれば交通費等もお出ししますよ。通うのが難しいようでしたら、空いている部屋をお貸しすることもできます。ちなみに住み込みの場合は、家賃、光熱費、水道代、食費、雑費などはすべてこちらで持ちます」
響介はあんぐりと口を開けた。
「家賃なしでタダで住まわしてくれるって?あんた、それマジで言ってんのか」
「ええ。あなたが私の専属ピアニストになってくださるのなら」
「せ……専属ピアニスト?」
「ええ。私のために一日一時間から二時間ほど、ピアノを弾いてくれるだけで構いません」
あまりに現実味のない話だった。だが、喉から手が出るほど金が欲しい。響介は去ってしまうのが惜しい気がして、つい詳細を問い直した。
「俺は素人だぞ。金があるならちゃんとしたプロを雇えばいいだろ。なんで俺なんだよ」
「プロだとか受賞歴があるだとか、そういった肩書きや実績に興味はありません。私は純粋にあなたの演奏が気に入ったからスカウトしているんです」
「わけわかんねぇよ…。素人の演奏聞くために普通そこまでするか?しかも初対面の男相手に」
「素晴らしい演奏家を手に入れるためでしたらお金など惜しくありません。音楽こそ私の生き甲斐ですから」
響介はふんと鼻で笑った。
「聞けば聞くほど怪しいな。素性もわからねぇ胡散臭い女に俺がホイホイついていくとでも思ったか?」
「ああ…失礼いたしました。ご挨拶がまだでしたね。私は司城絢と申します」
女は鞄から身分証を取り出し、それを名刺のように響介に差し出した。
「生年月日と住所はそちらに記載されている通りです」
確かに身分証の顔と女の顔は一致している。彼は改めて女を観察した。身分証から得た情報によれば、この司城絢という女は響介より二つ上の二十三歳のはずだが、年齢という概念そのものが通用しないように見えた。まるで時が止まった少女のように、瑞々しくも底知れない、ドールのような若さを湛えていた。
俗世とは切り離されたようなその異質さと身分証を惜しげもなく提示する潔さは、妙な説得力を持って響介の疑念を霧散させた。やがて響介の中でその「怪しい勧誘」は、司城絢から与えられる「夢のようなチャンス」へと擦り変わっていった。響介は身分証を司城絢に返し、改めて確認をした。
「本当にただピアノを弾くだけでいいのか?」
「ええ。考える時間も必要でしょうから、すぐにとは言いません。決心が固まりましたらこちらにご連絡をください」
彼女は連絡先を記した付箋を渡すと、響介の心に揺さぶりを掛けるかのようにもう一言付け足した。
「ただ、それまでの間に他の奏者が見つかった場合はお断りさせていただくことになります。ご了承ください」
くるりと身を翻し、優美な足取りで彼女は去っていく。その時たまたま通りかかった女子高生二人組が、絢の方を指さしてヒソヒソ囁き合っているのを、響介は盗み聞きしてしまった。
「ねぇ、あの人の差してた日傘見た?リス・ブランのロゴがついてたよ!」
「りすぶらん?なにそれ?」
「高級傘の専門ブランドだよ!安くても二万はするんだから。いいなぁ、あたしも欲しい~」
時給五千円だなんて夢のような話としか思えなかったが、今の女子高生たちの会話を聞いて急に現実味を帯びてきた。あの女の資産はそこそこ潤沢であるようだ。
決めるなら、早い方がいい。運命に背中を押されるようにして彼は駆け出した。アーケードの出口付近で絢に追い付き、背後から声をかける。
「おい!待ってくれ!」
日傘と共に絢が振り返る。息を切らしながら響介は言った。
「さっきの話……やるよ。住み込みであんたの専属ピアニストをやらせてくれ」
「まぁ、本当ですか。ありがとうございます。さっそくですがいつから来られますか?」
「いつでもいける。どうせ大した荷物もねぇし」
「そうですか。では来週月曜日の午後から来ていただけますか」
絢は住所を書きつけた付箋を響介に渡した。そして最後に、本来ならば一番最初に聞くべき事を尋ねてきた。
「今更ですがお名前をお伺いしてもいいですか?」
「……霧生響介だ」
「霧生さん、ですね。では来週月曜日にお待ちしております」
彼女の端正な唇が、獲物を捉えた愉悦に歪んだことを、響介は知る由もなかった。
フリーターである響介がそんな怪しい勧誘を受けたのは、重苦しい湿気に満ちた、真夏の夕暮れ時のことであった。
遡る事、二十分前。日雇いの引っ越しバイトを終えた響介は、水をがぶ飲みしながら通りを歩いていた。むせ返るような熱気の中、彼は涼を求めて屋根のある商店街へ逃げ込んだ。
食欲をそそる揚げ物の匂いが鼻をくすぐる。
「へい、兄ちゃん! 何か買ってかない?」
威勢の良い店主に呼び止められ、ショーケースを覗き込む。450円の黒毛和牛コロッケを食べたい衝動を抑え込み、85円のチキンカツを一枚買う。安アパートでギリギリの生活を送っている彼にとっては、ほんの少しの出費でも痛いのである。
ソースの染みたカツを頬張りながら歩いていると、広場の片隅に置かれたストリートピアノが目に留まった。景観の一部として風化しているかのように、誰もその存在を意識していない。
「これ、本当に鳴るのか……?」
もしかしたら壊れているから誰も弾かないのではないだろうか。疑いながらも、響介は吸い寄せられるようにピアノの前に座った。持っていたキーボードは売り払ってしまったので、目の前に鍵盤が広がる光景は久しぶりだった。
軽く鍵盤を叩くと、やや調子の外れた安っぽい音が鳴った。しかし久々の鍵盤の感触に、彼は胸の高鳴りを覚えた。
彼はラフマニノフの『鐘』を弾き始めた。久しく鍵盤に触れていなかったが、指はちゃんと動きを覚えていた。
重厚な旋律がアーケードに広がる。だが所詮は素人の荒削りな演奏だ。忙しなく行き交う通行人たちは、一瞬目を向けるだけで、誰一人足を止めることはない。 それでも響介は演奏に没頭し、指先に宿る衝動のままに、壊れんばかりの勢いで鍵盤を叩き続けた。
「さて……帰るか」
現実に戻り、ピアノから離れようとしたその時だった。
「すみません。ちょっとよろしいでしょうか」
逆光の中、女の声が聞こえたかと思えば、白い日傘が彼の道を塞いだ。傘の下から覗く、女のその凛とした静かな佇いは、異様なほど周囲の喧騒から浮き上がって見えた。
宗教の勧誘かセールスか。響介は「近づくな」と言わんばかりの威圧感で女を睨みつけた。身長186センチ、派手な赤い髪とピアスじゃらじゃらの耳。その鋭い三白眼を細めれば、大抵の人間は恐れをなして逃げ出していく。面倒な相手を追っ払うには実に便利な外見である。
だが、女は微動だにしなかった。響介の巨大な影に全身をすっぽり飲み込まれているにも関わらず、まるで恐怖という感情が欠落しているかのような凪いだ声で話を続ける。
「先ほどは素晴らしい演奏でした。ここへはよくいらっしゃるんですか?」
「別に」
ぶっきらぼうに答えて去ろうとしたが、女は頑なに道を譲らない。
「もしかして、音大生の方でしょうか」
響介は苛立たしげに舌打ちした。
「音大どころか中卒のフリーターだよ。つーかそこどけよ」
響介は女を振り切って大股で歩き出したが、彼女は日傘を揺らしながら早歩きで追ってきた。
「お忙しいところ申し訳ありません。ですが、どうしてもお願いしたいことがありまして」
彼女は再び響介を追い越し、真正面に立ちはだかった。
「私の家でちょっとしたお小遣い稼ぎをしませんか?お給料は弾みますよ」
「は……?」
響介はあからさまに怪訝な顔をした。
「もういい加減にしてくれ。俺はまだ闇バイトに手を染めるほど落ちぶれちゃいねーよ」
「いえいえ、決して怪しいバイトの勧誘などではありません。ホワイト案件……いえ、プラチナ案件ですよ」
「は?……プラチナ?」
怪しさのグレードが一段上がった。
「自分からホワイトだのプラチナだのって言ってる時点で怪しいんだよ。どうせ一日中、老人の名簿相手に詐欺電話を掛けろとか言うんだろ」
「違います。私の家でピアノを弾いてほしいんです」
「ピアノ?なんで俺があんたの家でピアノを弾かなきゃなんないんだよ」
「あなたの演奏をじっくり聞きたいからですよ。時給5000円でどうです?」
「ごせっ……マジかよ」
つい食いついてしまった。そんな彼の様子を見て手ごたえアリと感じたのか、女はもう一押ししてきた。
「必要であれば交通費等もお出ししますよ。通うのが難しいようでしたら、空いている部屋をお貸しすることもできます。ちなみに住み込みの場合は、家賃、光熱費、水道代、食費、雑費などはすべてこちらで持ちます」
響介はあんぐりと口を開けた。
「家賃なしでタダで住まわしてくれるって?あんた、それマジで言ってんのか」
「ええ。あなたが私の専属ピアニストになってくださるのなら」
「せ……専属ピアニスト?」
「ええ。私のために一日一時間から二時間ほど、ピアノを弾いてくれるだけで構いません」
あまりに現実味のない話だった。だが、喉から手が出るほど金が欲しい。響介は去ってしまうのが惜しい気がして、つい詳細を問い直した。
「俺は素人だぞ。金があるならちゃんとしたプロを雇えばいいだろ。なんで俺なんだよ」
「プロだとか受賞歴があるだとか、そういった肩書きや実績に興味はありません。私は純粋にあなたの演奏が気に入ったからスカウトしているんです」
「わけわかんねぇよ…。素人の演奏聞くために普通そこまでするか?しかも初対面の男相手に」
「素晴らしい演奏家を手に入れるためでしたらお金など惜しくありません。音楽こそ私の生き甲斐ですから」
響介はふんと鼻で笑った。
「聞けば聞くほど怪しいな。素性もわからねぇ胡散臭い女に俺がホイホイついていくとでも思ったか?」
「ああ…失礼いたしました。ご挨拶がまだでしたね。私は司城絢と申します」
女は鞄から身分証を取り出し、それを名刺のように響介に差し出した。
「生年月日と住所はそちらに記載されている通りです」
確かに身分証の顔と女の顔は一致している。彼は改めて女を観察した。身分証から得た情報によれば、この司城絢という女は響介より二つ上の二十三歳のはずだが、年齢という概念そのものが通用しないように見えた。まるで時が止まった少女のように、瑞々しくも底知れない、ドールのような若さを湛えていた。
俗世とは切り離されたようなその異質さと身分証を惜しげもなく提示する潔さは、妙な説得力を持って響介の疑念を霧散させた。やがて響介の中でその「怪しい勧誘」は、司城絢から与えられる「夢のようなチャンス」へと擦り変わっていった。響介は身分証を司城絢に返し、改めて確認をした。
「本当にただピアノを弾くだけでいいのか?」
「ええ。考える時間も必要でしょうから、すぐにとは言いません。決心が固まりましたらこちらにご連絡をください」
彼女は連絡先を記した付箋を渡すと、響介の心に揺さぶりを掛けるかのようにもう一言付け足した。
「ただ、それまでの間に他の奏者が見つかった場合はお断りさせていただくことになります。ご了承ください」
くるりと身を翻し、優美な足取りで彼女は去っていく。その時たまたま通りかかった女子高生二人組が、絢の方を指さしてヒソヒソ囁き合っているのを、響介は盗み聞きしてしまった。
「ねぇ、あの人の差してた日傘見た?リス・ブランのロゴがついてたよ!」
「りすぶらん?なにそれ?」
「高級傘の専門ブランドだよ!安くても二万はするんだから。いいなぁ、あたしも欲しい~」
時給五千円だなんて夢のような話としか思えなかったが、今の女子高生たちの会話を聞いて急に現実味を帯びてきた。あの女の資産はそこそこ潤沢であるようだ。
決めるなら、早い方がいい。運命に背中を押されるようにして彼は駆け出した。アーケードの出口付近で絢に追い付き、背後から声をかける。
「おい!待ってくれ!」
日傘と共に絢が振り返る。息を切らしながら響介は言った。
「さっきの話……やるよ。住み込みであんたの専属ピアニストをやらせてくれ」
「まぁ、本当ですか。ありがとうございます。さっそくですがいつから来られますか?」
「いつでもいける。どうせ大した荷物もねぇし」
「そうですか。では来週月曜日の午後から来ていただけますか」
絢は住所を書きつけた付箋を響介に渡した。そして最後に、本来ならば一番最初に聞くべき事を尋ねてきた。
「今更ですがお名前をお伺いしてもいいですか?」
「……霧生響介だ」
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