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第五章:プリンセス、最果ての地に散る
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お別れの挨拶をする為にここしばらく通った受付カウンターに向かう。見慣れた光景のはずなのに何故だか少し違って見える。
いくつも並んだカウンターの一番端。
他の受付はいつも誰かがいるのにそこだけぽっかりと人気がなくて……。
気になって見てみると長い前髪で目元が隠れた男性職員が一人で何かをしていた。
沢山の本を代わる代わる捲りながらただひたすらに情報を書き出していく様子はまるで受験生のようで……。一体何をしているのかと気になって覗き込んだ事を思い出す。
真面目で一生懸命。でも少し要領が悪くて。仕事としてならそれなりに会話も出来るのだけれど、とにかく普通のコミュニケーションが苦手な人見知りの恥ずかしがり屋さん。
今ではその面影もなくなって少しタレ目がちな目が印象的な可愛い系イケメン受付担当職員として三組もの女性冒険者パーティーを担当するまでに成長した。
そんな王都の冒険者ギルド受付担当ワード・マイクロフトさんと共に歩んだ冒険者ライフ。その王都編が今こうして幕を閉じようとしている。
二月に満たない時間だったけれど、色々な事があった。
思い出語りを始めると長くなってしまうからそれはしないけれど……とても楽しい日々をおくれたことを感謝しています。
ありがとう、ワードさん。
……オマケでカーティスさんも。
面と向かって言うのは恥ずかしいから心の中でだけ思いを言葉に。
さよなら、ワードさん、カーティスさん。
さよなら、王都の冒険者ギルドよ!!
キラリは今旅立ちます!
(……出発は明日の朝だけど……)
やっぱり顔を合わせるのは辛いなぁ……込み上げてくる思いが今にも溢れそうで……。
挨拶しないでいくわけにもいかないけれど……やだなぁ……泣いちゃいそう……。
気持ちを鎮めて、いつも通り軽い調子で……。
さぁ、いくわよキラリーー!!
「ーーやぁぁっと見つけたよマイハニー! 随分探したんだよ君のことをさぁ。ほらあの日の続きをしようじゃないかぁ!!」
「ーーへっ!?」
この頭にカチンとくるナンパボイスはっっ!!
ナンパ受付主任ロッドル!!??
「え、あ、ちょっと!?」
「さぁ奥へ行こうじゃないか! 僕の溢れる愛を君に注いであげよう。なぁに心配はいらないよ? 僕にすべて任せたまえ!」
がっちり肩を抱き寄せられてパーテーションコーナー……ではなく奥の個室ミーティングルームへ連れ込まれるーー!?
えっ!? 待って!? ここへきてこの展開になるの!?
え、えっ、えェェェッッッ!!??
結論を先に申し上げておきます。
私キラリの貞操はギリギリで守られました!!
よかったよぉぉぉぉっっ!! ホントに良かったよぉっ!! 部屋に連れ込まれた時はもうダメかと思った。だって歩いてる途中からナンパ主任のあそこはテントを張ってる状態で、人目がなくなったらやられる!! そう確信してしまったんだもの。
それでもまだ何もされていない状況で、しかもギルド職員を相手に魔法を使うわけにもいかないし、私の力では男の人に敵わないし……。
もう諦めるしかないと思った。幸い私は少しくらいエ○チな目に遭ってもメンタル的には大丈夫だし……気持ち的には嫌なのだけれど、それで精神を病むような事はないし、体はどうせ気持ちとは無関係に喜ぶだろうし……。
仕方がない。少し我慢すればいい……。そう思ってしまった。
部屋に連れ込まれた私をナンパ主任は後ろから抱きしめてきた。もう建前も何もなくて完全にやる為に連れ込んだ感じだ。しっかり部屋に鍵もかけていた。
ああ、これでもう助けは来ない……。
今日は挨拶だけのつもりだったから防具類は何も身につけてなくて、私は全くの普段着。お気に入りのデニムっぽい生地のカントリー風ワンピース。
襟や袖、裾を白のレースで飾った素朴ながら清楚なお嬢さんぽい雰囲気がとっても可愛い一着。
ムードも何もないままスカートを腰のあたりまで捲り上げられて、背中のファスナーを降ろされると可愛いピンクの下着が露出してしまう。
肌を撫でるゴツゴツした手の感触に体を強張らせていると首筋にねっとりとした舌と荒い息が這う感触。
気持ち悪さと悔しさで涙が出そうだった。
やっぱり嫌だ! 遅蒔きながら抵抗したけれど、やっぱり男の人の力には敵わなくて……。
胸を弄られて脱力してしまうと為すすべもなく机に押し付けられてしまった。
カチャカチャとベルトを外す金属音がして硬いものが太腿に押し当てられた。
もうダメだ。下着をずらされたらあとは突き刺すだけ。これ以上は抵抗しても逆に煽ってしまうだけだろう……。
下着に手がかかりゆっくりとずり下げられていくーー。
あぁ……。
ーードンドンドン!!!!
激しいノックの音。同時にガタガタと扉を強引に開けようとする音が響いた。
「やはり鍵が!」
「緊急よ! 壊しなさい!!」
「わかりました!!」
外から知らない女の人と知ってる男の人の声。
「くそっ!!」
ナンパ主任は慌てて私から手を離すと降ろしたズボンに手をかけて誤魔化そうと必死になった。
助かった……? 安堵と同時に怒りが込み上げてきた。いくら私だって怒る時は怒る。
鍵を壊す大きな音とカチャカチャと必死なベルトの音。
だらしなくはみ出したシャツの裾と必死なその後ろ姿を見ていると物凄く滑稽で、こんな男にいいように揉まれたのかと思うと自分が情けなくなった。
こんな奴は一度痛い目に遭うべきよ!!
「ーーえいっっ!!!」
私の全力でもって右足を振り上げた。
同時に部屋の扉が開いたーー。
「ンギィィィ!!!!!?????」
物凄い叫び声が部屋中……どころか、もしかしてギルド中に響いたかもしれない。
少しスッとした。
「ーーあ、えっと、その大丈夫……なのか?」
「ーーカーティス毛布! キラリさんね? 大丈夫? 怪我はない?」
入ってきたのはカーティスさんと知らない女性。口ぶりや雰囲気から主任? もしくはそれよりも上の人?
彼女は私を抱きしめるように毛布で包み込むと小さな声で聞いてきた。
「……率直に聞くわね、どこまでされた?」
とても心配そうにしている。でも意志の強そうな目と表情はこんな事は許さない。そういう風に感じられた。
私はどうにか笑みを浮かべて「ギリギリセーフでした」そう返事をした。
「……そう。間に合って良かった……」
ギュッと抱きしめられた。
……というある意味ではお約束な感じのハプニングがあったけれど、無事に皆さんにお別れの挨拶が出来た。
どうにか涙は堪えることが出来てホッとしている。王都で出会った人はそんなに多くはないけれど、でもとっても大切な人達で思い出がある。
毎日のように通ったご飯屋さんと看板娘のシンディさん。彼女とはただならぬ関係(笑)だったけれど、ひと夏の火遊びのようなもの。軽いキスでお別れをした。
下着屋の店員エクセルさんにもお別れと、可愛い下着をいくつか買わせてもらった。たまにはセクシーなのもいかがですか? とか揶揄う様に言われたから、試着するので見てくれますか? と聞いたら「キラリさんには可愛いらしいものが一番です!!」と凄い勢いで言われた。(笑)
よっぽどあの時の事が堪えたみたい。
それでもサヨナラを伝えると寂しそうな表情をしてくれた。シンディとエクセルは王都での数少ないお友達だったからお別れは少し辛い。
あと関わりがあったのはチームドーソンの四人。
彼らは淡々としたもので縁があればまた何処かで会えるさーー。そんな感じでクエストに出かけていった。相変わらず男前だわ……山賊のくせに。(笑)
そういえば彼にときめいた事があったようななかったような……。果たしてアレは一体なんだったのか。私の初恋? みたいなものだったのか? それとも……?
その時も今も彼のことを思うと夜も眠れないだとか、ご飯も喉を通らないだとかいう事はない。ホントなんだったのかしら? そんな感じだ。
そして私の王都での冒険者生活を支えてくれたワードさん……とおまけでカーティスさん。
Cランクになるまではここで頑張る予定だったのだけれど、急遽変更することになった。
もう少し一緒に仕事をしたかった。優秀な冒険者は貴重だから。そんな事を言いながらワードさんは涙ぐんでいたし、カーティスさんはセリフにいつもの軽薄さがなかった。意外だったけれど少しは寂しいと思ってくれているみたい。でもお別れだからこそいつものやり取りが恋しくて……。だから私の方からからかってあげたの。
「寂しい夜は私の可憐なドレス姿を思い出してくれてもいいですよ?」
……って。
そしたら少し罰が悪そうな表情になってそっぽを向かれた。
「バカな事言うな」
って一言ボソッと。
でもあの表情はすでに……。俺くんの知識を持つ私は悟ってしまったけれど、そこは感謝の気持ちでスルーしてあげた。
さてと。これでもう思い残す事はないわ。
別にこれが今生の別れじゃないし、また遊びに来るわよ? 世界を旅する冒険者なんだから!!
「だからーー行ってきます!!」
最後の言葉は別れの言葉じゃなくて、旅立ちの言葉に変えた。最高の笑顔で。
色々お別れを済ませてふと思ったのだけれど、なんだかこの雰囲気って俺たちの旅はまだまだ続くーーとか、こうして新たな旅立ちの日を迎え旅であったーー(完)
みたいな流れよね。なんて……。
いくつも並んだカウンターの一番端。
他の受付はいつも誰かがいるのにそこだけぽっかりと人気がなくて……。
気になって見てみると長い前髪で目元が隠れた男性職員が一人で何かをしていた。
沢山の本を代わる代わる捲りながらただひたすらに情報を書き出していく様子はまるで受験生のようで……。一体何をしているのかと気になって覗き込んだ事を思い出す。
真面目で一生懸命。でも少し要領が悪くて。仕事としてならそれなりに会話も出来るのだけれど、とにかく普通のコミュニケーションが苦手な人見知りの恥ずかしがり屋さん。
今ではその面影もなくなって少しタレ目がちな目が印象的な可愛い系イケメン受付担当職員として三組もの女性冒険者パーティーを担当するまでに成長した。
そんな王都の冒険者ギルド受付担当ワード・マイクロフトさんと共に歩んだ冒険者ライフ。その王都編が今こうして幕を閉じようとしている。
二月に満たない時間だったけれど、色々な事があった。
思い出語りを始めると長くなってしまうからそれはしないけれど……とても楽しい日々をおくれたことを感謝しています。
ありがとう、ワードさん。
……オマケでカーティスさんも。
面と向かって言うのは恥ずかしいから心の中でだけ思いを言葉に。
さよなら、ワードさん、カーティスさん。
さよなら、王都の冒険者ギルドよ!!
キラリは今旅立ちます!
(……出発は明日の朝だけど……)
やっぱり顔を合わせるのは辛いなぁ……込み上げてくる思いが今にも溢れそうで……。
挨拶しないでいくわけにもいかないけれど……やだなぁ……泣いちゃいそう……。
気持ちを鎮めて、いつも通り軽い調子で……。
さぁ、いくわよキラリーー!!
「ーーやぁぁっと見つけたよマイハニー! 随分探したんだよ君のことをさぁ。ほらあの日の続きをしようじゃないかぁ!!」
「ーーへっ!?」
この頭にカチンとくるナンパボイスはっっ!!
ナンパ受付主任ロッドル!!??
「え、あ、ちょっと!?」
「さぁ奥へ行こうじゃないか! 僕の溢れる愛を君に注いであげよう。なぁに心配はいらないよ? 僕にすべて任せたまえ!」
がっちり肩を抱き寄せられてパーテーションコーナー……ではなく奥の個室ミーティングルームへ連れ込まれるーー!?
えっ!? 待って!? ここへきてこの展開になるの!?
え、えっ、えェェェッッッ!!??
結論を先に申し上げておきます。
私キラリの貞操はギリギリで守られました!!
よかったよぉぉぉぉっっ!! ホントに良かったよぉっ!! 部屋に連れ込まれた時はもうダメかと思った。だって歩いてる途中からナンパ主任のあそこはテントを張ってる状態で、人目がなくなったらやられる!! そう確信してしまったんだもの。
それでもまだ何もされていない状況で、しかもギルド職員を相手に魔法を使うわけにもいかないし、私の力では男の人に敵わないし……。
もう諦めるしかないと思った。幸い私は少しくらいエ○チな目に遭ってもメンタル的には大丈夫だし……気持ち的には嫌なのだけれど、それで精神を病むような事はないし、体はどうせ気持ちとは無関係に喜ぶだろうし……。
仕方がない。少し我慢すればいい……。そう思ってしまった。
部屋に連れ込まれた私をナンパ主任は後ろから抱きしめてきた。もう建前も何もなくて完全にやる為に連れ込んだ感じだ。しっかり部屋に鍵もかけていた。
ああ、これでもう助けは来ない……。
今日は挨拶だけのつもりだったから防具類は何も身につけてなくて、私は全くの普段着。お気に入りのデニムっぽい生地のカントリー風ワンピース。
襟や袖、裾を白のレースで飾った素朴ながら清楚なお嬢さんぽい雰囲気がとっても可愛い一着。
ムードも何もないままスカートを腰のあたりまで捲り上げられて、背中のファスナーを降ろされると可愛いピンクの下着が露出してしまう。
肌を撫でるゴツゴツした手の感触に体を強張らせていると首筋にねっとりとした舌と荒い息が這う感触。
気持ち悪さと悔しさで涙が出そうだった。
やっぱり嫌だ! 遅蒔きながら抵抗したけれど、やっぱり男の人の力には敵わなくて……。
胸を弄られて脱力してしまうと為すすべもなく机に押し付けられてしまった。
カチャカチャとベルトを外す金属音がして硬いものが太腿に押し当てられた。
もうダメだ。下着をずらされたらあとは突き刺すだけ。これ以上は抵抗しても逆に煽ってしまうだけだろう……。
下着に手がかかりゆっくりとずり下げられていくーー。
あぁ……。
ーードンドンドン!!!!
激しいノックの音。同時にガタガタと扉を強引に開けようとする音が響いた。
「やはり鍵が!」
「緊急よ! 壊しなさい!!」
「わかりました!!」
外から知らない女の人と知ってる男の人の声。
「くそっ!!」
ナンパ主任は慌てて私から手を離すと降ろしたズボンに手をかけて誤魔化そうと必死になった。
助かった……? 安堵と同時に怒りが込み上げてきた。いくら私だって怒る時は怒る。
鍵を壊す大きな音とカチャカチャと必死なベルトの音。
だらしなくはみ出したシャツの裾と必死なその後ろ姿を見ていると物凄く滑稽で、こんな男にいいように揉まれたのかと思うと自分が情けなくなった。
こんな奴は一度痛い目に遭うべきよ!!
「ーーえいっっ!!!」
私の全力でもって右足を振り上げた。
同時に部屋の扉が開いたーー。
「ンギィィィ!!!!!?????」
物凄い叫び声が部屋中……どころか、もしかしてギルド中に響いたかもしれない。
少しスッとした。
「ーーあ、えっと、その大丈夫……なのか?」
「ーーカーティス毛布! キラリさんね? 大丈夫? 怪我はない?」
入ってきたのはカーティスさんと知らない女性。口ぶりや雰囲気から主任? もしくはそれよりも上の人?
彼女は私を抱きしめるように毛布で包み込むと小さな声で聞いてきた。
「……率直に聞くわね、どこまでされた?」
とても心配そうにしている。でも意志の強そうな目と表情はこんな事は許さない。そういう風に感じられた。
私はどうにか笑みを浮かべて「ギリギリセーフでした」そう返事をした。
「……そう。間に合って良かった……」
ギュッと抱きしめられた。
……というある意味ではお約束な感じのハプニングがあったけれど、無事に皆さんにお別れの挨拶が出来た。
どうにか涙は堪えることが出来てホッとしている。王都で出会った人はそんなに多くはないけれど、でもとっても大切な人達で思い出がある。
毎日のように通ったご飯屋さんと看板娘のシンディさん。彼女とはただならぬ関係(笑)だったけれど、ひと夏の火遊びのようなもの。軽いキスでお別れをした。
下着屋の店員エクセルさんにもお別れと、可愛い下着をいくつか買わせてもらった。たまにはセクシーなのもいかがですか? とか揶揄う様に言われたから、試着するので見てくれますか? と聞いたら「キラリさんには可愛いらしいものが一番です!!」と凄い勢いで言われた。(笑)
よっぽどあの時の事が堪えたみたい。
それでもサヨナラを伝えると寂しそうな表情をしてくれた。シンディとエクセルは王都での数少ないお友達だったからお別れは少し辛い。
あと関わりがあったのはチームドーソンの四人。
彼らは淡々としたもので縁があればまた何処かで会えるさーー。そんな感じでクエストに出かけていった。相変わらず男前だわ……山賊のくせに。(笑)
そういえば彼にときめいた事があったようななかったような……。果たしてアレは一体なんだったのか。私の初恋? みたいなものだったのか? それとも……?
その時も今も彼のことを思うと夜も眠れないだとか、ご飯も喉を通らないだとかいう事はない。ホントなんだったのかしら? そんな感じだ。
そして私の王都での冒険者生活を支えてくれたワードさん……とおまけでカーティスさん。
Cランクになるまではここで頑張る予定だったのだけれど、急遽変更することになった。
もう少し一緒に仕事をしたかった。優秀な冒険者は貴重だから。そんな事を言いながらワードさんは涙ぐんでいたし、カーティスさんはセリフにいつもの軽薄さがなかった。意外だったけれど少しは寂しいと思ってくれているみたい。でもお別れだからこそいつものやり取りが恋しくて……。だから私の方からからかってあげたの。
「寂しい夜は私の可憐なドレス姿を思い出してくれてもいいですよ?」
……って。
そしたら少し罰が悪そうな表情になってそっぽを向かれた。
「バカな事言うな」
って一言ボソッと。
でもあの表情はすでに……。俺くんの知識を持つ私は悟ってしまったけれど、そこは感謝の気持ちでスルーしてあげた。
さてと。これでもう思い残す事はないわ。
別にこれが今生の別れじゃないし、また遊びに来るわよ? 世界を旅する冒険者なんだから!!
「だからーー行ってきます!!」
最後の言葉は別れの言葉じゃなくて、旅立ちの言葉に変えた。最高の笑顔で。
色々お別れを済ませてふと思ったのだけれど、なんだかこの雰囲気って俺たちの旅はまだまだ続くーーとか、こうして新たな旅立ちの日を迎え旅であったーー(完)
みたいな流れよね。なんて……。
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