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第1章 鉱山都市ユヴァリー
第7話『ユヴァリー領主の依頼(前編)』
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「着いたぞ。ここがツカサ様の領主館だ」
「…流石領主の住む家。無駄にデカイな」
アサヒに連れてこられたのは、商店などがある街の中心から少し離れた場所にある貴族用の高級住宅街。その中でも一際目立つ超巨大な白い館だった。巨大な正門から見える噴水付きの広大な庭には、警備員やドーベルマンっぽい犬、動く石像なんかが家を守るように均等に配備されている。…このセキュリティの高さは館じゃなくて城って言ってもいいレベルなんでねぇの?
「ふふっ、アキト殿でも驚くことがあるのだな」
「いや、驚くだろこれは。領主ってのはこんな豪華な屋敷を建てられるほど金持ってるもんなのか?」
「貴族が全員金持ちという訳ではないのだが……このユヴァリーにある鉱山では、少量だが貴重なミスリルが採掘出来るからな。現当主であるツカサ様が新たな事業としてこの町に住む鍛冶職人達と協力し、ミスリルを使用して新しい装飾品や最新の魔道具を開発したのだ。それをツカサ様自身が同じ派閥の貴族に希少価値込みの超プレミア価格で売り出したら即座に売り切れ、さらにその商品の噂を聞いたアホな成金共がわんさかと釣れてな」
成金て。アサヒって実は貴族嫌い?
「そしてその貴族共から巻き上げた金を元手にノースリヴァイア中に販売経路を開拓し、他じゃ作れないミスリルを使用したオリジナル商品は他国の成金貴族共の目に留まりバカ売れする事になったのだ。そうしてツカサ様が一代で築いた莫大な富の結果がこの豪華な邸宅というわけだ」
めっちゃやり手のビジネスマンですやん。
「アサヒはそのツカサって奴のことに随分詳しいんだな。もしかして恋人だったり?」
「こ、恋人なわけあるか!! ミコト様と出会う前にここで少し世話になっていただけだ。ツカサ様は一見聡明に見える方だが、面白そうなことを思いついたら即座に実行する悪癖を持つ厄介な人でもある。一応言っておくが、そんな人でも相手は貴族なんだから失礼な態度は取るなよ? 絶対だぞ?」
「その件に関しては極力前向きに善処するつもりだ」
「小狡い貴族かお前は」
アサヒが領主館の正門の横にある呼び鈴を鳴らすと、中から黒い燕尾服を着たグレーのオールバックと口髭がダンディな初老の男が出てきた。…これまたテンプレ通りの分かりやすい執事が出てきたな。きっとこいつの名前はセバスチャンだろう。
「これはこれは、誰かと思えばミコト様にアサヒ様ではないですか。お久しぶりでございます」
「あぁ、久しぶりだなユキノジョウ。元気そうでなによりだ」
「お久しぶりなのユッキー♪」
ユッキー!? ミコトは嬉しそうにダンディ執事の足にしがみ付いている。あんたらそんな仲良いの?
「ほっほっほ、アサヒ様もミコト様もご壮健の様で安心いたしました。それで、本日はどのようなご要件で?」
「今日ここに来たのはツカサ様にご報告したいことがあるからだ。ツカサ様はご在宅か?」
「はい。先程までは執務中でしたが、今は研究室にてご休憩を取られておられます。こちらへどうぞ」
執事のユキノジョウの案内でめっちゃ広い庭の中に歩いていく。キョロキョロしながら歩いていると警備のドーベルマンが何故か俺に寄ってきたので、試しに”お手”を要求してみたら素直に応じてくれた。
「賢いなお前。よし、ちんちん!」
「わん!」
くそっ、見た目とは裏腹に可愛いなお前! よーしよしよしとご褒美にわしゃわしゃしていると、横から妙に強い視線を感じる。
「……………」ジーーー
……あの、さっきから執事さんが俺のことを凄い目で見てくるんですが。俺の紹介は無しですかアサヒさん? アサヒにアイコンタクトを送ったら何故かため息を吐かれた。解せぬ。
「ユキノジョウ、彼は私達の前に現れた天聖者でアキト殿という。私達はこの街に来る途中でタカティン=フラーノ=ラヴェンダーが率いたラヴェンダー領主軍に襲われてな。その場に突如天から現れ、追い詰められた私達をその窮地から救ってくれた恩人なのだ」
「なんと!」
「今日ツカサ様に会いに来たのはその報告と、ミコト様の母君であるスズカ様が他国の奴隷商に売られてしまったことをお伝えするためだ。アキト殿には今後も協力してもらうつもりだから、この機会にツカサ様とも顔合わせさせておきたいのだ」
「…そうだったのですね。お客様があの天聖者であるならば旦那様も大層お喜びになるでしょう。以前から一度会ってみたいとおっしゃっていましたからね。不躾な態度を取ってしまい申し訳ございません」
「いやいや、俺が怪しいのは自覚してるから気になさらず」
俺みたいな恰好の奴は街の中に一人もいなかったからな。一応警戒が解けたらしい執事に先導されて領主邸の中に入り、そのままエントランスホールの正面にある2階へと続く階段に登る…のかと思いきや、その階段の裏にある地下へと続く隠し階段を下りていく。
なんでそんなとこに地下への階段が??
「…なぁ執事さん、そのツカサ様って人は地下に居るんですか?」
「はい。暗いので足元にお気をつけください。あと、私の事はユキノジョウとお呼びくださって結構ですよアキト様。その慣れてないのが丸解りな敬語も不要です」
「あー、うん。了解だユッキー」
「男に呼ばれても嬉しくありませんな」
ですよねー。
壁に備え付けられた魔石が照らす微かな光を頼りに階段を下りていくと、その突き当たりには頑丈そうな赤く塗られた金属製の扉が待ち構えていた。執事さんがその扉の横に取り付けてある呼び鈴を鳴らしてから声を掛ける。
「旦那様、ミコト様とアサヒ様。それと天聖者のアキト様がいらっしゃいました」
『て、天聖者だってぇ!? よし、すぐに入ってくれたまえ!』
妙にテンションの高い男性の声で部屋の中に入る許可と共に、扉から”ガコォン! プシュー”と言う謎の機械音が響いて重厚な扉が自動で開いていく。執事さんに促されて中へ入ると、理科実験室のような器具が大量に置いてある30畳ぐらいありそうな広い部屋が広がっていた。そしてその奥から白衣姿の若い金髪男がヅカヅカと近づいてくる。
「ユキノジョウユキノジョウユキノジョウ!! 天聖者はどこかな!? この人? この人なのかな!?」
「旦那様。ミコト様やアサヒ様は面識があるので問題ないかと思いますが、初対面のお客様の前でその態度ははしたのうございます。まずは自己紹介されるべきかと」
「え? あぁそうだね、その通りだ。ウォッホン! はじめましてお客人。僕はこのユヴァリー領で領主をしているツカサ=ユヴァリー=メロンストーム子爵だよ。それで…君が天聖者かな? 本物の天聖者なのかな!? はぁ、はぁ…」
「て、天聖者の事は詳しく知らんけど、アサヒが言うにはそうらしい…ですよ? あと俺の名はアキトです」
な、なんなんだこいつ? 俺を見る目がめっちゃキラキラしてて、鼻息も荒くてちょっと怖い。そして下半身の方を見ると、何故か痛々しいぐらいに勃起しているのに気付いてしまった。…残念ながら俺はノンケですよ?
「アサヒ! 彼は…アキトくんは本物の天聖者なのかな? そうなのかな!?」
「え、えぇ。私とミコト様が、アキト殿が天より降りてくる所を目撃しておりますので間違いないです」
「うひょおおおおお! 本物! 本物の天聖者だよぉ!! よぉし、それじゃまずは全裸になってもらおうかな♪ それから身体検査と魔力測定して、あと血液検査と脳波測定もしないとね! それから…」
「落ち着いて下さいませ旦那様。ふんっ!!」
「ぐふぉうッ!!」
ユキノジョウさんの放ったボディブローが子爵の脇腹を的確に捉えると、子爵はまるでトラックにでも撥ねられたかのように吹き飛んで近くの壁にめり込んでいた。…ユキノジョウさん結構強いっすね。ていうか執事が自分の主人攻撃して大丈夫なんすか?
「……ふっ、ふはははは! 相変わらずいい拳をしているねユキノジョウ。僕の骨と内臓が突然の衝撃に悲鳴を上げているよ?」
「お褒め頂き恐縮です旦那様。しかし、お客様が怯えていらっしゃいますので少々冷静になられた方がよろしいかと」
褒めてるのか今の? ていうか頑丈だなこの子爵。
「なんと! やぁ、それは失礼したねアキトくん。僕は研究意欲がそそられる人物を見ると男女問わずギンギンに興奮してしまう困った性癖があるのだよ。どうか気を悪くしないでくれたまえ! はーっはっはっはっ!」
「はぁ…了解っす」
困った性癖とか自分で言っちゃうんだな。てかギンギンとか言うな。
「こほんっ。では改めて、我がメロンストーム子爵家へようこそアキトくん。僕はこのユヴァリー領の領主であると同時に、この研究室で天聖者の生態を調査している研究者でもあるんだ。これから仲良くしてくれると嬉しいな♪」
「あ、はい。こちらこそよろしくっす…」
正直あんまりよろしくしたくないけどな。天聖者の生態研究って実験動物じゃないんだから。あぁそっか、研究対象が目の前に現れたからあんなに興奮してたのか。……こいつの近くに居たら俺危険じゃね?
「アサヒにミコトも、二人にこうして会うのは久しぶりだねぇ。元気にしてたかな?」
「ツカサおじちゃんお久しぶりなの! ミコトは元気です!」
「ご無沙汰しておりますツカサ様。実は、今日は火急でご報告したいことがあってお邪魔いたしました。よろしければ少々お時間を頂けないでしょうか?」
「…どうやら込み入った話のようだね。それじゃ向こうでゆっくりと聞かせてもらおうかな。ユキノジョウ、お茶の用意を頼むよ」
「畏まりました」
やっと本題に入れるようだな。本当に大丈夫なのかねこの領主?
「…流石領主の住む家。無駄にデカイな」
アサヒに連れてこられたのは、商店などがある街の中心から少し離れた場所にある貴族用の高級住宅街。その中でも一際目立つ超巨大な白い館だった。巨大な正門から見える噴水付きの広大な庭には、警備員やドーベルマンっぽい犬、動く石像なんかが家を守るように均等に配備されている。…このセキュリティの高さは館じゃなくて城って言ってもいいレベルなんでねぇの?
「ふふっ、アキト殿でも驚くことがあるのだな」
「いや、驚くだろこれは。領主ってのはこんな豪華な屋敷を建てられるほど金持ってるもんなのか?」
「貴族が全員金持ちという訳ではないのだが……このユヴァリーにある鉱山では、少量だが貴重なミスリルが採掘出来るからな。現当主であるツカサ様が新たな事業としてこの町に住む鍛冶職人達と協力し、ミスリルを使用して新しい装飾品や最新の魔道具を開発したのだ。それをツカサ様自身が同じ派閥の貴族に希少価値込みの超プレミア価格で売り出したら即座に売り切れ、さらにその商品の噂を聞いたアホな成金共がわんさかと釣れてな」
成金て。アサヒって実は貴族嫌い?
「そしてその貴族共から巻き上げた金を元手にノースリヴァイア中に販売経路を開拓し、他じゃ作れないミスリルを使用したオリジナル商品は他国の成金貴族共の目に留まりバカ売れする事になったのだ。そうしてツカサ様が一代で築いた莫大な富の結果がこの豪華な邸宅というわけだ」
めっちゃやり手のビジネスマンですやん。
「アサヒはそのツカサって奴のことに随分詳しいんだな。もしかして恋人だったり?」
「こ、恋人なわけあるか!! ミコト様と出会う前にここで少し世話になっていただけだ。ツカサ様は一見聡明に見える方だが、面白そうなことを思いついたら即座に実行する悪癖を持つ厄介な人でもある。一応言っておくが、そんな人でも相手は貴族なんだから失礼な態度は取るなよ? 絶対だぞ?」
「その件に関しては極力前向きに善処するつもりだ」
「小狡い貴族かお前は」
アサヒが領主館の正門の横にある呼び鈴を鳴らすと、中から黒い燕尾服を着たグレーのオールバックと口髭がダンディな初老の男が出てきた。…これまたテンプレ通りの分かりやすい執事が出てきたな。きっとこいつの名前はセバスチャンだろう。
「これはこれは、誰かと思えばミコト様にアサヒ様ではないですか。お久しぶりでございます」
「あぁ、久しぶりだなユキノジョウ。元気そうでなによりだ」
「お久しぶりなのユッキー♪」
ユッキー!? ミコトは嬉しそうにダンディ執事の足にしがみ付いている。あんたらそんな仲良いの?
「ほっほっほ、アサヒ様もミコト様もご壮健の様で安心いたしました。それで、本日はどのようなご要件で?」
「今日ここに来たのはツカサ様にご報告したいことがあるからだ。ツカサ様はご在宅か?」
「はい。先程までは執務中でしたが、今は研究室にてご休憩を取られておられます。こちらへどうぞ」
執事のユキノジョウの案内でめっちゃ広い庭の中に歩いていく。キョロキョロしながら歩いていると警備のドーベルマンが何故か俺に寄ってきたので、試しに”お手”を要求してみたら素直に応じてくれた。
「賢いなお前。よし、ちんちん!」
「わん!」
くそっ、見た目とは裏腹に可愛いなお前! よーしよしよしとご褒美にわしゃわしゃしていると、横から妙に強い視線を感じる。
「……………」ジーーー
……あの、さっきから執事さんが俺のことを凄い目で見てくるんですが。俺の紹介は無しですかアサヒさん? アサヒにアイコンタクトを送ったら何故かため息を吐かれた。解せぬ。
「ユキノジョウ、彼は私達の前に現れた天聖者でアキト殿という。私達はこの街に来る途中でタカティン=フラーノ=ラヴェンダーが率いたラヴェンダー領主軍に襲われてな。その場に突如天から現れ、追い詰められた私達をその窮地から救ってくれた恩人なのだ」
「なんと!」
「今日ツカサ様に会いに来たのはその報告と、ミコト様の母君であるスズカ様が他国の奴隷商に売られてしまったことをお伝えするためだ。アキト殿には今後も協力してもらうつもりだから、この機会にツカサ様とも顔合わせさせておきたいのだ」
「…そうだったのですね。お客様があの天聖者であるならば旦那様も大層お喜びになるでしょう。以前から一度会ってみたいとおっしゃっていましたからね。不躾な態度を取ってしまい申し訳ございません」
「いやいや、俺が怪しいのは自覚してるから気になさらず」
俺みたいな恰好の奴は街の中に一人もいなかったからな。一応警戒が解けたらしい執事に先導されて領主邸の中に入り、そのままエントランスホールの正面にある2階へと続く階段に登る…のかと思いきや、その階段の裏にある地下へと続く隠し階段を下りていく。
なんでそんなとこに地下への階段が??
「…なぁ執事さん、そのツカサ様って人は地下に居るんですか?」
「はい。暗いので足元にお気をつけください。あと、私の事はユキノジョウとお呼びくださって結構ですよアキト様。その慣れてないのが丸解りな敬語も不要です」
「あー、うん。了解だユッキー」
「男に呼ばれても嬉しくありませんな」
ですよねー。
壁に備え付けられた魔石が照らす微かな光を頼りに階段を下りていくと、その突き当たりには頑丈そうな赤く塗られた金属製の扉が待ち構えていた。執事さんがその扉の横に取り付けてある呼び鈴を鳴らしてから声を掛ける。
「旦那様、ミコト様とアサヒ様。それと天聖者のアキト様がいらっしゃいました」
『て、天聖者だってぇ!? よし、すぐに入ってくれたまえ!』
妙にテンションの高い男性の声で部屋の中に入る許可と共に、扉から”ガコォン! プシュー”と言う謎の機械音が響いて重厚な扉が自動で開いていく。執事さんに促されて中へ入ると、理科実験室のような器具が大量に置いてある30畳ぐらいありそうな広い部屋が広がっていた。そしてその奥から白衣姿の若い金髪男がヅカヅカと近づいてくる。
「ユキノジョウユキノジョウユキノジョウ!! 天聖者はどこかな!? この人? この人なのかな!?」
「旦那様。ミコト様やアサヒ様は面識があるので問題ないかと思いますが、初対面のお客様の前でその態度ははしたのうございます。まずは自己紹介されるべきかと」
「え? あぁそうだね、その通りだ。ウォッホン! はじめましてお客人。僕はこのユヴァリー領で領主をしているツカサ=ユヴァリー=メロンストーム子爵だよ。それで…君が天聖者かな? 本物の天聖者なのかな!? はぁ、はぁ…」
「て、天聖者の事は詳しく知らんけど、アサヒが言うにはそうらしい…ですよ? あと俺の名はアキトです」
な、なんなんだこいつ? 俺を見る目がめっちゃキラキラしてて、鼻息も荒くてちょっと怖い。そして下半身の方を見ると、何故か痛々しいぐらいに勃起しているのに気付いてしまった。…残念ながら俺はノンケですよ?
「アサヒ! 彼は…アキトくんは本物の天聖者なのかな? そうなのかな!?」
「え、えぇ。私とミコト様が、アキト殿が天より降りてくる所を目撃しておりますので間違いないです」
「うひょおおおおお! 本物! 本物の天聖者だよぉ!! よぉし、それじゃまずは全裸になってもらおうかな♪ それから身体検査と魔力測定して、あと血液検査と脳波測定もしないとね! それから…」
「落ち着いて下さいませ旦那様。ふんっ!!」
「ぐふぉうッ!!」
ユキノジョウさんの放ったボディブローが子爵の脇腹を的確に捉えると、子爵はまるでトラックにでも撥ねられたかのように吹き飛んで近くの壁にめり込んでいた。…ユキノジョウさん結構強いっすね。ていうか執事が自分の主人攻撃して大丈夫なんすか?
「……ふっ、ふはははは! 相変わらずいい拳をしているねユキノジョウ。僕の骨と内臓が突然の衝撃に悲鳴を上げているよ?」
「お褒め頂き恐縮です旦那様。しかし、お客様が怯えていらっしゃいますので少々冷静になられた方がよろしいかと」
褒めてるのか今の? ていうか頑丈だなこの子爵。
「なんと! やぁ、それは失礼したねアキトくん。僕は研究意欲がそそられる人物を見ると男女問わずギンギンに興奮してしまう困った性癖があるのだよ。どうか気を悪くしないでくれたまえ! はーっはっはっはっ!」
「はぁ…了解っす」
困った性癖とか自分で言っちゃうんだな。てかギンギンとか言うな。
「こほんっ。では改めて、我がメロンストーム子爵家へようこそアキトくん。僕はこのユヴァリー領の領主であると同時に、この研究室で天聖者の生態を調査している研究者でもあるんだ。これから仲良くしてくれると嬉しいな♪」
「あ、はい。こちらこそよろしくっす…」
正直あんまりよろしくしたくないけどな。天聖者の生態研究って実験動物じゃないんだから。あぁそっか、研究対象が目の前に現れたからあんなに興奮してたのか。……こいつの近くに居たら俺危険じゃね?
「アサヒにミコトも、二人にこうして会うのは久しぶりだねぇ。元気にしてたかな?」
「ツカサおじちゃんお久しぶりなの! ミコトは元気です!」
「ご無沙汰しておりますツカサ様。実は、今日は火急でご報告したいことがあってお邪魔いたしました。よろしければ少々お時間を頂けないでしょうか?」
「…どうやら込み入った話のようだね。それじゃ向こうでゆっくりと聞かせてもらおうかな。ユキノジョウ、お茶の用意を頼むよ」
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