16 / 20
第1章 鉱山都市ユヴァリー
第9話『予期せぬ脅威』
しおりを挟む
結局、獣人メイド3人付きの自宅の提供とアサヒの処女。そしてミコトの願いを餌に釣られた俺は帝国に行かされることになった。まぁ装備品や旅に必要な物資はツカサのツケで自由に買ってもいいって言うし、旅費も全部出してくれるみたいだから悪い条件ではないだろう。
「協力感謝するよアキト君。それじゃ約束通り、帝国へ行くための費用は僕が出すからこれを持って行ってくれたまえ」
ツカサから差し出されたのは金色に輝く一枚のカード。それの表面には何かの紋章のようなものが描かれている。
「これは?」
「それは君がユヴァリー領主である僕の関係者であるという証だよ。そのカードをこの街の商店に見せれば、ウチのツケで買い物をする事ができるんだ。金額の上限は設けないから、旅に必要な物資や装備は全てそのカードで買い物してくれ」
つまり、このカードはこの世界のクレジットカードの代わりみたいなもんってことか。しかも上限無しって…俗に言うブラックカードって奴なのでは? 戦車とか買えるやつ。
「上限無しとか、今日初めて会った俺にこんなの渡していいのか? もしかしたらとんでもないモン買っちまうかもしれんぞ?」
「ふふっ、悪いことを考えている輩はそんなこと言わないんじゃないかな? それに君はミコト達を救ってくれた恩人だし、こうして直接会って信用に足る人物だと僕自身で判断したんだ。もし君に裏切られても後悔なんてしないさ」
「ツカサ…」
いい奴だなぁこいつ。天聖者が関わったら暴走するけど。
「まぁ、この街の商店にそこまでの高級品は無いと思うけど……気になるって言うなら上限は1億コルぐらいにしておこうか♪」
それもう上限じゃないと思います。
「まずはアキト殿の装備品を買いに行こうか」
「そうだな。せっかくスポンサーがいるんだから一番良いやつを買おう」
「お買い物なの♪」
詳しい打ち合わせは明日することにしてツカサの家を出た俺達は、とりあえず商店が並んでいる中央通りを目指して歩いている。どっちにしても装備だけじゃなくて夜営道具や食料品、魔道具なんかも仕入れようと思ってたから丁度いいだろう。ついでにアサヒ用にエロ下着とかもあったらゲットして無理矢理履かせたい。
「では私が懇意にしているこの街で一番腕の良い武器屋に案内しよう。店主の性格はアレだが、きっとアキト殿が求める武器が置いてあるはずだ」
「性格がアレって何!?」
まぁ武器が良いの揃ってるなら多少性格が捻じ曲がっていても関係ないからな。ガチ武器屋って初めてだからちょっと楽しみ。
ドゴオオオオオオオオオオオオオオオオンッッ!!
ギャァァァァァァァ! シニタクナーイ! アアァン! アシクビヲクジキマシタァァァァァ!
「「「!?」」」
突如、街の入口の方から謎の爆発音と人の悲鳴が聞こえてくる。遠目から見ても解るレベルで頑強だった街の外壁が破壊され、5m以上はありそうな全身が黒い筋肉ムキムキ巨人が禍々しいオーラを撒き散らしながら街の中で暴れまわり、入り口の近くにあった民家を破壊しまくっている。
「な…なんだあれ。この世界にはあんなでかい魔物もいるのか!?」
「知らん! というか、そんなこと言ってる場合ではない。一刻も早く街の者達を避難させないと!!」
「ミコトもいくの!」
「ちょ、ちょっと待て! アサヒ、ミコトッ!!」
アサヒとミコトが俺の制止を聞くことなく街の入口の方へと走り去ってしまった。何の対策も立てずにあの馬鹿デカい魔物に近づくなんて自殺行為にも程がある! アサヒ達がまともに戦ったとしても勝てる見込みは0に近いだろうし、俺がやったとしても…敵の戦力が分からない以上勝てるかどうか分からない。
だけど……こんなん追いかけるしかねぇだろうが!
「……なんだよ…これ……」
正面入り口に辿り着いた時には、街の中は酷い有様だった。あれだけ壮観だった街の景色が瓦礫の山へと一変し、崩れた家に潰された住民の血溜りがそこかしこに作られている。
表通りだった場所はもっと酷い。魔物に踏み潰された冒険者、攻撃を受けてミンチになった騎士、上半身だけ喰われて打ち捨てられた住民達。死因は様々だが皆一様に惨殺されているという事と、死に間際に苦悶の表情を浮かべているのは一致している。
「…そうだ、死んだ奴に構ってる時間はねぇ! アサヒとミコトは―――っ!?」
先にこの場に駆け付けたアサヒとミコトは、崩れた家に挟まれて動けなくなっている女性の救出作業を行っていた。打ち捨てられた家の柱を利用して瓦礫を退かそうとしているのだろう。だが瓦礫の重量がありすぎてテコの原理を使っても女性を挟んでいる家はビクともしない。
「くそっ、なぜ動かんのだ!! 動け、動け動けぇぇぇ!!」
「アサヒっ、ミコトも…頑張るのぉお!」
「手伝うぜ嬢ちゃん達!」
「俺もだ!」
「某も手伝うでござる!」
「みんな…ありがとう。それじゃ一気に行くぞ! いっせぇのぉぉぉ!!!」
救助に加勢した男性陣の力が功を奏したのか、瓦礫が微かに上がった瞬間に駆け付けてきた新たな住民が挟まれた女性を引き抜いて救助が成功した。しかし、その光景をあの巨大な魔物に見られていることを全員気付いていない。
魔物はその顔をニヤッと歪めてから、ゆっくりとアサヒ達の方へと歩き始めた。
「チッ、誰がやらせるかよ! 窪塚流『瞬光・改』!!」
アサヒ達と魔物の間に割って入るように高速で移動してから攻撃準備に入る。しかし、魔物は俺の姿を見た途端、何故かその場で動きを止めて食い入るようにこちらを見ている。そしてその赤く光る眼を大きく見開いて、俺の方を憎らしげに睨みつけてきた。
「…なんだ?」
「……ミツケタ…。ミツケタゾォォォ―――テンセイジャァァァァァアアアアアアアアア!!!」
「ッッ!?」
魔物の巨大な咆哮が衝撃波を生み俺達に迫ってくる。俺はアサヒ達の側まで下がって氣で作り上げた防御幕を展開すると、なんとかその衝撃波を受け流すことに成功した。残念ながら俺の防御幕の効果範囲外にいた他の住民達は、モロに衝撃波を浴びてその身を吹き飛ばされていた。
思わずそちらに目を向けるが、どうやら全員怪我をして呻いてるけどまだ生きてるっぽい。ていうか叫んだだけでこの威力とか…どんだけ化け物なんだよこの魔物!
「アキト殿、今あの魔物は天聖者と…まさか知り合いなのか!?」
「んなわけあるかボケェ! あんな魔物…ていうか魔物自体初見だわ!」
「じゃあなんであの魔物はアキト殿が天聖者であることを知っているのだ!? 出会ったことが無いとそんなこと……っ!? まさか…あの魔物……」
アサヒは何かに気付いたのか顔を青くして立ち尽くしている。何が分かったのかと聞こうとした瞬間、魔物が再びこちらに向かって走りだした。あの速度ならここに来るまであと3秒ってとこか。
「アサヒ、話はあとだ。今はミコトを連れてこの場から逃げろ! あいつは俺が引き受ける!!」
「アキト殿!?」
「お兄ちゃん!!」
もう考えてる時間はない。俺は魔物に向かってダッシュしながら、その途中に落ちていた騎士の剣を拝借して最低限の装備を整える。あの質量の魔物を仕留めるなら闇雲に攻撃しても無駄だ。急所を狙っての一点突破、これしかない!
こんな時の為にスキル取っておいて良かったぁ!
「『急所感知』発動!」
相手の急所を教えてくれるスキル『急所感知』。ラヴェンダー領の兵士をこれで見たときは人体の急所を的確に示してくれていた。このスキルならあの魔物の急所も見抜けるはず!
「………あれ、急所無し!? んな馬鹿な!!」
「クタバレテンセイジャァァアアアアアアアアアア!!!」
「ッ! 『風雲』!」
窪塚流『風雲』、雲が豪風で散らされる様に見えるほどの無駄のない動きで攻撃を回避する技だ。これならなんとか―――ッッ!?
ドゴォォォォォオオオオオオオンッ!!!
「うおぉぉぉぉおおっ!!」
魔物が繰り出した拳は俺の予想を遥かに超える威力を持っていた。打ち下ろされた魔物の拳は大地に巨大なクレーターを作り出し、その爆風と砕かれた大地の破片。そして剛撃によって作り出された強烈な衝撃波が俺の体を襲う。
束ねたTNTを至近距離で爆発させたかのような拳の威力に成す術もなく吹き飛ばされた俺は、空中でバランスを取りつつ近場にあった瓦礫の柱に体を打ち付けることで何とか止まることが出来た。
だが、ダメージが大きすぎて胃の内容物と共に血を大量に吐き出してしまう。内蔵と、肋骨が何本かイカれたか?
「ごぼっ! ゲホッゲホッ! くっそぉ…この化け物が…」
「テンセイジャァァァァ……キサマハタダデハコロサナイ!! ミコトヲウバワレタウラミ、コノオレヲゴウモンシテクレタウラミ、ゼンブマトメテハラシテクレルワァァァァ!!!」
「…ミコト…拷問?」
魔物が何でミコトを……ていうか、ミコト絡みで俺の拷問食らって、まだ生存しつつ俺を恨んでる奴なんて一人しか思いつかない。アサヒとミコトを追い詰めていたラヴェンダー領領主の息子。真正の幼女性愛者。
「……お前まさか、タカティンか!?」
「協力感謝するよアキト君。それじゃ約束通り、帝国へ行くための費用は僕が出すからこれを持って行ってくれたまえ」
ツカサから差し出されたのは金色に輝く一枚のカード。それの表面には何かの紋章のようなものが描かれている。
「これは?」
「それは君がユヴァリー領主である僕の関係者であるという証だよ。そのカードをこの街の商店に見せれば、ウチのツケで買い物をする事ができるんだ。金額の上限は設けないから、旅に必要な物資や装備は全てそのカードで買い物してくれ」
つまり、このカードはこの世界のクレジットカードの代わりみたいなもんってことか。しかも上限無しって…俗に言うブラックカードって奴なのでは? 戦車とか買えるやつ。
「上限無しとか、今日初めて会った俺にこんなの渡していいのか? もしかしたらとんでもないモン買っちまうかもしれんぞ?」
「ふふっ、悪いことを考えている輩はそんなこと言わないんじゃないかな? それに君はミコト達を救ってくれた恩人だし、こうして直接会って信用に足る人物だと僕自身で判断したんだ。もし君に裏切られても後悔なんてしないさ」
「ツカサ…」
いい奴だなぁこいつ。天聖者が関わったら暴走するけど。
「まぁ、この街の商店にそこまでの高級品は無いと思うけど……気になるって言うなら上限は1億コルぐらいにしておこうか♪」
それもう上限じゃないと思います。
「まずはアキト殿の装備品を買いに行こうか」
「そうだな。せっかくスポンサーがいるんだから一番良いやつを買おう」
「お買い物なの♪」
詳しい打ち合わせは明日することにしてツカサの家を出た俺達は、とりあえず商店が並んでいる中央通りを目指して歩いている。どっちにしても装備だけじゃなくて夜営道具や食料品、魔道具なんかも仕入れようと思ってたから丁度いいだろう。ついでにアサヒ用にエロ下着とかもあったらゲットして無理矢理履かせたい。
「では私が懇意にしているこの街で一番腕の良い武器屋に案内しよう。店主の性格はアレだが、きっとアキト殿が求める武器が置いてあるはずだ」
「性格がアレって何!?」
まぁ武器が良いの揃ってるなら多少性格が捻じ曲がっていても関係ないからな。ガチ武器屋って初めてだからちょっと楽しみ。
ドゴオオオオオオオオオオオオオオオオンッッ!!
ギャァァァァァァァ! シニタクナーイ! アアァン! アシクビヲクジキマシタァァァァァ!
「「「!?」」」
突如、街の入口の方から謎の爆発音と人の悲鳴が聞こえてくる。遠目から見ても解るレベルで頑強だった街の外壁が破壊され、5m以上はありそうな全身が黒い筋肉ムキムキ巨人が禍々しいオーラを撒き散らしながら街の中で暴れまわり、入り口の近くにあった民家を破壊しまくっている。
「な…なんだあれ。この世界にはあんなでかい魔物もいるのか!?」
「知らん! というか、そんなこと言ってる場合ではない。一刻も早く街の者達を避難させないと!!」
「ミコトもいくの!」
「ちょ、ちょっと待て! アサヒ、ミコトッ!!」
アサヒとミコトが俺の制止を聞くことなく街の入口の方へと走り去ってしまった。何の対策も立てずにあの馬鹿デカい魔物に近づくなんて自殺行為にも程がある! アサヒ達がまともに戦ったとしても勝てる見込みは0に近いだろうし、俺がやったとしても…敵の戦力が分からない以上勝てるかどうか分からない。
だけど……こんなん追いかけるしかねぇだろうが!
「……なんだよ…これ……」
正面入り口に辿り着いた時には、街の中は酷い有様だった。あれだけ壮観だった街の景色が瓦礫の山へと一変し、崩れた家に潰された住民の血溜りがそこかしこに作られている。
表通りだった場所はもっと酷い。魔物に踏み潰された冒険者、攻撃を受けてミンチになった騎士、上半身だけ喰われて打ち捨てられた住民達。死因は様々だが皆一様に惨殺されているという事と、死に間際に苦悶の表情を浮かべているのは一致している。
「…そうだ、死んだ奴に構ってる時間はねぇ! アサヒとミコトは―――っ!?」
先にこの場に駆け付けたアサヒとミコトは、崩れた家に挟まれて動けなくなっている女性の救出作業を行っていた。打ち捨てられた家の柱を利用して瓦礫を退かそうとしているのだろう。だが瓦礫の重量がありすぎてテコの原理を使っても女性を挟んでいる家はビクともしない。
「くそっ、なぜ動かんのだ!! 動け、動け動けぇぇぇ!!」
「アサヒっ、ミコトも…頑張るのぉお!」
「手伝うぜ嬢ちゃん達!」
「俺もだ!」
「某も手伝うでござる!」
「みんな…ありがとう。それじゃ一気に行くぞ! いっせぇのぉぉぉ!!!」
救助に加勢した男性陣の力が功を奏したのか、瓦礫が微かに上がった瞬間に駆け付けてきた新たな住民が挟まれた女性を引き抜いて救助が成功した。しかし、その光景をあの巨大な魔物に見られていることを全員気付いていない。
魔物はその顔をニヤッと歪めてから、ゆっくりとアサヒ達の方へと歩き始めた。
「チッ、誰がやらせるかよ! 窪塚流『瞬光・改』!!」
アサヒ達と魔物の間に割って入るように高速で移動してから攻撃準備に入る。しかし、魔物は俺の姿を見た途端、何故かその場で動きを止めて食い入るようにこちらを見ている。そしてその赤く光る眼を大きく見開いて、俺の方を憎らしげに睨みつけてきた。
「…なんだ?」
「……ミツケタ…。ミツケタゾォォォ―――テンセイジャァァァァァアアアアアアアアア!!!」
「ッッ!?」
魔物の巨大な咆哮が衝撃波を生み俺達に迫ってくる。俺はアサヒ達の側まで下がって氣で作り上げた防御幕を展開すると、なんとかその衝撃波を受け流すことに成功した。残念ながら俺の防御幕の効果範囲外にいた他の住民達は、モロに衝撃波を浴びてその身を吹き飛ばされていた。
思わずそちらに目を向けるが、どうやら全員怪我をして呻いてるけどまだ生きてるっぽい。ていうか叫んだだけでこの威力とか…どんだけ化け物なんだよこの魔物!
「アキト殿、今あの魔物は天聖者と…まさか知り合いなのか!?」
「んなわけあるかボケェ! あんな魔物…ていうか魔物自体初見だわ!」
「じゃあなんであの魔物はアキト殿が天聖者であることを知っているのだ!? 出会ったことが無いとそんなこと……っ!? まさか…あの魔物……」
アサヒは何かに気付いたのか顔を青くして立ち尽くしている。何が分かったのかと聞こうとした瞬間、魔物が再びこちらに向かって走りだした。あの速度ならここに来るまであと3秒ってとこか。
「アサヒ、話はあとだ。今はミコトを連れてこの場から逃げろ! あいつは俺が引き受ける!!」
「アキト殿!?」
「お兄ちゃん!!」
もう考えてる時間はない。俺は魔物に向かってダッシュしながら、その途中に落ちていた騎士の剣を拝借して最低限の装備を整える。あの質量の魔物を仕留めるなら闇雲に攻撃しても無駄だ。急所を狙っての一点突破、これしかない!
こんな時の為にスキル取っておいて良かったぁ!
「『急所感知』発動!」
相手の急所を教えてくれるスキル『急所感知』。ラヴェンダー領の兵士をこれで見たときは人体の急所を的確に示してくれていた。このスキルならあの魔物の急所も見抜けるはず!
「………あれ、急所無し!? んな馬鹿な!!」
「クタバレテンセイジャァァアアアアアアアアアア!!!」
「ッ! 『風雲』!」
窪塚流『風雲』、雲が豪風で散らされる様に見えるほどの無駄のない動きで攻撃を回避する技だ。これならなんとか―――ッッ!?
ドゴォォォォォオオオオオオオンッ!!!
「うおぉぉぉぉおおっ!!」
魔物が繰り出した拳は俺の予想を遥かに超える威力を持っていた。打ち下ろされた魔物の拳は大地に巨大なクレーターを作り出し、その爆風と砕かれた大地の破片。そして剛撃によって作り出された強烈な衝撃波が俺の体を襲う。
束ねたTNTを至近距離で爆発させたかのような拳の威力に成す術もなく吹き飛ばされた俺は、空中でバランスを取りつつ近場にあった瓦礫の柱に体を打ち付けることで何とか止まることが出来た。
だが、ダメージが大きすぎて胃の内容物と共に血を大量に吐き出してしまう。内蔵と、肋骨が何本かイカれたか?
「ごぼっ! ゲホッゲホッ! くっそぉ…この化け物が…」
「テンセイジャァァァァ……キサマハタダデハコロサナイ!! ミコトヲウバワレタウラミ、コノオレヲゴウモンシテクレタウラミ、ゼンブマトメテハラシテクレルワァァァァ!!!」
「…ミコト…拷問?」
魔物が何でミコトを……ていうか、ミコト絡みで俺の拷問食らって、まだ生存しつつ俺を恨んでる奴なんて一人しか思いつかない。アサヒとミコトを追い詰めていたラヴェンダー領領主の息子。真正の幼女性愛者。
「……お前まさか、タカティンか!?」
0
あなたにおすすめの小説
男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件
美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…?
最新章の第五章も夕方18時に更新予定です!
☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。
※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます!
※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。
※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!
【完結】異世界に転移しましたら、四人の夫に溺愛されることになりました(笑)
かのん
恋愛
気が付けば、喧騒など全く聞こえない、鳥のさえずりが穏やかに聞こえる森にいました。
わぁ、こんな静かなところ初めて~なんて、のんびりしていたら、目の前に麗しの美形達が現れて・・・
これは、女性が少ない世界に転移した二十九歳独身女性が、あれよあれよという間に精霊の愛し子として囲われ、いつのまにか四人の男性と結婚し、あれよあれよという間に溺愛される物語。
あっさりめのお話です。それでもよろしければどうぞ!
本日だけ、二話更新。毎日朝10時に更新します。
完結しておりますので、安心してお読みください。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
私は5歳で4人の許嫁になりました【完結】
Lynx🐈⬛
恋愛
ナターシャは公爵家の令嬢として産まれ、5歳の誕生日に、顔も名前も知らない、爵位も不明な男の許嫁にさせられた。
それからというものの、公爵令嬢として恥ずかしくないように育てられる。
14歳になった頃、お行儀見習いと称し、王宮に上がる事になったナターシャは、そこで4人の皇子と出会う。
皇太子リュカリオン【リュカ】、第二皇子トーマス、第三皇子タイタス、第四皇子コリン。
この4人の誰かと結婚をする事になったナターシャは誰と結婚するのか………。
※Hシーンは終盤しかありません。
※この話は4部作で予定しています。
【私が欲しいのはこの皇子】
【誰が叔父様の側室になんてなるもんか!】
【放浪の花嫁】
本編は99話迄です。
番外編1話アリ。
※全ての話を公開後、【私を奪いに来るんじゃない!】を一気公開する予定です。
戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件
さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。
数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、
今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、
わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。
彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。
それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。
今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。
「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」
「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」
「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」
「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」
命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!?
順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場――
ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。
これは――
【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と
【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、
“甘くて逃げ場のない生活”の物語。
――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。
※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる