悪役令嬢は嫌なので、放浪して好き勝手します

cqrijy

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閑話 海王蛇の禁忌と願望

絶滅を望むもの、永遠を願うもの

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最近煩わしかった双子の人魚が店から出て、また気になったように振り返ってリリーを見た。疲れきった顔で。
関心を無くさせた、というより、疲弊させることには成功したらしい。人魚は欲深い。その欲はリリー以外に向けていればいい。永遠に。

「あれリリーが捕まえたの?」
「……へ?  ああ、もしかしてマリンちゃんとシリンちゃんに使ったナマハゲ的な人魚の事ですか?」
「?  うん」
「はい。ムンタリ大陸のワーム都市にあるセイレーンの泉で狩りました」
「妖精が造った人魚の監獄だね」
「そうなんですよっ、妖精都市から『古の人魚の脱獄を阻止せよ!』っていう緊急クエストがきて、当時は何の事か解らなかったんですが、収納して剣の素材だと解ってからはもう夢中で乱獲──」

リリーの話を聞いていると、この海で捕まえたわけではないみたいだ。リリーが出した醜毒の死体、その全ての顔に、罪人に刻まれる妖精光の刻印があった。なら殺しても監獄の中で生き返るから、監獄の中で三回ずつ殺したということ。
リリーの様子から、海ではまだアレに出会ってはいないようだ。それにアレは、遺跡から出てこれない。出ればすぐ俺が地上に引き摺り出して殺すから。それは俺が海にいても同じ。卵から孵るまでの数百年間、ずっとアレに狙われてたからね……いや、違うか。どちらかというとリリーに関することだから、消しておきたいと思うようになった。フィクサーナが俺に番が現れたことを告げなければ、今も殺す意味はなく放っておいただろう。
なによりフィクサーナの思いつきで、テリーが俺を拾わなかったら、今も俺は孵っていなかった。空腹より孤独感より、なによりも、孵れば喰われるという恐怖があった。一年経って、蛇の体が人型に成長すると、目的が卵であることは変わらないまま、別の意味でつけ狙われた。もう喰われる恐怖とはどんな感情だったのか、思い出せない。

「おいちぃょぅ!」
「後で一緒に離島までお散歩に行くでしょ」
「はいっ!  浜辺でライト照らして稚イカ獲りまくりますよぉ♪」
「可愛い。夜食にフルーツサンド食べる?」
「食べる食べるぅ♪  絶対食べるぅ♪」
「じゃあ作ってくる」
「ありがとうございます!  きゃあ~♪動いた後に食べるフルーツサンド♪楽しみぃ♪」

リリーは可愛いねぇ。
リリーのご飯を作ってる時も、心が落ち着く。

果物を切っていると厨房にエメラルドが入ってきた。

「フィックスお兄さん、毎年地元で開催される秋の人魚祭は……今年は出店する?  リリーおねいさんもいるし」
「さあ……俺、人魚は嫌いだからね」
「…………うん。理由も知ってる。でもエメラルド達はただの人魚で、地上におりた人魚だから。ママもマリアーナさんも、子育てする人魚なんだよ」
「そうだね」

最後の純血種が選んだ人間の番。
卵の中で視た、母乳を与えられ大切に育てられた記憶。

人間から生まれた海王蛇先祖は、愛され大切に育てられたから過度な願望を抱いたんだろう。一体くらいは育ててくれる人魚がいると夢見て、数多もの高位人魚とつがい、数千の卵を生ませた。その直後に、数百が喰われた。親である醜毒の優しい声に唆されて、記憶を継承する前に自ら殻を破ってしまった。孵ったのは美毒が隠して生んだ数百の卵。それも孵った直後に醜毒に狙われて喰われた。上手く逃げのびて育ったのは俺とテリーだけ。

醜毒は海王蛇を生んで喰う。
美毒は海王蛇を生んで護らない。
食べたい、育てない、その番の望みを叶えているうちに海王蛇先祖は精神がおかしくなり何度も狂化して死んだ。その後は、醜毒の餌になったのだろう。

人間の番は、ひとつの卵を生んで、数十年は護って暮らした。この差は、なんなんだろう。いま俺は、俺の周りには数多もの醜毒が集り、俺の孵化を今か今かと待ち構えている。おびただしい数の目。命に餓えた醜毒の息遣いに吐き気がする。

「おいフィックス。お嬢ちゃんの顔を思い出せ」

テリーが顔を覗きこんできた。また狂化すると思ってるのかな。人魚じゃならないよ。リリーではそうなるけどね。

「テリーはどうやって孵化の直後を切り抜けたの?」
「狂化した。一体残らず発狂させて、その間に逃げた。それでも頃合いを図るのに千年はかかった」
「ならそのやり方はテリーが初めて試したんだね」
「ああ、お嬢ちゃんなら心配ないし、その子孫も俺のやり方で後遺症の期間さえ耐えれば多少は生き残るだろう。……それかあの醜毒が死ぬまで待つしかない」
「あぁ……苛々する。早くリリーと裏の世界に引きこもりたいのに」

胃の中を視ると、順調に世界が育っていた。リリーの為だけに造った、リリーの世界。歴代の海王蛇の胃の中から、リリーがまだ知らないもの、興味をひきそうなものだけを集めた、新しい世界。

「テリーの胃の中からは拝借できないんだね」
「俺が死んだ後は可能だ。そうやって番の事だけを考えていると、案外他はどうでもよくなってくる」
「そうだね」

エメラルドを見る。
最近は人間と関わってるようだけど、リリーに固執して人間に興味が出たのか、そうじゃなく自ら関わってるのか、祭りで判断しよう。早く絶滅したらいいのに。

「リリーが参加したいって言ったら、俺も出ようかな」
「……わかった。リリーおねいさんに聞いてみる」


  ◇ ◇ ◇ ◇


リリーと月を見上げながら夜の海を泳いだ。

「ねぇねぇ、フィックスさん」

リリーが泳ぐのをやめ、俺の首に腕をまわして力を抜いた。

額を合わせてじっと目を見つめてくる。

「どうしたの?」
「海で遭難して漂流してる絶対絶命の恋人ごっこしましょうよ」

その発想、どこから出てくるの?
俺、海王蛇だよ?
笑いを堪えながら頷くとリリーが手からカツオ流木を出した。見た目は流木そっくりなカツオだ。店の出汁でも使ってる。

「さあ早くっ、これに掴まって!」
「掴まればいいの?」
「アウウ、このままでは二人とも力尽きて溺れてしまうわっ」
「溺れたらいいの?」

やり方がわからない。

「でもこの流木ももう持たない、あぁ、私が豪華客船でタイタニックごっこしたいなんて欲を出さなければ、今頃あったかいお布団とフィックスさんの雄っぱいでグースカピーしてたのにっっ」
「たいたにっくごっこってなに?」
「船首で案山子になる遊びです」
「リリーの欲は可愛いねぇ」

俺の気が立ってるのに気付いて、気を反らしてくれてるの?  でもリリーが側にいたら、そんなのすぐ忘れちゃうよ。
妖精都市の海域にある潮湯を呼び寄せた。淡く発光する温かい海水だ。

「ふにゃ~……あったかぁい」

カツオ流木を枕に、リリーが微睡みだした。後ろから抱き締めて髪に鼻を埋める。柔らかい体。ずっと抱き締めていたくなる。リリーはそうやってずっとふにゃふにゃしていて欲しい。


微睡んでいたリリーは潮湯の灯りで寄ってきたイカに興奮して飛び起きた。

「フハハハハ!  ブラック・キルギス稚イカ狩りじゃ~!  釜茹でして生姜と魚醤で頂こうかね。炊きたてのご飯を添えて」

わかった。朝ご飯に出してあげる。
集まってきたイカで、海上が噴水のように飛沫を上げている。その最中を、淡い灯りに照らされながら、リリーも網を手に飛沫を上げる。

「見てて下さい!  これは海の殺し屋の狩り方!」

深く潜ったリリーが海中から急上昇して海上に高く舞い上がった。網一杯に入ったイカが活き締めされて、満足そうだ。
可愛い。落下してくるリリーを抱き止める。

「お姫様抱っこ~♪」
「リリーはお姫様だよ」
「フィックスさんは王様ですよ。王種とか精霊王とか王族とか王冠サメとか王冠ウニとかいるけど、結局イカだし精霊だし人族だしサメ類だしウニ類だしで、公式種族名に王の名が付いてるの、海王蛇だけですもん」
「そうなの?  かっこいい?」
「かっこいいですよ!  もう大好きっ」

それなら、海王蛇に生まれてよかったかもしれない。

「海王蛇はね、番に死ねって頼まれたら本当に死んじゃうんだ」
「え」
「だからリリーが俺から離れたくなったら、そう言って。じゃないと俺、リリーを羽交い締めにして、ずっと離さないと思うから」

ごめんねリリー。嘘だけど、離さないけど、リリーが可愛いすぎて、もし離れたい、そういう気になったら、言って欲しいんだ。可愛いリリーをのみ込んで、胃の中に入れたまま、ずっと閉じ込めたまま、ちゃんといなくなるから。

「………………悲しい。人間と一緒ですね。私はフィックスさんに死んでって望まれたら、心が壊れてしまいます。そうなったら死んでしまうのと同じことです」
「俺は望まないけどね」
「フィックスさんが悲しいと、私も悲しいです。ご飯も美味しく感じないし、沈没船見付けてもやる気でないし、今まで楽しさを感じていた採取も、釣りも、趣味の行商も、全部つまらなくなります。集めた古代魔石も全て色褪せて見えてしまいます。私の行動に至るまでの衝動って、殆どフィックスさんからきているんですよ」
「そうなの?」
「そうですよ。フィックスさんは知らないかもしれませんが、フィックスさんと出会ってなかったら、誰とも仲良くしてませんよ」
「どういうこと?」
「例えばフィックスさんと出会わずにエメラルドちゃんと対峙してたとしましょう。あ、人魚だー、で終わりです」
「?」
「私は、自分の事は解ります。フィックスさんがいなくなったら、これまで関わってきた人達全員と縁を切ります。そしてまた放浪するでしょう。フィックスさんがいるから自信を持って周りと関わってるんです。前世もそうでした。私だけなら、精々、最低限の意思疏通ができて絶対傷つく言葉は言わないペットくらいしか側に置いてません。あ、でも今までそのペットすらいたことがありませんが。本来ならこんな剣と魔法の世界で、モフモフも、ドラゴンも、よくある世話役の従魔も持たず、ギルドすら行っても無人のとこくらいです。でも与えられたお役目悪役令嬢をするくらい退屈しのぎに困っているわけでもなくて、……だって前のカンスト脳死プレイから、景色雑草すら採取できる現実プレイに切り替わったんですから。それも獲り尽くせば再び脳死プレイが待っている余命僅かなプレイヤーが、人と関わる衝動を与えてくれる奇跡のようなフィックスさんに出会ったんです」
「……俺がいた方がいい?」
「当たり前です。フィックスさんがご飯作ってくれなくなっても、私が劣化して可愛いって言ってくれなくなっても、年とって体力的にレスになったとしても、私の事を好きでいてくれる限り、ずっと離れません」
「リリーのご飯はずっと作りたいし、リリーは存在してるだけでずっと可愛いよ。あとレスってなぁに?」
「それは今は置いといて、私はフィックスさんがいるからこそ、この世界で泳いでいられるんです。フィックスさんがいなくなったら、泳ぐことも溺れることもせず漂流してるだけなんです。私には、フィックスさんが必要なんです。それだけは、絶対に忘れないで下さい」
「わかった。レスってなに?  リリーが離れていく元凶は消しておかないと。年をとって体力的に出来なくなるってなに?  俺、年を重ねる毎に強くなるから、想像がつかない」
「それはまた後程。さあ、今はフィックスさんが作ってくれたフルーツサンドと、水筒に淹れてくれた紅茶で休憩にしましょう」
「わかった。食べたら教えてね」
「……へ、部屋に戻ってから、ね」
「なんで?  言ったらここで襲われそうだから?」
「…………フ、フィックスさんて……まさか、スキル【刹那】に似たようなものを持ってませんよね?  海王蛇の技って全部二文字で統一されてるから……いやでも公式には無……まさか、ね?」
「持ってないよ。あれは人間に使うと間違いだらけの答えが返ってくるからね」
「……そうなんですか?」
「うん。きちんと通用するのは、同じ思考速度の同族くらいじゃない?」
「へぇ……そうなんだぁ」
「あれを抜けてるリリーに使ったら更に最悪な結果になると思う。直感とは違うからね」
「へぇー……なんか納得」
「レスってなぁに?」
「あ、抱かないことです」
「抱くよ。こんな可愛いんだから」
「…………ちょっと、これから食卓って時に、それはダメですよ」
「リリーは抜けてて可愛いから、こうやって隙間に入り込むんだよ」
「ちょ、どこ触っ、さっきまでの世に嘆いているような顔したフィックスさんはどこにいったんですか!  落ち込んでたんじゃないんですか!?  せめてその理由くらい話して下さいよ!」
「リリーってほんと抜けてるよね。俺、そういうことされると、もう絶対離さないよ。離しても離さないでおこうと思ってたのに、それももう無理」
「ちょ、アッ──」


  ◇ ◇ ◇ ◇


「フィックスさんはどこまで私をる気ですか!?  お腹パンパンに米を積めた煮イカを輪切りにしてあの美味いタレを一杯つけて食べないともう怒りが収まりません!」

朝。
リリーがそう叫んで飛び起きた。
よかった。寝惚けてるけど元気そう。

「わかった。お昼ご飯に出してあげる」
「……ほぇ?  ……いい匂い?」

リリーが食べたがっていたイカ。それに炊きたてのご飯を添えて。

「おはようリリー。朝ご飯だよ」
「わっ、わぁ、きゃあ~♪  艶々ご飯とテカテカなタレ~♪いい匂いぃぃ」
「ほんと……いい匂い」

あれから……行為の最中にリリーに発情期がきて海に引き摺りこんでしまった。予想もしていなかった突然のことで、それに海中では腰が引き攣ることもなく、歯止めが効かなかった。誰にも邪魔されないよう海底に寝床を作ってずっとリリーを貪った。何もかもがどうでもよくなって至福の時間だった。

リリーは本当に、申し訳ないくらい俺に合わせようとするよね。無意識なのかな。それともそれは人族の習性?  今まで周りにも、ずっとそうやって生きてきたの?  疲れちゃうでしょ。食べ終わったらまた寝ようね。一日半は腕の中に閉じ込めちゃったから。イカで口をいっぱいにしたリリーの頭を撫でる。

「あ~う~……合う合うぅぅしあわせぇー……なぁんも考えずにずっとフィックスさんとこうしてたぁ~い」
「俺も」

リリーとずっとこうして暮らしたいよ。
だから何も考えずにずっとこうしてようね。
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