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5話

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「だがこちらも条件がある」
「なんです?」

 俺は震える声で続ける。昨日のお仕置きの恐怖は体に残っている。それに今、俺の息子につけられているのもだ。だがここで言わなければ何も変わらない。人生で1番危険だったあの銃撃戦にも劣らぬ緊張感だ。

「この事項の所をなんとか仕事以外のプライベートのみってことで許してはくれねぇか?一応こっちにも客のプライバシーてのは存在する」

 これを相手の目を見てボスとしての威厳を保ちながら言った。これは俺の一生をかけたものだった。
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