悪役令息の弟に転生した俺は今まで愛を知らなかった悪役令息をとことん甘やかします！

2歳

61話

　前とは違い公爵に許可をとって護衛つきで外出を許して貰えた。護衛は使用人達の間で優秀だと噂だった達4人だ。兄の舌打ちにビクッとしながらも緊張した面持ちでフードを被って着いてきてくれる。

　こんな変な微妙に大所帯の俺達は目立つと思い俺から色々提案をさせてもらった。兄はこれが初めてでは無いのと人目を気にしない、護衛達は貴族とはこういうものだと思い込んでいる節がある、このことから普通に怪しい格好全員フード＆家紋入りで行こうとした人達を止め「僕達が貴族ということをバレたくない」ということを強調して提案を無理矢理飲み込ませた。その提案はごく普通のもので俺たちともう1人が父と子供役として先陣をきりその後ろから3人が着いてくる形だ。

「本当にここですか？」
「お父さん！」
「あっ本当にここなのかな？」

　1人ついてきた護衛の敬語を直しつつ何とか鍛冶屋の着いた。見た目がボロくとても腕がいいとは思えないため護衛は少し引き気味に後ろの護衛達と連絡をとっている。

　やるからには完璧を目指す。中に頑固姉さんを騙すつもりで。

「こんにちは！今日はお父さんも連れてきた！」
「あらぁいらっしゃい。あらぁあらぁあらぁいい男じゃない」