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3章
空席の埋めどころ2
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目的地は横浜で、そこまでのドライブと中華街での食事が今日のデートコースということになっている。
まさにデートの王道と言えそうなコースだ。
(走り出したら、気持ちが落ち着いてきたな)
もらった紅茶を飲んでいるうちに、心が次第に落ち着きを取り戻してくる。
流れる風景も心を癒してくれ、少しずつワクワクしてくるのがわかる。
(こんな気持ちになるの、久しぶりだな)
子どもみたいに窓に額を寄せて外を見ていると、佐伯さんが小さく笑ったのが聞こえた。
「どうしました?」
振り返ると、彼はちらっと私を盗み見てまた笑う。
「いや、可愛いなと思って」
「っ」
さらりと可愛いなどという表現をされると、どう返していいか分からない。
圭吾も可愛いとは言ってくれていたけれど、それは決まって体を重ねる時だった。
だからドライブ中に突然そんな風に言われるのはドキッとしてしまう。
「さ、佐伯さんも素敵……です」
「ありがとう」
彼はふっと笑って嬉しそうに目を細めた。
その優しげで色気ある横顔を見つめ、私はすでに知らない感覚に包まれていた。
(デートってこんなに安心感のあるものだったんだ。私が先回りして気遣わなくても、佐伯さんは何も要求してこない)
飲み物の心配も、目的地への行き方も、お店の下調べも、圭吾と付き合っている時は全部私の役割だった。
運転をお任せするのだからそれは私の役目なんだろうと疑いもしなかったけれど、こうして全部エスコートされてみると、なんて心地いいんだろうと思う。
もちろんいつでも甘えたいというわけじゃないけれど、時にはこうしてお姫様みたいに扱われるのはご褒美みたいで嬉しい。
すでに満足してしまっている私をよそに、佐伯さんは見えてくる建物や風景の説明をしてくれた。
どれも知らなかった話ばかりで、私はうんうんと頷いて感心していた。
「いろんなこと、よくご存知ですね」
「でしょ……って言いたいけど。実はデートの下調べしてたら、自然に入ってくる情報がほとんどだよ」
「そうなんですか」
「一応、格好つけたいじゃない。せっかくのデートなんだから」
(そんな本気モードで考えてくれたんだ)
なんだか胸の奥があったかくなる感じがして、私はそのじんわり沁みてくる優しさを味わった。
そして、この感覚こそが”大事に扱われる”ということなんだとぼんやり思う。
(知らなかったな。相手の機嫌を気にしないで、こんなにもゆったりできるデートがあるなんて)
改めてそんなことを思いながら、その後も私は佐伯さんの話してくれる楽しいお話に耳を傾けた。
色々な場所を巡りながら二時間ほどドライブし、到着したのは横浜港近くの駐車場だった。
遠くに見える船は海外からの客船だろうか。
それらを見ながら、私は自然に気持ちが高揚していくのがわかった。
「……気持ちいい」
車を降りると、少し湿った海風が髪を撫でていく。
あまりの解放感に私は大きく手をあげて伸びをした。
「この開放的な空気、最高!」
「だな」
同じように遠くの景色を見ながら、佐伯さんも腕を軽く上げる。
「横浜、何年かぶりに来たよ」
「そうなんですね。でも、今日はどうして横浜にしようって思ったんですか?」
「ん?」
腕を下ろしながら私を見ると、佐伯さんは私の顔を見て少し考える。
「どうして……っていうか」
「あ、そんなに意味はなかったですか?」
「いや。いつだかの飲み会で、槙野が中華街の肉まんが一番好きだって言ってたから。横浜好きなのかな……と。俺の勝手な思い込みだけど」
「え、そんなことい言いましたっけ」
「言ったよ」
(覚えてないけど、確かに中華街の肉まんは大好き。ていうか私のそんな些細な言葉を思えていてくれたのが驚き)
佐伯さんが私を好きだという気持ちが本当である証拠のようで、嬉しくて……少しくすぐったい。
「さて……少し散歩する? それとも何か食べる?」
「散歩がいいです」
「よし、じゃあ海沿いをゆっくり散歩しよう」
私の意見を最優先で受け入れてくれるのにも嬉しくなり、私は佐伯さんの横に並んで山下公園方面へをゆったりと足を向けた。
休日のせいか公園はカップルが多く、堂々と身を寄せている人たちもいて、こちらがドキドキしてしまう。
(私たちも恋人に見えてるんだろうな)
少し照れつつも素敵な男性の横を歩けるのはやっぱり嬉しくて、私は夢のような気分で歩いていた。
すると佐伯さんが足を止め、海と陸を分ける欄干にもたれた。
「ここの眺め、いいな。船と海と空……ちょっとリアルから抜け出した感じがする」
「……そうですね」
私もその横に立ち、同じ風景を見つめる。
特別な会話をしなくても不自然がない。この感覚も初めてのもので、どうして佐伯さんはこんなにも居心地がいいんだろうと思う。
「どこが……」
「ん?」
「私のどこが……いいんですか? なんかまだ信じられなくて」
しつこいかなと思ったけれどまだ戸惑っていた気持ちを私はつい口にしていた。
それくらい、私も佐伯さんといることに素直に心地よさを感じ始めていて。
本気にしたらもう戻れない予感がしていたからだ。
(しょうもない理由だったら、もう少し心の距離はとっていた方がいいだろうしね)
すると佐伯さんは少し沈黙してから、私を見る。
「強いて言うなら……槙野の『笑顔』かな」
「笑顔?」
「まあ、槙野には自覚ないんだろうけど。君が笑っててくれると、なんかどんな大変な時も”大丈夫だ”って思えるんだよ」
「えー…そんなの初めて言われました」
困惑する私の頬をそっと撫で、佐伯さんはそのアンニュイな目を眩しげに細める。
「あとはその危なっかしい感じ」
「あ、危なっかしい……ですか?」
「うん。放っておけないんだ。槙野が悲しむ顔は見ていたくないって思う」
真剣な顔でそう言われてしまい、どんな顔をしていいかわからなくて視線を泳がせてしまう。
でも、嫌な感じじゃない。むしろ嬉しくて、自然に頬が緩んでしまう。
すると彼は触れたいた指を離して、今度は両手で私の頬を挟んだ。
「んむっ?」
「はは、面白い顔」
「な、何するんですか!」
「怒った顔もいいな」
「もう!」
離れようと手で胸を押すと、そのまま彼の腕の中に抱きすくめられてしまう。
(え……)
柔らかな温もりが全身を包み、鼻腔をくすぐる淡いコロンの香りに鼓動が跳ねた。
「さ、佐伯……さん。通る人が見てます」
身じろぎするけれど彼の腕は強くて、逃れられない。
「恋人なんだから、これくらい普通でしょ」
「そ、うかもしれないですけど……」
(恥ずかしいし、顔が熱くて火が出そうだよ)
「本当、君はあったかくて……心地いい。こんな温もり知ったら……もう手放せないよ」
「…………っ」
真っ赤になりながら棒立ちになっていると、やがてゆるりと彼の腕から解放された。
そろりと顔を上げると、佐伯さんは見たこともないような艶っぽい視線を向けている。
(全身がむずむずする……何もされてないのに体から力が抜けていくみたい……)
視線を逸らせずに固まっていると、佐伯さんが顔を近づけてクスリと笑った。
「キス、欲しかったら言ってね?」
「へ?」
「告白は俺からしたし……今度は槙野から聞きたいから。俺にどうして欲しいか」
「ど、どう……って」
「言えるようになったらでいいよ」
真っ赤になったまま答えきれずにいると、佐伯さんは髪を掻き上げながら日の暮れていく海へ視線を向けた。
「もう夕方だ。ぼちぼち中華街の方に行こうか」
「そ、そうですね」
(今、キスしてって言ったら……してくれたのかな)
それにしては空気があっさり変わりすぎて、もう今からキスをせがむなんでできそうもない。
(この人、やっぱり掴みどころのない人だな。好きだって言われてても……いつかふっと消えてしまいそうな。そんな危うさを感じる)
ずっと心地よさと安心の中にいたけれど、この時初めて胸の奥にきゅっと締め付けられる痛みが生まれていた。
まさにデートの王道と言えそうなコースだ。
(走り出したら、気持ちが落ち着いてきたな)
もらった紅茶を飲んでいるうちに、心が次第に落ち着きを取り戻してくる。
流れる風景も心を癒してくれ、少しずつワクワクしてくるのがわかる。
(こんな気持ちになるの、久しぶりだな)
子どもみたいに窓に額を寄せて外を見ていると、佐伯さんが小さく笑ったのが聞こえた。
「どうしました?」
振り返ると、彼はちらっと私を盗み見てまた笑う。
「いや、可愛いなと思って」
「っ」
さらりと可愛いなどという表現をされると、どう返していいか分からない。
圭吾も可愛いとは言ってくれていたけれど、それは決まって体を重ねる時だった。
だからドライブ中に突然そんな風に言われるのはドキッとしてしまう。
「さ、佐伯さんも素敵……です」
「ありがとう」
彼はふっと笑って嬉しそうに目を細めた。
その優しげで色気ある横顔を見つめ、私はすでに知らない感覚に包まれていた。
(デートってこんなに安心感のあるものだったんだ。私が先回りして気遣わなくても、佐伯さんは何も要求してこない)
飲み物の心配も、目的地への行き方も、お店の下調べも、圭吾と付き合っている時は全部私の役割だった。
運転をお任せするのだからそれは私の役目なんだろうと疑いもしなかったけれど、こうして全部エスコートされてみると、なんて心地いいんだろうと思う。
もちろんいつでも甘えたいというわけじゃないけれど、時にはこうしてお姫様みたいに扱われるのはご褒美みたいで嬉しい。
すでに満足してしまっている私をよそに、佐伯さんは見えてくる建物や風景の説明をしてくれた。
どれも知らなかった話ばかりで、私はうんうんと頷いて感心していた。
「いろんなこと、よくご存知ですね」
「でしょ……って言いたいけど。実はデートの下調べしてたら、自然に入ってくる情報がほとんどだよ」
「そうなんですか」
「一応、格好つけたいじゃない。せっかくのデートなんだから」
(そんな本気モードで考えてくれたんだ)
なんだか胸の奥があったかくなる感じがして、私はそのじんわり沁みてくる優しさを味わった。
そして、この感覚こそが”大事に扱われる”ということなんだとぼんやり思う。
(知らなかったな。相手の機嫌を気にしないで、こんなにもゆったりできるデートがあるなんて)
改めてそんなことを思いながら、その後も私は佐伯さんの話してくれる楽しいお話に耳を傾けた。
色々な場所を巡りながら二時間ほどドライブし、到着したのは横浜港近くの駐車場だった。
遠くに見える船は海外からの客船だろうか。
それらを見ながら、私は自然に気持ちが高揚していくのがわかった。
「……気持ちいい」
車を降りると、少し湿った海風が髪を撫でていく。
あまりの解放感に私は大きく手をあげて伸びをした。
「この開放的な空気、最高!」
「だな」
同じように遠くの景色を見ながら、佐伯さんも腕を軽く上げる。
「横浜、何年かぶりに来たよ」
「そうなんですね。でも、今日はどうして横浜にしようって思ったんですか?」
「ん?」
腕を下ろしながら私を見ると、佐伯さんは私の顔を見て少し考える。
「どうして……っていうか」
「あ、そんなに意味はなかったですか?」
「いや。いつだかの飲み会で、槙野が中華街の肉まんが一番好きだって言ってたから。横浜好きなのかな……と。俺の勝手な思い込みだけど」
「え、そんなことい言いましたっけ」
「言ったよ」
(覚えてないけど、確かに中華街の肉まんは大好き。ていうか私のそんな些細な言葉を思えていてくれたのが驚き)
佐伯さんが私を好きだという気持ちが本当である証拠のようで、嬉しくて……少しくすぐったい。
「さて……少し散歩する? それとも何か食べる?」
「散歩がいいです」
「よし、じゃあ海沿いをゆっくり散歩しよう」
私の意見を最優先で受け入れてくれるのにも嬉しくなり、私は佐伯さんの横に並んで山下公園方面へをゆったりと足を向けた。
休日のせいか公園はカップルが多く、堂々と身を寄せている人たちもいて、こちらがドキドキしてしまう。
(私たちも恋人に見えてるんだろうな)
少し照れつつも素敵な男性の横を歩けるのはやっぱり嬉しくて、私は夢のような気分で歩いていた。
すると佐伯さんが足を止め、海と陸を分ける欄干にもたれた。
「ここの眺め、いいな。船と海と空……ちょっとリアルから抜け出した感じがする」
「……そうですね」
私もその横に立ち、同じ風景を見つめる。
特別な会話をしなくても不自然がない。この感覚も初めてのもので、どうして佐伯さんはこんなにも居心地がいいんだろうと思う。
「どこが……」
「ん?」
「私のどこが……いいんですか? なんかまだ信じられなくて」
しつこいかなと思ったけれどまだ戸惑っていた気持ちを私はつい口にしていた。
それくらい、私も佐伯さんといることに素直に心地よさを感じ始めていて。
本気にしたらもう戻れない予感がしていたからだ。
(しょうもない理由だったら、もう少し心の距離はとっていた方がいいだろうしね)
すると佐伯さんは少し沈黙してから、私を見る。
「強いて言うなら……槙野の『笑顔』かな」
「笑顔?」
「まあ、槙野には自覚ないんだろうけど。君が笑っててくれると、なんかどんな大変な時も”大丈夫だ”って思えるんだよ」
「えー…そんなの初めて言われました」
困惑する私の頬をそっと撫で、佐伯さんはそのアンニュイな目を眩しげに細める。
「あとはその危なっかしい感じ」
「あ、危なっかしい……ですか?」
「うん。放っておけないんだ。槙野が悲しむ顔は見ていたくないって思う」
真剣な顔でそう言われてしまい、どんな顔をしていいかわからなくて視線を泳がせてしまう。
でも、嫌な感じじゃない。むしろ嬉しくて、自然に頬が緩んでしまう。
すると彼は触れたいた指を離して、今度は両手で私の頬を挟んだ。
「んむっ?」
「はは、面白い顔」
「な、何するんですか!」
「怒った顔もいいな」
「もう!」
離れようと手で胸を押すと、そのまま彼の腕の中に抱きすくめられてしまう。
(え……)
柔らかな温もりが全身を包み、鼻腔をくすぐる淡いコロンの香りに鼓動が跳ねた。
「さ、佐伯……さん。通る人が見てます」
身じろぎするけれど彼の腕は強くて、逃れられない。
「恋人なんだから、これくらい普通でしょ」
「そ、うかもしれないですけど……」
(恥ずかしいし、顔が熱くて火が出そうだよ)
「本当、君はあったかくて……心地いい。こんな温もり知ったら……もう手放せないよ」
「…………っ」
真っ赤になりながら棒立ちになっていると、やがてゆるりと彼の腕から解放された。
そろりと顔を上げると、佐伯さんは見たこともないような艶っぽい視線を向けている。
(全身がむずむずする……何もされてないのに体から力が抜けていくみたい……)
視線を逸らせずに固まっていると、佐伯さんが顔を近づけてクスリと笑った。
「キス、欲しかったら言ってね?」
「へ?」
「告白は俺からしたし……今度は槙野から聞きたいから。俺にどうして欲しいか」
「ど、どう……って」
「言えるようになったらでいいよ」
真っ赤になったまま答えきれずにいると、佐伯さんは髪を掻き上げながら日の暮れていく海へ視線を向けた。
「もう夕方だ。ぼちぼち中華街の方に行こうか」
「そ、そうですね」
(今、キスしてって言ったら……してくれたのかな)
それにしては空気があっさり変わりすぎて、もう今からキスをせがむなんでできそうもない。
(この人、やっぱり掴みどころのない人だな。好きだって言われてても……いつかふっと消えてしまいそうな。そんな危うさを感じる)
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