二人姉妹の恋愛事情〜騎士とおくる恋の物語〜

みぃ

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第21話

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森から帰ってきた翌日の昼過ぎ、ソフィアとレティシアはお昼ご飯を食べていた。



「ごちそうさまでした!お姉ちゃんのヒレカツサンド美味しかった」



今日のお昼ご飯は昨日のオーク肉のヒレカツサンドだった。

昨日家に帰る途中で冒険者ギルドに寄ってオークの解体をしてもらったのだ。

勿論オークキングも出したのだが、いつも解体してくれるおじ様に殺り過ぎだと、お小言を少し言われてしまった。

食べる所が少し減ってしまったけど、何とか無事に解体してもらいレティシアはホクホクした顔で姉と家に帰ったのだ。



「ねぇ…レティ、少し相談にのってもらえないかしら?」



「うん、良いよ」



食後のお茶を飲んでいるとソフィアが少し深刻そうに話出したのでレティシアは固唾を呑んで聞いた。





「あのね、私ルイスさんの事が好きになっちゃった」





「なんだ!やっと気づいたんだ。深刻そうに話すから何事かと思ったよ」





「え!やっと気づいたって何!?」





「だってお姉ちゃん、団長さんの事が好きなの行動で丸分かりだったよ?」





「ええぇ!?それってルイスさんにもバレてると思う?」





「大丈夫だと思うよ、団長さんもお姉ちゃんと一緒で恋愛に疎そうだから」





どっちも恋愛初心者同士の為、中々恋に発展しないなと思っていたが、今回の事があってようやく姉が自分の気持ちに気づけて良かったとレティシアは安心した。





「ねぇ、レティ…ルイスさんの事好きって気持ちに気づけたけど、この後ってどうすればいいのかしら?」



初めて恋をしたソフィアはこれからどうすれば良いのか分からなかった。



「取り敢えずアプローチしてみたら?それで様子見て脈がありそうなら告白してみたら良いんじゃないかな?」



その相談を受けているレティシアも恋愛経験ゼロなので大した助言は出来ないが、姉の恋が実るように精一杯応援するつもりである。



「今日は団長さんのお見舞いに行ってきたら?」





「そうね!そうするわ」



そう言って、手ぶらでは行きづらいのでインベントリの中から作り置きしてあったお菓子を数種類取り出し、籠の中に詰めて持って行く事にした。



家を出たソフィアは何分もかからずに騎士団の門の前まで辿り着いたが、訪ねようにもどうすれば良いのか分からずに門の前で立ち止まっていると、門が開きロベルトが何か荷物を持って出てきた。



「あ、副団長さん!」



見知った人物が出てきたソフィアは咄嗟に声をかける。



ロベルトは声をかけられた事に驚き振り向くと、声の主がソフィアであった事を知り笑みを浮かべた。



「あ!ソフィアさんではないですか。昨日はありがとうございました、それと私の名はロベルト・ディアスと申します、しがない騎士爵ですので良ければ副団長ではなくロベルトとお呼びください。

今日はどうかされましたか?団長に御用でもお有りですか?」



ロベルトはソフィアが持っていた大きな籠を見て何となく察した。



「はい、ルイスさんが目を覚ます前に私達はお先に失礼したのであの後ルイスさんがどうなったのか気になってしまい、お見舞いの品を持ってきたのです。

ルイスさんのお加減はいかがですか?」



「もう、貴女のおかげですっかり良くなっていますよ、でも良かったら直接団長に会って確かめますか?その方がソフィアさんも安心されるでしょう」



「ありがとうございます、是非お願いします」



「私はこの書類を届けに行かなければなりませんのでご一緒出来ませんがゆっくりして行って下さい」



そう言ってロベルトは近くにいた騎士にソフィアを団長の元まで案内する様に言いつけ出かけていった。



騎士と共に廊下を歩いて行くと団長のいる部屋まで辿り着いた。

コンコンと騎士が扉をノックすると部屋の中からルイスの声が聞こえた。



「なんだ?」



「団長!団長にお客様です」



「そうか、入れ」



「失礼致します」



ルイスの許可を得た騎士は扉を開けると、ソフィアは部屋の中に通される。

団長の執務室だろうか、壁には本棚があり沢山の本が並んでいる。部屋の真ん中には机とソファーが置かれており、奥には執務机がある。



執務机の前に座りルイスは書類を見ていた、その仕事をしている姿にソフィアは少し見惚れてしまった。



「客人とはいったい、何方が………ってソフィア!?」



まさかソフィアが入って来るとは思わなかったルイスは驚き慌てて席から立ち、椅子が後ろへバタンッと倒れてしまった。



「ふふっ…ルイスさん、お元気そうで良かっです。

これ、お見舞いにと思ってお菓子を持ってきたんです、良かったら皆さんで召し上がって下さいね」



「ありがとう、昨日ソフィアと妹君に助けて貰った俺達の方が、何かお礼をしなくてはいけない立場だというのに気を使わせてしまい申し訳ない」



「いえ、あの時ルイスさんが私の事を庇って下さらなければ私の命はありませんでしたのでお礼を言いたかったのです、あの時は助けてくださりありがとうございました」



そう言ってソフィアは頭を下げる。





「気にするな、貴女が無事で良かった」





「私も、ルイスさんが無事で良かったです」





本当に無事で良かったと二人は顔を合わせ笑いあった。







用事を終えたソフィアは、見舞いの後に何の話をすれば良いのか分からないし、ルイスは仕事中なので今日の所はお暇しようと思った。



(レティ…アプローチって何をすれば良いのか分からないわ!)



「ごめんなさいお仕事中でしたよね…私はそろそろお暇させて頂きますね」





そう言ったソフィアは執務室から出て行こうとするとルイスは咄嗟にソフィアの腕を掴んだ。





「ルイスさん?」





突然触れられたソフィアはドキッと心が高なった。





「その…この後時間はあるだろうか?…良かったら外で少しお茶をしないか?」





「え、お仕事は宜しいのですか?」





「あぁ、本当は大事を取って今日一日ロベルトに休みを入れられたのだが、暇で書類を見ていただけだから問題ない。

だから……その…良ければだが…」





「ふふっ…はい、喜んで」





口下手なルイスがしどろもどろに言う姿が少し可愛く見えたソフィアはクスリッと笑いルイスとお茶をしに行くことにした。

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