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20話 フィッシングとツンツン
しおりを挟む「ティフシー、なんでこんな早朝に魚釣り大会やるんだ……? めちゃめちゃ眠いぞ……」
朝4時半頃。オレはティフシーと河原沿いを歩いてた。
真っ暗だ。
できることならいますぐ店に帰って布団に飛び込みたい。
「ふふっ。素蓋さん、魚は早起きなんですよ? それに、明け方は静かなので、魚が警戒してないんです。一緒にフィッシング大会がんばりましょー!」
ティフシーはすでに100%のテンションだ。昨日大会の準備で遅くまで起きてたはずなのに……これが若さか!
「ティフシー、オレはもう眠くて限界だ……。ちょっとその辺りで寝て、昼頃に参加するよ」
「えっ、ダメですよ!? こんなところで寝るなんて! 外ですよ!?」
「外でも水中でもいいよ~。オレは寝る」
「素蓋さん、それは枕じゃなくて岩ですっ!」
そんなやりとりをしてると、あっという間に意識がふわふわしてきて、心地よいまどろみが襲ってきた。
幸せだ。眠いときに寝れるって最高だなぁ。
と、スリープモードに入ったとき、不意にオレの首筋が引っ張られた。
上半身がフワリと持ち上がる。
「えっ」
パーカーのフードを引っ張られてるみたいだ。
「ちょ、まっ」
首の辺りを触ってみる。
フードに針がひっかかってた。糸もついてる。これで引っ張られてるのか!
というか、釣られてるのか!?
「だ、誰だ!? こんなイタズラしてるのは!? オレは魚じゃないぞ!」
「あっ! ご、ごめんなさいっ! 針が引っかかってしまって……! わざとじゃないんです! すみませんっ!」
オレの後ろにいたのは、釣り具をバッチリ揃えた美少女だった。
迷彩色のジャケットに長ズボン。ポケットの多いポーチ。高そうな釣り竿。
釣り好きなオッサンみたいな服装だけど、小柄な美少女だ。
ツリ目が可愛い。
目が覚めるような美少女だぜ!
「でも……よく考えたら、あなたがそんなところで寝てるのが悪いんじゃないの? 寝るなら家で寝なさいよ。魚にも人にも迷惑よ」
「あれ!? さっきまで謝ってたのに!?」
急にキツい口調になったぞ!? なんだこの子!? 二重人格か!?
っていうか、魚に迷惑はかけてないだろ。
「ご、ごめんなさい……。いま釣り針外してあげます。フードは痛んでないですか?」
「お、おう。大丈夫だけど……」
美少女はオレのフードから針を外すと、労るように撫でた。優しい手つきだ。
さっきのキツい口調は聞き間違えかな?
「失礼いたしました。私はルアと言います。同じ参加者なので、仲良くしてくれると嬉しいです」
ルアは微笑んだ。ほっこりするような笑顔だ。この子、釣り界のアイドルになれるだろ。
というか、普通のアイドルが釣り師のコスプレしてるレベルの可愛さだ。
この笑顔からツンツンした性格は想像できない。
さっきのは聞き間違えだったのかもしれないな。オレは眠くてフラフラしてたからなぁ。
「よろしく、ルア。オレは素蓋。んで、こっちはティフシーだよ」
「よろしくお願いします、ルアさん! 一緒に頑張りましょうね!」
ティフシーが太陽みたいな笑顔で挨拶する。
ルアはぷいっと目を反らした。
「釣りは誰かと一緒にするものじゃないわ。真剣に向き合わなければ、魚は答えてくれないの。カップルで釣りなんて、私は認めないからね!」
「あれ!? やっぱりツンツンしてる!」
聞き間違えじゃなかったー!
この子、魚の話するときだけめっちゃ厳しい!
ティフシーは「えへへ……カップルだなんて……」とほっぺたに手を当ててる。上の空だ。
「とにかく、私は真剣に今回の大会の優勝を狙ってるの! あなたたちみたいなバカップルには絶対負けないからッ!」
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
「よろしくお願いします、素蓋さん。さっきは生意気なこと言ってすみませんでした……」
大会はチーム戦だった。
くじびきの結果、オレとルアがペアになった。
ルアはおとなしいモードに戻ってる。
感情の起伏激しいな!
「お、おう、よろしく。ていうか、チーム戦だったんだな。魚釣りなのに」
「そうですね。今回はヌシを釣り上げるのが目的なので、一人のマッスルパワーでは難しいんでしょうね」
「ヌシ?」
超大物ってことか? 山奥の河原だから、伝説の魚とか出そうな雰囲気はあるけど。
「はい、誰も見たことがない伝説の魚らしいです。一説によると、全長5メートル30センチ、体重は268キロ。眼は蒼くて、銀色の鱗を纏っていて、尾びれは七色だそうです」
「誰も見たことがないのに、めちゃくちゃ詳細だな」
すごくうさんくさい。そもそもこの河原の深さで5メートルの魚なんていたらすぐ気づくだろ。
「でも、この河原にはしゃべる魚『トーキングフィッシュ』がいて、その魚がヌシの情報を話したそうですよ?」
「そっちの方がすごくない!?」
しゃべる魚とかいるのかよ。ヌシよりよっぽど珍しいぞ。できれば釣ってみたい。
「ちなみに、トーキングフィッシュは誰も見たことがないそうです」
「いまの話なんだったんだ!?」
究極のムダな時間だった。こんな信憑性のない噂はじめて聞いたぞ。
「あっ、司会の人が来ました。そろそろ始まりますね。準備しておきましょう」
「おう。釣り竿はオッケーだぜ。エサは色々あるから迷うな~! これにしよっかな~?」
「ちょっ、何してるのよ!? そんな小さいエサでヌシが釣れるはずないでしょ!? もうっ、貸しなさいよ!」
「急に厳しいな!」
感情のアクセルべた踏みか!
ルアはオレの手から針を奪うと、慣れた手つきで疑似餌をくっつけた。チョイスに迷いがない。
釣り知識ゼロのオレには頼もしいパートナーだ。これで穏やかな性格だったら完璧だったぜ……。
「ではさっそく、フィッシング大会を始めるぞ~! 釣りの最中はマナーを守って、静かにしてくれ! でなければ魚が逃げてしまうからな! ハッハッハ! それではフィッシング大会、レディーッ! スタァトォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ!」
「マナーどこいった!?」
いまの叫び声で魚逃げただろ。
マッチョのスタートの合図と同時に、他のペアは一斉に移動し始めた。釣りのスポットを探してるようだ。
「ルア、オレたちはどこで釣る?」
「そうですね……この辺りは多くの魚が釣れるんですけど、小物が多いんです。ヌシがいるとしたら、もっと水深の深いところで、静かな場所でしょうね」
「なるほど。じゃあ森の方とか?」
「ですが……一番重要なのは運なんです。どれだけマニュアル通りに釣りをしても、最後に大物を釣れるのは『持ってる人』です」
「セオリー通りにはいかないってことか」
ルアの言葉には説得力がある。たしかに魚釣りはスポーツなどと違うからな。結果が出るかどうかは、魚次第だ。
「場所は変えずに、ここで釣りませんか? 私の釣り歴三ヶ月の勘が、ここがベストスポットだと囁いてるんです」
「意外と歴浅いな!」
釣り命みたいな感じだったのに、まだバリバリのビギナーだったのか。騙されたぞ。
「言った通りです。釣りに必要なのは、経験や知識じゃないんですよ。『魚を愛する心』です」
「魚を愛する心?」
「私は焼き魚もお刺身も大好き」
「魚を愛するハードル低いな!」
食べ物扱いでいいのか。それなら和食に親しんだオレは魚への愛は深いぞ。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
そんなこんなで釣りがスタートした。
ルアの腕は本物だった。ピンポイントで岩の間に針を投げ込んで、釣竿を上下に動かすと、あっという間に釣れる。1匹釣ると、エサを付け替えてまた釣る。もはや魚を愛してるというより、魚に愛されてるみたいだ。
一方、オレはまだ1匹も釣れてない。
『エサだけ食べられちゃったぜ悔しいっ!』とか、『大物だと思ったら小魚だった!』とか、釣りっぽい体験をしたいのに、そんな反応すらない。
ひたすら糸を垂らして回収するだけ。
なにが楽しいんだコレ……。悲しくなってきたぞ……。
「ルア、なんでそんな釣れるんだ? コツとかあったら教えて」
「コツですか? そうですね……魚の気持ちになって考えることでしょうか」
「魚の気持ち?」
なんかプロっぽいな。小手先の技術じゃなくて、心構えのアドバイスをくれるとは。
「リラックスして、水中を泳いでる魚の気持ちになってみるんです。そうすると、魚のいそうな場所が自然とわかるんですよ」
そう言うと、ルアは目を閉じた。
穏やかな表情。
本当に魚の気持ちになってるみたいだ。
ふと、ルアは口を開いた。
「エサだと思ったら、ニセモノだったよぅ。ボクはこのあと人間に食べられてしまうのかなぁ……」
「それ、バケツの中の魚だよね!? 河の中を想像するんじゃないの!?」
しかもセリフが切ない。釣りのモチベーション急降下だ。
「えぇ水温やなぁ。ごっつ暖かいやん。岩の隙間にエサ落ちとるんちゃうかな」
「なぜ関西弁!?」
無駄に個性つけてきた! こんな魚は嫌だ!
「ねぇねぇ、オレンジ色の魚みなかった? 僕はお父さんを探してるんだ」
「ニモ!!!」
名作をネタに使うな。ピ○サーに訴えられるぞ。
ていうか、海水魚がこんな河原にきたら即死だろ。
「うるさいわね……人がまじめにやってるのに! あんたもちゃんと釣りしなさいよ!」
「ここでツンツンするの!?」
いまのはオレ悪くなかったよね?
絶対ルアふざけてたよね?
「ご、ごめんなさい……。私、釣りに熱中するとつい言葉が荒くなってしまって……。素蓋さん、水中を想像するのは自由でいいんですよ。魚に歩み寄る気持ちが大事なんです」
「な、なるほど……」
落ち着いて話すとまともなんだよな。これで性格豹変しなければ完璧な美少女なんだけど……。
「あっ、ごめんなさい! 私、「歩み寄る」って言ってしまいましたね。魚は歩かないのに。すみませんでした!」
「そこまで魚の気持ちになるんだなぁ。別に謝らなくていいよ」
「あんたに謝ったわけじゃないわ。魚に謝ったのよ。勘違いしないでよこのクズ!」
「やっぱり謝れ!」
ついにクズ呼ばわりされた。一定の需要はあるかもしれないけど、オレは喜ばないぞ。
オレとルアがそんなやりとりをしていると。
「うぉおおおおおおおおおおッ! ヌシだッ! ヌシが引っかかったぞッ!」
「なにっ!?」
河の上流の方で、マッチョが二人がかりで竿と格闘していた。
水面には巨大な影が浮かんでいる。銀色の鱗に七色の尾びれ。
ほんとにヌシだ! あんな巨大魚、この河にいたのか!
「あぁ……他のペアに取られちゃった……」
ルアは肩を落とした。
けど、諦めるのはまだ早い。
「ルア、まだ終わってない。竿を構えておいた方がいいよ」
「えっ」
ヌシの暴れ方は激しい。マッチョたちが二人がかりで釣れるとは思えない。彼らが逃がせば、ヌシは下流にくるはずだ。
「マズイッ! 持ってかれるぞッ! 誰か応援を頼むッ!」
「ハッハッハ! 任せたまえッ! サポートするぞ!」
「もう大丈夫さ! なぜなら、私が来たッ!」
上流にいた他のペアが次々群がっていく。
一人ヒーローっぽいマッチョがいた気がするけど、気のせいだろう。
十人ほどのマッチョたちが一本の釣り竿を引っ張る。綱引きみたいな光景だ。
マッチョ軍団vs河原のヌシ
勝負はすぐに決着がついた。
バシャッ!!!!!!
ヌシが大きく暴れた瞬間。
「うぉおおおおおおおおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉッ!」
マッチョたちが全員吹っ飛んだ。とんでもないパワーだ。
ちなみに、マッチョたちはアソパソマソに殴られたバ◯キンマンみたいに飛んでる。
「そっ、そんな……十人がかりで釣れないなんて……」
「ルア、ヌシがこっちに来る。構えて」
「な、なにを言ってるの!? 彼らでも釣れなかったのよ!? 私なんかっ」
「釣りに大事なのは、『魚への愛』なんだろ?」
オレはニカッと笑った。
ルアの表情が変わる。
「うん、わかったわ」
ルアは目を閉じて、ゆっくり竿を振りかぶった。
そして。
ビュオォォォォッ!
一直線で飛んでいった針が、ヌシの口に引っかかる。
「お、重い……ムリ……」
「よく頑張った。もう大丈夫だよ」
オレはルアの手の上から釣り竿を握った。
恋人を後ろから抱きしめてるみたいなポーズだ。
これは不可抗力なので仕方ない。
「ふぅ……」
オレは目を閉じた。
ヌシの重さ。泳いでいる方向。
手に取るようにわかる。
ヌシはおそらく、上向きの力に弱い。
「おりゃっ!」
オレは柔道の一本背負いのように、釣り竿を振った。
全長五メートル以上のヌシが水面から顔を出す。
そのまま宙に浮かび、オレたちの上に大きな影を落とす。
どしゃっっっっっっ!
ヌシは陸に落ちた。
オレたちの勝ちだ!
「ワォオオオオオオオオオオオオオオオオッ! 素蓋とルアのペアがヌシを釣り上げたァアアアアアアアアアアアアアアアアッ! なんということだァアアアアアアアアッ!」
一人のマッチョが叫んだのをきっかけに、河原は歓声と拍手に包まれた。
「十人がかりでビクともしなかった巨大魚だぞッ!? 一体どんなフィッシングマッスルを持っていれば、あんなことができるんだッッッッッ!? とてつもないナイスマッスルだッッッ!!」
「釣り上げたときの上半身のツイストが素敵だったわ! 全身のマッスルが輝いていたもの! 彼はプロのボディビルダーじゃないのかしら!」
「彼のマッスルボディにキスしたいわ! そのあと彼の釣り竿を握ってみたいわね!」
ひとりとんでもないセクハラ発言をしてる美女がいる気がするけどスルーしておこう。
ヌシが釣れてよかったぜ。これで優勝だ!
「素蓋さん……ちなみに、いつまでこの体勢でいるつもりですか?」
「へ?」
そういえば、オレはルアを後ろから抱きしめたままだった。
目の前にルアの髪。爽やかなシャンプーの香りがする。
「わ、悪い……。離れるよ」
「いえ、このままでいいです」
ルアはオレの両腕を脇で挟んだ。
おっぱいの横が腕に当たる。
な、なんだこのバカップルみたいないちゃいちゃは!?
「素蓋さん」
ルアは潤んだ瞳で見上げてきた。
唇を尖らせると、甘い声で囁いた。
「あ、あの……私、もう我慢できないです」
「え、ちょ」
「素蓋さん、美味しくいただきたいですっ……」
「す、ストップ! ルア、近づきすぎ」
「ああんっ……もう、素蓋さんのいじわるっ……! 一緒に食べましょうよっ!」
「え?」
このあと、ヌシを刺身にして、みんなで美味しくいただいた。
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周回ありがとうッ!
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読破ありがとう!
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ナイスマッスル!!
感想ありがとう!
お礼にプロテインドリンクをおごってあげよう!!
キミのマッスルに乾杯!!!