NAOKO_705

文字の大きさ
1 / 2

最期に会いたかった

しおりを挟む
 私は重症な病気を持っている。もう治らないらしい。余命3年弱。

 クラスのみんなはそれを知らない。家族、先生以外誰も知らない。

 私はそれを知ったとき、1番に親友を思い出した。もう一緒にいられなくなっちゃうと考えると毎日涙が出てくる。そんなとき、私に彼氏が出来た。彼氏は私が病気持ちのことを知らない。私と彼氏は会ったことがない。遠距離恋愛って感じ?でも写真もらってるしビデオ通話したことあるから安心。

 いつ死ぬかわからないから寝る時にいつも彼氏に「好きだよ、いつもありがとう」と感謝を言っている。

 そんな中、私の体調は変化した。呼吸が荒くなったり、途中で倒れちゃったりと、、、。

 私は死ぬ覚悟をいつもしている。

 私はクリスマスに彼氏とイルミネーションを見ることになった。初めて会うからドキドキがたまらない。

 私は彼氏と会う日の2日前、倒れた。

 生きることが難しくなってきたと医師は言った。最低でも1ヶ月持つか持たないか、。そこで入院しないといけなくなった。

 彼氏と会う日になった。私はなんとか理由をつけて会えなくなったことを彼氏に言った。そして年明けにも彼氏と会うことになった。私そこまで生きてるかな、、。

 たまに親友が病院に来てくれる。そんな親友が大好きだ。

 私は余命わずか。彼氏と会わずに死ぬなんて嫌だ。年明けには彼氏に会えるように私も頑張る。


 そして年明け。私はなんとか生きていた。が、余命あと2週間という、長いようで短い。彼氏と会えるかがわからない状態にまでなってきた。


 彼氏と会う日。午前8時29分。私は静かに息を引き取った。親友が彼氏に伝えてくれた。彼氏は泣いたらしい。病院までわざわざ来てくれたらしい。葬式にも来てくれたらしい。

 最期に会いたかったな。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

愛のバランス

凛子
恋愛
愛情は注ぎっぱなしだと無くなっちゃうんだよ。

幼馴染の許嫁

山見月あいまゆ
恋愛
私にとって世界一かっこいい男の子は、同い年で幼馴染の高校1年、朝霧 連(あさぎり れん)だ。 彼は、私の許嫁だ。 ___あの日までは その日、私は連に私の手作りのお弁当を届けに行く時だった 連を見つけたとき、連は私が知らない女の子と一緒だった 連はモテるからいつも、周りに女の子がいるのは慣れいてたがもやもやした気持ちになった 女の子は、薄い緑色の髪、ピンク色の瞳、ピンクのフリルのついたワンピース 誰が見ても、愛らしいと思う子だった。 それに比べて、自分は濃い藍色の髪に、水色の瞳、目には大きな黒色の眼鏡 どうみても、女の子よりも女子力が低そうな黄土色の入ったお洋服 どちらが可愛いかなんて100人中100人が女の子のほうが、かわいいというだろう 「こっちを見ている人がいるよ、知り合い?」 可愛い声で連に私のことを聞いているのが聞こえる 「ああ、あれが例の許嫁、氷瀬 美鈴(こおりせ みすず)だ。」 例のってことは、前から私のことを話していたのか。 それだけでも、ショックだった。 その時、連はよしっと覚悟を決めた顔をした 「美鈴、許嫁をやめてくれないか。」 頭を殴られた感覚だった。 いや、それ以上だったかもしれない。 「結婚や恋愛は、好きな子としたいんだ。」 受け入れたくない。 けど、これが連の本心なんだ。 受け入れるしかない 一つだけ、わかったことがある 私は、連に 「許嫁、やめますっ」 選ばれなかったんだ… 八つ当たりの感覚で連に向かって、そして女の子に向かって言った。

旦那様の愛が重い

おきょう
恋愛
マリーナの旦那様は愛情表現がはげしい。 毎朝毎晩「愛してる」と耳元でささやき、隣にいれば腰を抱き寄せてくる。 他人は大切にされていて羨ましいと言うけれど、マリーナには怖いばかり。 甘いばかりの言葉も、優しい視線も、どうにも嘘くさいと思ってしまう。 本心の分からない人の心を、一体どうやって信じればいいのだろう。

悪意には悪意で

12時のトキノカネ
恋愛
私の不幸はあの女の所為?今まで穏やかだった日常。それを壊す自称ヒロイン女。そしてそのいかれた女に悪役令嬢に指定されたミリ。ありがちな悪役令嬢ものです。 私を悪意を持って貶めようとするならば、私もあなたに同じ悪意を向けましょう。 ぶち切れ気味の公爵令嬢の一幕です。

完結 愚王の側妃として嫁ぐはずの姉が逃げました

らむ
恋愛
とある国に食欲に色欲に娯楽に遊び呆け果てには金にもがめついと噂の、見た目も醜い王がいる。 そんな愚王の側妃として嫁ぐのは姉のはずだったのに、失踪したために代わりに嫁ぐことになった妹の私。 しかしいざ対面してみると、なんだか噂とは違うような… 完結決定済み

可愛らしい人

はるきりょう
恋愛
「でも、ライアン様には、エレナ様がいらっしゃるのでは?」 「ああ、エレナね。よく勘違いされるんだけど、エレナとは婚約者でも何でもないんだ。ただの幼馴染み」 「それにあいつはひとりで生きていけるから」 女性ながらに剣術を学ぶエレナは可愛げがないという理由で、ほとんど婚約者同然の幼馴染から捨てられる。 けれど、 「エレナ嬢」 「なんでしょうか?」 「今日の夜会のパートナーはお決まりですか?」  その言葉でパートナー同伴の夜会に招待されていたことを思い出した。いつものとおりライアンと一緒に行くと思っていたので参加の返事を出していたのだ。 「……いいえ」  当日の欠席は著しく評価を下げる。今後、家庭教師として仕事をしていきたいと考えるのであれば、父親か兄に頼んででも行った方がいいだろう。 「よければ僕と一緒に行きませんか?」

いちばん好きな人…

麻実
恋愛
夫の裏切りを知った妻は 自分もまた・・・。

貴方の幸せの為ならば

缶詰め精霊王
恋愛
主人公たちは幸せだった……あんなことが起きるまでは。 いつも通りに待ち合わせ場所にしていた所に行かなければ……彼を迎えに行ってれば。 後悔しても遅い。だって、もう過ぎたこと……

処理中です...