とある街の変な噂では全て男が被害に

実田 苗子

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〜〜〜温泉プール施設の一番奥の寝湯には入るな

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 故障中。

 貼り紙一つで入るなと示している寝湯の半個室。しかし物理的に入れなくなっているわけでもなければ、お湯が張られていないわけでもない。
 貼り紙を見ていないのか、それとも見たうえで無視しているのか。市販の競泳水着を身につけた若い男が口笛を吹きながら中に入ると、寝転がり全身を生温かい湯に浸らせ、貸し出しのハンドタオルを目の上に置いて長く息を吐く。

「ふはぁ~~~~~~…………」

 だらりと全身の力を抜いた彼は、入ってはいけない寝湯の半個室で無防備にも眠り始めた。ゆらゆらと揺れていた彼の腕の動きが止まり、身じろぎもしなくなる。
 ゆるり、不思議な波紋を描いた湯の動きが止まって、寝ている彼の身体の上だけで波打ち始めた。

「……っん、ゥぅん…………っ」

 もじ…♡湯の中の彼の脚がむず痒そうに動き、何故か少し開く形で止まった。ちゃぷ♡と湯が揺れるたび、寝ている彼の口から少々熱い吐息が溢れる。
 びくんっ、と彼の腹筋が強張り、太腿に力が入る。指先だけがソワソワと動かされ、寝言にしては少々悩ましい声が半個室の中に響く。

「ンッ……ぁ、ふんっ♡は、ぅ、ぁぁ……っ、ァッ♡」

 むく♡むく♡水着の中で屹立が窮屈そうに伸び膨らみ、湯が多く入り込めるような隙間を作ってしまった。不思議なことに水着の中の彼の肉竿の上に指のような膨らみが現れ、にるにる♡とうねるように責め動き始める。
 硬そうな腹筋は快感に震え、胸が激しく上下する。足指が丸まって開いてをくりかえし、全身を襲ういやらしく悩ましい刺激に彼は目を覚ました。

「ぁっ…ぁ……?ゃっめッ!?なっ、痴漢ッ!?ひゃ!ンハァッッ♡えっ!?なにっ、いっ♡あっ♡揉まれっうぁっ♡♡」

 弾力のある胸板を揉まれ、乳首を指のようなものに扱かれる感覚に腰をくねらせ身悶える彼。タオルで目が塞がれているため、ただ乳首に送られてくる扱かれ、舐められ、吸われといった甘い刺激に翻弄される。
 あまりの快感に腕も脚も押さえつけられているかのように動かず、人間がしているにはおかしい責め方に顔を青ざめさせ、歯を食い縛り首を振る。

「ゃ、ぅぐぅぅっ♡ァッ♡んんぅぅ……っ♡♡ン゛ッ♡な、なんれ…っ♡はぅッ♡♡」

 ちゅぅちゅぅ♡と吸われながら乳首の先をチロチロ♡細い舌のようなものに舐められ、乳首の側面をシコシコ♡と指の腹で扱かれる。
 それだけでなく腋毛を優しく掻き回す指先や、脇腹をいやらしく撫でまわす手、意地悪に彼の鎖骨をなぞる指、太腿は何本もの手に揉み解され、足の裏も指もねっとりと触れ弄られている。

「ぁぁ…っ♡ひ♡はなせっ、はな、ぁ、ァンッ♡♡だめっ♡そんなッ、ゃ、やさしく、全身……ッ♡♡」

 生温かい湯の中に浮かぶ彼の身体中をいやらしく、しつこく、ねっとりと性感を煽るように這い回る幾つもの手達。
 その中でも特に逸らした胸の両乳首と、彼の一枚の水着の中は執拗と言って良い程に卑猥で淫らな責めを受けていた。竿をゆっくり扱かれ続け、はみ出してしまった玉の側面をコチョコチョッ♡と弄ばれる。

「ンッぁ♡ぁぁっ、あ♡だめっ♡んっくぅう………っ♡♡」

 水流のような人の手のような、ゲームで見るスライムのようなエロい悪戯をしてくる触手のような。ねっとり撫でられ意地悪にくすぐられ、執拗に弄られ優しく責め立てられる。
 全身を襲う甘切ない快感に彼の身体も顔も蕩け乱れてしまい、強請るようにカクカクと振られている競泳パンツに包まれたビンビンの突起を、お前が求めたのだろうと中から外から淫らに弄り始めた。

「っひい!?あ♡は、激しッ♡♡や♡ンンッ♡ふぁっ♡あ♡ちょっ、そんなッ♡と、こっ、アッ♡♡やぁぁあうっ♡♡」

 先端を吸われ舐められ皮の中を優しく掃除され、竿をねっとりと扱かれ彼の腰が甘い衝撃に砕け蕩けた。しゃぶられているような指で隅々まで触られているような。
 一歩間違えればくすぐったくなってしまう強烈な快感に動かせない彼の身体はお湯の中で震え悶え跳ねる。

「ぉッ♡ふぉっ♡アッ♡あっ♡♡うグッ♡んんぅンッ♡♡」

 男の証を辱められるだけではなく、足の先から首筋まで、余すことなくサワサワ♡ペロペロ♡スリスリ♡モゾモゾ♡と優しく悩ましい動きで弄ばれているのだからたまったものではない。
 手のひらの皺も金玉の皺も、足指一本一本から乳首の先に至るまで、我慢など到底できない全身愛撫に、彼は快感も逃がせず啼き喘ぐことしかできない。

「ァッ♡あっ♡ちょっ、ンぅっ♡♡ぜんひッ♡あっ♡うぁあっ♡♡んぅ~……ッ♡♡」

 勃起したとのろを弄くり回され、皮がいつもより剥けた先端を細かな繊毛に包まれる感覚に、彼の腰が跳ね引いて、くすぐったさと紙一重な快感から逃げようと悩ましくくねり始める。
 会陰や玉まで優しく擦られ舐られ、動かせない脚を少々内股気味にして体内に籠る甘い熱を我慢し続けている彼。水着からはみ出てしまった突起をビクつかせながら耐えることしか出来ない。

「はぉっ…♡ぁっ♡まってまてまてまて……ッ♡♡そこッ♡弱いか、らっ♡やめひゃっ♡ンぅっ♡♡」
 
 顔だけは外気に触れているが、首から下のほぼ全身をいやらしくうねり犯す湯に包まれてしまっている。彼が下を向いても透明な湯の中で悩ましい刺激に震える自分の体しか見えないが、刺激が嘘だとは思えない。
 性感帯を探る背中の動きも、腋の下の奥をほじってくるのも、乳首を片方は優しくくすぐり、もう片方は軽く引っ張りながら先を掻くのも、競泳パンツの中も周りも細かな繊毛でずっと撫で犯される動きも。

「アッ♡んんっ♡やめ、くひゃっッ♡♡アッぅ゛♡も゛♡出るッ♡イクッ♡アッ♡やらっ♡へんなイキかたするう゛……~~っ♡♡♡」

 全身をピンと伸ばし、湯の中に白濁を吐いた筈なのだが一向に色は濁らない。
 吐精した彼の鈴口から更にと吸い出す動きが加わり、絶頂したてで敏感な尿道まで責め立てられ、獲物が真っ赤な顔で悶えるのもお構いなしに静液を啜る。

「んお゛ッ♡なかっ♡アッ♡入るなっ♡♡んんぁァッ♡♡擦れるぅ゛ッ♡♡」

 容赦のない責めに打ち震え、喘ぎ悶える彼の耳に、他の客の話し声が聞こえてきた。唇を噛み締め声を我慢するが、胸や腹、性器はおろか鎖骨までねっとりと撫で責められ感じてしまう。

「……………でさ……って話……」
「まじ?………じゃ……………」

「ンッ……♡ふぅっ♡んぅ…ッ♡♡ぅぁっ♡ぁっ♡ン゛ぐ…………ッ♡♡」

 繊毛が優しく包み込んだ前を擦り上げ、指や細い舌のようなモノ達が腹や足の裏、腋の下に背中などの嫌でも反応してしまうところを探るように動きまわる。
 それだけでなく玉までサワコショ♡と擦りくすぐられ、後ろの方に細めのものが一本忍びより、穴の周りを突かれたり、皺をなぞられたり、浅く挿しこまれたりと油断ならない動きをしてくる。

「こ、のっ♡んっぅ♡♡やめっ、ろ、そこっ♡ん、ぅうッ♡ぁっ♡ちょっと入っ……ッ♡」

「後ろ解され……とか…………」
「ふーん………全身開発……」

「ッや♡~~ッ♡♡あ♡…ッン゛♡くぅ……ッ♡中でッ♡ぁう……っっ♡♡」

 穴に浅く抜き差しを続けていた一本が、彼の内部をチロチロ♡と探索し始めた。全身の性感帯を責められながら後ろを解される初めての感覚に頬を染め、生理的な涙を流す彼。
 体内に侵入してきたそれを拒もうと尻に力を入れるが、全身をいやらしく責め立てられ、剛直に至っては何千本もの触手に舐めくすぐられている現状では力が入るわけもない。

「ァッふぅ…………ッ♡♡くぅ……ッ♡ひ♡んグッ♡ンンッ♡ンァぁぅ…………っ♡♡」

「でさ、前立腺とか責めてくるらしくて」

「はぅッ!!?♡♡」

 いやにハッキリと聞こえた隣の個室の客の言葉、その言葉通り中の一番弱い部分をチロリ♡と舐めあげられた彼の声が、水音が微かに鳴る個室内に響く。
 恥ずかしい声をあげてしまい羞恥と不安と混乱で顔を真っ赤にした彼の尻穴の一点の周りを、焦らすように、くる、くる♡と舐め回す一本。

「ぁっ♡ァッ♡ゃめっ……♡」

「へー、ホモの変態スライムじゃん」
「そうなんだよ、でも全身グジュグジュに責められんの夢じゃね?」
「お前の趣味わかんね~」

「ふ、ぁ♡んぅぅ……っ♡ぁっ♡んん♡」

 際どいところを舐めまわされ、全身の緩やかな快感と、後ろの初めての気持ちよさに焦らされ始めた彼は、身体中を犯すそれに媚びを売るかのように腰を揺らめかせ始めた。
 駄目だ、止めろ、頭ではそう思うが、何故か全身を包む湯の動きも緩やかなものになり、物足りない。もし腰をもっと自由に動かせたのなら、火照る身体と疼き始めた意識もしたことがない場所。

「はーー……っ♡はーー……っ♡ふっ、ン♡」

「気持ちいいのは良いけど、どうやってそのスライムに止めさすんだよ、テクノブレイクやだろ」
「強請らなきゃいいだけだってさ、規定時間我慢ゲー」
「うわ最悪」

「ふー…っ♡ンッ♡ふぅーーーー…………んァッ♡♡」

 刺激が弱くなったので落ち着けようと深呼吸をする彼だが、また弱点をコリッ♡と押され、甘ったるい声を漏らしてしまう。
 残った理性が一瞬与えられる快感により削れ、さっきみたいに、もっとそこを、そんな言葉が頭をよぎるが言ってはいけないと思い直す。

「ッ♡んくっ♡ぅッ♡♡」

「でもここの個室じゃないってことは別な施設に移ったんかなぁ、あと噂と違うとか?」
「じゃねーの?寝湯の用事終わったんならプール行こうぜ、飽きたわ」

「ッア♡やめッ♡ふぐぅ…………ッ♡♡」

 理性の崩壊を助長するように、隣の個室の客が消えた。フェザータッチで愛撫を続けられている全身と、前立腺を気紛れに掠める中の触手。
 誰にも恥ずかしい声を聞かれる心配もないという現状が、彼の残った理性を急激に削っていく。
 
「うぁっ♡ァッ♡はっ、ふっ、くぅぅっ♡♡ァッ♡」

 とん♡とん♡ノックするように何度も気持ちいいところを優しく叩かれ、甘い疼きが腹の奥から全身に響く。
 初めて触れられるところなのに、身体が昂っているからか、それとも人智外のナニカに触られているという状況への命の危険からか、どうしようもなく気持ちいい。

「ん♡ンッ♡ぅっ♡ふっ♡ンンッ♡」

 指一本程度の太さだったそれは、二本分、三本と太さを増していき、動きも緩やかだが圧迫感のあるものになっていく。
 少し苦しいぐらいの太さになったソレが、ゆっくり、ねっとり中を擦り上げる動きに快感を覚えてしまった彼の顔は蕩けていた。

「ぁ…っ♡あ♡ぁぅ…っ♡ぁっ…♡ぁあっ♡」

 くちゅ♡ぬち♡と内部を擦り上げるたび、彼の口から甘ったるいメス声が漏れ出て、後ろを犯される気持ちよさに身体が堕ちてしまったことは明白だった。
 爪先を伸ばし、全身を小さく痙攣させ、じんわりとした絶頂へと昂っていく感覚に期待したような強請る表情。

「はぁっ♡ァッ♡くるっ♡そこっ♡ンッ♡はぅっ♡もっぅすこしっ♡でっ♡ぁっ♡ぁ、ぁ……っ♡??」

 とちゅっ♡と突かれたあと、お湯が尻の中に入っている感覚と、身体を包むぬるま湯が火照る身体を冷ますような動きで、ただの液体に戻った。
 お預けを喰らった彼の尻穴から湯が抜け出て、発情した身体はムズムズ♡ソワソワ♡と落ち着かない。起き上がった彼は寝湯の個室の中に座り込むと、下着からはみ出た自分の息子と、先ほどまで挿れられていた尻を手で触る。

「……ッ♡ンッ♡♡」

 気持ちいい、物足りない、どこが良かったのかわからない、もっとして欲しい。
 言えばきっとイき狂わされることになるだろう、怖い目に遭うだろう、だが、そうとわかっていても自分の指ではもう、この熱は治らない。
 脚から競泳パンツを抜いた彼はその辺に投げ、頭に乗せていたタオルが落ちて湯に浮いた。

「ぃ、イかせて、ください……」

 彼の尻の下、湯が固まりまるで騎乗位のような体制にさせられる。
 慌てて床についた両手を脱ぎ捨てた競泳パンツで絡め取られ、勃起したままの前と、さっき初めて弄られた後ろ、ついでに期待に震える玉を包むようにタオルが通され、前後にゆっ、くりと動かされ始める。

「うゃっ♡まッ♡あ♡ぁあ~~~……ッ♡♡」

 すりゅりゅりゅっ♡気持ちいいところ全てに優しく触れる水中のタオルの毛羽立ち、思わず腰を浮かせようとする彼だが、太腿と腰骨を掴まれ逃げることが出来ない。
 炙られるような快感に腰をくねらせ、悩ましい声で悶えるが絶頂には足りない。イきたい、めちゃくちゃにされたい、その一心で手を握ると、待ち望んだ後ろに先ほどよりも太いモノが侵入し始める。

「ッあん♡そこっ♡きもちッから♡♡イかせてッ♡おっ♡ひぐんッ♡♡」

 中でうにうにと形を変えるそれは、彼の中の気持ちいいところをコリュコリュッ♡と押したり、ツン♡と突いたり、ウジュウジュ♡とくすぐったり自在な責めをしてみせた。
 激しく優しく体内を犯す快感に素直に腰を揺する彼だったが、後ろだけではまだ絶頂に繋がらない。勃起した前を擦り撫でるタオルに熱っぽい視線を送り、蕩けた声でさらにと強請った。

「ぁっぐ♡ァッ♡まえっ♡まえもぉっ♡さわっ♡んぉ゛ッ♡♡ふっ♡く♡ンンやぁぁ……ッ♡♡ちんこッ♡さっ、き、みたいにっ♡触ってぇ…………ッ♡♡」

 今にも腹につきそうなほど反り上がった彼の剛直を、湯は優しく捉え、鈴口を水面に出した。そしてひだも指も舌も繊毛も全てが彼のソレを包み責め、一瞬で張り詰めたそこから白濁がびゅくんっ♡と吹き上がる。

「お゛ふぁっっ♡♡♡あ゛ッ♡もお゛いいッ♡♡出したッ♡でてるぅっっ♡♡」

 くちくちシュリシュリぺろぺろシコシコ♡出そうが果てたばかりだろうがお構いなしに、前も後ろも快楽で蹂躙する湯。
 彼の願い通りにイイ所を責め上げ、前を様々な動きで可愛がられ、後ろを中で蠢めくそれを快感と感じるよう甘く淫らに開発されていく。

「ァアンッ♡♡もいいってぇっ♡うあ゛ッ♡♡これいびょっンァぁぅッ♡♡♡だめっ♡またィッ……くぅ゛……ッッ♡♡♡♡」
 
 前も中も吸われ舐めまわされ、細かなモノでくすぐられ、指で意地悪するように弄りまわされ、太腿までもを優しく愛撫されて徐々に理性を手放していく彼。
 もう何度果てたか分からない、水面に多量の精液が浮くまで責め立てられ続けた筈の彼は意識を飛ばし、次に目が覚めた時はプールの清掃員に顔を覗き込まれていた。

「すみません、閉館時間なんですけど」
「ぇっ、あっ、ごめんなさいすぐ出ます」

 寝湯から起き上がった彼は一瞬だけ振り向くが、性液も浮いていなければ、水着だってしっかりと履いたまま。溜まっているから変な夢を見たんだろう、気怠い身体でそう考えた彼は身支度を整え、荷物を持って自分の車へと向かう。
 そのまま何事もなく家に到着し、閉館ギリギリだったため風呂に入れなかった彼は風呂場へと向かい、湯を出そうとしてその場に崩れ落ちた。

「ッあ!!?♡♡」

 前を押さえ震える彼の尿道から、うじゅる♡とあられもないところを擦り上げる不思議な感覚。奥の奥、届いてはいけないところまで詰まったソレに脚を閉じ、甘やかに責められ排尿感と変な快感に悶え狂う。

「なッ♡ん゛ッ♡♡ぃっ♡ちょっ、なにがッこん゛♡♡あ゛♡♡♡」

 どぷ…♡下着の中でお漏らししてしまったが、達しても中からの愛撫は止むことなく、緩やかに与え続けられる快感に彼は甘い声を止められない。
 さらに後ろからもコリッ♡と中で一番敏感なところを押し責められる感覚に、腰が砕けた彼は風呂場の床に這いつくばって感じ跳ねる。

「ンァッ♡ひゃっ、ぅ、ぐ、や、やめっ♡なんれッ♡夢じゃぁぁっ♡♡ァッ♡んひぃぃっ♡」

 わかりやすく腰をカクカク♡と揺すり、恥ずかしい声と涎を口から垂れ流しながら悦んでしまう彼の身体。浅いところをゆっくりと、丁寧に解され焦らされ、前は排尿感と射精感が混ざったような刺激を与え続けられる。
 卑猥な責苦で疲れ切った脳と身体で出した結論は、自分で中から出すこと。その場で下を全て脱ぎ捨て、前を握り、後ろを自分の指で解し始めた彼は、嬌声をあげながら中を弄るナニカと戦う。

「ぁぁあ゛ッ♡♡はぁっあ゛ぅっ♡で、てけぇっ♡ンッぅ゛ッ♡♡やめっ♡あ゛ッくぅうう゛ぅッッ♡♡♡♡」

 脚を閉じて絶頂に耐え、自分の太腿にかけてしまい、火照った身体をまだ優しく責め立てられる。
 いつまで中に居るのか、いつになったら解放されるのか、最早握っているだけでも気持ち良くなってしまう前と、穴の周りだけでも疼いてしまう後ろを自分で、こんな。

「だめっ♡やめっぉ゛ッ♡♡うしろやばッ♡♡あ゛ッ♡ぉ゛ふぅ…………ッッ♡♡♡」

 何も入っていないのに、何も取り憑いていないのに、彼は敏感に反応する自分の身体を風呂場の床でいつまでも、何度果てても、己の指先で淫らに弄りまわしていた。
 
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