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二章
魔女、錬金術を始める
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なんだか寂しそうな目をしているアブリルを置いて、私はペトロナから砦一階の一室に案内された。
そこそこ広い鍛冶場だ。しばらく使われていなかったと見えて、棚の道具は埃をかぶっている。炉もすっかり煤けていた。
「ここの道具は自由に使っていい。しっかりやんな」
ペトロナは言い残して去った。幼女のくせになんて偉そうなの! まるで私の姉みたい! そういえば姉は小さい頃からずっと偉そうだった。むかつくね。
でも、今は姉から解放されたのだ。根城にしたい島も見つけたし、あとちょっとがんばるだけ。
私は鍛冶場の扉を閉めて閂を降ろし、窓も閉ざす。
やっと一人になれた!
孤独! 断絶! 静謐! 解放!
灯りに蝋燭を点ける。明かりの魔道具無しだなんて南は原始的だね。
埃の積もった椅子を見つけた。手で埃を払ったら舞い上がってくしゃみする。
まだいまいち汚い椅子にどっかりと座り込んだ。
状況を整理してみる。
龍に変身した私は、龍の根城にぴったりな雰囲気の島を見つけて、そこには錬金術の希少素材がたくさん。
そこには先客の龍がいるらしくて、不気味なアンデッド魔物もたくさん。
問題は、龍を退治するために聖騎士がやってきたこと。
でも災い転じて福となす。聖騎士を手助けして魔物をやっつけさせるのだ。
聖騎士のアブリルは見惚れるきれいさで、乱暴なのは玉に瑕だけど、私にも優しく話してくれる。そんなアブリルを利用してやる。
悪い? くくく、私は悪い魔女になってやるのだ。
悪くて怖い魔女になって、みんなを恐れさせて島で一人心安らかに過ごすのだ。
んで、ナバリア島を攻略するための拠点にこの村は便利そうだから、むかつく幼女のご機嫌を今はとってやる。
ともかくアンデッド魚を食べたことで病気になった人たちを直せるような薬を作らなきゃ。
う~ん、作れる?
椅子で背伸びをしながら、今までに読んできた本の内容を思い返す。
奇術団での私は、両親が遺した魔法や錬金術の本を延々と繰り返し読んでた。姉に隠れて新しい本を手に入れるのは難しかったしね。おかげで頭の中には本のページが焼き付いてる。
さて、アンデッド生物を食べたらどうなるか書かれている本……
ネクロウス著、「死と生命の境界」。う~ん、違うな。自らの身体をアンデッドに変えたネクロウス師は食べ物に興味がなかった。
キルギリア・ジュウム・ガウレリア著、「霊的真理の七相」。各種のアンデッド製造方法が書かれた本だ。島での状況を思い返す。あそこで使われてそうな方法にあてはまるだろうか。
大蛙たちはどんな様子だった? そうだ、黒い瘴気に包まれていた。もしかして!?
私は立ち上がる。
「ちょっとだけ変身」
私の全身に記された魔法陣の術式が発動して、ちょっとだけ飛龍に変身する。スカートの中で尻尾が伸びる。
飛龍の力を得ると感覚がぐっと鋭くなる。
運んできたまな板の上ではアンデッド魚が死んでいる。私はその匂いをよく嗅いでみた。
やっぱり瘴気の匂いだ。
ところで瘴気ってなんだか知ってる?
瘴気は危険な魔法を運んでくるから遭遇したらすぐ逃げろって、魔法初心者の頃は口酸っぱく言われたものだ。
微小な魔力結晶をガスのようにまき散らす魔法媒体が瘴気だ。ナバリア島では、アンデッド蛙たちが瘴気をまとっていた。
私は本の内容を思い返す。「霊的真理の七相」八百四十ページ、瘴気を媒介とするアンデッドの製造方法について。
あの本に書かれていたとおり、死体をアンデッド化する魔法が瘴気によって媒介されているんだと思う。
この瘴気は島から海にまであふれていて、死んだ魚なんかもアンデッドに変えているんじゃないかな。このあたりの海ではまともな漁ができなさそう。貧しい訳だよね。
さらに頭の中で本のページをめくる。
九百五十七ページ、アンデッドの体組織を摂取させることによるアンデッド製造効果。
死者はなにぶん死んでるので体組織を食べさせようとしてもうまくいかない。生者に食べさせるのもほとんど効果がなかった、とある。
少しだけは効果があったわけだ。
さて、アンデッドの体組織を食べさせるよりも、瘴気を体内から浴びせるほうが効果は大きいと思う。
その効果とやらを考えてみよう。
アンデッド魚を食べて、その身に残っていた瘴気が生体内に入ったら何が起きるか。
瘴気は死者をアンデッドに変える魔法だ。生体は常に新陳代謝していて、一部は死に続けている。その死んだ組織が瘴気を吸収するとそこだけアンデッド化するんじゃないだろうか。
つまり生体内にアンデッド部分ができちゃうのだ。一種の腫瘍みたく、生体の正常な機能を阻害するだろう。
最終的に死に至った場合は、丸ごとアンデッドになるのかな。怖い!
アンデッド魚は食べない。約束だよ。
さて、一部がアンデッド化した患者をどうやれば治療できるかな?
聖職者だったら浄化の魔法を使うんだろうけど、生体内の奥深くにある一部だけを浄化するのはかなり難しいかもね。
瘴気を魔法媒体に使うのは魔女らしいやり口、だったらここは錬金術士らしいやり口を使ってみよう。
今度は頭の中で錬金術の本を読み直す。
ボーボーノ・ザーザーノ著、「完全元素」。この本は錬金術で黄金を作って儲けるためのいろんな実験が書かれていて、ことごとく失敗してはいるのだが、その根本属性原理を追求する過程が執拗に書かれていて勉強になる。あ、実は成功したのを作者は隠しているのだという噂も聞いたことがあるけど、著者が本を売るためのデマじゃないかと思う。
されはさておきこの本によると、錬金術士は根本属性原理に基づいて人体と宇宙の属性を一元のものとして操作できるとある。その媒体には希少物質を用いるそうだ。
つまり希少なオリハルコニウムやミスリウムを媒体に使えば、患者の体内を錬金術で属性操作できるはず。
もっとシンプルに言うと、錬金術で光属性の秘薬を作れば患者の体内にあるアンデッド部分を浄化できるんじゃないかな。たぶん。
持ってきた袋からオリハルコニウムとミスリウムの結晶粒を取り出す。
ああ、こんな大粒の結晶なんて初めて見る!
錬金術士だったらよだれを垂らしてほしがる代物なんだけどなあ。勿体ない。
でもペテン師扱いは癪に障るし、ここは島攻略の拠点には便利そうだ。
また取りに行けばいいか。
私は棚から乳鉢を二つ取り出して、それぞれにオリハルコニウムとミスリウムの結晶粒を入れる。
オリハルコニウムは錬金術の媒体に使える。そのためには乳棒を使って細かく滑らかな粉末になるまですり潰す必要がある。ごりごり乳棒を回し続けるも、オリハルコニウムはなかなか砕けてくれない。頑丈すぎるよね。
疲れたのでオリハルコニウムは後回しにして、ミスリウム結晶粒を加工することにしよう。ミスリウムは液体化すればオリハルコニウムを溶かす媒体にできる。飲み薬を作るのに使えて便利。
このミスリウム結晶はうまく電気刺激を加えると相転移するのが特徴なのよね。魔道具は持ってきていないから、ここは飛龍の能力を使ってみよう。
空の支配者たる飛龍は雷属性も使えるはずだ。
身体の中に魔力を込める。
口を開いて、気合を込めて、さあ! あ、焔が噴き出た。
焔は鍛冶場の土間と炉を焼いて赤熱させる。
違う違う違う! 焔じゃなくて雷撃を出さなきゃ!
ここが火を使う鍛冶場でよかった。
耐火加工されていない他の部屋だったら火事になるところだった。
私は気を取り直して、雷属性に関する本を記憶から検索する。
王国大学の教科書、「魔法属性基礎」。
そうだ、雷属性は放出するんじゃなくて流さなきゃ。
両手の指先に雷属性の魔力を集める。
指の間に火花が飛んだ。
そう、これが雷撃よ!
私は乳鉢に指を突っ込んで雷撃を発する。
電撃が通ったミスリウムの結晶粒は乳鉢の中で液体に相を変えていく。よしよし、思ったとおり。
「シュガ!」
突然横からの大声! アブリル!?
「うわああ!」
びっくりした私は乳鉢をひっくり返しそうになる。なになになに!?
そこそこ広い鍛冶場だ。しばらく使われていなかったと見えて、棚の道具は埃をかぶっている。炉もすっかり煤けていた。
「ここの道具は自由に使っていい。しっかりやんな」
ペトロナは言い残して去った。幼女のくせになんて偉そうなの! まるで私の姉みたい! そういえば姉は小さい頃からずっと偉そうだった。むかつくね。
でも、今は姉から解放されたのだ。根城にしたい島も見つけたし、あとちょっとがんばるだけ。
私は鍛冶場の扉を閉めて閂を降ろし、窓も閉ざす。
やっと一人になれた!
孤独! 断絶! 静謐! 解放!
灯りに蝋燭を点ける。明かりの魔道具無しだなんて南は原始的だね。
埃の積もった椅子を見つけた。手で埃を払ったら舞い上がってくしゃみする。
まだいまいち汚い椅子にどっかりと座り込んだ。
状況を整理してみる。
龍に変身した私は、龍の根城にぴったりな雰囲気の島を見つけて、そこには錬金術の希少素材がたくさん。
そこには先客の龍がいるらしくて、不気味なアンデッド魔物もたくさん。
問題は、龍を退治するために聖騎士がやってきたこと。
でも災い転じて福となす。聖騎士を手助けして魔物をやっつけさせるのだ。
聖騎士のアブリルは見惚れるきれいさで、乱暴なのは玉に瑕だけど、私にも優しく話してくれる。そんなアブリルを利用してやる。
悪い? くくく、私は悪い魔女になってやるのだ。
悪くて怖い魔女になって、みんなを恐れさせて島で一人心安らかに過ごすのだ。
んで、ナバリア島を攻略するための拠点にこの村は便利そうだから、むかつく幼女のご機嫌を今はとってやる。
ともかくアンデッド魚を食べたことで病気になった人たちを直せるような薬を作らなきゃ。
う~ん、作れる?
椅子で背伸びをしながら、今までに読んできた本の内容を思い返す。
奇術団での私は、両親が遺した魔法や錬金術の本を延々と繰り返し読んでた。姉に隠れて新しい本を手に入れるのは難しかったしね。おかげで頭の中には本のページが焼き付いてる。
さて、アンデッド生物を食べたらどうなるか書かれている本……
ネクロウス著、「死と生命の境界」。う~ん、違うな。自らの身体をアンデッドに変えたネクロウス師は食べ物に興味がなかった。
キルギリア・ジュウム・ガウレリア著、「霊的真理の七相」。各種のアンデッド製造方法が書かれた本だ。島での状況を思い返す。あそこで使われてそうな方法にあてはまるだろうか。
大蛙たちはどんな様子だった? そうだ、黒い瘴気に包まれていた。もしかして!?
私は立ち上がる。
「ちょっとだけ変身」
私の全身に記された魔法陣の術式が発動して、ちょっとだけ飛龍に変身する。スカートの中で尻尾が伸びる。
飛龍の力を得ると感覚がぐっと鋭くなる。
運んできたまな板の上ではアンデッド魚が死んでいる。私はその匂いをよく嗅いでみた。
やっぱり瘴気の匂いだ。
ところで瘴気ってなんだか知ってる?
瘴気は危険な魔法を運んでくるから遭遇したらすぐ逃げろって、魔法初心者の頃は口酸っぱく言われたものだ。
微小な魔力結晶をガスのようにまき散らす魔法媒体が瘴気だ。ナバリア島では、アンデッド蛙たちが瘴気をまとっていた。
私は本の内容を思い返す。「霊的真理の七相」八百四十ページ、瘴気を媒介とするアンデッドの製造方法について。
あの本に書かれていたとおり、死体をアンデッド化する魔法が瘴気によって媒介されているんだと思う。
この瘴気は島から海にまであふれていて、死んだ魚なんかもアンデッドに変えているんじゃないかな。このあたりの海ではまともな漁ができなさそう。貧しい訳だよね。
さらに頭の中で本のページをめくる。
九百五十七ページ、アンデッドの体組織を摂取させることによるアンデッド製造効果。
死者はなにぶん死んでるので体組織を食べさせようとしてもうまくいかない。生者に食べさせるのもほとんど効果がなかった、とある。
少しだけは効果があったわけだ。
さて、アンデッドの体組織を食べさせるよりも、瘴気を体内から浴びせるほうが効果は大きいと思う。
その効果とやらを考えてみよう。
アンデッド魚を食べて、その身に残っていた瘴気が生体内に入ったら何が起きるか。
瘴気は死者をアンデッドに変える魔法だ。生体は常に新陳代謝していて、一部は死に続けている。その死んだ組織が瘴気を吸収するとそこだけアンデッド化するんじゃないだろうか。
つまり生体内にアンデッド部分ができちゃうのだ。一種の腫瘍みたく、生体の正常な機能を阻害するだろう。
最終的に死に至った場合は、丸ごとアンデッドになるのかな。怖い!
アンデッド魚は食べない。約束だよ。
さて、一部がアンデッド化した患者をどうやれば治療できるかな?
聖職者だったら浄化の魔法を使うんだろうけど、生体内の奥深くにある一部だけを浄化するのはかなり難しいかもね。
瘴気を魔法媒体に使うのは魔女らしいやり口、だったらここは錬金術士らしいやり口を使ってみよう。
今度は頭の中で錬金術の本を読み直す。
ボーボーノ・ザーザーノ著、「完全元素」。この本は錬金術で黄金を作って儲けるためのいろんな実験が書かれていて、ことごとく失敗してはいるのだが、その根本属性原理を追求する過程が執拗に書かれていて勉強になる。あ、実は成功したのを作者は隠しているのだという噂も聞いたことがあるけど、著者が本を売るためのデマじゃないかと思う。
されはさておきこの本によると、錬金術士は根本属性原理に基づいて人体と宇宙の属性を一元のものとして操作できるとある。その媒体には希少物質を用いるそうだ。
つまり希少なオリハルコニウムやミスリウムを媒体に使えば、患者の体内を錬金術で属性操作できるはず。
もっとシンプルに言うと、錬金術で光属性の秘薬を作れば患者の体内にあるアンデッド部分を浄化できるんじゃないかな。たぶん。
持ってきた袋からオリハルコニウムとミスリウムの結晶粒を取り出す。
ああ、こんな大粒の結晶なんて初めて見る!
錬金術士だったらよだれを垂らしてほしがる代物なんだけどなあ。勿体ない。
でもペテン師扱いは癪に障るし、ここは島攻略の拠点には便利そうだ。
また取りに行けばいいか。
私は棚から乳鉢を二つ取り出して、それぞれにオリハルコニウムとミスリウムの結晶粒を入れる。
オリハルコニウムは錬金術の媒体に使える。そのためには乳棒を使って細かく滑らかな粉末になるまですり潰す必要がある。ごりごり乳棒を回し続けるも、オリハルコニウムはなかなか砕けてくれない。頑丈すぎるよね。
疲れたのでオリハルコニウムは後回しにして、ミスリウム結晶粒を加工することにしよう。ミスリウムは液体化すればオリハルコニウムを溶かす媒体にできる。飲み薬を作るのに使えて便利。
このミスリウム結晶はうまく電気刺激を加えると相転移するのが特徴なのよね。魔道具は持ってきていないから、ここは飛龍の能力を使ってみよう。
空の支配者たる飛龍は雷属性も使えるはずだ。
身体の中に魔力を込める。
口を開いて、気合を込めて、さあ! あ、焔が噴き出た。
焔は鍛冶場の土間と炉を焼いて赤熱させる。
違う違う違う! 焔じゃなくて雷撃を出さなきゃ!
ここが火を使う鍛冶場でよかった。
耐火加工されていない他の部屋だったら火事になるところだった。
私は気を取り直して、雷属性に関する本を記憶から検索する。
王国大学の教科書、「魔法属性基礎」。
そうだ、雷属性は放出するんじゃなくて流さなきゃ。
両手の指先に雷属性の魔力を集める。
指の間に火花が飛んだ。
そう、これが雷撃よ!
私は乳鉢に指を突っ込んで雷撃を発する。
電撃が通ったミスリウムの結晶粒は乳鉢の中で液体に相を変えていく。よしよし、思ったとおり。
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ちょっとオネェだったり、
アレ…だったりする程度です😁
すでに、使用オッケーしてくださった心優しい
皆様ありがとうございます😘
読んでくださる方や応援してくださる全てに
めっちゃ感謝を込めて💕
ありがとうございます💞
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