43 / 64
第3章
懇願と対立
しおりを挟む
海岸で対峙するは、ヘルタイガーのキトに乗る暗黒騎士ザニバル、そしてホーリーケルベロスを駆る神聖騎士ミレーラ。
海岸はザニバルの魔装から噴き出す暗黒の瘴気に包まれており、視界は悪い。
「ザニバル様、公金横領罪で捕縛命令が出ています。おとなしく私のものになってください」
ミレーラは懐から取り出した逮捕状を突きつける。
「こうきんおうりょう? そんなこと言う前にザニバルの給料を払ってよ。ずっと未払いだよ」
地獄の底から響くような低い声でザニバルは答える。
「ナヴァリア州が急速に復興しつつあるのは、ザニバル様が持ち出した公金によるものです。帝都で反乱を裏から煽動しているのもザニバル様です」
「またそんな嘘をつくの。帝都になんてずっと行ってないもん」
ザニバルは呆れかえる。
一方、ミレーラは歓喜している。
彼女はザニバルのかつての副官だが、ザニバルのナヴァリア州行きに置いていかれてしまった。そこでミレーラはザニバルの捕縛役を買ってでて、ここナヴァリア州のぺスカ町までやってきた。
そして偽ザニバルを使った騒ぎを起こし、とうとう本物のザニバルをおびき出すことに成功したのだ。
ヘルタイガーとホーリーケルベロスの三つ首はにらみ合う。
ヘルタイガーも大型の魔獣だが、ホーリーケルベロスはさらに二回りも大きく、高みからヘルタイガーを見下ろしている。
ホーリーケルベロスは三つの顎を開き、そこから三本の白い光を放った。光は瘴気を切り裂いて伸び、ザニバルの上に三つの白い魔法陣を作り出す。
この魔法陣は封印結界の効果を持つ。ザニバルを封じ込めようとしている。さきほどまで町中を覆っていた結界よりも局所的なだけに、封印効果ははるかに高い。
ザニバルは腕の魔装から黒銀の鞭を繰り出し、魔法陣を狙う。瘴気を引いて舞う鞭は一つの魔法陣を破壊。だが残り二つの魔法陣から白い光が放たれ、新たな魔法陣が複数展開される。
ザニバルが魔法陣を壊すほどに新たな魔法陣が展開していって、ザニバルを全周から包み込んでいく。
ミレーラは頬を紅潮させて、
「いかがですか、ザニバル様。いくら壊しても無駄でしょう。神聖法陣の自動展開術式です。この日この時のために古代ヴァリア式神聖法と最新のズメイ式神聖法制御理論を研究してきた成果なんです!」
「やっぱりミレーラはこういうの好きだよね」
ザニバルが言うや、乗っているヘルタイガーごと地面に沈み込んだ。いや、地面と見えていたのはザニバルが瘴気によって作り出した床だったのだ。
床を瘴気に戻してザニバルは落ちた。下に魔法陣の結界は展開されていない。ザニバルを乗せたヘルタイガーは自由に突進する。
残された魔法陣には膨大な瘴気が押し寄せた。無数の魔法陣が瘴気に浸蝕されて、自動再生などお構いなしに丸ごと押しつぶされる。
ヘルタイガーはホーリーケルベロスの間近に迫る。
「風、凍気、水!」
ミレーラの指示で、ホーリーケルベロスは三つの顎から風と凍気と水のブレス攻撃を放つ。
ザニバルの前に瘴気が濃く立ち込める。ブレス攻撃は瘴気に阻まれて、ザニバルの手前に分厚く高い氷の壁を生じさせる。
ザニバルは籠手の先に瘴気を固めてハンマーを作り出した。
ハンマーで殴りつけられた氷の壁はホーリーケルベロスのほうに倒れていき、ホーリーケルベロスは避けようとして体勢が乱れる。
そこへヘルタイガーが跳んだ。ホーリーケルベロスの喉笛の一つに喰らいつく。
「さすがザニバル様!」
押されているミレーラはしかし恍惚とした表情だ。
ホーリーケルベロスの首はヘルタイガーに噛まれて光の粒を滴らせる。ヘルタイガーの牙は深々と刺さっていき、遂に首を喰いちぎった。
ホーリーケルベロスの首が一つ落ちて、残りは二つ首になる。
落ちた首は光に分解するや再構築されて数頭のホーリーハウンドに戻った。
ホーリーハウンドの群れがヘルタイガーを取り囲む。ザニバルとヘルタイガーは、ホーリーケルベロスとホーリーハウンドの群れを同時に相手せねばならない。
ホーリーハウンドがヘルタイガーに喰らいつこうとする。ザニバルが鞭を振るって追い払う。しかしすぐにホーリーハウンドは戻ってくる。
「いかん、騎士殿が囲まれてしまったぞ!」
サイレン族たちは、大穴が開いた岩場からこの戦いを見ていた。大人たちは銛を強く握りしめ、そして決意した。
「わしらも行くしかねえ! わしらの町だぞ。わしらが戦わんでなんとする!」
「怖いよ」
「あんなの勝てっこないよ」
「任せておけばいいのに」
へたり込んでいた若者たちは怯えきった目で大人を見る。大人たちは見返して、
「お前たちはそこにいなさい。村を守るのはわしら大人の仕事だ」
洞窟の中には小さな子どもたちもいた。
「今のうちに逃げようね」
巫女マヒメが子どもたちを岩場から遠くへと誘導していく。
「皆、行くぞ!」
サイレン族の大人たちは岩場から駆け出した。ザニバルを包囲しているホーリーハウンドの群れに向かい、さらに外から包囲しようとする。
猫たちもその包囲に加わる。
「にゃあああっ!」
「うおおおおおお!」
猫とサイレン族たちが威嚇の声を上げる。
ホーリーハウンドが振り返って、鋭い歯の並んだ顎をサイレン族に向ける。サイレン族は身体を震わせて恐怖する。しかし退かない。
ザニバルを狙ってホーリーハウンドが踊り上がった。
ヘルタイガーはその首筋に喰らいついて地面に叩きつける。ザニバルがそこに鞭を振るい、ホーリーハウンドは光の粒に雲散霧消する。
ぴったり息があった戦いぶりだ。
ミレーラはホーリーケルベロスの上からヘルタイガーをにらむ。
「許せません。虎如きがいつもいつもザニバル様のお側にいるだなんて、あつかましいにもほどがあります」
「……家族だもん。一緒にいたいんだもん」
ザニバルが答える。しばらく別れていた辛さがザニバルの胸に蘇って痛い。
「どうしてそんなのが家族なんです。なぜ私を家族にしてくださらないのです、ザニバル様!」
ザニバルは見上げもせずに答える。
「家族はねえ、信じあうの。ミレーラ嘘つきだもん。嘘の作戦でザニバルを一人だけ突撃させたり、魔族を皆殺しにしたとか言いふらしたり、ミレーラが重傷だとか言って呼びつけたり、毎日毎日」
「あの作戦でザニバル様は救国の英雄と呼ばれるようになったではありませんか。私のおかげです」
ミレーラは鼻高々だ。
「今度も国のお金を盗ったとか反乱とか、またミレーラが嘘を広めたでしょ」
「噂によって、腐敗した帝国を立て直すのはザニバル様だと臣民の期待を高めることができました。これで新たな皇帝になることも夢ではありません」
ザニバルはミレーラをにらみつけた。
「ねえ、どうしてそんなことするの。人を困らせるのはねえ、悪い嘘なんだよ」
「全てザニバル様のためなんです。本当のことになんて価値はないんです。都合の良いように話を作っていれば、いつか世界はそのとおりになるんです。……そう信じればいいんです」
ミレーラは泣き笑いのような表情を浮かべる。
「どうせ家族なんて嘘なんですから」
海岸はザニバルの魔装から噴き出す暗黒の瘴気に包まれており、視界は悪い。
「ザニバル様、公金横領罪で捕縛命令が出ています。おとなしく私のものになってください」
ミレーラは懐から取り出した逮捕状を突きつける。
「こうきんおうりょう? そんなこと言う前にザニバルの給料を払ってよ。ずっと未払いだよ」
地獄の底から響くような低い声でザニバルは答える。
「ナヴァリア州が急速に復興しつつあるのは、ザニバル様が持ち出した公金によるものです。帝都で反乱を裏から煽動しているのもザニバル様です」
「またそんな嘘をつくの。帝都になんてずっと行ってないもん」
ザニバルは呆れかえる。
一方、ミレーラは歓喜している。
彼女はザニバルのかつての副官だが、ザニバルのナヴァリア州行きに置いていかれてしまった。そこでミレーラはザニバルの捕縛役を買ってでて、ここナヴァリア州のぺスカ町までやってきた。
そして偽ザニバルを使った騒ぎを起こし、とうとう本物のザニバルをおびき出すことに成功したのだ。
ヘルタイガーとホーリーケルベロスの三つ首はにらみ合う。
ヘルタイガーも大型の魔獣だが、ホーリーケルベロスはさらに二回りも大きく、高みからヘルタイガーを見下ろしている。
ホーリーケルベロスは三つの顎を開き、そこから三本の白い光を放った。光は瘴気を切り裂いて伸び、ザニバルの上に三つの白い魔法陣を作り出す。
この魔法陣は封印結界の効果を持つ。ザニバルを封じ込めようとしている。さきほどまで町中を覆っていた結界よりも局所的なだけに、封印効果ははるかに高い。
ザニバルは腕の魔装から黒銀の鞭を繰り出し、魔法陣を狙う。瘴気を引いて舞う鞭は一つの魔法陣を破壊。だが残り二つの魔法陣から白い光が放たれ、新たな魔法陣が複数展開される。
ザニバルが魔法陣を壊すほどに新たな魔法陣が展開していって、ザニバルを全周から包み込んでいく。
ミレーラは頬を紅潮させて、
「いかがですか、ザニバル様。いくら壊しても無駄でしょう。神聖法陣の自動展開術式です。この日この時のために古代ヴァリア式神聖法と最新のズメイ式神聖法制御理論を研究してきた成果なんです!」
「やっぱりミレーラはこういうの好きだよね」
ザニバルが言うや、乗っているヘルタイガーごと地面に沈み込んだ。いや、地面と見えていたのはザニバルが瘴気によって作り出した床だったのだ。
床を瘴気に戻してザニバルは落ちた。下に魔法陣の結界は展開されていない。ザニバルを乗せたヘルタイガーは自由に突進する。
残された魔法陣には膨大な瘴気が押し寄せた。無数の魔法陣が瘴気に浸蝕されて、自動再生などお構いなしに丸ごと押しつぶされる。
ヘルタイガーはホーリーケルベロスの間近に迫る。
「風、凍気、水!」
ミレーラの指示で、ホーリーケルベロスは三つの顎から風と凍気と水のブレス攻撃を放つ。
ザニバルの前に瘴気が濃く立ち込める。ブレス攻撃は瘴気に阻まれて、ザニバルの手前に分厚く高い氷の壁を生じさせる。
ザニバルは籠手の先に瘴気を固めてハンマーを作り出した。
ハンマーで殴りつけられた氷の壁はホーリーケルベロスのほうに倒れていき、ホーリーケルベロスは避けようとして体勢が乱れる。
そこへヘルタイガーが跳んだ。ホーリーケルベロスの喉笛の一つに喰らいつく。
「さすがザニバル様!」
押されているミレーラはしかし恍惚とした表情だ。
ホーリーケルベロスの首はヘルタイガーに噛まれて光の粒を滴らせる。ヘルタイガーの牙は深々と刺さっていき、遂に首を喰いちぎった。
ホーリーケルベロスの首が一つ落ちて、残りは二つ首になる。
落ちた首は光に分解するや再構築されて数頭のホーリーハウンドに戻った。
ホーリーハウンドの群れがヘルタイガーを取り囲む。ザニバルとヘルタイガーは、ホーリーケルベロスとホーリーハウンドの群れを同時に相手せねばならない。
ホーリーハウンドがヘルタイガーに喰らいつこうとする。ザニバルが鞭を振るって追い払う。しかしすぐにホーリーハウンドは戻ってくる。
「いかん、騎士殿が囲まれてしまったぞ!」
サイレン族たちは、大穴が開いた岩場からこの戦いを見ていた。大人たちは銛を強く握りしめ、そして決意した。
「わしらも行くしかねえ! わしらの町だぞ。わしらが戦わんでなんとする!」
「怖いよ」
「あんなの勝てっこないよ」
「任せておけばいいのに」
へたり込んでいた若者たちは怯えきった目で大人を見る。大人たちは見返して、
「お前たちはそこにいなさい。村を守るのはわしら大人の仕事だ」
洞窟の中には小さな子どもたちもいた。
「今のうちに逃げようね」
巫女マヒメが子どもたちを岩場から遠くへと誘導していく。
「皆、行くぞ!」
サイレン族の大人たちは岩場から駆け出した。ザニバルを包囲しているホーリーハウンドの群れに向かい、さらに外から包囲しようとする。
猫たちもその包囲に加わる。
「にゃあああっ!」
「うおおおおおお!」
猫とサイレン族たちが威嚇の声を上げる。
ホーリーハウンドが振り返って、鋭い歯の並んだ顎をサイレン族に向ける。サイレン族は身体を震わせて恐怖する。しかし退かない。
ザニバルを狙ってホーリーハウンドが踊り上がった。
ヘルタイガーはその首筋に喰らいついて地面に叩きつける。ザニバルがそこに鞭を振るい、ホーリーハウンドは光の粒に雲散霧消する。
ぴったり息があった戦いぶりだ。
ミレーラはホーリーケルベロスの上からヘルタイガーをにらむ。
「許せません。虎如きがいつもいつもザニバル様のお側にいるだなんて、あつかましいにもほどがあります」
「……家族だもん。一緒にいたいんだもん」
ザニバルが答える。しばらく別れていた辛さがザニバルの胸に蘇って痛い。
「どうしてそんなのが家族なんです。なぜ私を家族にしてくださらないのです、ザニバル様!」
ザニバルは見上げもせずに答える。
「家族はねえ、信じあうの。ミレーラ嘘つきだもん。嘘の作戦でザニバルを一人だけ突撃させたり、魔族を皆殺しにしたとか言いふらしたり、ミレーラが重傷だとか言って呼びつけたり、毎日毎日」
「あの作戦でザニバル様は救国の英雄と呼ばれるようになったではありませんか。私のおかげです」
ミレーラは鼻高々だ。
「今度も国のお金を盗ったとか反乱とか、またミレーラが嘘を広めたでしょ」
「噂によって、腐敗した帝国を立て直すのはザニバル様だと臣民の期待を高めることができました。これで新たな皇帝になることも夢ではありません」
ザニバルはミレーラをにらみつけた。
「ねえ、どうしてそんなことするの。人を困らせるのはねえ、悪い嘘なんだよ」
「全てザニバル様のためなんです。本当のことになんて価値はないんです。都合の良いように話を作っていれば、いつか世界はそのとおりになるんです。……そう信じればいいんです」
ミレーラは泣き笑いのような表情を浮かべる。
「どうせ家族なんて嘘なんですから」
0
あなたにおすすめの小説
「お前の戦い方は地味すぎる」とギルドをクビになったおっさん、その正体は大陸を震撼させた伝説の暗殺者。
夏見ナイ
ファンタジー
「地味すぎる」とギルドをクビになったおっさん冒険者アラン(40)。彼はこれを機に、血塗られた過去を捨てて辺境の村で静かに暮らすことを決意する。その正体は、10年前に姿を消した伝説の暗殺者“神の影”。
もう戦いはこりごりなのだが、体に染みついた暗殺術が無意識に発動。気配だけでチンピラを黙らせ、小石で魔物を一撃で仕留める姿が「神業」だと勘違いされ、噂が噂を呼ぶ。
純粋な少女には師匠と慕われ、元騎士には神と崇められ、挙句の果てには王女や諸国の密偵まで押しかけてくる始末。本人は畑仕事に精を出したいだけなのに、彼の周りでは勝手に伝説が更新されていく!
最強の元暗殺者による、勘違いスローライフファンタジー、開幕!
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
真祖竜に転生したけど、怠け者の世界最強種とか性に合わないんで、人間のふりして旅に出ます
難波一
ファンタジー
"『第18回ファンタジー小説大賞【奨励賞】受賞!』"
ブラック企業勤めのサラリーマン、橘隆也(たちばな・りゅうや)、28歳。
社畜生活に疲れ果て、ある日ついに階段から足を滑らせてあっさりゲームオーバー……
……と思いきや、目覚めたらなんと、伝説の存在・“真祖竜”として異世界に転生していた!?
ところがその竜社会、価値観がヤバすぎた。
「努力は未熟の証、夢は竜の尊厳を損なう」
「強者たるもの怠惰であれ」がスローガンの“七大怠惰戒律”を掲げる、まさかのぐうたら最強種族!
「何それ意味わかんない。強く生まれたからこそ、努力してもっと強くなるのが楽しいんじゃん。」
かくして、生まれながらにして世界最強クラスのポテンシャルを持つ幼竜・アルドラクスは、
竜社会の常識をぶっちぎりで踏み倒し、独学で魔法と技術を学び、人間の姿へと変身。
「世界を見たい。自分の力がどこまで通じるか、試してみたい——」
人間のふりをして旅に出た彼は、貴族の令嬢や竜の少女、巨大な犬といった仲間たちと出会い、
やがて“魔王”と呼ばれる世界級の脅威や、世界の秘密に巻き込まれていくことになる。
——これは、“怠惰が美徳”な最強種族に生まれてしまった元社畜が、
「自分らしく、全力で生きる」ことを選んだ物語。
世界を知り、仲間と出会い、規格外の強さで冒険と成長を繰り広げる、
最強幼竜の“成り上がり×異端×ほのぼの冒険ファンタジー”開幕!
※小説家になろう様にも掲載しています。
【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
《レベル∞》の万物創造スキルで追放された俺、辺境を開拓してたら気づけば神々の箱庭になっていた
夏見ナイ
ファンタジー
勇者パーティーの雑用係だったカイは、魔王討伐後「無能」の烙印を押され追放される。全てを失い、死を覚悟して流れ着いた「忘れられた辺境」。そこで彼のハズレスキルは真の姿《万物創造》へと覚醒した。
無から有を生み、世界の理すら書き換える神の如き力。カイはまず、生きるために快適な家を、豊かな畑を、そして清らかな川を創造する。荒れ果てた土地は、みるみるうちに楽園へと姿を変えていった。
やがて、彼の元には行き場を失った獣人の少女やエルフの賢者、ドワーフの鍛冶師など、心優しき仲間たちが集い始める。これは、追放された一人の青年が、大切な仲間たちと共に理想郷を築き、やがてその地が「神々の箱庭」と呼ばれるまでの物語。
追放された俺のスキル【整理整頓】が覚醒!もふもふフェンリルと訳あり令嬢と辺境で最強ギルドはじめます
黒崎隼人
ファンタジー
「お前の【整理整頓】なんてゴミスキル、もういらない」――勇者パーティーの雑用係だったカイは、ダンジョンの最深部で無一文で追放された。死を覚悟したその時、彼のスキルは真の能力に覚醒する。鑑定、無限収納、状態異常回復、スキル強化……森羅万象を“整理”するその力は、まさに規格外の万能チートだった! 呪われたもふもふ聖獣と、没落寸前の騎士令嬢。心優しき仲間と出会ったカイは、辺境の街で小さなギルド『クローゼット』を立ち上げる。一方、カイという“本当の勇者”を失ったパーティーは崩壊寸前に。これは、地味なスキル一つで世界を“整理整頓”していく、一人の青年の爽快成り上がり英雄譚!
地味な薬草師だった俺が、実は村の生命線でした
有賀冬馬
ファンタジー
恋人に裏切られ、村を追い出された青年エド。彼の地味な仕事は誰にも評価されず、ただの「役立たず」として切り捨てられた。だが、それは間違いだった。旅の魔術師エリーゼと出会った彼は、自分の能力が秘めていた真の価値を知る。魔術と薬草を組み合わせた彼の秘薬は、やがて王国を救うほどの力となり、エドは英雄として名を馳せていく。そして、彼が去った村は、彼がいた頃には気づかなかった「地味な薬」の恩恵を失い、静かに破滅へと向かっていくのだった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる