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19話(7日目 美玖、初遭遇)
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行為の後は竜菜の追求を躱しながら後処理に移る。
保健体育の時間は寝ていたのか誰かのせいかは知らないが性知識は真央と同じレベルの様だ。
自分からは出ない精液に興味津々で誤魔化すのが大変だった。
「これ良く見るとネバネバして駄菓子屋のスライムみてえだな……。臭いも変にクッセェし。小便とは違う奴なのか?これ」
「えーと……き、今日は忙しいからまた今度遊ぶ時に詳しく教えるね」
「本当か?なら待ってるけどよ……なるべく早く来いよな!マジで気になるからよ」
竜菜がジト目で此方を見てくるので頭を撫でながら手についた精液をタオルで拭ってやる。
年下の男に頭撫でられてるのにすぐ笑顔になるのは男性への免疫が無さすぎるせいなのか?
それとも馬鹿なだけなのか。
「うん。まだ花も見つけてないからね。すぐ来るよ」
「えへへ。じゃあ待ってるぜ」
にこやかに笑う竜菜と約束して秘密基地を後にする。
森を抜けて畦道に戻った所でドッと疲れが襲ってきた。
無理も無い。
道なんか無い森を切り拓きながら竜菜を連れて歩き回ったのだから。
射精したのもあってか眠くなって来てしまった。
祖母の家で休ませてもらうかと歩きながら考えた時ふと竜菜との会話を思い出した。
(……お、こっちの辺りなら知ってるぜ。この近くの森と村の間辺りに神社があるんだよ)
(へー。竜菜ちゃん詳しいんだね)
(ああ!先に神社を秘密基地にしようとしたんだけどゴミ捨て場から遠くてな!なんで広間の方に作る事にしたんだわ)
森の中を歩いている時にそんな会話をしていたのを振り返りつつ、早速神社とやらを探してみる事にした。
人も来ない寂れた場所らしいので休むには向いているだろう。
それに女を連れ込む場所に出来るかもしれないので下見しておきたいからだ。
少し歩いてみると確かに草が生い茂ってはいるが森へ石を敷いた道が続いているのが見えた。
横に曲がり再び森の中に入っていくと直ぐに目の前が開ける。
そこには割と広い空間の中に鳥居と小道、そしてこじんまりとした神社だけが存在する空間があった。
先程まで様々な音が聞こえてきた筈の森が急にしんとして何も聞こえなくなるのに気づいて少し背筋が冷える。
(本当にお化けでも出るんじゃないだろうな…。お化けは苦手なんだよ)
実態のある物は怖くないしどうとでもなるが見えないものは別だ。
特に触る事すらできない幽霊なんて論外だ。
出来るなら関わりたくも無い。
少し神社を調べてすぐに帰ろうと思いながら近づいていく。
辺りを見回しながらよく見てみると何かおかしい。
入るまでの道は草で荒れ果てていたのに神社の付近は古びてはいても草が生えてない。
それどころか虫の一匹も見ていない。
森を通る時には小さい虫がうろうろしていたのに。
神社の中を覗いてみるが祭りの時に使うであろう祭具や道具があるだけで誰もいない。
……筈だが埃が一つも落ちていない。
きっと誰かが掃除したに違いない。きっとそうだ。うん。
そろそろ限界だ。
この辺りには近寄らない様にしようと心に決めて来た道を帰ろうとする。
その時、森の中から人の声が聞こえてきた。自分が来た方向からだ。
あまりの事にびっくりした俺は急いで神社の裏側に隠れる。
まさか本当にお化けが出てしまったのか⁉
息を殺して人なのか幽霊なのかを確かめようとする。
時間が経ち距離が近づいてくる内に人の掛け声も大きくなってきた。
そして鳥居の向こうに人影が見え始める。
……どうやら人間のようだ。足もあるし。
よく見れば女性が走ってくるのが見える。
長い金髪を後ろに結んだ美人なのが遠めでも分かった。
青いジャージを着こんだその人物は神社に近づくとポケットから小銭を取り出しお参りをし始めた。安心した俺はほっと胸を下ろし声をかけるか悩んでいるその時。
その人物は肩にかけていたボストンバッグを下ろし中からコスチュームのような物を取り出し始めた。
そしてジャージのジッパーを勢いよく引き下ろしたかと思う間もなく境内の前で着替え始めたのだった。
ジャージでよく見えなかったが中々の大きさをした胸が白いスポブラに包まれながら丸見えになった。
少し驚いて声を上げそうになったが直ぐに落ち着きを取り戻す。
何故着替えるのか良く分からないが誰もいないと勘違いしているらしい。
俺はゆっくりとスマホを取り出すと録画を始めるのだった。
その女はスポブラとショーツもあっさり脱ぎ捨てるとコスチュームを身に着けるために足を境内にかける。
形のいいロケット型の胸が上下に揺れながら露になり胸より大きい尻や股間に生えた黒い陰毛も足が上がったお陰で丸見えだ。
もう少ししっかり撮りたいと欲張り足を踏み出すがそれが良くなかった。
砂利が敷いてあることを忘れてしまい僅かに音が鳴る。
女性はびくりと震えるとほぼ全裸のまま仁王立ちしこちら側に向けて声を上げた。
「だ、誰ッスか⁉そ、そこにいるなら出てくるッス!」
内心舌打ちをしながら直ぐにスマホをしまう。
バレてしまっては仕方ない。
しかしこちらは小学生。素直に打ち明ければ許してもらえる確率は高い。
俺は素直に神社の裏から歩き出した。
「ご、ごめんなさい……覗くつもりは……」
「ギャー!子供!マ、マジで幽霊が出たッスー!」
俺の姿を見た女性は慌てて逃げようとしたが、着替える途中だったコスチュームが足に絡んで尻もちをついてしまう。
「フギャー!逃げられないッス!の、呪わないでー!」
……まさか俺を幽霊と勘違いしているのか?
先程までの自分と同じ勘違いをしている人間を見て冷静になった俺は手を貸すため近くに歩いていく。
「僕は幽霊じゃなくて村に遊びに来た人間だよ。大丈夫?お姉ちゃん」
「……あれ?よく見ると足あるッスね。なーんだ、勘違いだったみたいッスね」
足で幽霊かどうか確かめるまで一緒なのか……。
苦笑しながら手を貸してやり境内に座らせる。
当然着替え途中だったから膝から上は全裸のままだが気にする素振りも無い。
まさかこいつもか。どうなってるんだこの村。
「いやあ幽霊と勘違いしてすまなかったッス!自分は乃頭礼美玖(のずれ みく)!レスラーッス!」
「僕は村地叔母さんの家に遊びに来た倫太郎って名前だよ。お姉ちゃんプロレスラーなの?」
「いや、まあこれからなるんスけどね!新しく事務所を立ち上げるみたいなんでそれまで一人で練習ッス!」
「良く分からないけど……すごいね!」
「そうッスよね!これでやっと恩返しが出来るってもんッス!」
詳しく聞いてみるとどうやら美玖は女子高を卒業してから村に帰ってきたものの就職先が見つからず家事手伝いになっていたらしい。
これでいいのかと苦悩する日々だったが、唐突に母親が女子プロレス団体を立ち上げると言い出し始めたので恩返しの為にレスラーになる事を決意したようだ。
「自分柔道やってたし体には自信あるッスからねー。やっとただ飯ぐらいから脱出できそうで嬉しいッス!…まさか人に会うとは思わなかったッスけどね」
「僕もそう考えてたからびっくりしたよ。……後、み、美玖お姉ちゃん?」
「ん?なんすか?倫太郎君」
「服……着替えなくてもいいの?真っ裸だけど……」
「ああ!そういえばそうッスね!見苦しいものをお見せして申し訳ないッス!」
そう言うと立ち上がりいそいそと着替え始めた。
しかし恥ずかしがったり隠すような動作は無い。
確かめるために一つ質問してみるか。
「美玖お姉ちゃんは裸でも恥ずかしくないのー?僕はちょっと恥ずかしいんだけど」
「全然ッスね!部活でも外で着替えなくちゃいけない時とかあったんで人の目とか気にしてられないッス!」
「ふーん、そうなんだ……すごいなあー」
感動するふりをしながら確信した。
やっぱりこいつも恥じらいとか無いタイプだ。
しかもここなら他の人の目も無い。
少し怖いけどこれはいい獲物を見つけたみたいだ。
考えているうちに着替えが終わったようだ。
美玖はこちらに近づきポージングを取ってきた。
「どうッスかこの衣装と肉体美?これで本番戦う事になるんで今から着てみたッス!」
「えーと……その……す、すごいと思うよ、うん」
「そうッスよね!なんせこの衣装母さんの手作りッスからね!ちょっときついけど着てれば慣れるはずッス!」
その母親は何を考えてこんな衣装作ったんだ?
青と赤を主体にしたコスチュームは布面積が異様に狭く特に胸の下半分が覆われていない。
尻に至ってはエグいハイレグになっているだけでは無く強調させるように左右の太ももにベルトが巻かれておりつい目が泳いでしまう。
更にサイズが小さいのかコスチュームがパンパンに張りつめているので少し動いただけで色々とはみ出てしまいそうだ。
それをノーブラノーパンで着けているので乳輪や大陰唇が僅かに見えてしまっている。
仮にも自分の娘に着せるならもう少しまともな物を作ると思うが。まあいいや。
それからは美玖の自主練を見学させてもらうことにした。
疲れていたので丁度いい暇つぶしにもなるだろうからだ。
自主練といっても碌な器具も無い神社での練習なので基礎的なストレッチから筋トレがメインになっているようだ。
それでも元柔道部だからかそのトレーニングは女性とは思えないほどの量だが。
「ふん…ッ。ふん…ッ…はー、やっぱり体鈍っちゃってるッスねー」
ぼやきながら真面目に筋トレをしているようだが俺の目には美玖の肢体にしか目がいって無い。
美玖が腕立て伏せをする度に円錐型の胸が地面に押しつぶされまた元の形に戻っていく光景や、スクワットの度にハイレグが更に食い込んで性器や肛門がチラリと見える絶景が見放題だからだ。
この光景を隠し撮り出来なかったのは痛手だなと頬杖を突きながら考えていた俺だったがここで逆転の発症が浮かぶ。
そうだ、隠し撮りでは無く理由を付けて堂々と撮ればいいのでは?
こうしてはいられない。
息を切らしながら小休憩する美玖に近寄り家から持ってきた麦茶の予備を渡す。
「はい美玖お姉ちゃん、お茶だよ。今日は暑いから水分補給しっかりしないと」
「いいんスか?ありがたく頂戴するッス!いやー丁度喉が渇いてたところだったッス!」
「ところでお姉ちゃん。ちょっと僕から提案があるんだけど…いいかな?」
「ぐびぐび……?ん?何すか?提案?」
「お姉ちゃん一人で練習してるみたいだけど見てくれる人がいればもっと効率的に練習出来るんじゃないかなと思って…だから僕お姉ちゃんの練習してるところを撮影したいんだけどいいかな?」
「うーん確かに一人の時だと筋トレの型が崩れてるのに気づいてないかもしれないし…いいッスね!よし、じゃあ余すところなくバッチリ撮って欲しいッス!」
俺は勢いよく頷くと再びスマホを取り出した。
そして余すところなく美玖の練習風景を撮り始める。
基礎的な腹筋、腕立て伏せ、スクワットから木を使ったチューブトレーニング、ダンベルフライと様々な練習をこなしていく。
男性でも難しい量なのによくこなせるなと感心しながら撮影を続けていく。
休憩を挟みながら筋トレは続き気が付くともう夕方になっていた。
俺は撮れた練習風景を確認しながらタオルを差し出す。
出来る限り一般的な練習風景も撮ってはいるが殆どはAVめいた映像が映っている。
スクワットの最中に乳がこぼれて丸見えになってもそのまま規定回数まで続けるので上下に跳ねる胸が映っている。
他にも寝転んで交互に足を上げるシーサーキックスでは股間のコスチュームがずれピンク色をした無毛の性器がチラチラ見えている。
普通の女性ならこんな動画を撮られていれば恥ずかしがり消してくれと頼むかもしれない。
しかし上半身裸になりながら汗を拭きつつ動画を見た美玖は、
「うーん、やっぱ回数を重ねると楽なやり方になっちゃってるッスねー。自分では気づいてなかった所が沢山あって勉強になるッス」
まったく気にしてないみたいだ。
流石にこの年齢で気にしてないのは叔母ぐらいだろうと思っていた俺は普段どんな生活をしているのかつい気になり質問してしまう。
「あ、あのー。おっぱい映っちゃてるんだけど大丈夫……?見られるのは慣れてるって言ってたけど流石に撮られるのは恥ずかしいんじゃないの?」
「全然ッスよ。たまに練習用の部屋をレンタルする時も母さんに撮ってもらってるんで恥ずかしがったりする事は無いッスねー」
「そ、そうなんだ……?」
成程普段は母親に見られながら練習しているのか。
しかし親なら普通こういうのは躾するもんじゃないのかと考え込んだ俺に美玖は衝撃的な話を続ける。
「それに母さんと練習する時は裸でやるッスからね。恥じらいは格闘家やってるんで捨てたッス!」
「……………………え、何?裸?全裸で?と、撮ってるんだよね…?」
「そりゃあ勿論撮ってるッスよ。何でもレスラーのコンディションを確かめるには裸じゃないと駄目みたいなんで二人っきりの時には常に脱いで体を見せるように言われてるッス……あ!これ母さんとの秘密だったッス!き、聞かなかった事にして欲しいッス……」
取りあえず頷くと不安そうな顔をしていた美玖は再びぱあっと笑顔に戻る。
正直唖然として言葉が出ない。
普通20代の女性が恥じらいが無いなんてあり得るかと思っていたらまさか母親が元凶だったとは。
裸で生活させるってお前。自分よりレベルが高い変態が多い村だな……。
まあ母親の真意は不明だが取り敢えず今は感謝しておこう。
新たに手籠めに出来る女性がまた一人見つかったのだから。
手を出されてるかは不明だがどっちにしても楽しめそうだ。
俺は汗を拭き終わり再びジャージに着替え始めた美玖を撮りながらどういった遊びをするか考えるのだった……。
保健体育の時間は寝ていたのか誰かのせいかは知らないが性知識は真央と同じレベルの様だ。
自分からは出ない精液に興味津々で誤魔化すのが大変だった。
「これ良く見るとネバネバして駄菓子屋のスライムみてえだな……。臭いも変にクッセェし。小便とは違う奴なのか?これ」
「えーと……き、今日は忙しいからまた今度遊ぶ時に詳しく教えるね」
「本当か?なら待ってるけどよ……なるべく早く来いよな!マジで気になるからよ」
竜菜がジト目で此方を見てくるので頭を撫でながら手についた精液をタオルで拭ってやる。
年下の男に頭撫でられてるのにすぐ笑顔になるのは男性への免疫が無さすぎるせいなのか?
それとも馬鹿なだけなのか。
「うん。まだ花も見つけてないからね。すぐ来るよ」
「えへへ。じゃあ待ってるぜ」
にこやかに笑う竜菜と約束して秘密基地を後にする。
森を抜けて畦道に戻った所でドッと疲れが襲ってきた。
無理も無い。
道なんか無い森を切り拓きながら竜菜を連れて歩き回ったのだから。
射精したのもあってか眠くなって来てしまった。
祖母の家で休ませてもらうかと歩きながら考えた時ふと竜菜との会話を思い出した。
(……お、こっちの辺りなら知ってるぜ。この近くの森と村の間辺りに神社があるんだよ)
(へー。竜菜ちゃん詳しいんだね)
(ああ!先に神社を秘密基地にしようとしたんだけどゴミ捨て場から遠くてな!なんで広間の方に作る事にしたんだわ)
森の中を歩いている時にそんな会話をしていたのを振り返りつつ、早速神社とやらを探してみる事にした。
人も来ない寂れた場所らしいので休むには向いているだろう。
それに女を連れ込む場所に出来るかもしれないので下見しておきたいからだ。
少し歩いてみると確かに草が生い茂ってはいるが森へ石を敷いた道が続いているのが見えた。
横に曲がり再び森の中に入っていくと直ぐに目の前が開ける。
そこには割と広い空間の中に鳥居と小道、そしてこじんまりとした神社だけが存在する空間があった。
先程まで様々な音が聞こえてきた筈の森が急にしんとして何も聞こえなくなるのに気づいて少し背筋が冷える。
(本当にお化けでも出るんじゃないだろうな…。お化けは苦手なんだよ)
実態のある物は怖くないしどうとでもなるが見えないものは別だ。
特に触る事すらできない幽霊なんて論外だ。
出来るなら関わりたくも無い。
少し神社を調べてすぐに帰ろうと思いながら近づいていく。
辺りを見回しながらよく見てみると何かおかしい。
入るまでの道は草で荒れ果てていたのに神社の付近は古びてはいても草が生えてない。
それどころか虫の一匹も見ていない。
森を通る時には小さい虫がうろうろしていたのに。
神社の中を覗いてみるが祭りの時に使うであろう祭具や道具があるだけで誰もいない。
……筈だが埃が一つも落ちていない。
きっと誰かが掃除したに違いない。きっとそうだ。うん。
そろそろ限界だ。
この辺りには近寄らない様にしようと心に決めて来た道を帰ろうとする。
その時、森の中から人の声が聞こえてきた。自分が来た方向からだ。
あまりの事にびっくりした俺は急いで神社の裏側に隠れる。
まさか本当にお化けが出てしまったのか⁉
息を殺して人なのか幽霊なのかを確かめようとする。
時間が経ち距離が近づいてくる内に人の掛け声も大きくなってきた。
そして鳥居の向こうに人影が見え始める。
……どうやら人間のようだ。足もあるし。
よく見れば女性が走ってくるのが見える。
長い金髪を後ろに結んだ美人なのが遠めでも分かった。
青いジャージを着こんだその人物は神社に近づくとポケットから小銭を取り出しお参りをし始めた。安心した俺はほっと胸を下ろし声をかけるか悩んでいるその時。
その人物は肩にかけていたボストンバッグを下ろし中からコスチュームのような物を取り出し始めた。
そしてジャージのジッパーを勢いよく引き下ろしたかと思う間もなく境内の前で着替え始めたのだった。
ジャージでよく見えなかったが中々の大きさをした胸が白いスポブラに包まれながら丸見えになった。
少し驚いて声を上げそうになったが直ぐに落ち着きを取り戻す。
何故着替えるのか良く分からないが誰もいないと勘違いしているらしい。
俺はゆっくりとスマホを取り出すと録画を始めるのだった。
その女はスポブラとショーツもあっさり脱ぎ捨てるとコスチュームを身に着けるために足を境内にかける。
形のいいロケット型の胸が上下に揺れながら露になり胸より大きい尻や股間に生えた黒い陰毛も足が上がったお陰で丸見えだ。
もう少ししっかり撮りたいと欲張り足を踏み出すがそれが良くなかった。
砂利が敷いてあることを忘れてしまい僅かに音が鳴る。
女性はびくりと震えるとほぼ全裸のまま仁王立ちしこちら側に向けて声を上げた。
「だ、誰ッスか⁉そ、そこにいるなら出てくるッス!」
内心舌打ちをしながら直ぐにスマホをしまう。
バレてしまっては仕方ない。
しかしこちらは小学生。素直に打ち明ければ許してもらえる確率は高い。
俺は素直に神社の裏から歩き出した。
「ご、ごめんなさい……覗くつもりは……」
「ギャー!子供!マ、マジで幽霊が出たッスー!」
俺の姿を見た女性は慌てて逃げようとしたが、着替える途中だったコスチュームが足に絡んで尻もちをついてしまう。
「フギャー!逃げられないッス!の、呪わないでー!」
……まさか俺を幽霊と勘違いしているのか?
先程までの自分と同じ勘違いをしている人間を見て冷静になった俺は手を貸すため近くに歩いていく。
「僕は幽霊じゃなくて村に遊びに来た人間だよ。大丈夫?お姉ちゃん」
「……あれ?よく見ると足あるッスね。なーんだ、勘違いだったみたいッスね」
足で幽霊かどうか確かめるまで一緒なのか……。
苦笑しながら手を貸してやり境内に座らせる。
当然着替え途中だったから膝から上は全裸のままだが気にする素振りも無い。
まさかこいつもか。どうなってるんだこの村。
「いやあ幽霊と勘違いしてすまなかったッス!自分は乃頭礼美玖(のずれ みく)!レスラーッス!」
「僕は村地叔母さんの家に遊びに来た倫太郎って名前だよ。お姉ちゃんプロレスラーなの?」
「いや、まあこれからなるんスけどね!新しく事務所を立ち上げるみたいなんでそれまで一人で練習ッス!」
「良く分からないけど……すごいね!」
「そうッスよね!これでやっと恩返しが出来るってもんッス!」
詳しく聞いてみるとどうやら美玖は女子高を卒業してから村に帰ってきたものの就職先が見つからず家事手伝いになっていたらしい。
これでいいのかと苦悩する日々だったが、唐突に母親が女子プロレス団体を立ち上げると言い出し始めたので恩返しの為にレスラーになる事を決意したようだ。
「自分柔道やってたし体には自信あるッスからねー。やっとただ飯ぐらいから脱出できそうで嬉しいッス!…まさか人に会うとは思わなかったッスけどね」
「僕もそう考えてたからびっくりしたよ。……後、み、美玖お姉ちゃん?」
「ん?なんすか?倫太郎君」
「服……着替えなくてもいいの?真っ裸だけど……」
「ああ!そういえばそうッスね!見苦しいものをお見せして申し訳ないッス!」
そう言うと立ち上がりいそいそと着替え始めた。
しかし恥ずかしがったり隠すような動作は無い。
確かめるために一つ質問してみるか。
「美玖お姉ちゃんは裸でも恥ずかしくないのー?僕はちょっと恥ずかしいんだけど」
「全然ッスね!部活でも外で着替えなくちゃいけない時とかあったんで人の目とか気にしてられないッス!」
「ふーん、そうなんだ……すごいなあー」
感動するふりをしながら確信した。
やっぱりこいつも恥じらいとか無いタイプだ。
しかもここなら他の人の目も無い。
少し怖いけどこれはいい獲物を見つけたみたいだ。
考えているうちに着替えが終わったようだ。
美玖はこちらに近づきポージングを取ってきた。
「どうッスかこの衣装と肉体美?これで本番戦う事になるんで今から着てみたッス!」
「えーと……その……す、すごいと思うよ、うん」
「そうッスよね!なんせこの衣装母さんの手作りッスからね!ちょっときついけど着てれば慣れるはずッス!」
その母親は何を考えてこんな衣装作ったんだ?
青と赤を主体にしたコスチュームは布面積が異様に狭く特に胸の下半分が覆われていない。
尻に至ってはエグいハイレグになっているだけでは無く強調させるように左右の太ももにベルトが巻かれておりつい目が泳いでしまう。
更にサイズが小さいのかコスチュームがパンパンに張りつめているので少し動いただけで色々とはみ出てしまいそうだ。
それをノーブラノーパンで着けているので乳輪や大陰唇が僅かに見えてしまっている。
仮にも自分の娘に着せるならもう少しまともな物を作ると思うが。まあいいや。
それからは美玖の自主練を見学させてもらうことにした。
疲れていたので丁度いい暇つぶしにもなるだろうからだ。
自主練といっても碌な器具も無い神社での練習なので基礎的なストレッチから筋トレがメインになっているようだ。
それでも元柔道部だからかそのトレーニングは女性とは思えないほどの量だが。
「ふん…ッ。ふん…ッ…はー、やっぱり体鈍っちゃってるッスねー」
ぼやきながら真面目に筋トレをしているようだが俺の目には美玖の肢体にしか目がいって無い。
美玖が腕立て伏せをする度に円錐型の胸が地面に押しつぶされまた元の形に戻っていく光景や、スクワットの度にハイレグが更に食い込んで性器や肛門がチラリと見える絶景が見放題だからだ。
この光景を隠し撮り出来なかったのは痛手だなと頬杖を突きながら考えていた俺だったがここで逆転の発症が浮かぶ。
そうだ、隠し撮りでは無く理由を付けて堂々と撮ればいいのでは?
こうしてはいられない。
息を切らしながら小休憩する美玖に近寄り家から持ってきた麦茶の予備を渡す。
「はい美玖お姉ちゃん、お茶だよ。今日は暑いから水分補給しっかりしないと」
「いいんスか?ありがたく頂戴するッス!いやー丁度喉が渇いてたところだったッス!」
「ところでお姉ちゃん。ちょっと僕から提案があるんだけど…いいかな?」
「ぐびぐび……?ん?何すか?提案?」
「お姉ちゃん一人で練習してるみたいだけど見てくれる人がいればもっと効率的に練習出来るんじゃないかなと思って…だから僕お姉ちゃんの練習してるところを撮影したいんだけどいいかな?」
「うーん確かに一人の時だと筋トレの型が崩れてるのに気づいてないかもしれないし…いいッスね!よし、じゃあ余すところなくバッチリ撮って欲しいッス!」
俺は勢いよく頷くと再びスマホを取り出した。
そして余すところなく美玖の練習風景を撮り始める。
基礎的な腹筋、腕立て伏せ、スクワットから木を使ったチューブトレーニング、ダンベルフライと様々な練習をこなしていく。
男性でも難しい量なのによくこなせるなと感心しながら撮影を続けていく。
休憩を挟みながら筋トレは続き気が付くともう夕方になっていた。
俺は撮れた練習風景を確認しながらタオルを差し出す。
出来る限り一般的な練習風景も撮ってはいるが殆どはAVめいた映像が映っている。
スクワットの最中に乳がこぼれて丸見えになってもそのまま規定回数まで続けるので上下に跳ねる胸が映っている。
他にも寝転んで交互に足を上げるシーサーキックスでは股間のコスチュームがずれピンク色をした無毛の性器がチラチラ見えている。
普通の女性ならこんな動画を撮られていれば恥ずかしがり消してくれと頼むかもしれない。
しかし上半身裸になりながら汗を拭きつつ動画を見た美玖は、
「うーん、やっぱ回数を重ねると楽なやり方になっちゃってるッスねー。自分では気づいてなかった所が沢山あって勉強になるッス」
まったく気にしてないみたいだ。
流石にこの年齢で気にしてないのは叔母ぐらいだろうと思っていた俺は普段どんな生活をしているのかつい気になり質問してしまう。
「あ、あのー。おっぱい映っちゃてるんだけど大丈夫……?見られるのは慣れてるって言ってたけど流石に撮られるのは恥ずかしいんじゃないの?」
「全然ッスよ。たまに練習用の部屋をレンタルする時も母さんに撮ってもらってるんで恥ずかしがったりする事は無いッスねー」
「そ、そうなんだ……?」
成程普段は母親に見られながら練習しているのか。
しかし親なら普通こういうのは躾するもんじゃないのかと考え込んだ俺に美玖は衝撃的な話を続ける。
「それに母さんと練習する時は裸でやるッスからね。恥じらいは格闘家やってるんで捨てたッス!」
「……………………え、何?裸?全裸で?と、撮ってるんだよね…?」
「そりゃあ勿論撮ってるッスよ。何でもレスラーのコンディションを確かめるには裸じゃないと駄目みたいなんで二人っきりの時には常に脱いで体を見せるように言われてるッス……あ!これ母さんとの秘密だったッス!き、聞かなかった事にして欲しいッス……」
取りあえず頷くと不安そうな顔をしていた美玖は再びぱあっと笑顔に戻る。
正直唖然として言葉が出ない。
普通20代の女性が恥じらいが無いなんてあり得るかと思っていたらまさか母親が元凶だったとは。
裸で生活させるってお前。自分よりレベルが高い変態が多い村だな……。
まあ母親の真意は不明だが取り敢えず今は感謝しておこう。
新たに手籠めに出来る女性がまた一人見つかったのだから。
手を出されてるかは不明だがどっちにしても楽しめそうだ。
俺は汗を拭き終わり再びジャージに着替え始めた美玖を撮りながらどういった遊びをするか考えるのだった……。
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