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3.大学生の戯れ
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4年生大学に通った経験がある皆さんはおわかりだろうが、大学生は夏休みと春休みがとても長い。ともに2カ月くらいあり、過ごし方はそれぞれである。
バイトに明け暮れる人、色々な場所に旅行に行く人、勉強する人、毎日飲んじゃう人。この日HIBIKIに訪れた男子大学生二人組は、「毎日飲んじゃう系男子」であった。
"カランカラン"と扉が開くと、いかにもはっちゃけている男子大学生二人組がご来店した。
「マスター!ここ、何時までやってますか?!」
「5時までやってますよ。何を飲まれますか?」
「ここってワインだけですか?ビールとかないですよね?」
「そうですね、ワイン専門店ですので、、よかったら、飲みやすいワインもございますので、飲んでいきますか?」そう言うと、ケイは赤のスパークリングワインを抜栓した。勢いよく「ポンッ!」という音が鳴り響く。
金髪のほうの大学生は「おっ!いい音!マスター聞いてくださいよ。俺たち夏休みなんっすけど、彼女もいないし、勉強も嫌いだし、何したらいいんすかねこの二ヶ月間。」と言った。
「うーんそうだねぇ。社会人になったらなかなか長期休暇できるもんじゃないから、楽しんだ方がいいと思うよ。旅行行ったりしてさ。」ケイも、自身の大学時代を懐かしみながら答えた。
「うーん、旅行行きたいんですけど、金がきついんすよね。まあパチンコ辞めれば貯まるかもしれないな!」黒髪のほうの大学生が言うには、毎日やることがないので、バイトで稼いだ金をそのままパチンコでとかしているらしい。
「そのループ、わかるけどもったいないなぁ。例えばさ、チャリンコで旅に出るとか!大学生らしくていいんじゃない?」ケイはにやけながらグラスに赤のスパークリングワインを注いだ。
「ランブルスコと言ってね、芳醇な甘い香りと、ほどよい炭酸が人気のスパークリングワインだよ。」
そう言われると、二人はそれぞれ一口ずつ飲んで驚いた表情だ。
「こんなに飲みやすいワイン、はじめてですよ!女の人とかも好きそう!」とはしゃぎ顔だ。
「そうだね、そのワイン引っ提げて女の子つかまえてきなよ。ワインの虜になる人はいるかもね。」ケイはいたずら顔だ。
「マスターバカにしてますね!こう見えてよくナンパ成功するんっすよ!!」
そこからは二人の自慢話に花が咲いた。今まで付き合った人数の話、バイト先でモテまくっている話、どれも大学生らしくて微笑ましいとケイは思った。
「マスターありがとうございます。美味しいワインを知れてよかったです。」金髪のほうの大学生がそう言うと、もう一人も後ろでうなずいていた。
「ワインの勉強したかったら、またいつでも来なよ。」そう言うと、ケイは店先で二人を見送った。「若いって、いいなぁ。」そう呟くと、店の閉店準備に取りかかった。
バイトに明け暮れる人、色々な場所に旅行に行く人、勉強する人、毎日飲んじゃう人。この日HIBIKIに訪れた男子大学生二人組は、「毎日飲んじゃう系男子」であった。
"カランカラン"と扉が開くと、いかにもはっちゃけている男子大学生二人組がご来店した。
「マスター!ここ、何時までやってますか?!」
「5時までやってますよ。何を飲まれますか?」
「ここってワインだけですか?ビールとかないですよね?」
「そうですね、ワイン専門店ですので、、よかったら、飲みやすいワインもございますので、飲んでいきますか?」そう言うと、ケイは赤のスパークリングワインを抜栓した。勢いよく「ポンッ!」という音が鳴り響く。
金髪のほうの大学生は「おっ!いい音!マスター聞いてくださいよ。俺たち夏休みなんっすけど、彼女もいないし、勉強も嫌いだし、何したらいいんすかねこの二ヶ月間。」と言った。
「うーんそうだねぇ。社会人になったらなかなか長期休暇できるもんじゃないから、楽しんだ方がいいと思うよ。旅行行ったりしてさ。」ケイも、自身の大学時代を懐かしみながら答えた。
「うーん、旅行行きたいんですけど、金がきついんすよね。まあパチンコ辞めれば貯まるかもしれないな!」黒髪のほうの大学生が言うには、毎日やることがないので、バイトで稼いだ金をそのままパチンコでとかしているらしい。
「そのループ、わかるけどもったいないなぁ。例えばさ、チャリンコで旅に出るとか!大学生らしくていいんじゃない?」ケイはにやけながらグラスに赤のスパークリングワインを注いだ。
「ランブルスコと言ってね、芳醇な甘い香りと、ほどよい炭酸が人気のスパークリングワインだよ。」
そう言われると、二人はそれぞれ一口ずつ飲んで驚いた表情だ。
「こんなに飲みやすいワイン、はじめてですよ!女の人とかも好きそう!」とはしゃぎ顔だ。
「そうだね、そのワイン引っ提げて女の子つかまえてきなよ。ワインの虜になる人はいるかもね。」ケイはいたずら顔だ。
「マスターバカにしてますね!こう見えてよくナンパ成功するんっすよ!!」
そこからは二人の自慢話に花が咲いた。今まで付き合った人数の話、バイト先でモテまくっている話、どれも大学生らしくて微笑ましいとケイは思った。
「マスターありがとうございます。美味しいワインを知れてよかったです。」金髪のほうの大学生がそう言うと、もう一人も後ろでうなずいていた。
「ワインの勉強したかったら、またいつでも来なよ。」そう言うと、ケイは店先で二人を見送った。「若いって、いいなぁ。」そう呟くと、店の閉店準備に取りかかった。
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