ソムリエ相談役

日向コタ

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4.日本ワインの美味

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 東京の隣県である山梨県には、実に多くのワイナリーが存在している。約140年以上前からワイン造りが始まっている、歴史の深さも魅力的だ。

 「マスター、日本ワインで美味しいのある?」

 「ございますよ。山梨県産甲州ワインはいかがでしょう?」

 「いいねー、辛口で頼むよ。」

 そう言われると、ケイはセラーで冷やしていた白ワインのボトルを1本持ってきた。

 「こちらの甲州ワインは樽熟成ですので、甲州のフレッシュさと、樽香をお楽しみいただけます。」

 「あと、少し時間が経つと、ワインの温度が上がってより樽香が際立ちますので、また違った味わいになるかと思います。」

 「へー、少し置くと味わいの感じかたが変わるんですね。ワインって面白いね。」

 そう言うと、中年くらいの男性がグラス1杯飲み干した。

 「山梨なら電車1本で行けるし、今度ワイナリー巡りでもするかな。贅沢な一日になりそうだ。」なにやら楽しそうにスケジュール帳を眺めている。

 「お客さん、ワイナリー巡りとても楽しいですよ!飲み比べができるのでおすすめです。」

 ケイは中年ほどのお客さんに、ほうれん草の煮浸しを出した。

 「うちはあまり食べ物置いてないですが、つまみ程度なら出せます。甲州ワインは和風の味付けによく合いますから、よかったらどうぞ。」

 「マスター、ありがとうございます!へー、やっぱり日本ワインは和食に合うようにできてるのかねぇー。」

 そう呟くと、男性はチビチビと、甲州ワインとほうれん草の煮浸しを楽しんで帰っていった。
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