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第一章 聖女転生
第26話 女との距離感
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風呂。俺のすべての魔力はこの為にあると言っても過言ではない。
今日は飲み会でアルコールが入ったので、皆はもう寝てしまうのだと思っていた。皆を風呂に誘ったら…なんと屋敷の全員が来た。ならば俺は魔力の続く限りお湯をジャンジャン出そうと思う。
「さあ! みんなお湯を好きに使って!」
俺はついつい張り切ってしまう。この裸の付き合い! 心は男の俺だけがパラダイス! そして皆の入浴シーンを見放題なのだ! こんな楽園に来れるなんて、俺は向こうの世界で死んだ事に感謝するのだった。
いつもは皆、大人しく入っているのだが今日はかしましい。アルコールが入ったので、皆ハイになっているのだろう。俺もアルコールが入ったので若干、ハイになっているのかもしれない。つい俺は変な事を口走る。
「みんなぁー! お互いの体を洗ってあげましょう!」
「はあーい!」
「さあ、こっちきてー!」
「ふふふふ!」
「くすぐったぁーい!」
屋敷の女子達は、キャッキャ言いながらお互いの体を洗い始める。王家御用達の泡立ちの良い、いい匂いのする石鹸で泡を作って体を撫であっている。
えっと…。俺は?
皆が適当にペアを作って洗いっこしてるというのに、俺一人だけが取り残された。
どうした事だろう? 俺は自分が女を洗いたいと思って下心満載で提案したのだ。だのに誰も近寄ってこない。俺がぐるりと浴室内を見渡すと一人で洗ってる人を二人発見した。ミリィとスティーリアだった。彼女らは羽目を外す事なく、粛々と自分の身を清めていた。俺は二人の元へと近づいて行く。ヒタヒタと…
「あの…ここ空いてる?」
俺がスティーリアとミリィの間に座って、石鹸を布につけて泡立て始めるのだった。何か…つい張り切って言ったものの、こうやって隣に座ってしまうと少し緊張してしまう。やはり普段から顔を突き合わせている二人とは恥ずかしいものだった。
「あの…」
「あの…」
ミリィとスティーリアが同時に声をかけて来る。それに俺が答えるが、少し声が上ずってしまった。
「なあに?」
「お背中御流しいたします」
「お背中御流しいたします」
ユニゾンで俺の体を洗うと言って来た。俺はどっちに答えたらいいのか分からず、躊躇するように答えてしまう。
「えっと、あのっ」
するとミリィが言う。
「あ、スティーリアさんがどうぞ!」
「いえ! ミリィさんが洗って差し上げてはいかが?」
「いえいえ!」
「いえいえいえ!」
なんか二人が譲り合い始めるので、俺が気まずくなってしまうのだった。別に俺としてはどっちでもいい、むしろ二人の体を洗ってあげたい気持ちが爆発しそうだ。その為、大胆な事を口走ってしまう。
「あの、二人で洗ってくれる?」
「えっ!」
「はい?」
あれ? 引いた? 今確実に引いたよね? うーん。前世ではもっとうまく言えたはずなのに、なんでこうもうまくいかないんだ?
「あ、いや。いい! やっぱり自分で洗う」
「いえ!」
「いえ!」
二人の声がまた重なる。どっち? 俺はどうしたらいいの?
すると両方から手が伸びて来て、すっと手を引いてくれた。ミリィが俺の腕を優しくなでるように洗ってくれた。スティーリアが後ろに周って背中をさするように洗ってくれる。
なっ! くすぐってぇぇぇ! こんな感じ? めっちゃくすぐったいんだけど! 二人の力加減が弱いのか? しかし俺の感覚が変だぞ、酒が入ったからか?
「はあああ」
あれ? 変な声を出してしまった! 俺が意図してない声が口から漏れ出る。くすぐったいような、鳥肌が立つような感覚が押し寄せては消え押し寄せては消える。
…なんかこれ、まずい!
俺は思わずスッと体を引いてしまう。するりと抜けだした俺を見て、二人が不思議そうな顔をした。俺自身も何故に抜けたのか分からないが、ゾクゾクするような変な気分だったので、逃げ出してしまったのだった。
「今度は私が洗う」
俺は、ミリィの体を優しく泡で包み込んだ。
「んっ」
ミリィはそう言ったまま俯いてしまう。
なんか気持ちは分かる。俺も今しがた洗われた時そんな心境になった。
「もう大丈夫です! ありがとうございました!」
ミリィが自分の体にお湯をかけて、泡を流して湯船に行ってしまう。俺がミリィにしたように洗ってあげようと、スティーリアの方を振り向いたが既にお湯をかけて泡を流していた。
「聖女様。お先にお風呂いただきます」
そう言って、スッと湯船に浸かってしまった。
俺は自分の体に触れられて気が付いたのだった。男の時とは体の感覚が別物だと。おそらくミリィの反応を見てスティーリアはサッと逃げたのだ。
ヤバい…。好き…。
二人の初々しい素振りに、俺はまた好きになってしまった。
しかし…ソフィアとビクトレナともこんな事が出来たらなぁ…
俺の妄想は爆発寸前になって、恐らくとてつもないだらしない顔をしていただろう。だが皆の見ていない方向へ顔を向けていたので、目撃される事は無かった。
でも、なんていうか…届きそうで届かない感じがする。これはやはり俺が女で、ミリィもスティーリアも女だからだろう。俺からしたら可愛い女とのスキンシップだが、彼女らからしたら自分より身分の高い美しい女性との触れ合いだ。馬車の時から思っていたが、彼女らは俺とそういう雰囲気にならないように避けている気がする。
「ふう」
俺はザバァァァ! とお湯をかけて泡を流した。そして俺も湯船に浸かりホッと一息つく。すると既にお風呂で温まった女が声をかけて来た。
「聖女様。ありがとうございました」
「どういたしまして」
「聖女様。今日はとても楽しかったです」
「それはよかった」
風呂で温まった女達が、次々にお礼を言いながら上がっていく。それはそれは神々しい光景だが、俺がじっと見ていても酒が入っているからか皆あけっぴろげだ。
うん。酒飲みやって良かった。純粋にそう思った。
「では、聖女様私も」
ミリィが先に行ってしまう。何か寂しい…。俺がスティーリアの方を見ると、まだゆったりとお湯に浸かっていた。
「スティーリアは、まだ一緒にいてくれる?」
「はい。聖女様がお望みになるのでしたら」
うんありがたい。だが…何かが違う気がする。こう…なんつーか命令のようになっている。
「スティーリア。友達みたいには難しいかな?」
「…そうですね。正直なところ、やはり聖女様は神に近いお方です。その御方に触れたり、気持ちを寄せたりすることは間違っているような気がするのです」
なるほどね。なにか距離がつまらないと思っていたけど、俺の身分が悪いわけだ。まあそれが分かったところで、距離の詰め方は分からないけど。
「私は人間だけどね」
「それに、この国の英雄様でございますし…、陛下のおそばにもいる御方です。あの財団の名簿を見ただけでもその凄さがわかります」
「まあ、そうか…」
俺はつい寂しそうな顔をしてしまった。
「あの! 聖女様! 私は分かっております! お寂しいのでございますよね? それで私達に触れ合ってくださっているのですよね? あっ! 不敬な事を言って申し訳ございません」
いや、そのとおりだよ。俺は寂しいんだ! 女に触れられなくて、どうやって自然に触れる事が出来るか試行錯誤の最中なんだよ!
「難しいかな?」
「私も今日そのように話されたばかりですので、どうして良いかうまく出来ないのです」
俺は今の言葉を聞いてほっとした。スティーリアにも俺ともっと親密になりたいという気持ちがあるが、その距離の詰め方が分からないと言っているのだ。恐らく俺が性急過ぎたのかもしれない、やっと出来た自由の時間に焦って詰め込もうとし過ぎたらしい。
「まあ、私も上手くなかったかも。時間をかけてよろしく」
「はい」
俺はヒモ時代のスマートな誘い方を忘れていたようだ。あまりの忙しさに、短い時間で勝負をかけ過ぎたのだ。その事を気づかされただけでも、今回の企画は成功だったと思いたい。
「もう上がって」
「はい」
返事をしてスティーリアは湯船を上がり脱衣所に向かって行った。
くぅぅぅぅぅ! 自分が女と言う事が、これだけ物事を難しくしてしまうのだと痛感してしまう。しかも俺はこの世界でだいぶ注目されている存在だ。そんな奴に急接近されたら動揺して当たり前だろうし、身分の違いで気が引けるのは当然だ。
「ソフィア…」
俺はつい呟いてしまう。身分の高い彼女ならば、もっと違う反応が返ってくるはずだ。だがそんな身分の高い女性と、お風呂タイムなど…持って行き方が分からない。
違う方法考えなきゃなぁ…
俺は顔の下半分を湯船につけて、上がっていく女達をじっと見るのだった。
今日は飲み会でアルコールが入ったので、皆はもう寝てしまうのだと思っていた。皆を風呂に誘ったら…なんと屋敷の全員が来た。ならば俺は魔力の続く限りお湯をジャンジャン出そうと思う。
「さあ! みんなお湯を好きに使って!」
俺はついつい張り切ってしまう。この裸の付き合い! 心は男の俺だけがパラダイス! そして皆の入浴シーンを見放題なのだ! こんな楽園に来れるなんて、俺は向こうの世界で死んだ事に感謝するのだった。
いつもは皆、大人しく入っているのだが今日はかしましい。アルコールが入ったので、皆ハイになっているのだろう。俺もアルコールが入ったので若干、ハイになっているのかもしれない。つい俺は変な事を口走る。
「みんなぁー! お互いの体を洗ってあげましょう!」
「はあーい!」
「さあ、こっちきてー!」
「ふふふふ!」
「くすぐったぁーい!」
屋敷の女子達は、キャッキャ言いながらお互いの体を洗い始める。王家御用達の泡立ちの良い、いい匂いのする石鹸で泡を作って体を撫であっている。
えっと…。俺は?
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どうした事だろう? 俺は自分が女を洗いたいと思って下心満載で提案したのだ。だのに誰も近寄ってこない。俺がぐるりと浴室内を見渡すと一人で洗ってる人を二人発見した。ミリィとスティーリアだった。彼女らは羽目を外す事なく、粛々と自分の身を清めていた。俺は二人の元へと近づいて行く。ヒタヒタと…
「あの…ここ空いてる?」
俺がスティーリアとミリィの間に座って、石鹸を布につけて泡立て始めるのだった。何か…つい張り切って言ったものの、こうやって隣に座ってしまうと少し緊張してしまう。やはり普段から顔を突き合わせている二人とは恥ずかしいものだった。
「あの…」
「あの…」
ミリィとスティーリアが同時に声をかけて来る。それに俺が答えるが、少し声が上ずってしまった。
「なあに?」
「お背中御流しいたします」
「お背中御流しいたします」
ユニゾンで俺の体を洗うと言って来た。俺はどっちに答えたらいいのか分からず、躊躇するように答えてしまう。
「えっと、あのっ」
するとミリィが言う。
「あ、スティーリアさんがどうぞ!」
「いえ! ミリィさんが洗って差し上げてはいかが?」
「いえいえ!」
「いえいえいえ!」
なんか二人が譲り合い始めるので、俺が気まずくなってしまうのだった。別に俺としてはどっちでもいい、むしろ二人の体を洗ってあげたい気持ちが爆発しそうだ。その為、大胆な事を口走ってしまう。
「あの、二人で洗ってくれる?」
「えっ!」
「はい?」
あれ? 引いた? 今確実に引いたよね? うーん。前世ではもっとうまく言えたはずなのに、なんでこうもうまくいかないんだ?
「あ、いや。いい! やっぱり自分で洗う」
「いえ!」
「いえ!」
二人の声がまた重なる。どっち? 俺はどうしたらいいの?
すると両方から手が伸びて来て、すっと手を引いてくれた。ミリィが俺の腕を優しくなでるように洗ってくれた。スティーリアが後ろに周って背中をさするように洗ってくれる。
なっ! くすぐってぇぇぇ! こんな感じ? めっちゃくすぐったいんだけど! 二人の力加減が弱いのか? しかし俺の感覚が変だぞ、酒が入ったからか?
「はあああ」
あれ? 変な声を出してしまった! 俺が意図してない声が口から漏れ出る。くすぐったいような、鳥肌が立つような感覚が押し寄せては消え押し寄せては消える。
…なんかこれ、まずい!
俺は思わずスッと体を引いてしまう。するりと抜けだした俺を見て、二人が不思議そうな顔をした。俺自身も何故に抜けたのか分からないが、ゾクゾクするような変な気分だったので、逃げ出してしまったのだった。
「今度は私が洗う」
俺は、ミリィの体を優しく泡で包み込んだ。
「んっ」
ミリィはそう言ったまま俯いてしまう。
なんか気持ちは分かる。俺も今しがた洗われた時そんな心境になった。
「もう大丈夫です! ありがとうございました!」
ミリィが自分の体にお湯をかけて、泡を流して湯船に行ってしまう。俺がミリィにしたように洗ってあげようと、スティーリアの方を振り向いたが既にお湯をかけて泡を流していた。
「聖女様。お先にお風呂いただきます」
そう言って、スッと湯船に浸かってしまった。
俺は自分の体に触れられて気が付いたのだった。男の時とは体の感覚が別物だと。おそらくミリィの反応を見てスティーリアはサッと逃げたのだ。
ヤバい…。好き…。
二人の初々しい素振りに、俺はまた好きになってしまった。
しかし…ソフィアとビクトレナともこんな事が出来たらなぁ…
俺の妄想は爆発寸前になって、恐らくとてつもないだらしない顔をしていただろう。だが皆の見ていない方向へ顔を向けていたので、目撃される事は無かった。
でも、なんていうか…届きそうで届かない感じがする。これはやはり俺が女で、ミリィもスティーリアも女だからだろう。俺からしたら可愛い女とのスキンシップだが、彼女らからしたら自分より身分の高い美しい女性との触れ合いだ。馬車の時から思っていたが、彼女らは俺とそういう雰囲気にならないように避けている気がする。
「ふう」
俺はザバァァァ! とお湯をかけて泡を流した。そして俺も湯船に浸かりホッと一息つく。すると既にお風呂で温まった女が声をかけて来た。
「聖女様。ありがとうございました」
「どういたしまして」
「聖女様。今日はとても楽しかったです」
「それはよかった」
風呂で温まった女達が、次々にお礼を言いながら上がっていく。それはそれは神々しい光景だが、俺がじっと見ていても酒が入っているからか皆あけっぴろげだ。
うん。酒飲みやって良かった。純粋にそう思った。
「では、聖女様私も」
ミリィが先に行ってしまう。何か寂しい…。俺がスティーリアの方を見ると、まだゆったりとお湯に浸かっていた。
「スティーリアは、まだ一緒にいてくれる?」
「はい。聖女様がお望みになるのでしたら」
うんありがたい。だが…何かが違う気がする。こう…なんつーか命令のようになっている。
「スティーリア。友達みたいには難しいかな?」
「…そうですね。正直なところ、やはり聖女様は神に近いお方です。その御方に触れたり、気持ちを寄せたりすることは間違っているような気がするのです」
なるほどね。なにか距離がつまらないと思っていたけど、俺の身分が悪いわけだ。まあそれが分かったところで、距離の詰め方は分からないけど。
「私は人間だけどね」
「それに、この国の英雄様でございますし…、陛下のおそばにもいる御方です。あの財団の名簿を見ただけでもその凄さがわかります」
「まあ、そうか…」
俺はつい寂しそうな顔をしてしまった。
「あの! 聖女様! 私は分かっております! お寂しいのでございますよね? それで私達に触れ合ってくださっているのですよね? あっ! 不敬な事を言って申し訳ございません」
いや、そのとおりだよ。俺は寂しいんだ! 女に触れられなくて、どうやって自然に触れる事が出来るか試行錯誤の最中なんだよ!
「難しいかな?」
「私も今日そのように話されたばかりですので、どうして良いかうまく出来ないのです」
俺は今の言葉を聞いてほっとした。スティーリアにも俺ともっと親密になりたいという気持ちがあるが、その距離の詰め方が分からないと言っているのだ。恐らく俺が性急過ぎたのかもしれない、やっと出来た自由の時間に焦って詰め込もうとし過ぎたらしい。
「まあ、私も上手くなかったかも。時間をかけてよろしく」
「はい」
俺はヒモ時代のスマートな誘い方を忘れていたようだ。あまりの忙しさに、短い時間で勝負をかけ過ぎたのだ。その事を気づかされただけでも、今回の企画は成功だったと思いたい。
「もう上がって」
「はい」
返事をしてスティーリアは湯船を上がり脱衣所に向かって行った。
くぅぅぅぅぅ! 自分が女と言う事が、これだけ物事を難しくしてしまうのだと痛感してしまう。しかも俺はこの世界でだいぶ注目されている存在だ。そんな奴に急接近されたら動揺して当たり前だろうし、身分の違いで気が引けるのは当然だ。
「ソフィア…」
俺はつい呟いてしまう。身分の高い彼女ならば、もっと違う反応が返ってくるはずだ。だがそんな身分の高い女性と、お風呂タイムなど…持って行き方が分からない。
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