30 / 109
第二章 初陣
30 試合前夜の女神様
しおりを挟む
29 試合前夜の女神様
ギガデスの出迎えを終えた俺たちは宿舎へ戻り、そのまますぐに練習に移行する。
試合前日だが練習内容は一旦昨日までと同じで大丈夫と判断。ギガデスのパワープレイに対抗するために少しでも連携の質を上げてもらいたい。
そんな中俺はリーダー3人との話し合いを開始する。
「ギガデスのプレー、どう思った?」
「想像以上にマズいですね……。
身長差での力の有利は脅威ですが、上手く活かさなければ充分に力を発揮することはできません。3m近くの身長があるのなら僕たち相手に力を上手く発揮できない可能性も考えてはいたのですが……」
「"キラー"だったか。あの無駄の無く俺たち相手にも100%の力を発揮できる姿勢。
正直ここまでとは思わなかった」
「そうだな。俺たちのチームで1番のパワーを持つブラドでさえ歯が立たなかったんだ。単純なパワー勝負では勝てないと思った方がいいか……」
アラン・クレ・ヘンディ、3人とも意見は同じようだ。
有利を100%押し付けてくる。星の命運がかかった試合なんだからここまで仕上げてくるのは当然といえば当然か。
それにあの統率された動き。もしかしたら今回の件以前からチームとして何か活動をしていたのかもしれないな。
「てかそのブラドだよ! 大丈夫なのか? 今もかなり元気ないみたいだけど」
ゴザとの勝負に負けたブラド。駆け付けた俺に対して弱音を吐いたがその後すぐに撤回、強気に振舞おうとしていたが今はまた気を落としてしまっている。受けた傷は大きいか。
「彼は自分の力に絶対の自信を持っていましたからね。相手を上位互換と認識したのなら自信を失うのも理解できます」
「それにタイミングが悪かった。
みんなのことを認めさせるためにチーム一人一人に長所がある、みたいなことをブラドに言った。
あいつは自分の長所をパワーだと認識したのにそのすぐ後の出来事だからな。
俺たちの作戦が裏目に出ちまった」
「まあそんな気を落とすなって龍也! 試合前までのブラドのケアは見事だった! 今回の件が無ければいいチームになれてたはずだ、自分のやり方に自信持っていいと思うぞ!」
「確かにそこまでは見事でしたが今はそう楽観的になってもいられません、ネイトくんのこともありますし」
「仕方ないな。ネイトは元々怖がりな性格だ。直そうとはしているがギガデスの荒々しいプレーを見たら恐怖を覚えても仕方がない」
「でもさ! 凛! 凛はしっかり練習にも参加している! そんな悪いことばっかりでもないだろ!」
「凛さんが立ち直ってくれたのは本当によかったです。アリスさんたちには頭が上がりませんね」
そんな凛。将人も謝られたと言っていたしかなり安定していると言っていい。
ブラドとも対話しようとしている様子が見られたが、如何せんブラドの様子がおかしいせいで話しかけられないでいる。
「まあこんな感じか! 不安要素は多いけどそれでもサッカーを楽しむ心を忘れなければ絶対に勝てる!
ゴザの言葉覚えてるか? サッカーなんて力が強い者が勝つくだらないスポーツだって。
そんな認識のやつに負けたくない! 頑張ろう!」
「そうですね、あれのように有利な点もありますしね」
「そうだな……!
じゃあ明日の試合まで、各々全力を尽くそう!」
その後は俺たちも練習に参加する。午後からは監督に練習内容を変更してもいいと言われていたので少しだけ特殊な練習に変更した。みんなギガデスのプレーを見て焦りが生まれたのか、前日までと比べてより一層練習に力が入っているようだ。
しかし問題はブラドとネイト。
ブラドは空元気で練習に参加しているため逆に声をかけづらいし、声をかけても大丈夫と返されたら言い返せない。
ネイトは完全に恐怖に負けていて、無理やり参加させるわけにもいかないため今はどうにもできない。
それにギガデスのゴザとの勝負。
正直勝負内容はただの力比べ。ギガデスの選手の"キラー"以外のプレーの特徴は隠されているように思えた。
恐らく自分たちのプレーは見せないよう指示してあったのだろう。
キャプテンのガロ、彼なら頭もキレそうだしそういう指示を出していてもおかしくはない。まあこれに関しては悪いことばかりではないのだが。それでもあの馬鹿力に頭脳が加わるとなると……中々に厳しい戦いになりそうだ。
それだけにチームがまとまりきっていない今の状況はキツい。もっといい方法もあったはず。事実ミアたちに任せた凛は上手くいっている。
……やはり俺のキャプテンとしての実力が足りていなかったな。
色々と手を尽くしたはずなのに現実はこれ。自分の力の無さを痛感する。
不安要素が消えないまま今日の練習は終わり、晩飯を食べて俺は部屋に戻る。
明日の試合が不安で心が折れそうだ。俺は頭を抱え、うずくまる。
そんな時部屋のチャイムが鳴る。
「龍也くん、今大丈夫ー?」
突然の来訪者に驚きながらも俺は返事をする。
「あ、ああ、大丈夫だ。なんだ? 未来」
「大事な用事! 入っていい?」
まさかの展開に少し緊張する。夜に異性の部屋に行くのは禁止されていないがいいのだろうか?
まあ幼なじみの未来と今更何かあるとも思えないしそこまで気にすることでもないか。無理やりそう考え心を落ち着かせる。
「いいぞ。今通すから」
そう応えて俺はボタンを押す。これで来訪者が部屋にワープされるのだ。
ワープしてきた未来は風呂上がりなのか、髪も少し濡れてて色っぽい。と、そんな邪念を振り払うように頭を振り、未来と向き合う。
「で、こんな時間に何の用だ?」
「うーん、用って程でもないんだけど、ちょっと話がしたいなーって思ったんだよね!」
「……?
今か? 明日試合だーってタイミングなんだけど……」
「今だからこそだよ! ほらほらー、座って!
でね、この前ね――」
半ば無理やり会話に参加させられる俺。しかし久しぶりの未来との会話は楽しく、オグレスの科学の発展した町についての話や監督に付いて行って会場決めのコイントスをした時の話、俺の知らないチームメイトの話から俺たちが幼い時の話まで色々な話をした。まるで昔に戻ったようで一時的にだが不安を忘れることができた。
「なんだよそれ~、はははっ」
「……!
やったーーーっ!!!」
話している最中、突然未来が大きな声で喜ぶ。
「うわっ! びっくりした! 急にどうしたんだよ」
「だって龍也くんが笑ったんだもん!!」
未来は満面の笑みでそう答える。
「……え? 笑ったってそれがなにか……?」
「あ、やっぱり気づいてなかったでしょ! 龍也くんここ最近全然笑ってなかったんだよ?」
「え」
そんなはずはないと最近の俺を思い返してみる。
確かに笑顔になることはあった。しかし心から笑っていたかと聞かれると違う気がする。心から笑う……あの宇宙人襲来以降もしかしたら一度も心から笑えていなかったのかもしれない。
「そういえば……そうかも……」
「そうだよ! 私も心配だったんだから! でもね、龍也くんキャプテンに選ばれて必死に頑張ってたから邪魔になっちゃうかなって遠慮してたんだ。
それでも今日の龍也くん! 部屋に戻る時! 顔酷かったよ? 気づいてた?」
「え……まじ?」
「まじ! さすがにこれはダメだなーって思って部屋に来たの! どう? 元気出た?」
「元気……出た」
「ならよかった! 龍也くん昔から1人で抱え込みすぎちゃうから、キャプテンに選ばれて心配だったんだぁ」
「でも俺一応アランたちに相談してるし……」
「してない! いやしてるけどね? 本質的にはしてないんだよ。
どれだけ頼っても最後は自分でやらなくちゃって思ってる。
わかるよ、幼なじみだもん!」
「そう……なのかもな……」
「トール会長も言ってたでしょ? サッカーを楽しめって! 龍也くんにはその気持ちを忘れないでいてほしい!
だって私はそんな龍也くんが……あ! 嘘! 何でもない! 忘れて!」
突然顔を真っ赤にして否定しだした未来。何を言おうとしていたのかはわからないが俺の事を思ってくれているのは確かだ。
それに今このチームで1番俺の事を理解しているのは未来だ。その未来がこれだけ言うんだから相当だったのだろう。心配かけて、ダメだな俺は。
「心配かけてごめんな未来。
確かに頑張りすぎて、焦りすぎてもいい事なんかないもんな。
そして、サッカーを楽しむ気持ち。うん、絶対に忘れない」
「……!
その笑顔こそ龍也くんだよ!
ふぁーあ、なんか安心したら眠くなってきちゃった。明日も試合だしそろそろ寝なきゃだね。
じゃあそろそろ戻るよ。明日の試合、なんとかなるって!」
未来はガッツポーズしながらそう言い残し部屋を出て行った。
不安が無くなったわけではない。何かが解決したわけでもない。
それでも俺の心は晴れ晴れとした気分になっていた。
「サッカーを楽しむ、か」
俺はもう一度そう呟きベッドに入る。
今日は久しぶりにぐっすりと眠れそうだ。
ギガデスの出迎えを終えた俺たちは宿舎へ戻り、そのまますぐに練習に移行する。
試合前日だが練習内容は一旦昨日までと同じで大丈夫と判断。ギガデスのパワープレイに対抗するために少しでも連携の質を上げてもらいたい。
そんな中俺はリーダー3人との話し合いを開始する。
「ギガデスのプレー、どう思った?」
「想像以上にマズいですね……。
身長差での力の有利は脅威ですが、上手く活かさなければ充分に力を発揮することはできません。3m近くの身長があるのなら僕たち相手に力を上手く発揮できない可能性も考えてはいたのですが……」
「"キラー"だったか。あの無駄の無く俺たち相手にも100%の力を発揮できる姿勢。
正直ここまでとは思わなかった」
「そうだな。俺たちのチームで1番のパワーを持つブラドでさえ歯が立たなかったんだ。単純なパワー勝負では勝てないと思った方がいいか……」
アラン・クレ・ヘンディ、3人とも意見は同じようだ。
有利を100%押し付けてくる。星の命運がかかった試合なんだからここまで仕上げてくるのは当然といえば当然か。
それにあの統率された動き。もしかしたら今回の件以前からチームとして何か活動をしていたのかもしれないな。
「てかそのブラドだよ! 大丈夫なのか? 今もかなり元気ないみたいだけど」
ゴザとの勝負に負けたブラド。駆け付けた俺に対して弱音を吐いたがその後すぐに撤回、強気に振舞おうとしていたが今はまた気を落としてしまっている。受けた傷は大きいか。
「彼は自分の力に絶対の自信を持っていましたからね。相手を上位互換と認識したのなら自信を失うのも理解できます」
「それにタイミングが悪かった。
みんなのことを認めさせるためにチーム一人一人に長所がある、みたいなことをブラドに言った。
あいつは自分の長所をパワーだと認識したのにそのすぐ後の出来事だからな。
俺たちの作戦が裏目に出ちまった」
「まあそんな気を落とすなって龍也! 試合前までのブラドのケアは見事だった! 今回の件が無ければいいチームになれてたはずだ、自分のやり方に自信持っていいと思うぞ!」
「確かにそこまでは見事でしたが今はそう楽観的になってもいられません、ネイトくんのこともありますし」
「仕方ないな。ネイトは元々怖がりな性格だ。直そうとはしているがギガデスの荒々しいプレーを見たら恐怖を覚えても仕方がない」
「でもさ! 凛! 凛はしっかり練習にも参加している! そんな悪いことばっかりでもないだろ!」
「凛さんが立ち直ってくれたのは本当によかったです。アリスさんたちには頭が上がりませんね」
そんな凛。将人も謝られたと言っていたしかなり安定していると言っていい。
ブラドとも対話しようとしている様子が見られたが、如何せんブラドの様子がおかしいせいで話しかけられないでいる。
「まあこんな感じか! 不安要素は多いけどそれでもサッカーを楽しむ心を忘れなければ絶対に勝てる!
ゴザの言葉覚えてるか? サッカーなんて力が強い者が勝つくだらないスポーツだって。
そんな認識のやつに負けたくない! 頑張ろう!」
「そうですね、あれのように有利な点もありますしね」
「そうだな……!
じゃあ明日の試合まで、各々全力を尽くそう!」
その後は俺たちも練習に参加する。午後からは監督に練習内容を変更してもいいと言われていたので少しだけ特殊な練習に変更した。みんなギガデスのプレーを見て焦りが生まれたのか、前日までと比べてより一層練習に力が入っているようだ。
しかし問題はブラドとネイト。
ブラドは空元気で練習に参加しているため逆に声をかけづらいし、声をかけても大丈夫と返されたら言い返せない。
ネイトは完全に恐怖に負けていて、無理やり参加させるわけにもいかないため今はどうにもできない。
それにギガデスのゴザとの勝負。
正直勝負内容はただの力比べ。ギガデスの選手の"キラー"以外のプレーの特徴は隠されているように思えた。
恐らく自分たちのプレーは見せないよう指示してあったのだろう。
キャプテンのガロ、彼なら頭もキレそうだしそういう指示を出していてもおかしくはない。まあこれに関しては悪いことばかりではないのだが。それでもあの馬鹿力に頭脳が加わるとなると……中々に厳しい戦いになりそうだ。
それだけにチームがまとまりきっていない今の状況はキツい。もっといい方法もあったはず。事実ミアたちに任せた凛は上手くいっている。
……やはり俺のキャプテンとしての実力が足りていなかったな。
色々と手を尽くしたはずなのに現実はこれ。自分の力の無さを痛感する。
不安要素が消えないまま今日の練習は終わり、晩飯を食べて俺は部屋に戻る。
明日の試合が不安で心が折れそうだ。俺は頭を抱え、うずくまる。
そんな時部屋のチャイムが鳴る。
「龍也くん、今大丈夫ー?」
突然の来訪者に驚きながらも俺は返事をする。
「あ、ああ、大丈夫だ。なんだ? 未来」
「大事な用事! 入っていい?」
まさかの展開に少し緊張する。夜に異性の部屋に行くのは禁止されていないがいいのだろうか?
まあ幼なじみの未来と今更何かあるとも思えないしそこまで気にすることでもないか。無理やりそう考え心を落ち着かせる。
「いいぞ。今通すから」
そう応えて俺はボタンを押す。これで来訪者が部屋にワープされるのだ。
ワープしてきた未来は風呂上がりなのか、髪も少し濡れてて色っぽい。と、そんな邪念を振り払うように頭を振り、未来と向き合う。
「で、こんな時間に何の用だ?」
「うーん、用って程でもないんだけど、ちょっと話がしたいなーって思ったんだよね!」
「……?
今か? 明日試合だーってタイミングなんだけど……」
「今だからこそだよ! ほらほらー、座って!
でね、この前ね――」
半ば無理やり会話に参加させられる俺。しかし久しぶりの未来との会話は楽しく、オグレスの科学の発展した町についての話や監督に付いて行って会場決めのコイントスをした時の話、俺の知らないチームメイトの話から俺たちが幼い時の話まで色々な話をした。まるで昔に戻ったようで一時的にだが不安を忘れることができた。
「なんだよそれ~、はははっ」
「……!
やったーーーっ!!!」
話している最中、突然未来が大きな声で喜ぶ。
「うわっ! びっくりした! 急にどうしたんだよ」
「だって龍也くんが笑ったんだもん!!」
未来は満面の笑みでそう答える。
「……え? 笑ったってそれがなにか……?」
「あ、やっぱり気づいてなかったでしょ! 龍也くんここ最近全然笑ってなかったんだよ?」
「え」
そんなはずはないと最近の俺を思い返してみる。
確かに笑顔になることはあった。しかし心から笑っていたかと聞かれると違う気がする。心から笑う……あの宇宙人襲来以降もしかしたら一度も心から笑えていなかったのかもしれない。
「そういえば……そうかも……」
「そうだよ! 私も心配だったんだから! でもね、龍也くんキャプテンに選ばれて必死に頑張ってたから邪魔になっちゃうかなって遠慮してたんだ。
それでも今日の龍也くん! 部屋に戻る時! 顔酷かったよ? 気づいてた?」
「え……まじ?」
「まじ! さすがにこれはダメだなーって思って部屋に来たの! どう? 元気出た?」
「元気……出た」
「ならよかった! 龍也くん昔から1人で抱え込みすぎちゃうから、キャプテンに選ばれて心配だったんだぁ」
「でも俺一応アランたちに相談してるし……」
「してない! いやしてるけどね? 本質的にはしてないんだよ。
どれだけ頼っても最後は自分でやらなくちゃって思ってる。
わかるよ、幼なじみだもん!」
「そう……なのかもな……」
「トール会長も言ってたでしょ? サッカーを楽しめって! 龍也くんにはその気持ちを忘れないでいてほしい!
だって私はそんな龍也くんが……あ! 嘘! 何でもない! 忘れて!」
突然顔を真っ赤にして否定しだした未来。何を言おうとしていたのかはわからないが俺の事を思ってくれているのは確かだ。
それに今このチームで1番俺の事を理解しているのは未来だ。その未来がこれだけ言うんだから相当だったのだろう。心配かけて、ダメだな俺は。
「心配かけてごめんな未来。
確かに頑張りすぎて、焦りすぎてもいい事なんかないもんな。
そして、サッカーを楽しむ気持ち。うん、絶対に忘れない」
「……!
その笑顔こそ龍也くんだよ!
ふぁーあ、なんか安心したら眠くなってきちゃった。明日も試合だしそろそろ寝なきゃだね。
じゃあそろそろ戻るよ。明日の試合、なんとかなるって!」
未来はガッツポーズしながらそう言い残し部屋を出て行った。
不安が無くなったわけではない。何かが解決したわけでもない。
それでも俺の心は晴れ晴れとした気分になっていた。
「サッカーを楽しむ、か」
俺はもう一度そう呟きベッドに入る。
今日は久しぶりにぐっすりと眠れそうだ。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
あるフィギュアスケーターの性事情
蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。
しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。
何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。
この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。
そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。
この物語はフィクションです。
実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。
【本編完結済み/後日譚連載中】巻き込まれた事なかれ主義のパシリくんは争いを避けて生きていく ~生産系加護で今度こそ楽しく生きるのさ~
みやま たつむ
ファンタジー
【本編完結しました(812話)/後日譚を書くために連載中にしています。ご承知おきください】
事故死したところを別の世界に連れてかれた陽キャグループと、巻き込まれて事故死した事なかれ主義の静人。
神様から強力な加護をもらって魔物をちぎっては投げ~、ちぎっては投げ~―――なんて事をせずに、勢いで作ってしまったホムンクルスにお店を開かせて面倒な事を押し付けて自由に生きる事にした。
作った魔道具はどんな使われ方をしているのか知らないまま「のんびり気ままに好きなように生きるんだ」と魔物なんてほっといて好き勝手生きていきたい静人の物語。
「まあ、そんな平穏な生活は転移した時点で無理じゃけどな」と最高神は思うのだが―――。
※「小説家になろう」と「カクヨム」で同時掲載しております。
悪役令嬢の騎士
コムラサキ
ファンタジー
帝都の貧しい家庭に育った少年は、ある日を境に前世の記憶を取り戻す。
異世界に転生したが、戦争に巻き込まれて悲惨な最期を迎えてしまうようだ。
少年は前世の知識と、あたえられた特殊能力を使って生き延びようとする。
そのためには、まず〈悪役令嬢〉を救う必要がある。
少年は彼女の騎士になるため、この世界で生きていくことを決意する。
コンバット
サクラ近衛将監
ファンタジー
藤堂 忍は、10歳の頃に難病に指定されているALS(amyotrophic lateral sclerosis:筋萎縮性側索硬化症)を発症した。
ALSは発症してから平均3年半で死に至るが、遅いケースでは10年以上にわたり闘病する場合もある。
忍は、不屈の闘志で最後まで運命に抗った。
担当医師の見立てでは、精々5年以内という余命期間を大幅に延長し、12年間の壮絶な闘病生活の果てについに力尽きて亡くなった。
その陰で家族の献身的な助力があったことは間違いないが、何よりも忍自身の生きようとする意志の力が大いに働いていたのである。
その超人的な精神の強靭さゆえに忍の生き様は、天上界の神々の心も揺り動かしていた。
かくして天上界でも類稀な神々の総意に依り、忍の魂は異なる世界への転生という形で蘇ることが許されたのである。
この物語は、地球世界に生を受けながらも、その生を満喫できないまま死に至った一人の若い女性の魂が、神々の助力により異世界で新たな生を受け、神々の加護を受けつつ新たな人生を歩む姿を描いたものである。
しかしながら、神々の意向とは裏腹に、転生した魂は、新たな闘いの場に身を投じることになった。
この物語は「カクヨム様」にも同時投稿します。
一応不定期なのですが、土曜の午後8時に投稿するよう努力いたします。
草食系ヴァンパイアはどうしていいのか分からない!!
アキナヌカ
ファンタジー
ある時、ある場所、ある瞬間に、何故だか文字通りの草食系ヴァンパイアが誕生した。
思いつくのは草刈りとか、森林を枯らして開拓とか、それが実は俺の天職なのか!?
生まれてしまったものは仕方がない、俺が何をすればいいのかは分からない!
なってしまった草食系とはいえヴァンパイア人生、楽しくいろいろやってみようか!!
◇以前に別名で連載していた『草食系ヴァンパイアは何をしていいのかわからない!!』の再連載となります。この度、完結いたしました!!ありがとうございます!!評価・感想などまだまだおまちしています。ピクシブ、カクヨム、小説家になろうにも投稿しています◇
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる