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第四章 新たな一歩
81 特訓開始!
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突然ワープさせられた見たことの無い場所。ここが特訓場なのか。
「ほっほ、驚いているかのう。
ここはオグレスの科学力で作ったお前さんたち専用の特訓用施設じゃ」
「……お前さんたちということは、他のメンバーも特訓場にワープさせられているんですか?」
「そうじゃ。
じゃが、この特訓場では基本的に1人で特訓してもらう。
他のメンバーに会いたければ、今日の課題をクリアして宿舎に戻ることじゃのう」
「そうですか……それで俺は何をすれば」
俺がいるのは何も無い部屋。
広さは……だいたいサッカーコートと同じぐらいか。しかし、コートやゴールがあるわけでもない。ボールすら無い。
何をすればいいのかわからない。
「ほっほ、それは自分で考えることじゃ。
それじゃあの。わしは1人、お前さんだけに構っているわけにもいかんからのう」
その言葉を残し、ぷつんと映像は切れてしまう。
いやいや! 自分で考えろって言われても何をどうすれば何ができるのか何もわからないんだが!
俺が頭を悩ませていると、ふと室内に声が響く。
「オマタセシマシタリュウヤサマ。
ソレデハシンダンヲハジメサセテイタダキマス」
「!?」
声の主は小型のロボット。
こいつが今から俺の特訓をサポートしてくれるのか?
でも診断? 何の話だ?
「えっと……診断とは……?」
「クワシイハナシハアトマワシデス。
サア、ワタクシニテヲアテテクダサイ」
手を当てる? 何が目的なのかはわからないが、俺は言われた通りの行動をとる。
「こう、か?」
「ハイ。ソレデハ、シンダンヲカイシシマス」
ロボットはそう呟くと、突然青白く光り出す。
何か診断をしているのだろうか。俺には何が起こっているのか全くわからない。
そして、少し時間が経った時、ロボットはさらに強く光り出した。
「うっ……」
俺はあまりの眩しさに目をつぶる。
そして、目を開けると……
***
ー同時刻 別ルームー
「はあい、レオくん。
じゃあ、早速特訓を始めようかしら」
「え……ちょ、なんでロボットが綺麗なお姉さんに……?」
「あら? 私との特訓は嫌かしら?」
「い、いえ! 超超超絶嬉しいです!」
「そう、素直ないい子ね。
それで、特訓だけど、何をするかはわかっているわよね?」
「い!?
え、えっと、わからないかなぁ、あはは」
「ふーん、嘘はダメよ。
わかってるでしょ?」
「は、はい!
パス! パスです! パスの特訓をしまあす!」
「そうね。それじゃあ……」
女性が指を鳴らす。すると、殺風景だった部屋にコートとボールが現れる。
そして、ユニフォームを着た男性も1人。
「あなたに課す今日の特訓は、コート内を動き回るあの選手に45分間一度も失敗せずパスを出し続けること。
パスを受け取ったらあの選手はすぐにあなたにパスを返すわ。それを受け取ったあなたはドリブルをし、1分以内にまたあの選手へとパスを出す。走りっぱなしになるから、パスと同時に持久力も鍛えられるわね」
「い、一度も失敗せず……。
ちなみに、もし失敗した場合は……?」
「? 当然最初からやり直しに決まってるじゃない。もう45分間頑張るのよ」
「うぇぇぇぇ。
えっと、あの選手の代わりにお姉さんが俺のパスを受けてくれたりなんて……」
「え?
何かしら?」
女性は圧のある笑顔でレオへと言葉を返す。
その顔を見てレオは本能で察する。
この人には、逆らってはいけないと。
「あ、その……なんでもないです……」
「そう。いい子ね。
じゃあ、頑張ってね」
***
ー同時刻 別ルームー
「で、なんでお前がいんだよ、龍也」
「ロボットが俺に変わってそんなにびっくりしたか?
まあ理屈を説明してもお前じゃ理解できないだろう」
「あ? 相変わらずムカつくやろ――」
「そんなことより将人、今必要なのは特訓だろ?」
「はあ? だから特訓しようにもボールもコートも無いんじゃできねえっつってんだろ!」
「そうだな。じゃあ、少し待ってくれ」
そう言って龍也は指を鳴らす。
すると、何も無かった部屋に陸上のコートが現れる。
「え、お前何を……。
ていうか、なんだこれ? 陸上のコート?」
「将人、お前の1番の武器は何だ」
「は? そりゃ……スピードだな」
「そうだな。
しかし、この間のブラドとの勝負で、お前は速さで負けた。それは覚えているだろ?」
「なんだよ、そんな前のこと掘り返して俺を馬鹿にしようってか?」
「違う。お前の武器はスピードだ。それを伸ばそうと考えている」
「はっ、それで陸上コートかよ。で、俺は何をすればいい」
「ふん、人に聞かないと何もできないのか」
「あ!?」
「なんであの時ブラドに負けたのか自分の頭で考えてみたか?」
「あ? 認めたくはねえが、あいつが俺より速かったって話じゃねえの?」
「それは違う。単純な足の速さでいえばお前の方が速い」
「は? じゃあなんで負けたんだよ」
「はあ、やっぱり馬鹿だなお前は」
「ああ!?」
「偏に足が速いといっても色々な種類がある。
短距離が速い選手。長距離が速い選手。
短距離の中でも50m走が速い選手、100m走が速い選手。長距離走の後半が伸びる選手。
この基準で言ったらお前は全て得意だろう」
「そうだが」
「でもこれ以外の基準ならどうだ?」
「これ以外……あっ」
「やっと気づいたか」
「そうか、サッカーのタイマン勝負はもっと短い。10m……5mの勝負だ。
その世界で俺が勝つには……」
「そう、お前に足りないのは瞬発力だ。
確かに50m走の速さはサイドのドリブルでは重要だし、その速さを活かしたドリブルもお前は使いこなしている。
しかし、こと出始めの速さにおいてお前は最速とは言い難い」
「なるほど……。つまり瞬発力において俺はブラドに負けていた。だから俺がトップスピードに乗る前にあいつに追いつかれたのか……」
「全く、俺に頼らないとこれくらいも気づけないとはお前はやっぱり馬鹿だな」
「ああ!? さっきから煽りがうるせえよ!」
「ということで」
龍也がまたも指を鳴らす。すると、突然将人の目の前にブラドが現れる。
「は!? え、ブラド?」
「これはブラドの能力をトレースしたホログラムだ。
とりあえずお前には、瞬発力でブラドを超えてもらう。
おそらく今のチームで1番瞬発力が高いのはブラドだ。そのブラドを超えた時、お前は真にチーム一の速さを手に入れるだろう」
「おもしれえ、やってやるぜ。
見てろよバカ龍也、こんな特訓一瞬で終わらせてやるぜ!」
「まあ行き詰まったら俺に聞け、知識だけだがお前に教えられるものはある」
「はっ、冗談。誰がお前なんかに頼るかよお!
俺は俺の力で日本一の選手になってやる!」
***
ー同時刻 龍也ルームー
「ほっほ、それじゃあ特訓を始めるとするかのう」
「は、え、アウラス監督!?」
どういうことだ。急にロボットが強く光ったと思ったら、ロボットがアウラス監督に変わっている!?
アウラス監督がこの部屋にやってきたのか? それはさっき言ってたことと矛盾するが……。
「驚いているようじゃのう。
ま、お前さんはわからないことは解決してから進みたいタイプじゃろう。軽くじゃが説明してやるとするかのう」
「は、はい。お願いします」
「簡単に言うと、これが診断結果じゃよ」
「診断?」
「ほっほ、さっきの診断では、お前さんの記憶や……性格? その他色々を読み取り、その結果お前さんが1番効率よく特訓できる相手を判断し、ロボットをそいつに変化させたのじゃ」
「な、なるほど……」
細かい理論はアウラス監督らしく適当だが、何が起こったのかは理解した。
つまり、俺はアウラス監督に指導されることが1番効率よく特訓できるとさっきロボットに診断されたんだな。
確かに、今の俺にその条件だとアウラス監督になるのは納得がいく。
「まあ認識なんて雑くでいいわい。
それじゃあ、特訓を始めるとするかのう」
「ほっほ、驚いているかのう。
ここはオグレスの科学力で作ったお前さんたち専用の特訓用施設じゃ」
「……お前さんたちということは、他のメンバーも特訓場にワープさせられているんですか?」
「そうじゃ。
じゃが、この特訓場では基本的に1人で特訓してもらう。
他のメンバーに会いたければ、今日の課題をクリアして宿舎に戻ることじゃのう」
「そうですか……それで俺は何をすれば」
俺がいるのは何も無い部屋。
広さは……だいたいサッカーコートと同じぐらいか。しかし、コートやゴールがあるわけでもない。ボールすら無い。
何をすればいいのかわからない。
「ほっほ、それは自分で考えることじゃ。
それじゃあの。わしは1人、お前さんだけに構っているわけにもいかんからのう」
その言葉を残し、ぷつんと映像は切れてしまう。
いやいや! 自分で考えろって言われても何をどうすれば何ができるのか何もわからないんだが!
俺が頭を悩ませていると、ふと室内に声が響く。
「オマタセシマシタリュウヤサマ。
ソレデハシンダンヲハジメサセテイタダキマス」
「!?」
声の主は小型のロボット。
こいつが今から俺の特訓をサポートしてくれるのか?
でも診断? 何の話だ?
「えっと……診断とは……?」
「クワシイハナシハアトマワシデス。
サア、ワタクシニテヲアテテクダサイ」
手を当てる? 何が目的なのかはわからないが、俺は言われた通りの行動をとる。
「こう、か?」
「ハイ。ソレデハ、シンダンヲカイシシマス」
ロボットはそう呟くと、突然青白く光り出す。
何か診断をしているのだろうか。俺には何が起こっているのか全くわからない。
そして、少し時間が経った時、ロボットはさらに強く光り出した。
「うっ……」
俺はあまりの眩しさに目をつぶる。
そして、目を開けると……
***
ー同時刻 別ルームー
「はあい、レオくん。
じゃあ、早速特訓を始めようかしら」
「え……ちょ、なんでロボットが綺麗なお姉さんに……?」
「あら? 私との特訓は嫌かしら?」
「い、いえ! 超超超絶嬉しいです!」
「そう、素直ないい子ね。
それで、特訓だけど、何をするかはわかっているわよね?」
「い!?
え、えっと、わからないかなぁ、あはは」
「ふーん、嘘はダメよ。
わかってるでしょ?」
「は、はい!
パス! パスです! パスの特訓をしまあす!」
「そうね。それじゃあ……」
女性が指を鳴らす。すると、殺風景だった部屋にコートとボールが現れる。
そして、ユニフォームを着た男性も1人。
「あなたに課す今日の特訓は、コート内を動き回るあの選手に45分間一度も失敗せずパスを出し続けること。
パスを受け取ったらあの選手はすぐにあなたにパスを返すわ。それを受け取ったあなたはドリブルをし、1分以内にまたあの選手へとパスを出す。走りっぱなしになるから、パスと同時に持久力も鍛えられるわね」
「い、一度も失敗せず……。
ちなみに、もし失敗した場合は……?」
「? 当然最初からやり直しに決まってるじゃない。もう45分間頑張るのよ」
「うぇぇぇぇ。
えっと、あの選手の代わりにお姉さんが俺のパスを受けてくれたりなんて……」
「え?
何かしら?」
女性は圧のある笑顔でレオへと言葉を返す。
その顔を見てレオは本能で察する。
この人には、逆らってはいけないと。
「あ、その……なんでもないです……」
「そう。いい子ね。
じゃあ、頑張ってね」
***
ー同時刻 別ルームー
「で、なんでお前がいんだよ、龍也」
「ロボットが俺に変わってそんなにびっくりしたか?
まあ理屈を説明してもお前じゃ理解できないだろう」
「あ? 相変わらずムカつくやろ――」
「そんなことより将人、今必要なのは特訓だろ?」
「はあ? だから特訓しようにもボールもコートも無いんじゃできねえっつってんだろ!」
「そうだな。じゃあ、少し待ってくれ」
そう言って龍也は指を鳴らす。
すると、何も無かった部屋に陸上のコートが現れる。
「え、お前何を……。
ていうか、なんだこれ? 陸上のコート?」
「将人、お前の1番の武器は何だ」
「は? そりゃ……スピードだな」
「そうだな。
しかし、この間のブラドとの勝負で、お前は速さで負けた。それは覚えているだろ?」
「なんだよ、そんな前のこと掘り返して俺を馬鹿にしようってか?」
「違う。お前の武器はスピードだ。それを伸ばそうと考えている」
「はっ、それで陸上コートかよ。で、俺は何をすればいい」
「ふん、人に聞かないと何もできないのか」
「あ!?」
「なんであの時ブラドに負けたのか自分の頭で考えてみたか?」
「あ? 認めたくはねえが、あいつが俺より速かったって話じゃねえの?」
「それは違う。単純な足の速さでいえばお前の方が速い」
「は? じゃあなんで負けたんだよ」
「はあ、やっぱり馬鹿だなお前は」
「ああ!?」
「偏に足が速いといっても色々な種類がある。
短距離が速い選手。長距離が速い選手。
短距離の中でも50m走が速い選手、100m走が速い選手。長距離走の後半が伸びる選手。
この基準で言ったらお前は全て得意だろう」
「そうだが」
「でもこれ以外の基準ならどうだ?」
「これ以外……あっ」
「やっと気づいたか」
「そうか、サッカーのタイマン勝負はもっと短い。10m……5mの勝負だ。
その世界で俺が勝つには……」
「そう、お前に足りないのは瞬発力だ。
確かに50m走の速さはサイドのドリブルでは重要だし、その速さを活かしたドリブルもお前は使いこなしている。
しかし、こと出始めの速さにおいてお前は最速とは言い難い」
「なるほど……。つまり瞬発力において俺はブラドに負けていた。だから俺がトップスピードに乗る前にあいつに追いつかれたのか……」
「全く、俺に頼らないとこれくらいも気づけないとはお前はやっぱり馬鹿だな」
「ああ!? さっきから煽りがうるせえよ!」
「ということで」
龍也がまたも指を鳴らす。すると、突然将人の目の前にブラドが現れる。
「は!? え、ブラド?」
「これはブラドの能力をトレースしたホログラムだ。
とりあえずお前には、瞬発力でブラドを超えてもらう。
おそらく今のチームで1番瞬発力が高いのはブラドだ。そのブラドを超えた時、お前は真にチーム一の速さを手に入れるだろう」
「おもしれえ、やってやるぜ。
見てろよバカ龍也、こんな特訓一瞬で終わらせてやるぜ!」
「まあ行き詰まったら俺に聞け、知識だけだがお前に教えられるものはある」
「はっ、冗談。誰がお前なんかに頼るかよお!
俺は俺の力で日本一の選手になってやる!」
***
ー同時刻 龍也ルームー
「ほっほ、それじゃあ特訓を始めるとするかのう」
「は、え、アウラス監督!?」
どういうことだ。急にロボットが強く光ったと思ったら、ロボットがアウラス監督に変わっている!?
アウラス監督がこの部屋にやってきたのか? それはさっき言ってたことと矛盾するが……。
「驚いているようじゃのう。
ま、お前さんはわからないことは解決してから進みたいタイプじゃろう。軽くじゃが説明してやるとするかのう」
「は、はい。お願いします」
「簡単に言うと、これが診断結果じゃよ」
「診断?」
「ほっほ、さっきの診断では、お前さんの記憶や……性格? その他色々を読み取り、その結果お前さんが1番効率よく特訓できる相手を判断し、ロボットをそいつに変化させたのじゃ」
「な、なるほど……」
細かい理論はアウラス監督らしく適当だが、何が起こったのかは理解した。
つまり、俺はアウラス監督に指導されることが1番効率よく特訓できるとさっきロボットに診断されたんだな。
確かに、今の俺にその条件だとアウラス監督になるのは納得がいく。
「まあ認識なんて雑くでいいわい。
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