Green Eyed[グリーン アイド]~楽園21~

志賀雅基

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第15話(BL特有シーン・回避可)

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「んっ、シド、僕のシド……あっ、はぁん!」

 甘い声を聞いて、いよいよハイファに身を埋めたいという想いが切迫する。もどかしく衣服を脱ぎ散らした。全てを晒して再びハイファを組み敷く。
 仰け反った白い喉の隆起が異様なまでの色気を醸していて、思わず噛みついた。ハイファが身を捩る。下半身がハイファの大腿部で擦られて甘やかな痛みが湧いた。堪らずもっと擦りつける。

「シド、シド、分かったから、もっとゆっくりして――」
「お前が欲しい、待てねぇんだよ、もう」

 そう言ってはみたものの、いつの間にか下腹できつくハイファのものを擦ってしまっていたようで、ノーブルな顔は痛みを堪えて眉根を寄せていた。突き立てて目茶苦茶に引き裂き、白い肌に赤い血を流させる幻想まで湧いていて、シドは知らず戦慄する。

 だが欲しいという想いは止めどなく溢れ、抑えることができない。激しく心臓が脈打った。

「ハイファ、俺、ヤバい。お前を壊すかも知れねぇ」
「僕はそう簡単に壊れないよ。でも……怖いの?」

 白い手が長めの前髪を嬲り、かき分けて額に触れる。やや気分を宥められて素直に頷いてみせた。そうしながらハイファの手を取り指を舐めねぶる。何だか泣きたいような思いで舌を巻きつけると、ハイファは身を震わせて上体を起こした。

「じゃあ、僕がしてあげる。それでいい?」
「ん。けど俺、思い切りお前のことを汚したくてさ」
「分かったよ。いいから、ほら――」

 促されて仰向けになる。脚を大きく広げられ、間にハイファが寝そべった。大きく成長して下腹に当たりそうなくらい反り返ったものを掴まれる。昂ぶり蜜を零す先端に舌を差し込まれた。ピチャピチャと音を立てて舐め取られる。次には温かな口腔粘膜に包まれた。

「あっ、ああ……ハイファ、あっふ!」

 自分でもどうかと思うほど感じてしまい、高い声を上げてしまう。弱い部分を舌先で擦られ、茎を強く唇で扱かれて、腰を突き上げ喉の奥を突いてしまいそうなのを耐えるだけで精一杯となった。見下ろせば太いものとハイファの赤い唇の取り合わせは酷くエロティックで、視覚的にもシドは追い詰められる。

「っく、ハイファ……俺、保たねぇかも……くうっ!」
「んんぅ……んっ、ん……んんっ!」
「んなにしたら、マジで……くっ、もう――」

 巧みな舌づかいだけに支配され、耳を塞がれたように世界の全てが遠ざかっていた。強すぎる快感に完全に溺れる。腰に溜まった疼きが溢れ出す予兆を感じた。ただでさえ咥えるのも苦しいであろう太いものを、ハイファの口の中で更に張り詰めさせてしまう。

 あっという間に昇り詰めたシドは絶頂感を押し返せずに叫んだ。

「あっ、く……すまん、ハイファ、いく、いっちまう、あうっ!」

 喉に叩きつけるかのように放つ。ビクビクと躰を震わせ、熱く濃いものをハイファの口内に溢れさせた。何も考えられずにただハイファを見る。
 微笑んだハイファは大量のものを飲み込んで、未だ太いシドを扱き、滲んだものまでピンクの舌で舐め取った。
 肩で息をしながらシドは低くハイファに謝る。

「悪い、ハイファ。すまん」
「何で謝るの、悪いことなんかしてないでしょ?」
「だって、すんげぇ沢山……すまん」
「僕は欲しかったの。だから謝ることはないんだよ?」

 少し掠れた声でハイファは言い、太いままのシドを指で弾いた。音を立てて下腹にぶつかったのを二人で笑ったが、シドはまだ切迫した想いに囚われていた。
 赤い血の幻想を振り払っていると、上の空のままハイファに促されてうつ伏せになる。自分はどうしてしまったのかと枕を抱いて考えた。
 すると後ろを押し広げられて、思わず身を硬直させる。

「ちょ、ハイファ、そこは無理だ……やめ、あっ!」
「無理じゃないよ……気持ち良くしてあげるから、絶対に動かないでよね」
「やあ、あ……ハイファ、ハイファ、はあっ!」

 敏感な色づきに吐息が掛かったかと思うと、尖らせた舌先が浅く潜り込んできた。幾度も抜き挿しされて羞恥と奇妙な感覚に耐える。

 言葉では必死で抵抗したが、何故か腰を押さえつける僅かな力に抵抗できない。その間もハイファは舌先でシドを味わうのをやめず、徐々に舌を深く挿入してシドの体内に唾液を送り込んでゆく。

「だめだ、や、あっ……ハイファ、頼む、おかしくなりそ――」
「おかしくなんか、ならないから。素直になって……もう少し深くまでいい?」

 もう言葉にもならず、返事もできないうちにハイファの舌が完全に粘膜まで届いた。感覚としては舌の付け根まで潜り込んで犯されている気分だ。冷や汗をかきながら耐えていると、ふいに舌が抜かれて全身でホッとする。だが次には指を挿し込まれて緊張した。

「マジで、だめだ……やめ、あっ、あっ……そこは、勘弁してくれ!」
「だめ、許さない。痛くないでしょ?」
「痛くは、ねぇけど……もう、そこ……あっ、ふっ、はあっ」

 粘膜を指先で擦られて、思わず出した自分の声が酷く甘ったるいのに呆然とする。気付けば屹立していたものは腰を持ち上げんばかりに張り詰めきって、張り裂けそうになっていた。

「ああっ……ハイファ、指が……うっく、いい……あふっ!」

 懇願しているのか、せがんでいるのかも分からなくなり、眩暈の中でシドは堪らなくなって前に手をやり自らを扱き始めている。やがてやっと指が抜かれて身を返された。

 ハイファが上に跨りシドの手を外させる。掴んだそれを後ろに押し当てた。
 狭い窄まりにそのまま受け入れようとしていることにシドは思い至ったが、それ以上の何かを考えることができない。

「シド、頂戴……僕を濡らして、汚して……あっ、ああん!」

 馴らしてもいないそこに、張り裂けそうなほど太く脈打つ屹立……シドはハイファの高い喘ぎで酷く危ない行為に及んでいることに気付く。一瞬で我に返って焦ったが、白く細い躰はもう太すぎる切っ先を呑み込みかけていた。またもシドの額を冷や汗が伝う。

「だめだ、ハイファ。馴らしてやるから抜け、あっく!」
「いやだ……もう我慢できない、待てないよ……はぁん!」

 狭いそこを裂いてしまわないよう、シドは動かぬよう我が身を押さえつけていることしかできない。ハイファは苦しげに喉を仰け反らせながら、ゆっくりと、だが確実にシドを体内に咥え込んでゆく。長い時間を掛けて細い躰にシドを埋めると、ひとつになれた悦びからか、儚いような微笑みを見せた。しかしシドはまだ動く訳にはいかない。

「無茶しやがって。怪我したらどうすんだよ?」
「大丈夫、自分の躰は分かってるから。動くよ」
「ゆっくりだぞ、無理すんな」

 シドの上に座り込んだハイファが細い腰を持ち上げ、ゆっくりとまた座り込む。白く細い身を己の太いものが貫いている光景はシドを煽り立てた。
 
 更には馴らさないままの粘膜は柔らかくもきつく締めつけ、動きたいのを抑えるだけで必死となる。不用意に動けば簡単に裂けてしまうだろう。早くハイファの躰が追いついてくれることをひたすら願った。 

「いいよ、シド。動いて……突き上げて」
「まだだ、煽るな。本当に怪我させたくねぇんだ」
「僕はシドに傷つけられたい……シド、お願い。僕に刻んでよ」

 その言葉がシドの切迫した心をパチンと弾く。我慢も限界、思い切り腰を突き上げた。ハイファが悲鳴じみた高い声を洩らすのも構わず、目茶苦茶に貫き突き上げ始める。狭すぎるそこをいっぱいに満たして擦り上げ、芯の奥まで切っ先で抉った。

「ハイファ、もう止められねぇからな!」
「はぅんっ! 止めないで、いい、太い……硬いよ、ああんっ!」

 いつしかハイファの中がぬるんで太い茎に絡み、クチャクチャと淫らな粘性の水音がし始めていた。傷つける恐れはなくなったが、そんなことすらシドの頭にはよぎらない。白い躰を犯し尽くし、長い金糸の一本一本まで汚して征服してしまいたい、それだけだった。

「あっ、もう、シド……僕、だめ――」
「いい、いくとこ見せてくれ……ほら、思い切り出せ」
「はぁん……いく、いっちゃう……あうっ!」

 何度も身を痙攣させてハイファは迸らせる。飛び散ったものはシドの胸から頬まで汚した。ぐったりとしたハイファは自身の放ったものの上に倒れ込む。だがシドはまだ許さなかった。

 跳ね起きてハイファを抱き締めると、跪いた上に座らせる。真下から熱く太い楔で貫いたまま揺すり上げ、届く限りのあらゆる処を吸い上げて自分の証しを刻んだ。

「あふっ! シド、そんな……きつい、深いよ……はぅんっ!」
「止められねぇよ! お前を俺の形にしてやる!」

 縋り付いてくるハイファを思い切り抱き締め、腰を力強く回転させるようにして粘膜をこね回す。ハイファが背に爪を立てた。掻き裂かれるのも構わずに、軽い躰を持ち上げては落として貫く。乱れたさらさらの髪に指を絡ませ、全身を揺さぶって苦痛と紙一重の快感を与えた。

「ハイファ……お前の中でいくからな!」
「僕も、もう……あっ、あっ……はうっ!」

 腹にぱたぱたとハイファが白濁をぶつけると同時に、シドも二度目とは思えないほど大量のものでハイファの中を濡らしている。だが取り憑いた切迫感は薄れることを知らず、シドはハイファを揺すり上げこね回し続けた。溢れた白濁とハイファの粘液がシーツに染みを作る。

 白い躰を押し倒して寝かせ、今度は細い脚を担ぎ上げるようにして攻めた。

「もう、シド……お願い、許して、あうんっ!」
「まだ、もっともっとハイファ、お前を汚したくて堪んねぇんだ!」
「そんな、ああんっ! 本当に、動けなくなっちゃう……はぁんっ!」

 逃れようと身を返して這う腰を掴み、己の放ったものが溢れ出ているそこに、ねじ込むように突き立てる。衝撃でハイファが僅かな白濁をシーツに零した。狭い粘膜が締まってシドもまた達している。けれど頽れそうな細い躰をシドは離すことができない。

「くうっ、メチャメチャいい……きつい、ハイファ、俺のハイファ!」
「ああ……シド、シド、お願い……もう――」

とっくに理性をとばしたシドには、ハイファの懇願も届かない。白熱した思考はずぶ濡れのそこを貫くことしか考えられず、激しくスライドしては白濁でハイファを汚した。

 太いものを引きずり出すたびに淫らな音がして二人の熱い体液が溢れる。飽くことなく貫いて、もう何度いったか分からなくなった頃、のしかかるようにして攻めていたハイファの躰から全ての力が抜けた。異変に気付いてハイファの頬を撫でる。

「ハイファ? ハイファ!」
「……」

 返事はなく揺さぶっても、うなだれた細い首がグラグラと揺れるだけだ。完全に気を失ってしまっていた。今度は違う切迫感に身を炙られ、焦ってバイタルサインを看る。
 何もかもが速かったが異常なほどではなく安堵した。溜息をついてベッドから滑り降りる。
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