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第30話
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「急だったから準備も大変だったんだろうな、豊かになっても他星だしさ」
「そうだね。悪いことしちゃった」
「でもまあ任務だし、仕方ねぇさ、我慢して貰おうぜ。本当のことは――」
「言えないしね。……シドはこういうのって初めて見るんでしょ?」
「ああ。お前はずいぶんと色んな星に行ったんだろ?」
「うーん、十や二十じゃきかないかな。沢山、見てきたよ」
シドは女子社員が持ってきてくれたジントニックのグラスを取り替えた。礼を述べると若い女子社員は頬を染めて去った。
端正なシドの照れを隠したクールな態度は却って女子社員の噂だ。
「そうか……でもこれからは何でも二人で見ていこうぜ」
頷いたハイファは花がほころぶように笑った。あまりに嬉しそうで、つられてシドはポーカーフェイスながら切れ長の目に笑みを浮かべる。すると背後で黄色い声がした。そわそわした女子社員たちの声は二人の一挙一動につられ上下する。
ここでは本社社長より護衛に注目が集まっていたが、まるで自意識のないシドは肩越しに背後を指した。
「それはそうと新社長。お前が主賓なんだ、せっかくの歓迎会は積極参加だぜ」
「じゃあ、護衛も一緒に来てよ」
腕を取らんばかりにしてハイファは人々が集う輪にシドを引っ張り込む。女性陣の黄色い声が再び湧いて、それを耳にする男性たちは笑わされつつ飲むのみだ。
最初はテラ連邦軍の制服を着て現れた若すぎる新社長に、アーと口を開けて固まっていた社員たちだった。
だがシフトが同じ者同士、規模もそれほど大きくない支社内で社員たちの結束は固く、なおかつ気の良い者が多いらしく、そつなくフレンドリーな新米社長に誰もが好意的だった。
更には護衛と称しながら新社長と度を超した親密感があり、口は悪いが人はいい司法警察職員にも、ここの社員らは大変に親切である。
「シド君、シド君、ちゃんと飲んでます?」
「近所の酒屋に追加注文していいっすよ、マクリスタルさん」
宙港に迎えに来てくれた社員は、まさかのセフェロ支社長であった。吊しの背広を着て社員らと混じり飲み交わすこのエデンス=マクリスタル氏の気質が、この支社の雰囲気を決定づけているようだ。支社長の通信簿があれば最高点だなとシドは思う。
「そういや明日の予定なんかはどうなってるんですかね?」
「ゆっくり眠ってワープ疲れを癒して貰えますよ、明日の予定は少々遅いですから。ここの標準時で二十時に王宮でセフェロ王との謁見です。十八時半にはホテルにお迎えに上がります。テラ感覚的には午後二時か三時くらいでしょうか。移動はここの屋上からBELとなります。細部は、きっと千里氏が復活しますから大丈夫ですよ」
(チクショウ、俺まで王宮かよ。ハイファには『何処までも一緒』って言っちまったし、だからって一介の平刑事が王宮に足を踏み入れるなんてナシだろ、普通は――)
澄ました表情ながらシドが眉間にシワを寄せたのに気付いたマクリスタル支社長は豪快に笑いながら、シドの肩をバシバシ叩いて元気づけた。
「心配ないですって。王族ったってここは首相制で何するでもなく暮らしてる人たちです。皆さん暢気で鷹揚ですし、思っているほど浮世離れもしていませんから」
と、笑い飛ばしたのちに声を少し潜める。
「それに新社長は王族の身内ですしね」
若きチェンバーズ=ファサルートとエンジュ=セフェロとのロマンスは、意外と社内では有名な話らしい。後日譚としてハイファのことも多少は知られていたようだ。
シドはそこで初めてこの視察はハイファのルーツを巡る旅と云えるのだと気付く。
「もし御存知なら教えて貰えますか? チェンバーズ=ファサルート氏の相手だった女性のエンジュ=セフェロとは、ここの王宮でどんな位置にいたんですかね?」
「えっ、ご存じなかったんですか? 現王の長女ですよ。セフェロ王は代々長子相続制、本来ならば次の王になる筈だった人物です」
◇◇◇◇
「まさか今度は社長どころか、王になれとか言われるんじゃねぇだろうな」
ホテルで制服を脱ぎ、執銃を解きながらシド。
「それはないでしょ。エンジュ母さんはテラ本星に来た時点で相続放棄だろうし、今の王には他に子供がうじゃうじゃいるし……痛たた、髪が」
黒革のショルダーホルスタのバンドに長い後ろ髪を括ったなめし革の紐が解けかけ絡まったのをシドは丁寧にほどいてやる。普段から大型の武器を扱い慣れた手は大きく、指は関節が張っていたが長い指の先は意外に器用だった。するりと紐を解く。
いつものことではあるが、ずっと縛っていた金髪にクセは一切ついていなかった。明るい金髪の色は父親のチェンバーズ=ファサルート譲りだが、さらさらの髪質は異星系の血がかなり混ざっているというこの星独特のものなのかも知れない。
「ええと、今が五時だから十九時の迎え……リミット最大十八時として、十三時間もあるんだね。一眠りしたら明るい間にちょっとくらい観光できそうかな」
「そうだな、センリー氏が許してくれれば、だがな」
「大丈夫でしょ、それくらい。僕もこの星は初めてだからね、色々見てみたいよ」
「お前のお袋さんが生まれ育った地だもんな。俺も興味がある。少し早めに起きて表を歩くとして……そうだな、十二時に発振するようにセットするぞ」
「ん、ここでいう遅い朝ってとこだね」
既にリモータにはテラ標準時と並べて現地時間を表示済みだ。
マクリスタル支社長は本当に部屋をダブルに取り替えてくれた。急だったのでスイートとまではいかないが、それでも他星からの賓客を迎えるこのホテルの部屋は上質だった。バスルームも申し分のない広さである。サーヴィスも本星と変わらない。
ただ、各入り口には必ずエアカーテンが備わっていて、入るときには洩れなく砂を吹き飛ばすための風を受けることになる。砂の星ならではのシステムだった。
しかし何と遠くにまできてしまったことだろうとシドは思う。この十六階の窓外の光景は、やはりシドにとっては異質だ。
この匂いまで違う土地の方だってシドをかりそめの客としか受け止めないような気がする。まるで白昼夢のように足が地に着かない感覚。
あの、狭くても懐かしい本星セントラルの部屋から何百光年離れてしまったのか。
いや、離れたのは距離の問題ではない。次々重なってゆくハイファの過去と不確定要素をたっぷり孕んだ未来。秘密主義の相棒に不満があるのではない。
誰より大切な者が本人の思惑を無視され、他人の真実に振り回されているのが我慢ならないのだ。
一度でいい、テラ本星セントラルエリアの部屋に戻って二人で静かに過ごしたかった。二人きりで二人の事実を共有したら、この浮き足立った下らない夢なんか終わらせられそうだったからだ。
ハイファという人間を形成した過去も大切なのかも知れないが、知らずに済めばそれで良かった他者の真実までがどんどん折れ込んできて、ハイファを押し潰してしまいそうで怖いのである。
そして現実は連続殺人を隠蔽したままハイファをFC本社社長にまで祭り上げ、こちらが別室の名を利用したのをいいことに、逆に別室員ハイファス=ファサルートを利用して様々な問題解決を迫り、なすり付けているようにしか思えない。
それでもハイファ自身が決めたことだからシドは黙って付き従っている。
シド自身に何ら迷いはない。失くすのが怖ければ失くさないよう見張っていればいいと考えたからだ。六歳の時の宙艦の事故で家族全員を失い、母の最期の言葉も護れずに妹の腕一本のみを抱いて過ごした淋しさと悔しさは二度とご免だった。
この手で護る。護れるようになったと思っている。ハイファ本人も弱くはない。
だがもういい加減にしてくれと、何もかもを引っ繰り返してやりたくなっていた。当の本人が限界まで、それこそ破裂してしまうまで平気な顔をし続けることくらい解っていたからだ。
身を護ってやれても一度傷ついてしまった心を癒してやるのは簡単ではない。
だからこの異星でハイファに起こる何かがシドには怖くて、目が離せないのだ。
「まだ外見てる。起きたらいっぱい見られるから、リフレッシャ使って寝ようよ」
「ああ、そうだな」
この際だと一緒にリフレッシャを浴びて着替え、ベッドに横になった。
うつらうつらしながらシドは隣のハイファがなかなか寝付けないでいることに気付き、その心をも護りたくて意識が続く限り、さらさらとした金髪に指を絡めて梳き続けた。
「そうだね。悪いことしちゃった」
「でもまあ任務だし、仕方ねぇさ、我慢して貰おうぜ。本当のことは――」
「言えないしね。……シドはこういうのって初めて見るんでしょ?」
「ああ。お前はずいぶんと色んな星に行ったんだろ?」
「うーん、十や二十じゃきかないかな。沢山、見てきたよ」
シドは女子社員が持ってきてくれたジントニックのグラスを取り替えた。礼を述べると若い女子社員は頬を染めて去った。
端正なシドの照れを隠したクールな態度は却って女子社員の噂だ。
「そうか……でもこれからは何でも二人で見ていこうぜ」
頷いたハイファは花がほころぶように笑った。あまりに嬉しそうで、つられてシドはポーカーフェイスながら切れ長の目に笑みを浮かべる。すると背後で黄色い声がした。そわそわした女子社員たちの声は二人の一挙一動につられ上下する。
ここでは本社社長より護衛に注目が集まっていたが、まるで自意識のないシドは肩越しに背後を指した。
「それはそうと新社長。お前が主賓なんだ、せっかくの歓迎会は積極参加だぜ」
「じゃあ、護衛も一緒に来てよ」
腕を取らんばかりにしてハイファは人々が集う輪にシドを引っ張り込む。女性陣の黄色い声が再び湧いて、それを耳にする男性たちは笑わされつつ飲むのみだ。
最初はテラ連邦軍の制服を着て現れた若すぎる新社長に、アーと口を開けて固まっていた社員たちだった。
だがシフトが同じ者同士、規模もそれほど大きくない支社内で社員たちの結束は固く、なおかつ気の良い者が多いらしく、そつなくフレンドリーな新米社長に誰もが好意的だった。
更には護衛と称しながら新社長と度を超した親密感があり、口は悪いが人はいい司法警察職員にも、ここの社員らは大変に親切である。
「シド君、シド君、ちゃんと飲んでます?」
「近所の酒屋に追加注文していいっすよ、マクリスタルさん」
宙港に迎えに来てくれた社員は、まさかのセフェロ支社長であった。吊しの背広を着て社員らと混じり飲み交わすこのエデンス=マクリスタル氏の気質が、この支社の雰囲気を決定づけているようだ。支社長の通信簿があれば最高点だなとシドは思う。
「そういや明日の予定なんかはどうなってるんですかね?」
「ゆっくり眠ってワープ疲れを癒して貰えますよ、明日の予定は少々遅いですから。ここの標準時で二十時に王宮でセフェロ王との謁見です。十八時半にはホテルにお迎えに上がります。テラ感覚的には午後二時か三時くらいでしょうか。移動はここの屋上からBELとなります。細部は、きっと千里氏が復活しますから大丈夫ですよ」
(チクショウ、俺まで王宮かよ。ハイファには『何処までも一緒』って言っちまったし、だからって一介の平刑事が王宮に足を踏み入れるなんてナシだろ、普通は――)
澄ました表情ながらシドが眉間にシワを寄せたのに気付いたマクリスタル支社長は豪快に笑いながら、シドの肩をバシバシ叩いて元気づけた。
「心配ないですって。王族ったってここは首相制で何するでもなく暮らしてる人たちです。皆さん暢気で鷹揚ですし、思っているほど浮世離れもしていませんから」
と、笑い飛ばしたのちに声を少し潜める。
「それに新社長は王族の身内ですしね」
若きチェンバーズ=ファサルートとエンジュ=セフェロとのロマンスは、意外と社内では有名な話らしい。後日譚としてハイファのことも多少は知られていたようだ。
シドはそこで初めてこの視察はハイファのルーツを巡る旅と云えるのだと気付く。
「もし御存知なら教えて貰えますか? チェンバーズ=ファサルート氏の相手だった女性のエンジュ=セフェロとは、ここの王宮でどんな位置にいたんですかね?」
「えっ、ご存じなかったんですか? 現王の長女ですよ。セフェロ王は代々長子相続制、本来ならば次の王になる筈だった人物です」
◇◇◇◇
「まさか今度は社長どころか、王になれとか言われるんじゃねぇだろうな」
ホテルで制服を脱ぎ、執銃を解きながらシド。
「それはないでしょ。エンジュ母さんはテラ本星に来た時点で相続放棄だろうし、今の王には他に子供がうじゃうじゃいるし……痛たた、髪が」
黒革のショルダーホルスタのバンドに長い後ろ髪を括ったなめし革の紐が解けかけ絡まったのをシドは丁寧にほどいてやる。普段から大型の武器を扱い慣れた手は大きく、指は関節が張っていたが長い指の先は意外に器用だった。するりと紐を解く。
いつものことではあるが、ずっと縛っていた金髪にクセは一切ついていなかった。明るい金髪の色は父親のチェンバーズ=ファサルート譲りだが、さらさらの髪質は異星系の血がかなり混ざっているというこの星独特のものなのかも知れない。
「ええと、今が五時だから十九時の迎え……リミット最大十八時として、十三時間もあるんだね。一眠りしたら明るい間にちょっとくらい観光できそうかな」
「そうだな、センリー氏が許してくれれば、だがな」
「大丈夫でしょ、それくらい。僕もこの星は初めてだからね、色々見てみたいよ」
「お前のお袋さんが生まれ育った地だもんな。俺も興味がある。少し早めに起きて表を歩くとして……そうだな、十二時に発振するようにセットするぞ」
「ん、ここでいう遅い朝ってとこだね」
既にリモータにはテラ標準時と並べて現地時間を表示済みだ。
マクリスタル支社長は本当に部屋をダブルに取り替えてくれた。急だったのでスイートとまではいかないが、それでも他星からの賓客を迎えるこのホテルの部屋は上質だった。バスルームも申し分のない広さである。サーヴィスも本星と変わらない。
ただ、各入り口には必ずエアカーテンが備わっていて、入るときには洩れなく砂を吹き飛ばすための風を受けることになる。砂の星ならではのシステムだった。
しかし何と遠くにまできてしまったことだろうとシドは思う。この十六階の窓外の光景は、やはりシドにとっては異質だ。
この匂いまで違う土地の方だってシドをかりそめの客としか受け止めないような気がする。まるで白昼夢のように足が地に着かない感覚。
あの、狭くても懐かしい本星セントラルの部屋から何百光年離れてしまったのか。
いや、離れたのは距離の問題ではない。次々重なってゆくハイファの過去と不確定要素をたっぷり孕んだ未来。秘密主義の相棒に不満があるのではない。
誰より大切な者が本人の思惑を無視され、他人の真実に振り回されているのが我慢ならないのだ。
一度でいい、テラ本星セントラルエリアの部屋に戻って二人で静かに過ごしたかった。二人きりで二人の事実を共有したら、この浮き足立った下らない夢なんか終わらせられそうだったからだ。
ハイファという人間を形成した過去も大切なのかも知れないが、知らずに済めばそれで良かった他者の真実までがどんどん折れ込んできて、ハイファを押し潰してしまいそうで怖いのである。
そして現実は連続殺人を隠蔽したままハイファをFC本社社長にまで祭り上げ、こちらが別室の名を利用したのをいいことに、逆に別室員ハイファス=ファサルートを利用して様々な問題解決を迫り、なすり付けているようにしか思えない。
それでもハイファ自身が決めたことだからシドは黙って付き従っている。
シド自身に何ら迷いはない。失くすのが怖ければ失くさないよう見張っていればいいと考えたからだ。六歳の時の宙艦の事故で家族全員を失い、母の最期の言葉も護れずに妹の腕一本のみを抱いて過ごした淋しさと悔しさは二度とご免だった。
この手で護る。護れるようになったと思っている。ハイファ本人も弱くはない。
だがもういい加減にしてくれと、何もかもを引っ繰り返してやりたくなっていた。当の本人が限界まで、それこそ破裂してしまうまで平気な顔をし続けることくらい解っていたからだ。
身を護ってやれても一度傷ついてしまった心を癒してやるのは簡単ではない。
だからこの異星でハイファに起こる何かがシドには怖くて、目が離せないのだ。
「まだ外見てる。起きたらいっぱい見られるから、リフレッシャ使って寝ようよ」
「ああ、そうだな」
この際だと一緒にリフレッシャを浴びて着替え、ベッドに横になった。
うつらうつらしながらシドは隣のハイファがなかなか寝付けないでいることに気付き、その心をも護りたくて意識が続く限り、さらさらとした金髪に指を絡めて梳き続けた。
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