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第50話(BL特有シーン・回避可)
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「欲しいって、メチャメチャ嬉しいが、お前、寝てなくていいのかよ?」
「これ以上は欲しくて眠れないから」
言いつつハイファは細い腰をゆるゆると揺らして白い喉を仰け反らせた。その吐息は既に熱く甘く、ただごとでない色気を醸す様子にシドも己が熱を帯びるのを感じる。
「でもさ、いきなりどうしたんだよ、お前?」
「分かんない……けど、再生槽のシドを起こしたいくらい、ずっと欲しくて……」
「もしかしてザインのフェロモン製剤がまだ効いてるんじゃねぇか?」
「かも知れない……ねえ、もう頂戴――」
熱い吐息とともに言うと、ハイファは細い腰を浮かせてシドのものを掴んだ。シドは焦る。
「待て、ハイファ。そのままだと傷つける」
既にシドも熱く硬く太く張り詰めさせていた。それこそフェロモンを発しているようなハイファの姿を目の当たりにしているのだ、我慢などできる筈がなかった。
だがハイファはそのままシドを自らに穿とうとしているのだ。
リチャードに傷つけられた躰も治ったばかりだろう。薄赤く染まった白濁を思い出してシドは思わず腰を退いた。けれどハイファは掴んだシドを離さない。
「ううん、もう我慢できないよ……欲しい、今すぐに」
「だめだ、ハイファ――」
「そんな……もう頂戴、お願いだから」
堪らなくなったのか薄暗がりでハイファは自分の指を自身に挿し入れ始める。粘性のある水音を立ててハイファが自分を嬲る姿は、シドに痛いくらいの疼きを溜めさせた。
「そんなに俺が欲しかったのか」
「っん……欲しくて気が狂いそうだよ……シド、いい?」
ここまできて拒める筈もない。シドも覚悟を決める。
「ああ、俺を入れてくれ……あっ、あ、くうっ!」
太いものを自らにあてがったハイファは、シドの先端から滲みだした僅かな蜜を塗り込めただけで細い腰を落とし始めた。しかし怒張した切っ先をねじ込むように埋められ、シドは己に走った痛みに思わず呻く。
受け入れるハイファも相当苦しいらしく、しなやかな背を反らせて眉根を寄せている。それでも欲しいという想いは止められないようで、狭い窄まりにゆっくりと、だが確実にシドを咥え込んでゆく。そして太い茎の半ばまでを収めた途端、思い切り腰を落としていた。
「あっ、痛っ! ハイファ、きつ、い――」
「あふっ、シド、ごめん……でも僕、っん、もう、おかしくなりそうで」
「そうか、ずっと我慢してたんだな。いいぞ、好きにして。お前のものだ」
「嬉しい――」
薄く微笑んだハイファは、その儚げな表情とは裏腹に、呑み込んだシドで容赦なく自分の体内を掻き回し始める。体位のせいで芯の奥までシドは届いた。その太いもので狭いそこを思い切りこね回している。痛みに耐えたのは僅かな間だけ、ハイファの粘液がシドの太い茎に絡んでしまうと、ふいに痛みが反転し強烈な快感がシドを襲った。
そしてハイファ主導の激しい行為に、幾らも経たずシドは唐突に暴発させてしまう。
「あっく、あうっ! ハイファ、すまん」
先にいかされてしまったシドだったが、ハイファの熱が伝染したように萎えを知らず、太いままでハイファを押し広げていた。一度放ったことで更に滑りが良くなったそこを思わず大きく突き上げる。腰を揺らし貫いて細い躰をハイファと二人掛かりで蹂躙した。
「はぁんっ! ああっ、シド、すごい……あぅんっ!」
「ハイファ、お前も最高にいいぞ。くっ!」
「っん……シド、いく、いっちゃう……はぅんっ!」
飛び散らせた白濁はシドの頬まで汚した。それでもハイファもまだ本当にフェロモン製剤が効いているのか、熱く硬くしたままだ。どれだけ欲しいのを我慢していたのだろうか。ハイファはベッドを軋ませつつ、下になったシドを揺らし続けた。
二人同時に二度目に放ったのち、あまりの激しさに傷つくことを心配したシドは、上体を起こして細い躰を抱き締める。けれどハイファはシドで自らを犯し続けるのをやめない。
腰を浮かしては落とし、身を捩るようにして掻き回し続けた。
「無理するな、ハイファ……もう――」
「あっふ……シド、だって……はぁん」
「もういい、ハイファ、よせ。ハイファ!」
「や、あん、だめ……止めらんないよ……シド、シド!」
熱に浮かされたようなハイファにキス、シドは細い躰を押し倒し、寝かせておいて己を抜き去った。ひとつになりたくて堪らなかった想いは分かる、だがこれ以上は危険だった。
「俺はいつだってお前の傍にいる。明日も明後日も抱いてやるから」
「やだ、今日、今欲しい……もっとシドが――」
そう言ってハイファは自ら膝を立てた脚を開き、シドの放ったものが溢れ出しているそこを薄暗がりに晒した。そしてまたも自分の指をそこに突き立てようとするのを見て、シドは頭の芯が蒸発するかの如く情欲が爆発的に燃え上がるのを感じ、ハイファの脚を更に押し広げる。
もう何も考えられず、思い切り打ち込むように貫いていた。
「はぁん、シド……そこ、いい、太いよ……ああっ!」
「ハイファ、壊しちまう……止めてくれ、ハイファ!」
「やめないで、もっと……硬いよ……シド、あぅんっ!」
このままでは傷つけてしまう、本当に壊してしまうと頭の片隅で思いながらも、シドは既に理性を吹き飛ばしてしまっていた。白い躰に溺れ、のめり込んで時間も忘れる。腰が蕩けて混じり合ってしまいそうなくらい、二人は粘膜を擦り合い続けた。
やがてどれだけいったか、いかせたか分からなくなった頃、ハイファは僅かな液体を腹に零し、同時にシドも狭い体内に溢れさせ、二人はやっと動きを止める。
「ハイファ、大丈夫か?」
「大丈夫……でも、僕、まだシドが――」
「もう、本当にだめだ。お前が壊れちまう」
暗さでグリーンに見える若草色の瞳はまだ切ない色を宿していたが、きっぱりと言い切ったシドの心配も伝わったようで、ハイファは大人しくベッドに仰臥し直した。
「じゃあ、もう寝ろよな」
素直に頷いたハイファの躰も、今のところ治まりを見せている。だが膝を立てた両脚をシドに押し開かれ、秘部をリモータのバックライトで照らされると、さすがに身を固くして頬に血を上らせた。膝を閉じようとするもシドは許さない。
「や、あん……シド、何するのサ!」
「勘違いするな、傷ついてないか看るだけだ」
「これ以上は欲しくて眠れないから」
言いつつハイファは細い腰をゆるゆると揺らして白い喉を仰け反らせた。その吐息は既に熱く甘く、ただごとでない色気を醸す様子にシドも己が熱を帯びるのを感じる。
「でもさ、いきなりどうしたんだよ、お前?」
「分かんない……けど、再生槽のシドを起こしたいくらい、ずっと欲しくて……」
「もしかしてザインのフェロモン製剤がまだ効いてるんじゃねぇか?」
「かも知れない……ねえ、もう頂戴――」
熱い吐息とともに言うと、ハイファは細い腰を浮かせてシドのものを掴んだ。シドは焦る。
「待て、ハイファ。そのままだと傷つける」
既にシドも熱く硬く太く張り詰めさせていた。それこそフェロモンを発しているようなハイファの姿を目の当たりにしているのだ、我慢などできる筈がなかった。
だがハイファはそのままシドを自らに穿とうとしているのだ。
リチャードに傷つけられた躰も治ったばかりだろう。薄赤く染まった白濁を思い出してシドは思わず腰を退いた。けれどハイファは掴んだシドを離さない。
「ううん、もう我慢できないよ……欲しい、今すぐに」
「だめだ、ハイファ――」
「そんな……もう頂戴、お願いだから」
堪らなくなったのか薄暗がりでハイファは自分の指を自身に挿し入れ始める。粘性のある水音を立ててハイファが自分を嬲る姿は、シドに痛いくらいの疼きを溜めさせた。
「そんなに俺が欲しかったのか」
「っん……欲しくて気が狂いそうだよ……シド、いい?」
ここまできて拒める筈もない。シドも覚悟を決める。
「ああ、俺を入れてくれ……あっ、あ、くうっ!」
太いものを自らにあてがったハイファは、シドの先端から滲みだした僅かな蜜を塗り込めただけで細い腰を落とし始めた。しかし怒張した切っ先をねじ込むように埋められ、シドは己に走った痛みに思わず呻く。
受け入れるハイファも相当苦しいらしく、しなやかな背を反らせて眉根を寄せている。それでも欲しいという想いは止められないようで、狭い窄まりにゆっくりと、だが確実にシドを咥え込んでゆく。そして太い茎の半ばまでを収めた途端、思い切り腰を落としていた。
「あっ、痛っ! ハイファ、きつ、い――」
「あふっ、シド、ごめん……でも僕、っん、もう、おかしくなりそうで」
「そうか、ずっと我慢してたんだな。いいぞ、好きにして。お前のものだ」
「嬉しい――」
薄く微笑んだハイファは、その儚げな表情とは裏腹に、呑み込んだシドで容赦なく自分の体内を掻き回し始める。体位のせいで芯の奥までシドは届いた。その太いもので狭いそこを思い切りこね回している。痛みに耐えたのは僅かな間だけ、ハイファの粘液がシドの太い茎に絡んでしまうと、ふいに痛みが反転し強烈な快感がシドを襲った。
そしてハイファ主導の激しい行為に、幾らも経たずシドは唐突に暴発させてしまう。
「あっく、あうっ! ハイファ、すまん」
先にいかされてしまったシドだったが、ハイファの熱が伝染したように萎えを知らず、太いままでハイファを押し広げていた。一度放ったことで更に滑りが良くなったそこを思わず大きく突き上げる。腰を揺らし貫いて細い躰をハイファと二人掛かりで蹂躙した。
「はぁんっ! ああっ、シド、すごい……あぅんっ!」
「ハイファ、お前も最高にいいぞ。くっ!」
「っん……シド、いく、いっちゃう……はぅんっ!」
飛び散らせた白濁はシドの頬まで汚した。それでもハイファもまだ本当にフェロモン製剤が効いているのか、熱く硬くしたままだ。どれだけ欲しいのを我慢していたのだろうか。ハイファはベッドを軋ませつつ、下になったシドを揺らし続けた。
二人同時に二度目に放ったのち、あまりの激しさに傷つくことを心配したシドは、上体を起こして細い躰を抱き締める。けれどハイファはシドで自らを犯し続けるのをやめない。
腰を浮かしては落とし、身を捩るようにして掻き回し続けた。
「無理するな、ハイファ……もう――」
「あっふ……シド、だって……はぁん」
「もういい、ハイファ、よせ。ハイファ!」
「や、あん、だめ……止めらんないよ……シド、シド!」
熱に浮かされたようなハイファにキス、シドは細い躰を押し倒し、寝かせておいて己を抜き去った。ひとつになりたくて堪らなかった想いは分かる、だがこれ以上は危険だった。
「俺はいつだってお前の傍にいる。明日も明後日も抱いてやるから」
「やだ、今日、今欲しい……もっとシドが――」
そう言ってハイファは自ら膝を立てた脚を開き、シドの放ったものが溢れ出しているそこを薄暗がりに晒した。そしてまたも自分の指をそこに突き立てようとするのを見て、シドは頭の芯が蒸発するかの如く情欲が爆発的に燃え上がるのを感じ、ハイファの脚を更に押し広げる。
もう何も考えられず、思い切り打ち込むように貫いていた。
「はぁん、シド……そこ、いい、太いよ……ああっ!」
「ハイファ、壊しちまう……止めてくれ、ハイファ!」
「やめないで、もっと……硬いよ……シド、あぅんっ!」
このままでは傷つけてしまう、本当に壊してしまうと頭の片隅で思いながらも、シドは既に理性を吹き飛ばしてしまっていた。白い躰に溺れ、のめり込んで時間も忘れる。腰が蕩けて混じり合ってしまいそうなくらい、二人は粘膜を擦り合い続けた。
やがてどれだけいったか、いかせたか分からなくなった頃、ハイファは僅かな液体を腹に零し、同時にシドも狭い体内に溢れさせ、二人はやっと動きを止める。
「ハイファ、大丈夫か?」
「大丈夫……でも、僕、まだシドが――」
「もう、本当にだめだ。お前が壊れちまう」
暗さでグリーンに見える若草色の瞳はまだ切ない色を宿していたが、きっぱりと言い切ったシドの心配も伝わったようで、ハイファは大人しくベッドに仰臥し直した。
「じゃあ、もう寝ろよな」
素直に頷いたハイファの躰も、今のところ治まりを見せている。だが膝を立てた両脚をシドに押し開かれ、秘部をリモータのバックライトで照らされると、さすがに身を固くして頬に血を上らせた。膝を閉じようとするもシドは許さない。
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