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第28話
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「貴方と僕は出会ってまだ一年と経っていないんです。それなのに色々有りすぎて誰にも言えないことも増えすぎて! それを貴方は僕と共有していた。勘がいい貴方のことですから、分かってますよね?」
「勿論だ。それを全てあんたと再び共有できたら……」
「何を言ってるんですか! この調子で増えて行ってそれで!? 本当に耐えて行けるんですか? 二人で往く道はこんな道なんです! 分かってるのに、これからまだ二人で積み上げていこうなんて冗談じゃない、貴方、正気ですかっ!?」
「あんた、京哉、落ち着いてくれ」
「落ち着いています! ただ、今の貴方には一抜けできる最大のチャンスが訪れているんだ。秘密にすべき事情を知る人たちも『知る必要のないこと』を忘れた忍さんなら手放してくれるでしょう。貴方は傷の浅いうちに別の道を歩いて行く、却ってそんな選択ができるチャンスだと言っているんです!」
「京哉……お前はいったい何を抱えている? それは独りで抱えられるのか?」
「そんなことは貴方に関係ありません! 僕はキャリアの機捜隊長として活き活きと指揮を執り偉くなっていく貴方が見たい! 人を撃ち殺して当然のような任務に就かせたくない! どっちがいい? 人殺しなんかしたくないだろ? だから僕は貴方を解放してあげたいんだ、躰で縛るようなことはしたくない!」
止めようもない京哉の暴発を霧島は静かに見守っていた。
「これ以上、忍さんを危険な目に遭わせたくない! 貴方はご自分の身体を見て分かっている筈だ、普通ではあり得ない怪我の痕が無数にあるのを。僕はもう貴方に血を流させたくない! 目の前で貴方を嬲られたくない。これだけ言えば分かったでしょう、貴方は将来を約束されたキャリアの機捜隊長でいて下さい。本当に、二度とないチャンスなんですから!」
この自分のことしか言わない京哉に対し、霧島は静かに不満をぶつける。
「輝かしい未来のサッチョウ幹部になろうがなるまいが私の勝手だ。ずっと先どころか明日のことさえ分からんのに、今ここであんたに私の将来を決めて欲しくない」
「でも僕を選ばないっていう選択は貴方の心も躰も傷つけない。今ならそれができるから、おそらくこんな機会は二度と巡ってこないから、僕を選ばないで下さい」
「あんたはどうする?」
「貴方は貴方で新しい人生を歩いて行って誰か素敵な人と。元々僕は単独でしたし」
「単独で何をしていた?」
「僕を選ばない選択をする貴方には言えません」
「そうか。だがあんたは私という厄介払いをしたという表情をしていないぞ。まるで大切な宝物でも失くした子供のような顔で……泣いている」
指摘されて京哉は初めて自分が涙を流しているのに気付いた。相変わらず手首は握ったままで霧島は身を起こし、逆の袖で京哉の涙を拭いてやる。それでも溢れる涙は次々と雫になって頬を伝い、霧島が幾ら拭ってやっても止めどなく流れた。
「あんた、京哉。何を失くした? 余程大切なものなのだろう、教えてくれ」
「僕は、僕だって確かなものが欲しくて! 何もない空っぽな僕を選んでくれた確かな存在は霧島忍だった。忍さんは僕の光で希望で、世界で一番だ! 忍さんが光だから影の僕は存在していられるんだ! でも……躰で縛りたくないんです。こうなったからには最善を選んで、貴方は僕から去る。だから、もう、触らないでっ!!」
溢れた感情をそのまま絶叫し、やっと京哉は自分が怖がっていたのだと知る。そして恐怖の正体も。何れ遠ざかってしまうなら、振り向かないで欲しかった。
「京哉、あんた……」
「そんな目で見ないで! 貴方と僕はただの職務上のバディなんでしょう!?」
「落ち着け、京哉」
「気を持たせたのは悪かったけど、僕だって抱かれたくて、苦しいくらい抱かれたくて、でも抱かれちゃったら手を離せないかも……ああ、僕、何言って……あっ!」
「京哉、もういい――」
霧島に手首を強く引かれて倒れ込み、細い腰に腕を巻かれて京哉は暴れる。だが霧島の腕は緩まず、言っていた通りに抵抗は軽くいなされ、ベッドに捩じ伏せられた。
押し倒した小柄で華奢な京哉に大柄で高身長の霧島は跨り、抵抗を押さえ込んで唇を奪う。捩るように唇を開かせると歯列を割って舌を絡めた。唾液ごと、痺れるくらい吸い上げて京哉が苦しくなる寸前まで唇を貪る。飢えているように唾液を飲まれた。
「んんっ……ん、っん……はあっ!」
「そんなに酷い男だったのか、記憶のある私は?」
三十センチほどの超至近距離から京哉を見据え、霧島は低い声を出した。
「記憶を失くしたくらいであんたと十ヶ月かけて築いたものを捨てる、あんたをこんなに不安にさせるような男だったのか?」
「なっ……違う、そうじゃない! どんな時でも、誰よりも大切にしてくれた!」
「何処が違う? それなら何であんたはそんなに怖がっているんだ?」
今まで何度も下された特別任務は、完遂した際に国連事務総長にまで謝辞を寄せられたこともある。だが代わりに霧島は心も躰もズタズタにされた。
人命を護るため警察官になった正義感の塊である霧島が人を殺さなければならないシチュエーションにも幾度となく遭遇してきた。
二度と霧島をあんな目に遭わせたくない、あんな思いをさせたくない、巻き込みたくないそれを話すか京哉が迷っているうちに霧島が押し殺した声で言葉を継ぐ。
「あんたをそこまで追い詰めるような奴など、二度と出てこなければいい」
低い声に本気の怒りを感じて京哉は開きかけた口を噤んだ。見上げた灰色の目は激怒し煌いて逸らすことを許さず、黒い瞳を瞠ったまま京哉は呼吸すら忘れる。
「この私が貰うからな」
「……貰うって?」
「この私があんたの一生を貰う。いいな?」
「いいなって……貴方には、これからもっと好きな人が現れるかも知れません」
「もうそんな奴はいない。確信を持って言える。あんたのことを何ひとつ知らなくても関係ない、私はあんたを――」
「だめっ、言わないで!」
「何だ、男同士とはいえ、ここは言わせるシーンだろう?」
「だって、そんな……嬉しくて死んじゃう! ひっく、しの、ぶさん……ひっく」
「ちょ、あんた、涙腺崩壊していないか、泣きすぎだろう?」
そう言われても止まらないのだから仕方ない。そもそも霧島自身にとっては記憶の有る時と現在とで別人格のように思えるらしいが、京哉にはどちらも連続して霧島に変わりない。
かつて『一生お前を手放す気はない』と言った愛しい男に、今また『一生を貰う』と宣言され、全身の力が抜けるほどの安堵と息苦しいような喜びを味わっていた。
今の霧島の中に『一生、どんなものでも一緒に見てゆく』という二人の誓いは残っていないだろう。失くす怖さに自ら手放してしまおうとすら思っていた京哉だった。
泣き濡れた目で切れ長の目を見上げたまま、幸せが逃げないようにそっと訊く。
「ホントに……本当に僕と一生ですか?」
頷いた霧島と再びキスを交わした。深く求められて応える。
「勿論だ。それを全てあんたと再び共有できたら……」
「何を言ってるんですか! この調子で増えて行ってそれで!? 本当に耐えて行けるんですか? 二人で往く道はこんな道なんです! 分かってるのに、これからまだ二人で積み上げていこうなんて冗談じゃない、貴方、正気ですかっ!?」
「あんた、京哉、落ち着いてくれ」
「落ち着いています! ただ、今の貴方には一抜けできる最大のチャンスが訪れているんだ。秘密にすべき事情を知る人たちも『知る必要のないこと』を忘れた忍さんなら手放してくれるでしょう。貴方は傷の浅いうちに別の道を歩いて行く、却ってそんな選択ができるチャンスだと言っているんです!」
「京哉……お前はいったい何を抱えている? それは独りで抱えられるのか?」
「そんなことは貴方に関係ありません! 僕はキャリアの機捜隊長として活き活きと指揮を執り偉くなっていく貴方が見たい! 人を撃ち殺して当然のような任務に就かせたくない! どっちがいい? 人殺しなんかしたくないだろ? だから僕は貴方を解放してあげたいんだ、躰で縛るようなことはしたくない!」
止めようもない京哉の暴発を霧島は静かに見守っていた。
「これ以上、忍さんを危険な目に遭わせたくない! 貴方はご自分の身体を見て分かっている筈だ、普通ではあり得ない怪我の痕が無数にあるのを。僕はもう貴方に血を流させたくない! 目の前で貴方を嬲られたくない。これだけ言えば分かったでしょう、貴方は将来を約束されたキャリアの機捜隊長でいて下さい。本当に、二度とないチャンスなんですから!」
この自分のことしか言わない京哉に対し、霧島は静かに不満をぶつける。
「輝かしい未来のサッチョウ幹部になろうがなるまいが私の勝手だ。ずっと先どころか明日のことさえ分からんのに、今ここであんたに私の将来を決めて欲しくない」
「でも僕を選ばないっていう選択は貴方の心も躰も傷つけない。今ならそれができるから、おそらくこんな機会は二度と巡ってこないから、僕を選ばないで下さい」
「あんたはどうする?」
「貴方は貴方で新しい人生を歩いて行って誰か素敵な人と。元々僕は単独でしたし」
「単独で何をしていた?」
「僕を選ばない選択をする貴方には言えません」
「そうか。だがあんたは私という厄介払いをしたという表情をしていないぞ。まるで大切な宝物でも失くした子供のような顔で……泣いている」
指摘されて京哉は初めて自分が涙を流しているのに気付いた。相変わらず手首は握ったままで霧島は身を起こし、逆の袖で京哉の涙を拭いてやる。それでも溢れる涙は次々と雫になって頬を伝い、霧島が幾ら拭ってやっても止めどなく流れた。
「あんた、京哉。何を失くした? 余程大切なものなのだろう、教えてくれ」
「僕は、僕だって確かなものが欲しくて! 何もない空っぽな僕を選んでくれた確かな存在は霧島忍だった。忍さんは僕の光で希望で、世界で一番だ! 忍さんが光だから影の僕は存在していられるんだ! でも……躰で縛りたくないんです。こうなったからには最善を選んで、貴方は僕から去る。だから、もう、触らないでっ!!」
溢れた感情をそのまま絶叫し、やっと京哉は自分が怖がっていたのだと知る。そして恐怖の正体も。何れ遠ざかってしまうなら、振り向かないで欲しかった。
「京哉、あんた……」
「そんな目で見ないで! 貴方と僕はただの職務上のバディなんでしょう!?」
「落ち着け、京哉」
「気を持たせたのは悪かったけど、僕だって抱かれたくて、苦しいくらい抱かれたくて、でも抱かれちゃったら手を離せないかも……ああ、僕、何言って……あっ!」
「京哉、もういい――」
霧島に手首を強く引かれて倒れ込み、細い腰に腕を巻かれて京哉は暴れる。だが霧島の腕は緩まず、言っていた通りに抵抗は軽くいなされ、ベッドに捩じ伏せられた。
押し倒した小柄で華奢な京哉に大柄で高身長の霧島は跨り、抵抗を押さえ込んで唇を奪う。捩るように唇を開かせると歯列を割って舌を絡めた。唾液ごと、痺れるくらい吸い上げて京哉が苦しくなる寸前まで唇を貪る。飢えているように唾液を飲まれた。
「んんっ……ん、っん……はあっ!」
「そんなに酷い男だったのか、記憶のある私は?」
三十センチほどの超至近距離から京哉を見据え、霧島は低い声を出した。
「記憶を失くしたくらいであんたと十ヶ月かけて築いたものを捨てる、あんたをこんなに不安にさせるような男だったのか?」
「なっ……違う、そうじゃない! どんな時でも、誰よりも大切にしてくれた!」
「何処が違う? それなら何であんたはそんなに怖がっているんだ?」
今まで何度も下された特別任務は、完遂した際に国連事務総長にまで謝辞を寄せられたこともある。だが代わりに霧島は心も躰もズタズタにされた。
人命を護るため警察官になった正義感の塊である霧島が人を殺さなければならないシチュエーションにも幾度となく遭遇してきた。
二度と霧島をあんな目に遭わせたくない、あんな思いをさせたくない、巻き込みたくないそれを話すか京哉が迷っているうちに霧島が押し殺した声で言葉を継ぐ。
「あんたをそこまで追い詰めるような奴など、二度と出てこなければいい」
低い声に本気の怒りを感じて京哉は開きかけた口を噤んだ。見上げた灰色の目は激怒し煌いて逸らすことを許さず、黒い瞳を瞠ったまま京哉は呼吸すら忘れる。
「この私が貰うからな」
「……貰うって?」
「この私があんたの一生を貰う。いいな?」
「いいなって……貴方には、これからもっと好きな人が現れるかも知れません」
「もうそんな奴はいない。確信を持って言える。あんたのことを何ひとつ知らなくても関係ない、私はあんたを――」
「だめっ、言わないで!」
「何だ、男同士とはいえ、ここは言わせるシーンだろう?」
「だって、そんな……嬉しくて死んじゃう! ひっく、しの、ぶさん……ひっく」
「ちょ、あんた、涙腺崩壊していないか、泣きすぎだろう?」
そう言われても止まらないのだから仕方ない。そもそも霧島自身にとっては記憶の有る時と現在とで別人格のように思えるらしいが、京哉にはどちらも連続して霧島に変わりない。
かつて『一生お前を手放す気はない』と言った愛しい男に、今また『一生を貰う』と宣言され、全身の力が抜けるほどの安堵と息苦しいような喜びを味わっていた。
今の霧島の中に『一生、どんなものでも一緒に見てゆく』という二人の誓いは残っていないだろう。失くす怖さに自ら手放してしまおうとすら思っていた京哉だった。
泣き濡れた目で切れ長の目を見上げたまま、幸せが逃げないようにそっと訊く。
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