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第44話
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その異様なまでの静謐さにシドは妙な予感を覚えて思わず口にする。
「ハイファ……俺の傍にいてくれ。何処にも行かないでくれ」
「……」
少し首を傾げたハイファは唇を読めなかったのか、黙ってシドを見返していた。
シドはそっと起きて身繕いだけすると、銃とジャケットを移動させ、もう一度ハイファのベッドに横になった。腰まで伸びたさらさらの明るい金髪がシーツにうねっている。それを優しく片側に流してやり、リモータで常夜灯モードにすると、久々にいつもの左腕の腕枕をした。
少し明るい顔をしたハイファとソフトキスを交わす。毛布を被せた温かな躰をしっかりと抱き締め、シドは長い髪をいつまでも指で梳き続けた。
◇◇◇◇
手術当日までのハイファは何もかもを世話したがるシドを笑い、毛布を畳んだり、自走車椅子に乗り二人分の食事を運んだりと、少々アクティヴに動いてみせた。
そして手術前の最後の食事はベッドではなくソファに腰掛け向かい合って食した。
「二人で食べると、病院食でも美味しいよね」
「そうだな。でもここのは結構旨いぞ」
「そうかなあ。貴方何でも旨いって言うから」
「だからお前と食うから旨いんだって」
他愛のないことを喋りながら食べてしまうと、シドは喫煙ブースで一本だけ吸い、熱い湯だけが出る飲料ディスペンサーでコーヒーをカップに二杯淹れた。
コーヒーは売店で買ってきたチューブタイプのもので、絞り出すとスプーン要らずで分子が均一に溶ける他星系からの輸入品である。ソファに座ったままのハイファにカップひとつを押しやった。
「ありがと」
「どういたしまして。ふあーあ、夜の日だし、やることもないし、眠いな」
何となく寝付けずに昨夜もずっとハイファの髪を梳いていたせいか、シドは酷い眠気を感じて、まだ熱いコーヒーをがぶ飲みすると二杯目を淹れる。
だがソファに腰掛けた途端、眩暈がするほどの眠気に襲われて瞬間ハイファの泣きそうな顔に気付き、悟った。ハイファが食事に何かクスリを仕込んだのだ。
「く、そう……ハイファ、何を、する気だ?」
「ごめんね、シド」
「ハイファ、だめ、だ……ハイファ――」
薬物に対して並外れて強い体質のシドだが、ハイファが今までも何度か使ったことのあるクスリ、通称別室カクテルには敵わず、それでも眠気を必死で堪えて強引にまぶたを開けたときには、もう室内にハイファの姿はなかった。
ベッドの上にガウンは脱ぎ捨てられシドが買ったスーツ類がない。ショルダーバッグは残されていたが、九ミリパラの予備弾が減っている。リモータを見れば二時間近くも眠ってしまっていた計算で慌ててオートドアのロックを解除した。
廊下の角から目立たぬよう見張るFCの四号警備たちに訊いたが、ハイファが出て行ったのは見ていないという。
それもその筈、自走車椅子は部屋に置かれたままだ。
今日は十五時から移植手術の予定、それに合わせて朝からは点滴も入れる予定だった。その看護師の一人でもタラし、着衣の上から白衣でも羽織って長い髪を隠し歩いて出て行けば誰もハイファだとは思わないだろう。ほんの少し無理をすれば、あとは自走車椅子など病院内の何処にだって置かれているのだ。
「……チクショウ!」
一旦駆け戻って弾薬の入ったショルダーバッグを引っ掴み、再び廊下を走り出す。看護師に目で咎められたが意に介さず、エレベーターに飛び乗って一階へ。エントランスから飛び出すと夜の日で暗い中を宙港メインビルまで全力疾走した。
メインビルロビーで自販機に並び第三惑星ミントの星系首都マイネ宙港行きのシャトル便のチケットを買いシートをリザーブする。丁度時間が合って十分後に出航だ。インフォメーション端末からハッキングしてハイファがどの便に乗ったか検索するのは諦める。
シャトル便のシートで夜の日の窓外を見つめながら、ハイファの立場ならともかく自分はどうやって潜入すべきか考えた。いや、たぶん実質一便だけの遅れだ、自走車椅子のハイファに何とか追いつく手だと考え直す。
自分にFC警備たち数名がついてきているのも分かっていたが、邪魔さえしなければ構わなかった。
CAから配られたワープ宿酔止めの白い錠剤を飲み込むと、やがてアナウンスが入ってシャトル便は第四惑星シャリムの地を蹴った。
◇◇◇◇
ハイファは看護師に支えられながらも無理に歩いたのが祟ったのか、ショートワープを終えた途端に気分の悪さで冷や汗を額に滲ませた。
ハンカチで汗を拭きながらこみ上げる吐き気にひたすら耐える。珍しくワープに酔ってしまったらしい。早くマイネに着くことだけを祈りながら目を瞑った。
やっと接地して自走車椅子でエアロックを抜けると心底ホッとする。
着いてみればマイネは真昼だった。巡り巡ってシャリムと殆ど時差がなく、やや負担も軽くなるかと思う。だが明るいと自走車椅子は人々の中で相当目立つだろう。
シドは追ってくる筈だ。起きていれば止められるからクスリを使ったまでだった。
とにかくケリをつける。ケリをつけて何が治るか治らないかは分からない。しかしこのままずっとシドの声すら聞けないのは堪らなかった。何が何でもあの低く甘い声を取り戻す。
それには自分を壊した張本人にやったことを思い知らせてやることだ。
宙港メインビルの外に出ると無人コイルタクシーに乗った。後部座席にならスロープモードでそのまま乗り込むことが可能だ。座標指定し発進させる。
ここからなら目的地まで三十分と掛からない筈だ。だが中にどうやって入るかを考える。考えているうちにリモータ発振が入った。ダイレクトワープ通信、発振人はFCチェンバーズ会長、つまりハイファの父だが実際に送ってきたのは秘書のセンリーこと武藤千里だ。
依頼していたモノが丁度いいタイミングで届いたようだった。
だが時間は二十時指定である。仕方ない。
無音の世界を生きるハイファは自分の声も聞こえないまま音声入力で行き先変更、ここでもう疲れきった自分を自覚し、ゆっくり休める場所をマップで検索する。二ヶ所ほどを頭に留めてまずは紳士服店を探した。もうタクシーはマイネの都市に入っている。
ビルのテナントショップで最初に見つけた店の前に一旦タクシーを停め、入店するとシドがあつらえてくれたソフトスーツに合う、セピア色のタイを買ってその場で締めた。
再びタクシーに乗り込んでホテルに向かう。選んだのはメイフェアホテル、テラ連邦内でも有名処の高級チェーンだ。ホテル内はドレスコードがあるためにタイを買ったのである。
フロントではリモータ入力で会話しダブルで喫煙の部屋を取った。キィロックコードを流して貰い、自走車椅子に付き添って案内してくれたポーターに部屋の前でチップを払う。部屋に入ると慎重にロックして室内を一通り点検した。
異状なしを確認するともう限界、ゆっくりと立ち上がるとベッドに倒れ込む。
「ハイファ……俺の傍にいてくれ。何処にも行かないでくれ」
「……」
少し首を傾げたハイファは唇を読めなかったのか、黙ってシドを見返していた。
シドはそっと起きて身繕いだけすると、銃とジャケットを移動させ、もう一度ハイファのベッドに横になった。腰まで伸びたさらさらの明るい金髪がシーツにうねっている。それを優しく片側に流してやり、リモータで常夜灯モードにすると、久々にいつもの左腕の腕枕をした。
少し明るい顔をしたハイファとソフトキスを交わす。毛布を被せた温かな躰をしっかりと抱き締め、シドは長い髪をいつまでも指で梳き続けた。
◇◇◇◇
手術当日までのハイファは何もかもを世話したがるシドを笑い、毛布を畳んだり、自走車椅子に乗り二人分の食事を運んだりと、少々アクティヴに動いてみせた。
そして手術前の最後の食事はベッドではなくソファに腰掛け向かい合って食した。
「二人で食べると、病院食でも美味しいよね」
「そうだな。でもここのは結構旨いぞ」
「そうかなあ。貴方何でも旨いって言うから」
「だからお前と食うから旨いんだって」
他愛のないことを喋りながら食べてしまうと、シドは喫煙ブースで一本だけ吸い、熱い湯だけが出る飲料ディスペンサーでコーヒーをカップに二杯淹れた。
コーヒーは売店で買ってきたチューブタイプのもので、絞り出すとスプーン要らずで分子が均一に溶ける他星系からの輸入品である。ソファに座ったままのハイファにカップひとつを押しやった。
「ありがと」
「どういたしまして。ふあーあ、夜の日だし、やることもないし、眠いな」
何となく寝付けずに昨夜もずっとハイファの髪を梳いていたせいか、シドは酷い眠気を感じて、まだ熱いコーヒーをがぶ飲みすると二杯目を淹れる。
だがソファに腰掛けた途端、眩暈がするほどの眠気に襲われて瞬間ハイファの泣きそうな顔に気付き、悟った。ハイファが食事に何かクスリを仕込んだのだ。
「く、そう……ハイファ、何を、する気だ?」
「ごめんね、シド」
「ハイファ、だめ、だ……ハイファ――」
薬物に対して並外れて強い体質のシドだが、ハイファが今までも何度か使ったことのあるクスリ、通称別室カクテルには敵わず、それでも眠気を必死で堪えて強引にまぶたを開けたときには、もう室内にハイファの姿はなかった。
ベッドの上にガウンは脱ぎ捨てられシドが買ったスーツ類がない。ショルダーバッグは残されていたが、九ミリパラの予備弾が減っている。リモータを見れば二時間近くも眠ってしまっていた計算で慌ててオートドアのロックを解除した。
廊下の角から目立たぬよう見張るFCの四号警備たちに訊いたが、ハイファが出て行ったのは見ていないという。
それもその筈、自走車椅子は部屋に置かれたままだ。
今日は十五時から移植手術の予定、それに合わせて朝からは点滴も入れる予定だった。その看護師の一人でもタラし、着衣の上から白衣でも羽織って長い髪を隠し歩いて出て行けば誰もハイファだとは思わないだろう。ほんの少し無理をすれば、あとは自走車椅子など病院内の何処にだって置かれているのだ。
「……チクショウ!」
一旦駆け戻って弾薬の入ったショルダーバッグを引っ掴み、再び廊下を走り出す。看護師に目で咎められたが意に介さず、エレベーターに飛び乗って一階へ。エントランスから飛び出すと夜の日で暗い中を宙港メインビルまで全力疾走した。
メインビルロビーで自販機に並び第三惑星ミントの星系首都マイネ宙港行きのシャトル便のチケットを買いシートをリザーブする。丁度時間が合って十分後に出航だ。インフォメーション端末からハッキングしてハイファがどの便に乗ったか検索するのは諦める。
シャトル便のシートで夜の日の窓外を見つめながら、ハイファの立場ならともかく自分はどうやって潜入すべきか考えた。いや、たぶん実質一便だけの遅れだ、自走車椅子のハイファに何とか追いつく手だと考え直す。
自分にFC警備たち数名がついてきているのも分かっていたが、邪魔さえしなければ構わなかった。
CAから配られたワープ宿酔止めの白い錠剤を飲み込むと、やがてアナウンスが入ってシャトル便は第四惑星シャリムの地を蹴った。
◇◇◇◇
ハイファは看護師に支えられながらも無理に歩いたのが祟ったのか、ショートワープを終えた途端に気分の悪さで冷や汗を額に滲ませた。
ハンカチで汗を拭きながらこみ上げる吐き気にひたすら耐える。珍しくワープに酔ってしまったらしい。早くマイネに着くことだけを祈りながら目を瞑った。
やっと接地して自走車椅子でエアロックを抜けると心底ホッとする。
着いてみればマイネは真昼だった。巡り巡ってシャリムと殆ど時差がなく、やや負担も軽くなるかと思う。だが明るいと自走車椅子は人々の中で相当目立つだろう。
シドは追ってくる筈だ。起きていれば止められるからクスリを使ったまでだった。
とにかくケリをつける。ケリをつけて何が治るか治らないかは分からない。しかしこのままずっとシドの声すら聞けないのは堪らなかった。何が何でもあの低く甘い声を取り戻す。
それには自分を壊した張本人にやったことを思い知らせてやることだ。
宙港メインビルの外に出ると無人コイルタクシーに乗った。後部座席にならスロープモードでそのまま乗り込むことが可能だ。座標指定し発進させる。
ここからなら目的地まで三十分と掛からない筈だ。だが中にどうやって入るかを考える。考えているうちにリモータ発振が入った。ダイレクトワープ通信、発振人はFCチェンバーズ会長、つまりハイファの父だが実際に送ってきたのは秘書のセンリーこと武藤千里だ。
依頼していたモノが丁度いいタイミングで届いたようだった。
だが時間は二十時指定である。仕方ない。
無音の世界を生きるハイファは自分の声も聞こえないまま音声入力で行き先変更、ここでもう疲れきった自分を自覚し、ゆっくり休める場所をマップで検索する。二ヶ所ほどを頭に留めてまずは紳士服店を探した。もうタクシーはマイネの都市に入っている。
ビルのテナントショップで最初に見つけた店の前に一旦タクシーを停め、入店するとシドがあつらえてくれたソフトスーツに合う、セピア色のタイを買ってその場で締めた。
再びタクシーに乗り込んでホテルに向かう。選んだのはメイフェアホテル、テラ連邦内でも有名処の高級チェーンだ。ホテル内はドレスコードがあるためにタイを買ったのである。
フロントではリモータ入力で会話しダブルで喫煙の部屋を取った。キィロックコードを流して貰い、自走車椅子に付き添って案内してくれたポーターに部屋の前でチップを払う。部屋に入ると慎重にロックして室内を一通り点検した。
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