63 / 96
第63話
しおりを挟む
「ハイファ、何か出たか?」
「あのね、オーデル近衛師団は百人くらいしかいないんだってサ」
「何だ、詐称もいいとこ、百分の一かよ」
などと言いながらも百人から銃を向けられたくはない。ここは穏便に潜入・浸透するというスパイの初歩を踏襲すべきだろう。だがその方法を思いつかない。
「あとはね、オーデル侯爵には軍事的な指南をする顧問が一人いるよ。これだけど」
「どれ、右がパトリック=オーデル侯爵か。いやに細いじゃねぇか」
ポラのオーデル侯爵は割と整った顔をしていた。そして体型をある程度なら隠すスーツ姿だったが本当に細かった。細いのは躰だけではなく、何となく精神的にも線の細い印象だ。
「んで左がエリオット=ランス軍事顧問か。こっちも色男だが一癖ありそうだよな」
殆ど近衛兵を仕切っているのがこの男らしい。中年だが堂々たる体躯は見事に引き締まっていて黒髪で薄い灰色の瞳は鋭く、軍人臭さをシドは感じ取る。
その他に現王だの星系政府首相だのといった、関係なさそうだが外せない主要人物のポラを見て、シドは刑事に戻ったようにそれらを指名手配中のマル被の如く脳裏に叩き込んだ。
「他に何か潜入に関する手掛かりはねぇのかよ?」
「見当たらないよ。だからこそ、この任務はイヴェントストライカに振られたんじゃない?」
「ハイファお前、そいつを言うなって何度言えば分かるんだよ!」
ムッとしてシドはTV観賞に戻る。そうしていつの間にか眠ってしまった。
◇◇◇◇
「これがテラ連邦軍なら潜入なんか簡単だったのに」
「そう文句を垂れるなよ。大体お前はメシどきに仕事はしない主義だろうが」
「分かってるんだけど、潜入するきっかけを思いつかないんだもん」
愚痴りながらも優雅極まりない所作でハイファは親子丼にトウフとワカメのミソスープ、二切れの漬物という夜食を食していた。隣ではシドがカツ丼にその他はハイファと同じセットメニューをかき込んでいる。時刻は三十時になろうとしていた。
まだワープラグを引きずっているのかシドがあのまま寝過ぎてしまい、ハイファは愛し人の寝顔を堪能しただけで起こさなかったため夕食を食べ損ねたのだ。
センリーにはもう自分たちに別室任務が下ったことを伝えてあるので、刺客釣りのために急遽組み上げられたFC本社新社長の視察旅行は全ての予定がキャンセルとなった。
ただシドとハイファをFC・別室の癒着を知る証人として狙う輩までが予定をキャンセルしたとは思えないので、まだ四号は目立たないように張り付いている。
そしてここはFCガムル支社の社員食堂だった。
予定はキャンセルだがクラーク支社長には挨拶が必要、二日連続の四次元ゴルフから帰ったばかりの支社長を捕まえて礼を述べ、そのまま社食に直行したのである。
さっさとワリバシでボリュームあるセットを食してしまい、シドはぼそりと言った。
「ワリバシって煮込むとメンマになるのか?」
「なる訳、ないでしょ。ったく、いつの時代の都市伝説ですか」
マナーを守ってハイファが食し終わるのを待ち、シドは休憩室なる喫煙ルームに向かう。二本を灰にするとそこにあった自販機でテラ本星産の輸入煙草を三箱買い、安堵を得た。
「レキシントンまで腹ごなしに歩くか」
「イヴェントストライカが何かにストライクすれば一石二鳥、と」
「……ハイファ」
「だって最近なりをひそめてるじゃない?」
「コイル二台爆破にBELをRPGで撃ち墜とされても、そう言える奴が羨ましいぜ」
などと言いながらも本気でシドはレキシントンホテルまで歩くつもりだった。社食を出るとエレベーターで一気に一階まで下る。エントランスを出て冷たい夜風を浴びた。空気に含まれる水分量の少ない砂漠では、温度を溜め込むモノがないので、夜間はかなり冷え込む。
シドはいかにも寒々しいハイファの薄い肩を抱いてやりたいと思ったが、どちらかの利き手を塞ぐようなことはしなかった。
レキシントンホテルまでは歩いても十五分と掛からない。だがそのレキシントンをシドは通過し、すたすたと先へ歩いていってしまう。ハイファは怪訝な思いを抱きながらもシドと肩を並べた。しなやかな足取りで二人は歩を進める。
「この時間になると、さすがにお店は殆どクローズしてるね」
「開いてるのは飲み屋ばっかりだな」
「どうしたの、お酒飲みたいの?」
「まあ、そいつもあるんだが最近歩いてねぇし、他星の歓楽街見学もいいと思ってな」
「うわあ、シドが歓楽街を練り歩くって――」
「その先は言うんじゃねぇぞ」
一時間ほども歩くと周囲のビルが背の低い、せいぜい十階前後のものばかりとなった。それだけではなく道行く人影も多くなり電子看板もチカチカと派手なものに変わる。時折ホロ看板が躍り出て二人の頭上で瞬いた。
バーにクラブ、ゲーセンにカジノや合法ドラッグ店などが軒をつらねて、呼び込みの声も景気がいい。
「こっちもなかなかに潤ってるみたいだな。それにもう立ってやがるぞ」
「立って……もしかしてクスリの売人?」
「ああ。あっちの黒い上着がシキテンだ」
シキテンとは違法取引現場で官憲がいないかどうか見張る役目の者をいう。
「何処にだって違法ものは売ってるんだね」
「マフィアのバイタリティには敵わねぇな。ところでそろそろ何処かに入るか」
「うん、僕も喉が渇いたかも」
二十分ほどをかけて歓楽街の残りを巡り終えたのち、シドが適当に選んだのはビル一階のテナントであるビアホール・リベラなる店だった。ビールくらいならハイファも付き合えるだろうと思ったのと、ずっとついてきたFCの四号たちも入りやすいというのが理由である。
隣は公園のようで噴水があるのを見取りながらシドとハイファはビアホール・リベラのオートでないドアを開けて入店した。するとドアの上部に付けられた大きなベルがカランと音を立てる。その音も店主に届くか怪しいほど、店は盛況だった。
店内はかなり広くカウンターにスツールが二十近く並んでいるが、三分の二は埋まっている。四人掛けテーブル席が十もあるだろうか。これも空席の方が少ない。
喋り声が席捲する店内を揃いの黒いTシャツを着た店員が忙しく行き交っている。
二人はカウンター席の真ん中辺りにスツールが空いたのを見つけて腰掛けた。
「ビールくらいならお前もいいだろ」
「付き合わせて頂きます」
「あのね、オーデル近衛師団は百人くらいしかいないんだってサ」
「何だ、詐称もいいとこ、百分の一かよ」
などと言いながらも百人から銃を向けられたくはない。ここは穏便に潜入・浸透するというスパイの初歩を踏襲すべきだろう。だがその方法を思いつかない。
「あとはね、オーデル侯爵には軍事的な指南をする顧問が一人いるよ。これだけど」
「どれ、右がパトリック=オーデル侯爵か。いやに細いじゃねぇか」
ポラのオーデル侯爵は割と整った顔をしていた。そして体型をある程度なら隠すスーツ姿だったが本当に細かった。細いのは躰だけではなく、何となく精神的にも線の細い印象だ。
「んで左がエリオット=ランス軍事顧問か。こっちも色男だが一癖ありそうだよな」
殆ど近衛兵を仕切っているのがこの男らしい。中年だが堂々たる体躯は見事に引き締まっていて黒髪で薄い灰色の瞳は鋭く、軍人臭さをシドは感じ取る。
その他に現王だの星系政府首相だのといった、関係なさそうだが外せない主要人物のポラを見て、シドは刑事に戻ったようにそれらを指名手配中のマル被の如く脳裏に叩き込んだ。
「他に何か潜入に関する手掛かりはねぇのかよ?」
「見当たらないよ。だからこそ、この任務はイヴェントストライカに振られたんじゃない?」
「ハイファお前、そいつを言うなって何度言えば分かるんだよ!」
ムッとしてシドはTV観賞に戻る。そうしていつの間にか眠ってしまった。
◇◇◇◇
「これがテラ連邦軍なら潜入なんか簡単だったのに」
「そう文句を垂れるなよ。大体お前はメシどきに仕事はしない主義だろうが」
「分かってるんだけど、潜入するきっかけを思いつかないんだもん」
愚痴りながらも優雅極まりない所作でハイファは親子丼にトウフとワカメのミソスープ、二切れの漬物という夜食を食していた。隣ではシドがカツ丼にその他はハイファと同じセットメニューをかき込んでいる。時刻は三十時になろうとしていた。
まだワープラグを引きずっているのかシドがあのまま寝過ぎてしまい、ハイファは愛し人の寝顔を堪能しただけで起こさなかったため夕食を食べ損ねたのだ。
センリーにはもう自分たちに別室任務が下ったことを伝えてあるので、刺客釣りのために急遽組み上げられたFC本社新社長の視察旅行は全ての予定がキャンセルとなった。
ただシドとハイファをFC・別室の癒着を知る証人として狙う輩までが予定をキャンセルしたとは思えないので、まだ四号は目立たないように張り付いている。
そしてここはFCガムル支社の社員食堂だった。
予定はキャンセルだがクラーク支社長には挨拶が必要、二日連続の四次元ゴルフから帰ったばかりの支社長を捕まえて礼を述べ、そのまま社食に直行したのである。
さっさとワリバシでボリュームあるセットを食してしまい、シドはぼそりと言った。
「ワリバシって煮込むとメンマになるのか?」
「なる訳、ないでしょ。ったく、いつの時代の都市伝説ですか」
マナーを守ってハイファが食し終わるのを待ち、シドは休憩室なる喫煙ルームに向かう。二本を灰にするとそこにあった自販機でテラ本星産の輸入煙草を三箱買い、安堵を得た。
「レキシントンまで腹ごなしに歩くか」
「イヴェントストライカが何かにストライクすれば一石二鳥、と」
「……ハイファ」
「だって最近なりをひそめてるじゃない?」
「コイル二台爆破にBELをRPGで撃ち墜とされても、そう言える奴が羨ましいぜ」
などと言いながらも本気でシドはレキシントンホテルまで歩くつもりだった。社食を出るとエレベーターで一気に一階まで下る。エントランスを出て冷たい夜風を浴びた。空気に含まれる水分量の少ない砂漠では、温度を溜め込むモノがないので、夜間はかなり冷え込む。
シドはいかにも寒々しいハイファの薄い肩を抱いてやりたいと思ったが、どちらかの利き手を塞ぐようなことはしなかった。
レキシントンホテルまでは歩いても十五分と掛からない。だがそのレキシントンをシドは通過し、すたすたと先へ歩いていってしまう。ハイファは怪訝な思いを抱きながらもシドと肩を並べた。しなやかな足取りで二人は歩を進める。
「この時間になると、さすがにお店は殆どクローズしてるね」
「開いてるのは飲み屋ばっかりだな」
「どうしたの、お酒飲みたいの?」
「まあ、そいつもあるんだが最近歩いてねぇし、他星の歓楽街見学もいいと思ってな」
「うわあ、シドが歓楽街を練り歩くって――」
「その先は言うんじゃねぇぞ」
一時間ほども歩くと周囲のビルが背の低い、せいぜい十階前後のものばかりとなった。それだけではなく道行く人影も多くなり電子看板もチカチカと派手なものに変わる。時折ホロ看板が躍り出て二人の頭上で瞬いた。
バーにクラブ、ゲーセンにカジノや合法ドラッグ店などが軒をつらねて、呼び込みの声も景気がいい。
「こっちもなかなかに潤ってるみたいだな。それにもう立ってやがるぞ」
「立って……もしかしてクスリの売人?」
「ああ。あっちの黒い上着がシキテンだ」
シキテンとは違法取引現場で官憲がいないかどうか見張る役目の者をいう。
「何処にだって違法ものは売ってるんだね」
「マフィアのバイタリティには敵わねぇな。ところでそろそろ何処かに入るか」
「うん、僕も喉が渇いたかも」
二十分ほどをかけて歓楽街の残りを巡り終えたのち、シドが適当に選んだのはビル一階のテナントであるビアホール・リベラなる店だった。ビールくらいならハイファも付き合えるだろうと思ったのと、ずっとついてきたFCの四号たちも入りやすいというのが理由である。
隣は公園のようで噴水があるのを見取りながらシドとハイファはビアホール・リベラのオートでないドアを開けて入店した。するとドアの上部に付けられた大きなベルがカランと音を立てる。その音も店主に届くか怪しいほど、店は盛況だった。
店内はかなり広くカウンターにスツールが二十近く並んでいるが、三分の二は埋まっている。四人掛けテーブル席が十もあるだろうか。これも空席の方が少ない。
喋り声が席捲する店内を揃いの黒いTシャツを着た店員が忙しく行き交っている。
二人はカウンター席の真ん中辺りにスツールが空いたのを見つけて腰掛けた。
「ビールくらいならお前もいいだろ」
「付き合わせて頂きます」
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
レベル1のフリはやめた。貸した力を全回収
ソラ
ファンタジー
勇者パーティの荷物持ち、ソラ。
彼はレベル1の無能として蔑まれ、魔王討伐を目前に「お前のようなゴミはいらない」と追放を言い渡される。
だが、傲慢な勇者たちは知らなかった。
自分たちが人間最高峰の力を維持できていたのは、すべてソラの規格外のステータスを『借りていた』からだということを。
「……わかった。貸していた力、すべて返してもらうよ」
契約解除。返還されたレベルは9999。
一瞬にして力を失い、ただの凡人へと転落しパニックに陥る勇者たち。
対するソラは、星を砕くほどの万能感を取り戻しながらも、淡々と宿を去る。
静かな隠居を望むソラだったが、路地裏で「才能なし」と虐げられていた少女ミィナを助けたことで、運命が変わり始める。
「借金の利息として、君を最強にしてあげよう」
これは、世界そのものにステータスを貸し付けていた最強の『貸与者』が、不条理な世界を再定義していく物語。
(本作品はAIを活用して構成・執筆しています)
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
新しい家族は保護犬きーちゃん
ゆきむらさり
エッセイ・ノンフィクション
〔あらすじ〕📝🐶初めて保護犬ちゃんを迎え入れる我が家。
過去の哀しい実情のせいで人間不信で怯える保護犬きーちゃん。
初日から試行錯誤の日々と保護犬きーちゃん
がもたらす至福の日々。
◇
✴️保護犬ちゃん達の過去・現在の実情の記述もあります🐾
✴️日々の些細な出来事を綴っています。現在進行形のお話となります🐾
✴️🐶挿絵画像入りです。
✴️拙いエッセイにもかかわらず、HOTランキングに入れて頂き(2025.7.1、最高位31位)ありがとうございます🙇♀️
空色のサイエンスウィッチ
コーヒー微糖派
SF
『科学の魔女は、空色の髪をなびかせて宙を舞う』
高校を卒業後、亡くなった両親の後を継いで工場長となったニ十歳の女性――空鳥 隼《そらとり じゅん》
彼女は両親との思い出が詰まった工場を守るため、単身で経営を続けてはいたものの、その運営状況は火の車。残された借金さえも返せない。
それでも持ち前の知識で独自の商品開発を進め、なんとかこの状況からの脱出を図っていた。
そんなある日、隼は自身の開発物の影響で、スーパーパワーに目覚めてしまう。
その力は、隼にさらなる可能性を見出させ、その運命さえも大きく変えていく。
持ち前の科学知識を応用することで、世に魔法を再現することをも可能とした力。
その力をもってして、隼は日々空を駆け巡り、世のため人のためのヒーロー活動を始めることにした。
そしていつしか、彼女はこう呼ばれるようになる。
魔法の杖に腰かけて、大空を鳥のように舞う【空色の魔女】と。
※この作品の科学知識云々はフィクションです。参考にしないでください。
※ノベルアッププラス様での連載分を後追いで公開いたします。
※2022/10/25 完結まで投稿しました。
異世界でぺったんこさん!〜無限収納5段階活用で無双する〜
KeyBow
ファンタジー
間もなく50歳になる銀行マンのおっさんは、高校生達の異世界召喚に巻き込まれた。
何故か若返り、他の召喚者と同じ高校生位の年齢になっていた。
召喚したのは、魔王を討ち滅ぼす為だと伝えられる。自分で2つのスキルを選ぶ事が出来ると言われ、おっさんが選んだのは無限収納と飛翔!
しかし召喚した者達はスキルを制御する為の装飾品と偽り、隷属の首輪を装着しようとしていた・・・
いち早くその嘘に気が付いたおっさんが1人の少女を連れて逃亡を図る。
その後おっさんは無限収納の5段階活用で無双する!・・・はずだ。
上空に飛び、そこから大きな岩を落として押しつぶす。やがて救った少女は口癖のように言う。
またぺったんこですか?・・・
少し冷めた村人少年の冒険記 2
mizuno sei
ファンタジー
地球からの転生者である主人公トーマは、「はずれギフト」と言われた「ナビゲーションシステム」を持って新しい人生を歩み始めた。
不幸だった前世の記憶から、少し冷めた目で世の中を見つめ、誰にも邪魔されない力を身に着けて第二の人生を楽しもうと考えている。
旅の中でいろいろな人と出会い、成長していく少年の物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる