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第6話(BL特有シーン・回避可)
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「お前が欲しくて堪らん。だが手は大丈夫か?」
「んっ、あ……平気です。だから……下さい」
そう言いながら京哉は自分から黒髪の頭を抱いて霧島に口づけた。すると霧島は飢えてでもいたかのように激しい勢いで唇をこじ開け、歯列を割って舌を侵入させてくる。京哉は口内を蹂躙されて喘ぎつつ求められるままに唾液を送り込んだ。
そうしていつの間にか霧島が愛用のトワレ、ペンハリガンのブレナムブーケを香らせているのに気付く。清潔感のある匂いが却って霧島の欲望を浮き彫りにして京哉の理性をだめにした。
「んんっ、っん……んんぅ、はぁん」
「色っぽいな、京哉。もっといい声を聴かせてくれ」
喋りながらも我慢できなくなった霧島は滑らかな象牙色の肌を京哉のきめ細かな白い肌に擦りつける。既に二人とも躰の中心を熱く成長させていた。擦れる肌がしっとりと馴染んで非常に心地良く、一方で下半身は甘く痛み、疼きを溜めた京哉の躰が淫らにうねる。
「あっふ……忍さん、もっと……はぅん」
より強い快感を求める京哉の動きを霧島は軽く逸らし、華奢な首筋に顔を埋めた。幾度も唇できつく挟んで吸い上げ、自分の証しを赤く濃く穿ってゆく。
細い躰が悶えているのに気付かぬふりをして衣服を身に着けても見えてしまいそうな処にまで赤い鬱血を刻み込み、再び京哉の耳朶に低く囁いた。
「もう、あそこに欲しいのだろう?」
羞恥で紅潮した顔を背けた京哉だが澄んだ黒い瞳はこれから与えられる快感を予感して潤んでいた。一方で霧島は荒々しく細い脚に割って入る。
素早く自分と京哉のものを扱いて右手指を濡らし、細い躰の後ろを探った。京哉の敏感な処に中指を第一関節まで潜り込ませる。
「あっ、あ……はうっ!」
いきなりの挿入に思わずビクリと背を反らした京哉から身を起こし、霧島は膝を立てた細い脚を更に押し広げた。指は挿入したまま何もかも露わな姿態を取らせる。
「もっと欲しいと、ここが動いているぞ」
「や、あん……やだ、あ……ああんっ」
「ここは嫌などと言っていないぞ、ほら、こうだ!」
指を奥まで挿し込まれ、京哉は白い喉を仰け反らせる。ひくつくそこは霧島の指の根元を食いちぎりそうに締め付けていた。宥めるように片手で内腿を撫でながら霧島は京哉を傷つけないよう極端に深爪した指先で粘膜を抉るように掻く。
「ああっ、忍さん、はぁん……あぅんっ!」
「京哉、もう少し力を抜け」
強い快感に晒された京哉は返事もできず、高い喘ぎを洩らしながらさらりとした黒髪を乱して首を振る。いつしか細い腰は淫らにも前後し始めていた。
目を瞑るのも忘れて見開かれた黒い瞳は今にも涙が零れそうだ。
「こら、あまり動くな、傷つけたくない」
「あっ、ふ……傷つけて、いいから……はぅんっ!」
「くっ……そんな訳にいくか」
そうして淫らに乱れていても、京哉はノーブルで美しかった。月読の神のように気高いその身に、霧島は今すぐ捩じ込んでしまいたいのを堪える。腹の底が焦げつきそうな欲望を抑えつけて長い指を増やし、京哉を甘く鳴かせ続けた。
充分馴らすと京哉の体内から濡れた淫らな音がしている。そのぬるみを感じて霧島は性急に全ての指を抜いた。快感を追う仕草をした京哉が愛しい。
霧島は片手を熱く滾った己のものに添え、馴らしたそこにあてがった。
「京哉、私を入れてくれるか?」
「はい。お願い、忍さん……ひとつになりたいです」
「ああ、私もだ。では、入れるからな」
できるだけゆっくり挿入する。柔らかくこの身を受け入れながら何処までもきつく締め付けてくる京哉に、霧島は年上のプライドを捨てられず余裕の表情を作りつつもじつはすっかり堕ちてしまっている。
そんな霧島は狭い京哉に己の反り返ったものが咥え込まれる様をじっくりと堪能した。白く華奢な身と己にものとの取り合わせは淫らすぎて酷くそそる。
ごくゆっくりと貫いていると半ば辺りまで食い込ませた時に温かくも柔らかに包んだ京哉にふいに思い切り締められて、思わず一気に突き入れてしまう。
「やあ、ん……んっ、忍さん……あっ、あっ……あぅんっ!」
「くっ……京哉、だめ、だ……きつ、い」
指とは比べものにならないものを受け入れた京哉は悲鳴のような喘ぎを洩らした。霧島も馴らした筈のそこにきつく締めつけられ呻く。二人共に動けず息を詰めた。
「京哉……痛く、ないのか?」
「ん、熱い忍さんで、いっぱい……いいです、動いて……突いて」
「分かった、今日も覚悟してくれ」
「んっく、沢山して……お願いです、早く、はあっ」
言われずとも我慢は限界、霧島は離れてしまう寸前まで引き抜くと腰をスライドさせて思い切り突き上げた。途端に思考が白熱するような快感が二人を押し包む。
霧島に京哉の滲ませた熱いぬるみが絡んでしまうと、もう容赦なく霧島は掻き回し抉り始める。淫らな水音を立てながら白く華奢な躰を貫き攻めた。
「ああっ、忍さん、すご、い……ああんっ!」
「お前もすごいぞ……私をこんなに……くっ!」
熱い楔で掻き混ぜるように霧島は蠕動してまとわりつく粘膜を抉った。腰が蕩けそうな快感に理性が灼かれる。既に白い躰にのめり込み霧島は溺れ切っていた。
ぬるみを掻き出すように躰同士をぶつけ擦り合う。華奢な京哉の躰に全て収めさせる激しい攻めを続けた。さすがに京哉は細い首を仰け反らせて目を瞑り、涙を滲ませ耐えている。だが仰け反った白い喉が妖しいまでの妖艶さで霧島の情欲の炎に油を注ぐ結果となった。
もはや霧島は理性を飛ばし、京哉を攻め抜く以外に考えられなくなっていた。
一方で京哉も激しすぎる攻めと乱れた吐息から霧島が理性を飛ばしたのに気付いている。深すぎて甘く痛んだ。けれど愛しい年上の男をもっと気持ち良くさせたい、我が身に夢中にさせたいという想いで、霧島の腰の律動に合わせて京哉も細い腰を波打たせる。
そのたびに締めつけられて霧島を呻かせた。
「まだ、きつい……京哉、目茶苦茶気持ちいいぞ!」
「はぁんっ、忍さん……いい、そこ……はうんっ!」
激しく全身を揺らされ京哉は叫ぶような喘ぎを絶え間なく洩らした。
そうしていないと、一度もいかずに意識が薄らいでしまいそうな霧島の攻め方だった。
のしかかるようにして自分を突き上げ貫き続ける霧島を涙で滲んだ視界に映して思う。この自分をここまで酔わせることができるのは、この世で唯一人この男だけだろうと。
その背にしっかりと腕を回した刹那、更に深い処を突かれて思わず爪を立てる。怜悧さすら感じさせる表情が僅かに崩れた。それはあまりに色っぽい表情で京哉を急激に昂ぶらせる。うねる疼きが大波となって京哉を襲った。
「忍さん……もう、だめ、いく、いっちゃう!」
「分かった、いかせてやる」
熱い京哉のものを霧島が握り込んだ。激しい腰の律動に合わせて強く扱く。前後を同時に攻められ気が遠くなる思いの中で京哉は霧島の変化を体内で感じ取った。霧島が更に硬く張り詰め、京哉は粘膜で霧島の形をくっきり感じる。
「ああん、忍さん……いく、いくいく……あっ、はうっ!」
「京哉、私も、あっ……くっ!」
手の中で京哉が何度も弾けさせると同時に霧島は細い躰の奥深くに熱く濃く、たっぷりと注ぎ込んでいた。何も考えられない数瞬ののち霧島は京哉からそっと己を抜き去る。
だが涼しい顔を装った霧島を雄の匂いとブレナムブーケの混じった香りを嗅いだ京哉はじっと見つめた。明らかに作った表情だ。
「忍さん、まさか貴方が一度で満足したんですか?」
「ああ、いや……お前が明日動けないと困るだろう」
「僕が見た目よりタフなのは知っているでしょう。それに貴方、まだそんなに」
一度達してなお霧島は己を滾らせていた。反り返ったものに京哉は息を呑みながらも手を伸ばして切っ先に触れる。ぬめりで指を滑らせると霧島は身を震わせた。
「ならばもっと、本気で抱くぞ。いいのか?」
「はい。好きなだけして下さい」
頷いた京哉の僅かに見せた恥じらいが色っぽく、堪らず霧島は今しがた己の放ったものが溢れ出しているそこに太い楔を打ち込んだ。
その荒々しさに京哉は一瞬気が遠くなる。口からは悲鳴のような喘ぎが洩れた。
「ああんっ! はうんっ!」
「すまん、京哉! くうっ、いい……堪らん、最高だ、京哉!」
名を叫ばれて京哉の意識は浮上する。押し下げ突き入れられた霧島が思い切り押し広げられた粘膜で荒れ狂っていた。ちぎれそうなくらい激しく擦過される。
見上げると霧島の切れ長の目は先程の比ではなく完全に理性をとばしていて、凄絶なまでの色気を感じさせた。霧島しか知らない処まで届かされ、捩られて京哉は淫らに叫ぶ。
「あぅんっ! すごい擦れるっ! 気持ちいい……はぁんっ!」
「私も、京哉! 堪らない、良すぎて止められない!」
激しく貫かれてあまりの快感に呆然としながら、愛しい男をいつまでも我が身に閉じ込めておきたくて、京哉の躰は締めつけてしまう。きつくなった京哉の中を霧島は半ば強引に掻き回した。巧みに突かれ抉られて京哉は唐突に熱いものを零す。
よりきつく締まって霧島も京哉をずぶ濡れにした。それでもまだ霧島は許さない。
「ああっ、忍さん、愛しています……けど、もう、ああんっ!」
「だめだ、京哉……愛しているから、もっとくれ!」
「はぅん……だって、よすぎて、おかしくなりそう!」
「おかしくなんか、ならん。いきたければ、いけ」
強烈な快感に京哉は朦朧とする。霧島の熱に腰が蕩かされそうだった。引き抜かれ突き入れられるたびに熱いものが溢れ出てシーツを濡らす。
室温すら上がったように思われる中、霧島は我を忘れて京哉を攻め続けた。愛しくて愛しくて、このしなやかで美しい白い躰から去ることなど考えられなくなっていた。
「あああっ、やっ、そんな奥まで……あうっ!」
「痛いか、京哉?」
「痛くていいから、貴方の好きなだけ、あああん!」
「ああ、もう暴発しそうだ……はあっ、くっ!」
「あっ、ああっ……また、いく、一緒に、貴方も!」
もう何度いったか、いかせたのかも分からなくなっていた。
思い切り行為にのめり込んだ霧島がすっきりした気分で気付くと、京哉の躰から全ての力が抜け乱れて濡れたシーツに沈み込んでいて我に返る。
覗き込むと京哉は目を瞑り首を傾がせていた。
「おい、京哉? 京哉!」
慌てて霧島は京哉のバイタルサインを看た。何もかもが少し速いが正常範囲内で安堵する。だがまたも京哉が失神するまで攻め抜いてしまった自分に呆れて溜息をついた。
乱れきった黒髪を指で梳いてやっていると、五分ほどで京哉が鈍く目を開く。
「ん……忍さん?」
「ああ。すまん、京哉。大丈夫か?」
「はい。でも謝らないで下さい。あんなに良かったんですから」
その声は喘ぎ疲れて嗄れていて自分でも可笑しいくらいだった。霧島がキッチンから水のグラスを持ってきて口移しで飲ませてくれる。喉が潤うと眠たくなった。
「少し早いですが明日は遠出だし、シャワーは明日にして、もう寝ませんか?」
「その前にお前の手の消毒だ」
手早く処置すると霧島は隣に横になって左腕で腕枕をしてくれる。
「んっ、あ……平気です。だから……下さい」
そう言いながら京哉は自分から黒髪の頭を抱いて霧島に口づけた。すると霧島は飢えてでもいたかのように激しい勢いで唇をこじ開け、歯列を割って舌を侵入させてくる。京哉は口内を蹂躙されて喘ぎつつ求められるままに唾液を送り込んだ。
そうしていつの間にか霧島が愛用のトワレ、ペンハリガンのブレナムブーケを香らせているのに気付く。清潔感のある匂いが却って霧島の欲望を浮き彫りにして京哉の理性をだめにした。
「んんっ、っん……んんぅ、はぁん」
「色っぽいな、京哉。もっといい声を聴かせてくれ」
喋りながらも我慢できなくなった霧島は滑らかな象牙色の肌を京哉のきめ細かな白い肌に擦りつける。既に二人とも躰の中心を熱く成長させていた。擦れる肌がしっとりと馴染んで非常に心地良く、一方で下半身は甘く痛み、疼きを溜めた京哉の躰が淫らにうねる。
「あっふ……忍さん、もっと……はぅん」
より強い快感を求める京哉の動きを霧島は軽く逸らし、華奢な首筋に顔を埋めた。幾度も唇できつく挟んで吸い上げ、自分の証しを赤く濃く穿ってゆく。
細い躰が悶えているのに気付かぬふりをして衣服を身に着けても見えてしまいそうな処にまで赤い鬱血を刻み込み、再び京哉の耳朶に低く囁いた。
「もう、あそこに欲しいのだろう?」
羞恥で紅潮した顔を背けた京哉だが澄んだ黒い瞳はこれから与えられる快感を予感して潤んでいた。一方で霧島は荒々しく細い脚に割って入る。
素早く自分と京哉のものを扱いて右手指を濡らし、細い躰の後ろを探った。京哉の敏感な処に中指を第一関節まで潜り込ませる。
「あっ、あ……はうっ!」
いきなりの挿入に思わずビクリと背を反らした京哉から身を起こし、霧島は膝を立てた細い脚を更に押し広げた。指は挿入したまま何もかも露わな姿態を取らせる。
「もっと欲しいと、ここが動いているぞ」
「や、あん……やだ、あ……ああんっ」
「ここは嫌などと言っていないぞ、ほら、こうだ!」
指を奥まで挿し込まれ、京哉は白い喉を仰け反らせる。ひくつくそこは霧島の指の根元を食いちぎりそうに締め付けていた。宥めるように片手で内腿を撫でながら霧島は京哉を傷つけないよう極端に深爪した指先で粘膜を抉るように掻く。
「ああっ、忍さん、はぁん……あぅんっ!」
「京哉、もう少し力を抜け」
強い快感に晒された京哉は返事もできず、高い喘ぎを洩らしながらさらりとした黒髪を乱して首を振る。いつしか細い腰は淫らにも前後し始めていた。
目を瞑るのも忘れて見開かれた黒い瞳は今にも涙が零れそうだ。
「こら、あまり動くな、傷つけたくない」
「あっ、ふ……傷つけて、いいから……はぅんっ!」
「くっ……そんな訳にいくか」
そうして淫らに乱れていても、京哉はノーブルで美しかった。月読の神のように気高いその身に、霧島は今すぐ捩じ込んでしまいたいのを堪える。腹の底が焦げつきそうな欲望を抑えつけて長い指を増やし、京哉を甘く鳴かせ続けた。
充分馴らすと京哉の体内から濡れた淫らな音がしている。そのぬるみを感じて霧島は性急に全ての指を抜いた。快感を追う仕草をした京哉が愛しい。
霧島は片手を熱く滾った己のものに添え、馴らしたそこにあてがった。
「京哉、私を入れてくれるか?」
「はい。お願い、忍さん……ひとつになりたいです」
「ああ、私もだ。では、入れるからな」
できるだけゆっくり挿入する。柔らかくこの身を受け入れながら何処までもきつく締め付けてくる京哉に、霧島は年上のプライドを捨てられず余裕の表情を作りつつもじつはすっかり堕ちてしまっている。
そんな霧島は狭い京哉に己の反り返ったものが咥え込まれる様をじっくりと堪能した。白く華奢な身と己にものとの取り合わせは淫らすぎて酷くそそる。
ごくゆっくりと貫いていると半ば辺りまで食い込ませた時に温かくも柔らかに包んだ京哉にふいに思い切り締められて、思わず一気に突き入れてしまう。
「やあ、ん……んっ、忍さん……あっ、あっ……あぅんっ!」
「くっ……京哉、だめ、だ……きつ、い」
指とは比べものにならないものを受け入れた京哉は悲鳴のような喘ぎを洩らした。霧島も馴らした筈のそこにきつく締めつけられ呻く。二人共に動けず息を詰めた。
「京哉……痛く、ないのか?」
「ん、熱い忍さんで、いっぱい……いいです、動いて……突いて」
「分かった、今日も覚悟してくれ」
「んっく、沢山して……お願いです、早く、はあっ」
言われずとも我慢は限界、霧島は離れてしまう寸前まで引き抜くと腰をスライドさせて思い切り突き上げた。途端に思考が白熱するような快感が二人を押し包む。
霧島に京哉の滲ませた熱いぬるみが絡んでしまうと、もう容赦なく霧島は掻き回し抉り始める。淫らな水音を立てながら白く華奢な躰を貫き攻めた。
「ああっ、忍さん、すご、い……ああんっ!」
「お前もすごいぞ……私をこんなに……くっ!」
熱い楔で掻き混ぜるように霧島は蠕動してまとわりつく粘膜を抉った。腰が蕩けそうな快感に理性が灼かれる。既に白い躰にのめり込み霧島は溺れ切っていた。
ぬるみを掻き出すように躰同士をぶつけ擦り合う。華奢な京哉の躰に全て収めさせる激しい攻めを続けた。さすがに京哉は細い首を仰け反らせて目を瞑り、涙を滲ませ耐えている。だが仰け反った白い喉が妖しいまでの妖艶さで霧島の情欲の炎に油を注ぐ結果となった。
もはや霧島は理性を飛ばし、京哉を攻め抜く以外に考えられなくなっていた。
一方で京哉も激しすぎる攻めと乱れた吐息から霧島が理性を飛ばしたのに気付いている。深すぎて甘く痛んだ。けれど愛しい年上の男をもっと気持ち良くさせたい、我が身に夢中にさせたいという想いで、霧島の腰の律動に合わせて京哉も細い腰を波打たせる。
そのたびに締めつけられて霧島を呻かせた。
「まだ、きつい……京哉、目茶苦茶気持ちいいぞ!」
「はぁんっ、忍さん……いい、そこ……はうんっ!」
激しく全身を揺らされ京哉は叫ぶような喘ぎを絶え間なく洩らした。
そうしていないと、一度もいかずに意識が薄らいでしまいそうな霧島の攻め方だった。
のしかかるようにして自分を突き上げ貫き続ける霧島を涙で滲んだ視界に映して思う。この自分をここまで酔わせることができるのは、この世で唯一人この男だけだろうと。
その背にしっかりと腕を回した刹那、更に深い処を突かれて思わず爪を立てる。怜悧さすら感じさせる表情が僅かに崩れた。それはあまりに色っぽい表情で京哉を急激に昂ぶらせる。うねる疼きが大波となって京哉を襲った。
「忍さん……もう、だめ、いく、いっちゃう!」
「分かった、いかせてやる」
熱い京哉のものを霧島が握り込んだ。激しい腰の律動に合わせて強く扱く。前後を同時に攻められ気が遠くなる思いの中で京哉は霧島の変化を体内で感じ取った。霧島が更に硬く張り詰め、京哉は粘膜で霧島の形をくっきり感じる。
「ああん、忍さん……いく、いくいく……あっ、はうっ!」
「京哉、私も、あっ……くっ!」
手の中で京哉が何度も弾けさせると同時に霧島は細い躰の奥深くに熱く濃く、たっぷりと注ぎ込んでいた。何も考えられない数瞬ののち霧島は京哉からそっと己を抜き去る。
だが涼しい顔を装った霧島を雄の匂いとブレナムブーケの混じった香りを嗅いだ京哉はじっと見つめた。明らかに作った表情だ。
「忍さん、まさか貴方が一度で満足したんですか?」
「ああ、いや……お前が明日動けないと困るだろう」
「僕が見た目よりタフなのは知っているでしょう。それに貴方、まだそんなに」
一度達してなお霧島は己を滾らせていた。反り返ったものに京哉は息を呑みながらも手を伸ばして切っ先に触れる。ぬめりで指を滑らせると霧島は身を震わせた。
「ならばもっと、本気で抱くぞ。いいのか?」
「はい。好きなだけして下さい」
頷いた京哉の僅かに見せた恥じらいが色っぽく、堪らず霧島は今しがた己の放ったものが溢れ出しているそこに太い楔を打ち込んだ。
その荒々しさに京哉は一瞬気が遠くなる。口からは悲鳴のような喘ぎが洩れた。
「ああんっ! はうんっ!」
「すまん、京哉! くうっ、いい……堪らん、最高だ、京哉!」
名を叫ばれて京哉の意識は浮上する。押し下げ突き入れられた霧島が思い切り押し広げられた粘膜で荒れ狂っていた。ちぎれそうなくらい激しく擦過される。
見上げると霧島の切れ長の目は先程の比ではなく完全に理性をとばしていて、凄絶なまでの色気を感じさせた。霧島しか知らない処まで届かされ、捩られて京哉は淫らに叫ぶ。
「あぅんっ! すごい擦れるっ! 気持ちいい……はぁんっ!」
「私も、京哉! 堪らない、良すぎて止められない!」
激しく貫かれてあまりの快感に呆然としながら、愛しい男をいつまでも我が身に閉じ込めておきたくて、京哉の躰は締めつけてしまう。きつくなった京哉の中を霧島は半ば強引に掻き回した。巧みに突かれ抉られて京哉は唐突に熱いものを零す。
よりきつく締まって霧島も京哉をずぶ濡れにした。それでもまだ霧島は許さない。
「ああっ、忍さん、愛しています……けど、もう、ああんっ!」
「だめだ、京哉……愛しているから、もっとくれ!」
「はぅん……だって、よすぎて、おかしくなりそう!」
「おかしくなんか、ならん。いきたければ、いけ」
強烈な快感に京哉は朦朧とする。霧島の熱に腰が蕩かされそうだった。引き抜かれ突き入れられるたびに熱いものが溢れ出てシーツを濡らす。
室温すら上がったように思われる中、霧島は我を忘れて京哉を攻め続けた。愛しくて愛しくて、このしなやかで美しい白い躰から去ることなど考えられなくなっていた。
「あああっ、やっ、そんな奥まで……あうっ!」
「痛いか、京哉?」
「痛くていいから、貴方の好きなだけ、あああん!」
「ああ、もう暴発しそうだ……はあっ、くっ!」
「あっ、ああっ……また、いく、一緒に、貴方も!」
もう何度いったか、いかせたのかも分からなくなっていた。
思い切り行為にのめり込んだ霧島がすっきりした気分で気付くと、京哉の躰から全ての力が抜け乱れて濡れたシーツに沈み込んでいて我に返る。
覗き込むと京哉は目を瞑り首を傾がせていた。
「おい、京哉? 京哉!」
慌てて霧島は京哉のバイタルサインを看た。何もかもが少し速いが正常範囲内で安堵する。だがまたも京哉が失神するまで攻め抜いてしまった自分に呆れて溜息をついた。
乱れきった黒髪を指で梳いてやっていると、五分ほどで京哉が鈍く目を開く。
「ん……忍さん?」
「ああ。すまん、京哉。大丈夫か?」
「はい。でも謝らないで下さい。あんなに良かったんですから」
その声は喘ぎ疲れて嗄れていて自分でも可笑しいくらいだった。霧島がキッチンから水のグラスを持ってきて口移しで飲ませてくれる。喉が潤うと眠たくなった。
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