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第19話(BL特有シーン・回避可)
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配給の日、朝食後の砂掻きをしながら霧島と京哉は、村全体の雰囲気が浮き足立っているのに気付いていた。人の行き来が激しい上に、ここ二日、自分たちが寝ている間に出て行っていた男たちの四駆も残っている。配給品を運ぶためだろう。
「どんな案配か見てみたい気もするが、ここは隠れているしかないだろうな」
「まあ、海外からの観光客っていうのも無理がありますからね」
ここで政府の役人に見咎められる訳にはいかない。砂掻きを早々に終わらせると小屋に籠もった。寝室の小窓も板で塞ぐ。何処からか光が洩れると拙いのでランプも点けない。ソーラー充電した携帯のバックライトを頼りに京哉は煙草を吸っている。
「何時頃に配給がくるんでしょうか?」
「訊くのを忘れていた」
「お昼ご飯の準備はしてあるし、困らないですけど」
「『困らない』という声ではないな。ヒマで死にそうか?」
「うーん、そうかも。だから……ねえ、忍さん」
煙草を消した京哉の甘さの混じった声に誘われた霧島は、ベッドに横になると傍に腰掛けた京哉の膝を枕にした。仰向けになって数秒、腹筋に力を入れて上体を持ち上げると、こちらも身を倒した京哉のさらりとした前髪が霧島の頬を撫でる。
くすぐったさを感じる間もなく、唇同士が触れ合った。
もっと深く欲しい想いが互いに確かに伝わったが体勢が悪く、軽く押し付け合ったのみですぐに離れた。言わせたくて霧島は訊く。
「私が欲しいのか?」
「はい。すごく、すごく忍さんが欲しいんです。くれますか?」
「お前にねだられて私が拒んだことがあったか?」
手を伸ばして霧島は京哉の髪を撫でた。昨日の夜中に沸かした少量の湯で流しただけの髪だが、さらりと指に心地良い。そうして手探りで互いの衣服を脱がせ合う。全てを取り去ると霧島は京哉の伊達眼鏡も外して銃と共に置き、二人は狭いベッドに横になった。
暗い中で抱き合い、愛撫し合うと、しっとりとした肌がどちらのものか分からないような錯覚に陥る。そんないつもと違う感覚を愉しみながら、霧島は抱き締めた京哉の華奢な躰をなぞり、胸の小さな尖りを探り当てて指先で摘み、転がして弾いた。
「あっ、はぁん……っん」
いつしか体勢は甘く鳴いた京哉が上で、霧島の大腿部に跨り座った状態になっている。勃ち上がりかけたものを京哉に掴まれた。ゆったり擦られたかと思うといきなり温かな舌が触れる。
先端に舌を差し込まれ、霧島はそこに全身の血が逆流してゆくような気がして思わず洩れそうになった呻きを喉の奥で押し殺した。
「んっ……あっ……く」
幾らも経たずにピチャピチャと水音がし始める。霧島が溢れさせた蜜を京哉が舌ですくい取り、舐めねぶっているのだ。暗闇に響く水音と京哉の息づかいに堪らず霧島は携帯のバックライトの光量を少しだけ大きくする。
浮かび上がった京哉は酷く淫らだった。愛しげに霧島のものを片手で掴み、片手は霧島の腹に這わせて無心に舐めている。
攻める体勢ながら白く細くしなやかな身が赤い唇とピンク色の舌で舐めしゃぶる様子は、これからその躰を貫く凶器と戯れているようで霧島の目を釘付けにし昂らせた。
見つめているとふいに京哉は口を開けてそれを咥え込む。深く口内に含まれて温かな舌で包まれ扱かれて、途端に霧島は鋭い快感の奔流に晒された。
「うっく……はあっ、あ、京哉……っ!」
濃厚にしゃぶられ舌を巻きつけられて、霧島は耳に綿を詰められたように何もかも遠くに感じた。巧みな舌づかいがもたらす快感に眩暈まで覚える。
テクニックよりこの自分を悦ばせたいという京哉の想いがそのまま行為に表れて、一切の駆け引きのない激しさが霧島を追い詰めていた。
堪らない快感が思い切り腰を疼かせる。
「くっ、あっ……ふ、京哉、だめだ!」
腰を突き上げ京哉の喉を突いてしまわぬよう、脚を突っ張りこぶしを握り締めて堪えるだけで精一杯、そんな霧島を京哉は自ら喉を突かんばかりに激しく攻め立てた。
薄闇の中で霧島を頬張りくぐもった喘ぎを洩らす京哉は顔立ちがノーブルに整っているだけに淫ら極まりない光景で余計に霧島を煽る。
堪らず霧島は僅かに腰を上下させ始めた。京哉も合わせて唇で扱いてくれる。
もう声を押し殺すこともできない。
「ああっ、あっ、京哉……くうっ、あっふ!」
「んっ、ぅうん、っん、んんっ……んんぅ!」
自分の声とはにわかに信じがたい甘くも激しい喘ぎを洩らしながら、思い切り速くきつく扱き上げられて、霧島は抑えようもなく京哉の口の中で己を膨れ上がらせた。
「くっ、だめだ……もう、いく、出すぞ……あっ、あうっ!」
とうとう霧島は京哉の口内で達してしまう。京哉の喉にぶつけるように何度も身を震わせて放った。白い喉が上下して霧島の放ったものを残らず嚥下する。
京哉は口を離し、手で扱いて滲み出たものまで舐め取った。そんな京哉の髪を霧島は撫でる。これまで何度も吐き出せと言ったが欲しいと言い張り聞かないのだ。
「京哉、ものすごく良かったぞ。有難うな」
「僕がしたかったんです。それより忍さん、またこんなにしちゃってる」
「今度はお前の中でいかせてくれるか?」
頷いた京哉に目で微笑むと霧島は自分の右手指を口に含む。たっぷりの唾液で濡らしたその指で京哉を背後から探り、こじ開けるように一本目の指を挿し入れた。
華奢な身がビクリと揺れたのにも構わず、捩るようにして中を掻きながら奥に進める。
「や、あんっ……あっ、ああっ……はぅんっ」
長い指の動きに敏感に反応し京哉は甘い声を響かせた。僅かな灯りの中、霧島の上で仰け反る細く白い裸身は神々しいまでに美しい。
そんな京哉を堕とし汚し抜いてしまいたい思いが湧き、欲望に逆らうことなく霧島は長い指先で容赦なく攻め立てる。
「ああっ、そんな……忍さん、あぅん!」
絡みついてくる熱い粘膜を押し分けるようにして性急に指を増やした。一層高くなった鳴き声を聞きながら指先で抉るように体内を嬲る。
堪らなくなったか京哉が上体を倒して霧島の躰にしがみついた。そうしながらも細い腰は前後し始めている。
「こら、そんなに動くと傷つけるぞ」
「あっふ、貴方になら、傷つけられたい……はぁん!」
淫らに乱れてなお美しい肢体と何処までも甘い反応に煽られ、霧島は増やした数指をバラバラに動かして一際高く甘く鳴かせておいてから全て抜いた。
快感が途切れて細い躰が不満に悶えつつ指を追う。そんな素直な反応が愛しくて堪らず、一秒でも早く征服してしまいたい、快感で満たしてやりたい想いで躰も思考も熱くなる。
素早く京哉を抱いて体勢を入れ替えると白い躰を組み敷いた。細い脚の間に割って入り、馴らしたばかりのそこに滾ったものをあてがう。
こんな所で怪我をさせては本気で洒落にならない。
そう今は思えているが京哉の感触を味わってしまったら、理性を保つ自信などなかった。だがもう退けず慎重に己をじわりと食い込ませる。
「入るからな、京哉。もしつらかったら私を止めてくれ」
「んっ、忍さん……あっ、あっ……はうっ!」
「くっ、京哉、私の京哉……うっ、く!」
狭いそこに己のものが咥え込まれてゆく様を霧島は堪能した。深い息を繰り返して激情に流されないよう心して根元近くまで愉しみ埋める。
しかし腰を引こうとした途端にきつく締めつけられて呻いた。
受け入れられたこと自体が嘘のように身動きが取れなくなっていた。そのせいで徐々にまた情欲が膨れ上がり、思考が過熱し始める。
「くうっ……京哉、もう少し力を抜いてくれ」
「そんな、無理……いいから、引き裂いて!」
「煽るな、本当に引き裂きたいのをどれだけ我慢していると思っている!」
そう言いつつも我慢は限界、霧島は強引に動き出した。己を離れてしまう寸前で引き出し、次には思い切り身を反らし突き上げる。
脳髄が白く灼けるような、そのまま放出してしまいそうな堪らない快感が湧いた。巻きつき締めつける粘膜と反り返った霧島との間は濡れている。それでも軋みが伝わるほど狭くきつい。
こんな状態で擦過して快感が生まれない訳がなかった。薄明りで京哉の表情が悪くないのも分かっている。細い腰を手探りで引き寄せ霧島は夢中で京哉を挿し貫いた。
「すご、い……忍さん、そこ、ああんっ!」
「京哉、くっ……お前もいいぞ、気持ちいいぞ、あっく!」
「ああっ、はぁんっ……忍さん……あうんっ!」
霧島は容赦なく突き立て、掻き混ぜては二人分の快感を生み出してゆく。叫ぶような喘ぎを洩らしながら京哉が手を伸ばし霧島に縋りついた。背に食い込む爪の痛みが甘く京哉への愛しさが増す。胸が焦げつきそうな想いを抱えて細い躰を揺らした。
霧島を咥え込んだ白い躰がうねり、切れ切れに訴える。
「忍さん、もう……だめ、です、はや、く……ぅんんっ!」
「私も、一緒に、いくからな!」
叩きつけるような霧島の律動に合わせて、京哉も細い腰を淫らに波打たせていた。そのたびにきつい粘膜が淫らな音を立てて、二人を更に激しい行為へと駆り立てる。
二人の不規則な息づかいが薄暗い部屋の空気を震わせ広がり、叫びが裂いた。
「あっ、忍さん、もう……だめ、いっちゃう……はうんっ!」
「京哉……あっ、くうっ!」
二度目とは思えないほど霧島は京哉の芯にたっぷりと注ぎ込んでいた。同時に京哉も自らの喉元近くにまで迸らせている。だが霧島はまだ京哉から抜かない。
「もっといいか、京哉?」
「貴方が好きなだけ……僕の中に、あ、ああんっ!」
言い終わらぬうちに霧島は京哉を再び攻め始めた。
思い切り掻き混ぜては内襞を抉る。天性のテクニックで攻める霧島は白い躰にのめり込み、自分でも危惧していた通りに理性をとばしてしまっていた。
そのまま一度互いに達し、次は京哉を這わせて背後から攻める。より深くまで届かせ根元まで埋め激しく捩る。
「あぅんっ! いい、忍さん、蕩けちゃう!」
「私と混じり合うくらい、蕩かしてやるからな!」
霧島が動くたびに京哉からは閉じ込めきれなくなった霧島の欲望が掻き出され、溢れて京哉の内腿を伝った。その感触にまで京哉は感じて甘く高く鳴く。
「はぁんっ! 忍さんがまだ、こんなに、あぁん!」
淫らな鳴き声は京哉からの攻めだ。互いに昂らせ合い、腰をぶつけ合う。僅かな隙間も許せない霧島は京哉に己を全て受け入れさせたままの攻めを繰り返した。
充血した粘膜で受け入れる京哉も霧島の行為に何処までも応えることで年上の愛しい男を征服しようとしていた。
激しすぎ、危なすぎる行為と理解しながら二人は止められない。
「愛しています、忍さんだけ……愛して、んんぅ!」
「私も愛している、京哉、お前だけだ!」
やがて京哉はごく僅かな雫を零すだけになっていた。
だが霧島は京哉の中をずぶ濡れにする。
そうしてようやく目に平静が戻った霧島は京哉から己を抜いた。倒れるように横になった京哉に添い寝して抱き締める。
「どんな案配か見てみたい気もするが、ここは隠れているしかないだろうな」
「まあ、海外からの観光客っていうのも無理がありますからね」
ここで政府の役人に見咎められる訳にはいかない。砂掻きを早々に終わらせると小屋に籠もった。寝室の小窓も板で塞ぐ。何処からか光が洩れると拙いのでランプも点けない。ソーラー充電した携帯のバックライトを頼りに京哉は煙草を吸っている。
「何時頃に配給がくるんでしょうか?」
「訊くのを忘れていた」
「お昼ご飯の準備はしてあるし、困らないですけど」
「『困らない』という声ではないな。ヒマで死にそうか?」
「うーん、そうかも。だから……ねえ、忍さん」
煙草を消した京哉の甘さの混じった声に誘われた霧島は、ベッドに横になると傍に腰掛けた京哉の膝を枕にした。仰向けになって数秒、腹筋に力を入れて上体を持ち上げると、こちらも身を倒した京哉のさらりとした前髪が霧島の頬を撫でる。
くすぐったさを感じる間もなく、唇同士が触れ合った。
もっと深く欲しい想いが互いに確かに伝わったが体勢が悪く、軽く押し付け合ったのみですぐに離れた。言わせたくて霧島は訊く。
「私が欲しいのか?」
「はい。すごく、すごく忍さんが欲しいんです。くれますか?」
「お前にねだられて私が拒んだことがあったか?」
手を伸ばして霧島は京哉の髪を撫でた。昨日の夜中に沸かした少量の湯で流しただけの髪だが、さらりと指に心地良い。そうして手探りで互いの衣服を脱がせ合う。全てを取り去ると霧島は京哉の伊達眼鏡も外して銃と共に置き、二人は狭いベッドに横になった。
暗い中で抱き合い、愛撫し合うと、しっとりとした肌がどちらのものか分からないような錯覚に陥る。そんないつもと違う感覚を愉しみながら、霧島は抱き締めた京哉の華奢な躰をなぞり、胸の小さな尖りを探り当てて指先で摘み、転がして弾いた。
「あっ、はぁん……っん」
いつしか体勢は甘く鳴いた京哉が上で、霧島の大腿部に跨り座った状態になっている。勃ち上がりかけたものを京哉に掴まれた。ゆったり擦られたかと思うといきなり温かな舌が触れる。
先端に舌を差し込まれ、霧島はそこに全身の血が逆流してゆくような気がして思わず洩れそうになった呻きを喉の奥で押し殺した。
「んっ……あっ……く」
幾らも経たずにピチャピチャと水音がし始める。霧島が溢れさせた蜜を京哉が舌ですくい取り、舐めねぶっているのだ。暗闇に響く水音と京哉の息づかいに堪らず霧島は携帯のバックライトの光量を少しだけ大きくする。
浮かび上がった京哉は酷く淫らだった。愛しげに霧島のものを片手で掴み、片手は霧島の腹に這わせて無心に舐めている。
攻める体勢ながら白く細くしなやかな身が赤い唇とピンク色の舌で舐めしゃぶる様子は、これからその躰を貫く凶器と戯れているようで霧島の目を釘付けにし昂らせた。
見つめているとふいに京哉は口を開けてそれを咥え込む。深く口内に含まれて温かな舌で包まれ扱かれて、途端に霧島は鋭い快感の奔流に晒された。
「うっく……はあっ、あ、京哉……っ!」
濃厚にしゃぶられ舌を巻きつけられて、霧島は耳に綿を詰められたように何もかも遠くに感じた。巧みな舌づかいがもたらす快感に眩暈まで覚える。
テクニックよりこの自分を悦ばせたいという京哉の想いがそのまま行為に表れて、一切の駆け引きのない激しさが霧島を追い詰めていた。
堪らない快感が思い切り腰を疼かせる。
「くっ、あっ……ふ、京哉、だめだ!」
腰を突き上げ京哉の喉を突いてしまわぬよう、脚を突っ張りこぶしを握り締めて堪えるだけで精一杯、そんな霧島を京哉は自ら喉を突かんばかりに激しく攻め立てた。
薄闇の中で霧島を頬張りくぐもった喘ぎを洩らす京哉は顔立ちがノーブルに整っているだけに淫ら極まりない光景で余計に霧島を煽る。
堪らず霧島は僅かに腰を上下させ始めた。京哉も合わせて唇で扱いてくれる。
もう声を押し殺すこともできない。
「ああっ、あっ、京哉……くうっ、あっふ!」
「んっ、ぅうん、っん、んんっ……んんぅ!」
自分の声とはにわかに信じがたい甘くも激しい喘ぎを洩らしながら、思い切り速くきつく扱き上げられて、霧島は抑えようもなく京哉の口の中で己を膨れ上がらせた。
「くっ、だめだ……もう、いく、出すぞ……あっ、あうっ!」
とうとう霧島は京哉の口内で達してしまう。京哉の喉にぶつけるように何度も身を震わせて放った。白い喉が上下して霧島の放ったものを残らず嚥下する。
京哉は口を離し、手で扱いて滲み出たものまで舐め取った。そんな京哉の髪を霧島は撫でる。これまで何度も吐き出せと言ったが欲しいと言い張り聞かないのだ。
「京哉、ものすごく良かったぞ。有難うな」
「僕がしたかったんです。それより忍さん、またこんなにしちゃってる」
「今度はお前の中でいかせてくれるか?」
頷いた京哉に目で微笑むと霧島は自分の右手指を口に含む。たっぷりの唾液で濡らしたその指で京哉を背後から探り、こじ開けるように一本目の指を挿し入れた。
華奢な身がビクリと揺れたのにも構わず、捩るようにして中を掻きながら奥に進める。
「や、あんっ……あっ、ああっ……はぅんっ」
長い指の動きに敏感に反応し京哉は甘い声を響かせた。僅かな灯りの中、霧島の上で仰け反る細く白い裸身は神々しいまでに美しい。
そんな京哉を堕とし汚し抜いてしまいたい思いが湧き、欲望に逆らうことなく霧島は長い指先で容赦なく攻め立てる。
「ああっ、そんな……忍さん、あぅん!」
絡みついてくる熱い粘膜を押し分けるようにして性急に指を増やした。一層高くなった鳴き声を聞きながら指先で抉るように体内を嬲る。
堪らなくなったか京哉が上体を倒して霧島の躰にしがみついた。そうしながらも細い腰は前後し始めている。
「こら、そんなに動くと傷つけるぞ」
「あっふ、貴方になら、傷つけられたい……はぁん!」
淫らに乱れてなお美しい肢体と何処までも甘い反応に煽られ、霧島は増やした数指をバラバラに動かして一際高く甘く鳴かせておいてから全て抜いた。
快感が途切れて細い躰が不満に悶えつつ指を追う。そんな素直な反応が愛しくて堪らず、一秒でも早く征服してしまいたい、快感で満たしてやりたい想いで躰も思考も熱くなる。
素早く京哉を抱いて体勢を入れ替えると白い躰を組み敷いた。細い脚の間に割って入り、馴らしたばかりのそこに滾ったものをあてがう。
こんな所で怪我をさせては本気で洒落にならない。
そう今は思えているが京哉の感触を味わってしまったら、理性を保つ自信などなかった。だがもう退けず慎重に己をじわりと食い込ませる。
「入るからな、京哉。もしつらかったら私を止めてくれ」
「んっ、忍さん……あっ、あっ……はうっ!」
「くっ、京哉、私の京哉……うっ、く!」
狭いそこに己のものが咥え込まれてゆく様を霧島は堪能した。深い息を繰り返して激情に流されないよう心して根元近くまで愉しみ埋める。
しかし腰を引こうとした途端にきつく締めつけられて呻いた。
受け入れられたこと自体が嘘のように身動きが取れなくなっていた。そのせいで徐々にまた情欲が膨れ上がり、思考が過熱し始める。
「くうっ……京哉、もう少し力を抜いてくれ」
「そんな、無理……いいから、引き裂いて!」
「煽るな、本当に引き裂きたいのをどれだけ我慢していると思っている!」
そう言いつつも我慢は限界、霧島は強引に動き出した。己を離れてしまう寸前で引き出し、次には思い切り身を反らし突き上げる。
脳髄が白く灼けるような、そのまま放出してしまいそうな堪らない快感が湧いた。巻きつき締めつける粘膜と反り返った霧島との間は濡れている。それでも軋みが伝わるほど狭くきつい。
こんな状態で擦過して快感が生まれない訳がなかった。薄明りで京哉の表情が悪くないのも分かっている。細い腰を手探りで引き寄せ霧島は夢中で京哉を挿し貫いた。
「すご、い……忍さん、そこ、ああんっ!」
「京哉、くっ……お前もいいぞ、気持ちいいぞ、あっく!」
「ああっ、はぁんっ……忍さん……あうんっ!」
霧島は容赦なく突き立て、掻き混ぜては二人分の快感を生み出してゆく。叫ぶような喘ぎを洩らしながら京哉が手を伸ばし霧島に縋りついた。背に食い込む爪の痛みが甘く京哉への愛しさが増す。胸が焦げつきそうな想いを抱えて細い躰を揺らした。
霧島を咥え込んだ白い躰がうねり、切れ切れに訴える。
「忍さん、もう……だめ、です、はや、く……ぅんんっ!」
「私も、一緒に、いくからな!」
叩きつけるような霧島の律動に合わせて、京哉も細い腰を淫らに波打たせていた。そのたびにきつい粘膜が淫らな音を立てて、二人を更に激しい行為へと駆り立てる。
二人の不規則な息づかいが薄暗い部屋の空気を震わせ広がり、叫びが裂いた。
「あっ、忍さん、もう……だめ、いっちゃう……はうんっ!」
「京哉……あっ、くうっ!」
二度目とは思えないほど霧島は京哉の芯にたっぷりと注ぎ込んでいた。同時に京哉も自らの喉元近くにまで迸らせている。だが霧島はまだ京哉から抜かない。
「もっといいか、京哉?」
「貴方が好きなだけ……僕の中に、あ、ああんっ!」
言い終わらぬうちに霧島は京哉を再び攻め始めた。
思い切り掻き混ぜては内襞を抉る。天性のテクニックで攻める霧島は白い躰にのめり込み、自分でも危惧していた通りに理性をとばしてしまっていた。
そのまま一度互いに達し、次は京哉を這わせて背後から攻める。より深くまで届かせ根元まで埋め激しく捩る。
「あぅんっ! いい、忍さん、蕩けちゃう!」
「私と混じり合うくらい、蕩かしてやるからな!」
霧島が動くたびに京哉からは閉じ込めきれなくなった霧島の欲望が掻き出され、溢れて京哉の内腿を伝った。その感触にまで京哉は感じて甘く高く鳴く。
「はぁんっ! 忍さんがまだ、こんなに、あぁん!」
淫らな鳴き声は京哉からの攻めだ。互いに昂らせ合い、腰をぶつけ合う。僅かな隙間も許せない霧島は京哉に己を全て受け入れさせたままの攻めを繰り返した。
充血した粘膜で受け入れる京哉も霧島の行為に何処までも応えることで年上の愛しい男を征服しようとしていた。
激しすぎ、危なすぎる行為と理解しながら二人は止められない。
「愛しています、忍さんだけ……愛して、んんぅ!」
「私も愛している、京哉、お前だけだ!」
やがて京哉はごく僅かな雫を零すだけになっていた。
だが霧島は京哉の中をずぶ濡れにする。
そうしてようやく目に平静が戻った霧島は京哉から己を抜いた。倒れるように横になった京哉に添い寝して抱き締める。
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