陽気な邪神と陰気なダンス

トマト農園

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女神が与えた最強のチート技「ジャッジメントブレード」とは!?

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どこまでも青い空が見える。地平線が見える平らな地面にいつの間にか座っていた。正座で。
天使のような羽がついた女性が降り立ち、こちらに語り掛けてきた。彼女は自らのことを「女神」と名乗った。
「勇者よ。突然のこと驚いていると思いますが、あなたは前の人生を終え、この世界に転生することになりました。この世界でのあなたの使命は、魔王を倒すことです。しかし、戦ったことのない貴方は不安に思っていることでしょう。そこであなたには、所謂チートスキル。ジャッジメントブレードを差し上げましょう。ジャッジメントブレードは悪しきものに大きなダメージを与えることができるでしょう。」

そこで勇者は女神に問いかけた。
「悪しきものとは何ですか?」

女神は優しく微笑むと答える。
「その質問は最もです。あなたたち人類の敵、魔王が率いているのは魔族。それら悪しきものに対してジャッジメントブレードは大きな効果を示すでしょう」

「魔族は悪なんですか?」

「悪しきものです。人類を脅かす絶対的な悪。それが魔族です。」

うーんと考えるようにして勇者は尋ねる
「例えば、盗賊のような人類に関しては効果がありますか?」

「悪しきものであれば効果があります。盗賊などには効果が大きいでしょう」

「では、生きるために食べ物を盗んだ子供は悪に入るのでしょうか?」

「えっと、その場合は悪にはなりませんね。効果はありません。だからそのような子供にジャッジメントブレードを使ってはいけません。いけませんよ」

「なるほど・・・?では、友好的な魔族には効果があるのですか?一概に悪とは言えないと思うのですが・・・」

「友好的であっても魔族には効果があります。一般の魔族は悪、友好的な魔族はよく訓練された悪です」

「では、なんやかんやあって命を救ってくれた、人類に友好的な魔族にジャッジメントブレードを使うと効果がありますか?」

「まず、命の恩人にジャッジメントブレードを使ってはいけません」

「でも大ダメージなんでしょ?」

「・・・大ダメージです。」

「あの、これ提案なんですが」

「なんでしょうか」

「種族で効果が変わるのであると『ジャッジメント(審判する)』ブレードは言い過ぎではないですか?必ずしも行動の評価をしているわけではないのですよね?」

「・・・では、どのような名前がいいのですか」

「勇者が打つのであれば、勇者ブレードがいいと思います」

「それはちょっとダサ...いや。もともとの名前がありますし。変える必要はないのではないですか」

「でも命の恩人にも大ダメージなんですよね?」

「わかりました。わかりました。じゃあ勇者ブレードでいいです。ほかに質問はありますか?」

「ないです」

勇者の冒険が始まった!!!
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