【完結】リライト成功!〜クズ王子と悪役令嬢は、偽聖女と底辺兵士と共に、最低最悪のシナリオを書き換える〜

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第一章 異世界転移と悲惨な結末

19.隣国の王子からの求婚

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 19.隣国の王子からの求婚

 今日は王家に納める100個の魔石を
 叔父であるペラドナ侯爵家に持っていく日だ。
 
 私はいつものシンプルな黒色のドレスを選ぶ。
 侍女たちが仕上げてくれるが、絶対に何も言わない。

 何故ならドレスを着た後、何の気なしに
「……おかしくないかしら」
 などとと言おうものなら、
 全員が数センチ飛び上がった後
「申し訳ございません! 選びなおしますっ!」
 と一斉に叫ばれてしまうからだ。
 ”これ変じゃない?”という意味で受け取るようだ。

 無意味に怖がられたり、言葉の裏を読もうとされるのは
 父も私も慣れっこではあるが、やはり疲れる。

 これでも私が転移してから、
 ”明るくなった”と噂されているようだから
 以前のエリザベートがどれだけ無表情で
 常に冷徹だったかわかるというものだ。

 そりゃそうだろう。
 エリザベートは本当に厳しく躾けられた。
 公爵令嬢としての完璧な知識とマナー。
 ローマンエヤール公爵家の一員としての高い戦闘力。
 そしてとびぬけた魔力を持つ者としての精神性メンタリティ

 そして両親から”暗黒の魔女”だから
 ”お前は真に愛されることはない”と何度も言われた。

 しかも皮肉なことに、成長すれば成長するほど
 両親が言っていたことが本当だと痛感する。

 人は皆、私の力をひどく恐れて敬遠するか、
 利用しようと近づくか、の二択だ。

 私の力を知りながら、利用しないのは彼だけだった。

 デスワームが現れた時、エリザベートが攻撃すると
 人的被害が及ぶことを考え
「いいから、出るな。エリザベート」
 とすぐに判断してくれたレオナルド。

 ”私を人殺しにしない”
 という強く優しい意志を、本当に嬉しく思ったのだ。

 私はそれを思い出しながら
 幸せな気持ちで馬車に乗り込んだ。

 ************

 ペラドナ侯爵家に着くと、叔父と叔母が出迎えてくれる。
 そして箱の魔石を眺め、満足そうにうなずいて言う。
「いつも通り、ジョアンナのぶんとあわせて納品しよう」

「お願いいたします。では、失礼いたします」
 すぐに帰ろうとする私を、
 叔父であるペラドナ侯爵が引き留めて言ったのだ。

「いや、今日はこのまま、一緒に宮殿に行ってもらおう。
 国王から、今回の納品には、
 エリザベートとジョアンナも来るように仰せつかったのだ」

「そんなこと、当日にお話されても……
 なぜ事前に、ご連絡いただけなかったのですか?」
 私は驚きと呆れを隠さずに尋ねる。

 叔父と叔母は顔を見合わせて、口ごもる。
「いや、その……うっかり忘れてしまって」

「なぜ、私たちが呼ばれたのです?」
 私の問いに答えたのは、甘ったるい声だった。

「隣国フリュンベルグの王子が、
 私たちにお会いしたいんですって、フフフ」

 そう言いながら奥から出てきたジョアンナは
 フリルのついたミントグリーンのドレスを着て
 髪に羽飾りが、首回りや腕には
 宝石たっぷりのアクセサリーを付けている。

 ……そういうことか。
 私の恰好は質素な黒色のドレスだ。
 納品に来ただけだから装飾品などひとつも付けていない。
 ジョアンナと並べば、私は侍女に見えるだろう。

 これが狙いだったのか。

 まあ、隣国の王子など、どうでも良い。
 私は苦笑いしながら、さっさと馬車へと向かった。

 ************

「フリュンベルグの王子、フリード様です」
 侍従からの紹介を聞きながら
 私たちはカーテシーでそれに応える。

 短い挨拶を述べる彼を見て、
 ジョアンナが”素敵……”と小さく声をあげた。

 彼はかなりのハンサムだった。
 きちんと整えられた黒い髪、
 涼しげな切れ長の目にバランスの良い体躯。

 そんな彼は私に向かって一歩進み、笑顔で言った。
「あなたが世に名高い”ローマンエヤールの切り札”。
 それが絵画以上に美しいとは。
 世の中の者は、あなたの魔力ではなく
 その美貌に息の根を止められるのかもしれませんね」

 私は腰をかがめて恐縮する。
「とんでもないことでございます。
 ……フリュンベルグ国の合理的かつ効率的な采配、
 わが公爵家はいつも感服し、敬畏の念を抱いております」

 その言葉にフリード様は一瞬驚き、破顔した。
「それは嬉しいな。我々をローマンエヤール公爵家が、
 そのように評価していてくれるとは」

 彼はさらに、私の直前まで歩みを進める。
 鬼の形相でこちらを見ているジョアンナを
 チラリとも見ずに。

 フリード様は朗々と語る。
「単刀直入に言わせていただきたい。
 我がフリュンベルグ国の信念は”合理主義”ですから。
 形だけの儀礼や意味のない装飾は時間と金の無駄です」

 あわててジョアンナが縮こまり、首元の宝飾品を扇で隠した。
 そう言えばあの国は華美や豪奢を嫌うお国柄だったっけ。

 身動きできないジョアンナを無視したまま、
 彼は私に手を差し出して言う。
「突然で申し訳ないが、前々からずっと、
 あなたを私の妃にできれば、と願っておりました」

 私は慌て、困惑してしまう。
「大変恐れ入りますが、私には……」
「ああ、第三王子のことですね?
 彼に関しては情報が少ないから何とも言えませんが、
 これだけは言えます。
 私の方が彼よりも、あなたにふさわしい、と」

 私はフリード様の顔を見つめ、即座に答えた。
「私の婚姻は王家と公爵家によって決められたものです」

「では、その両方を説得できれば受けていただける、
 ということですね? ああ、良かった」

 そう言って彼は再び、爽やかな笑顔をみせたのだ。

 ************

「……また出たよイケメン」
 と、レオナルドが言う。
 私は遅れて会合に加わり、事の次第ことのしだいをみんなに話したのだ。

「ほんっとこの異世界、美形で溢れてますねえ」
 ついこの間まで”完璧ハンサム”に溺愛されていたフィオナも
 呆れたように同意する。

「良いことではありませんか?」
 ジェラルドの言葉に、レオナルドが否定する。

「美形だからって良いことばっかじゃねえぞ。
 俺の母親は”世界一の美女”と銘打たれたばかりに、
 結婚間近だった恋人と別れさせられて、
 国王おやじの第三夫人にさせられたんだからな」
 口をとがらせるレオナルド。

 彼のお母様は、本当に美しい人だった。
 波打つ黄金の髪、澄んだ青い瞳、バラ色のほお
 嫁いできたのは18歳だと聞いたが、
 いつまでも少女のように若々しかった。

 昔、親同士の会話を漏れ聞いたところ、
 あんなに目もくらむような美しさなのに、
 意外と活発な娘だったらしく、弓矢が得意で
 冒険者ギルドにまで出入りしていたそうだ。

「……相手は……と言えど平民だ。
 どのみち想いを遂げられることはなかっただろう」

 昔、お父様がお母様に話していたのは、
 おそらく無理やり別れさせられた恋人のことだと思われる。
 平民と恋に落ち、身分を捨てて嫁ぐつもりだったのか。
 そこまで愛した人と引き裂かれて、どれだけ辛かっただろう。

 まあ、国王が彼女を迎えなければ、
 レオナルドが生まれなかったと思うと心中は複雑だが。

「で、どうなんだ? お前としては。
 まあフリュンベルグ国に行くことは
 ”結末”を大きく変えられる可能性はあるけど」

 レオナルドの言葉に、
 胸がえぐられるような気持ちになる。
 私は必死で笑顔を作って同意する。
「ええ、簡単には手が出せなくなるでしょうね」

 レオナルドは向きを変えて尋ねる。
「そういやフィオナ、教会の動きはどうだ?」
 フィオナがいたずらっぽく笑って答える。
「それはもう、大混乱でしたよ。
 大司教なんて真っ青になってました」

 いきなり聖女を失ったのだ。
 彼女を無理やり聖女に決めた教会の人々は
 呆然としていたそうだ。

 フィオナは誇らしげに言う。
「ありのままの自分になりました。少しも怖くありません」
「どっかの歌詞かよ。で、扱いはどうだ?」
 レオナルドは、フィオナが非難されていないか案じているのだ。

「それが、助けた隣国の公爵家が
 お礼の使節を送ってくれたんです。
 それだけじゃなく、隣国の王家からも!」
「まあ、公爵家ってことは王家の縁戚だからな」

「良かったです、それなら誰も貴女を非難できませんね」
 ジェラルドが安堵すると、フィオナは悲し気に笑った。

「でも私のしたことって、詐欺ですから。
 聖女になったのも、聖女でなくなったのも詐欺。
 そんなので報酬を得るわけにはいかないかなーと思って
 いただいたお金とか品物は全部寄付しちゃいました」

「偉いぞ、フィオナ」
 レオナルドはフィオナの頭をポンポンする。

 フィオナはえへへと笑い、嬉しそうに続ける。
「でも念のため、大勢の前で宣言したんです。
 ”次の聖女様の誕生を本当に楽しみにしています。
 私には私の、すべきことがありますから、
 聖女の仕事に未練はまーったくありません!”って」

 確かにそう言っておけば、新しい聖女の殺害を試みた、
 なんて因縁はつけられにくいかもしれない。

 ジェラルドが緑板スマホを見ながら叫ぶ。
「フィオナさんの結末がまた変わりました!」
 前回は”新しい聖女の殺害を試みて公開処刑”だったが。

「えーと、”聖女は力を失った後、犯罪に加担し
 教会によって断罪され、禁固刑を受ける”……
 お、強制労働が無い禁固刑か。
 懲役刑よりだいぶマシになったな」

 呑気なレオナルドの言葉に、フィオナが憤慨する。
「やっぱり刑罰を受けるんですか!
 ”何が何でも””にもほどがあります!」

「それに、なぜ司法じゃなくって”教会が断罪”なのよ」
 私が言うと、レオナルドが答える。
「フィオナの敵は教会ってことで間違いないだろ。
 何らかの理由で、お前を絶対に排除したいんだろうな」
 フィオナが絶望したように頭を抱える。

 確かに何をやっても”結末”が悲惨であることを見るに、
 私たちの敵は、私たちを”断罪”することに、
 かなり執着しているように思える。

 レオナルドは立ち上がって言った。
「しかし変わったのは間違いない。
 行動だけだ、俺たちが”結末”をリライト出来る方法は。
 いろいろ試してみようぜ!」

 ************

 帰宅すると、フリュンベルグの名産品が大量に届いていた。

 添えられた王子フリード様からのメッセージには
 ”わが国のことを知っていただきたく贈ります。
 あなたの力と共に行う良き治世を、心より願います”とあった。

 私は思わず噴き出してしまう。
 最初から、ここまでハッキリと、
 ”力目当めあて”だと公言してくれるのは清々しいほどだ。

 隣国に行けば、あの無惨な死から逃れられるかもしれない。
 それに……レオナルドとフィオナが結ばれるのを見なくてすむ。
 そう思った瞬間、胸に痛みを感じる。

 私はもう、認めざるを得なかった。

 レオナルドのオリジナルと転移者が似ているように、
 私とエリザベートも共通点がある。
 それはだというところだ。

 たとえ今はエリザベートの外見をしていても、
 恋愛には常に弱気だった私は、愛される気が全くしなかった。

 私はやはり、隣国に行くのが良いのかもしれない。

 そんなことを考えつつ、私は名産品を1つ手に取った。
 見たことも無い野菜だったが、私は思った。
 ”これが私のスタンダードになるのかしら……”、と。
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