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第三章 武器は"情報"と"連携"
71.ジェラルドのソロ討伐
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71.ジェラルドのソロ討伐
「では、いってまいります」
ジェラルドはいつも通り、爽やかな笑顔を見せる。
茶色の髪は整えられ、緑の瞳はいたって穏やかだ。
お互い異世界に転移したあの日から、
たくさんの驚きと苦労を乗り越えつつ、
毎日ずっと一緒にがんばってきたのだ。
俺が不安や寂しさを感じてしまうのも仕方ないだろ……
そう、自分に言い訳する。
「……これで連絡をとりあおう」
「何かあれば、すぐにご報告いたします」
俺たちは緑板をかかげる。
この利器に、今さらながら感謝しながら。
そしてジェラルドは振り返ることもなく、
ローマンエヤール公爵家の用意した飛竜で遠ざかっていった。
「彼の強さは私たちが一番知っているけど……心配です」
もはや飛竜の影すら見えなくなった空を見上げ、フィオナがつぶやく。
俺は緑板の画面を凝視したまま、うなずいた。
今回ジェラルドが任されたのは、
フリュンベルグ国東側の火山地帯だ。
こちらのほうが大型の魔獣が多く出るため、
魔獣グムンデルドを単独で倒した彼の実績を買われ
”こちらを頼む”と連絡が来たのだ。
「ロンダルシアで倒した大蛇グローツラングや灼熱の炎龍、
暴れると手に負えないエレンスグに、鋼の肌を持つタロース。
大物魔獣だけでも大変なのに、
怪鳥ペリュトンや吸血ヒルまで発生しているそうよ」
公爵家に届いた報告書を見ながら、
エリザベートが眉を寄せる。
「それは俺も見た。王家にも届いているからな」
俺は公爵夫人に話を聞いた後、
詳しく調べるために王宮へと戻ったのだ。
すると資料を持ってきたのはキャバン聖騎士団長だった。
ジェラルドの派遣先が、
魔獣や妖魔が溢れる地帯に決まったことを、
キャバンはニヤニヤ笑いながら説明しだした。
************
「……なんと恐ろしい場所でしょう!
こんなところに行っては、生きては帰れませんなあ」
次々と魔獣の名、死者や被害者の数を読み上げるキャバン。
とても悪い報告とは思えないような、
意地の悪い笑みを浮かべながら。
そしてわざとらしく悲しい顔を作って、俺に言ったのだ。
「あーあ、残念ですねえ。せっかくの手練れを失うとは。
おとなしく聖騎士団に入っていれば、
こんな厄介で面倒な任務、受けずに済んだものを」
俺はそれを聞いて、思わず吹きだした。
ムッとし、”何がおかしい?”といった表情で
こちらを見るキャバン聖騎士団長に
俺は肩をすくめて答えた。
「つまり聖騎士団とは、厄介でも面倒でもない
簡単なお仕事ばかりこなす集団、ということか」
「そんなわけないでしょう! 我々を侮辱するとは……」
俺はキャバン聖騎士団長の胸倉をつかみ、低い声で言う。
「何回でも言ってやるよ。
金と貴族の爵位があれば、誰でも入れる”託児所”だって。
いや、趣味のサークルか?」
彼は、さすがに王族に手は出せないと思ったのか、
こぶしを握り締め、顔を真っ赤にしつつ睨み返して言う。
「王家が結成した聖騎士団に対するこの発言、
必ず国王や王太子にお伝えしますよ」
俺は彼の目を見て哂う。
「そりゃありがたい。ぜひ進言してくれ。
俺も呼ばれたら、王と議会に伝えたいことがあるんだ。
聖騎士団における不審な収入と
多額の用途不明予算について、とかさ?」
俺の言葉に、キャバン聖騎士団長が目を見開いた。
「悪いよなあ? シャルマン子爵から多額の金銭を受けて
子爵の御子息を審査なく入団させたんだって?
知ってるか? あいつはハエさえ殺せない男だぞ?」
「だ! 誰に聞いたのですっ!」
彼は慌てたように叫ぶ。
「それからえーっと、何だっけ?
あの酒場の女……ルルリラちゃん?
彼女にどれだけ、つぎ込んだんだよ、お前。
それから自宅にどうして、いきなり駿馬が届いたんだ?
あんなに高額な馬、お前の給与じゃ買えないはずだよな?
いくら馬主のブルードにそそのかされたとはいえ、
聖騎士団の資金に手をつけるかなあ?」
細かいところまでずらずらと言い当てられ、
キャバン聖騎士団長の顔は赤から青、そして真っ白になっていく。
「……ど、どうして、それを!」
俺は掴んでいた胸倉をパッと手放し、
代わりに襟元を整えてあげる。
そんなのもちろん緑板で調べたから、だが?
そんなことは言わずに俺は笑顔のまま
声色を低くして告げる。
「……こんなのは序の口だ。
俺が知らないことなんてないんだよ。
この話が表ざたになった時、どうなるかまで分かっているよ」
キャバンは震えながら、俺を化け物でも見るような目で見ている。
俺は彼にキラキラを振りまきながら言った。
「で、国王や王太子のところに行く前に、
やって欲しいことがあるんだが?」
彼はコクコクと、うなずくばかりだった。
************
「それで、第二軍の活動区域がずれたってわけね?」
エリザベートが呆れたように言う。
フリュンベルグ国とシュニエンダール国の国境付近で
中型の魔獣や妖魔を倒していた第二軍の一部が
”魔獣の群れがわが国に近づいている恐れあり。
確認と監視を行うため、移動する”という連絡を寄こし
フリュンベルグ国の南側へと移動していったのだ。
聖騎士団の団長ともなれば、他の軍にも顔が効く。
俺に弱みを握られた彼は、
知り合いになんとか頼み込んだようで、
フリュンベルグ国の南側の警備を強化してもらったのだ。
フィオナは不思議そうに俺に問いかける。
「どうしてジェラルドさんの援軍要請じゃなくて、
南側の警備強化なんですか?」
俺はフィオナに説明する。
「”東側の魔獣と戦う”といっても、
この魔獣は以前は出現しなかったもの、
つまりどこからか移動してきた奴らだ」
あのへんに元々生息していた魔獣なんて、
実はたいした数ではない。
緑板で調べたところ、
魔獣の発生源はなんと火山そのものだった。
そして魔獣たちは決まって、
人の住む地域をめざして移動していた。
まるで何らかの意思を持つように。
「フリュンベルグ国は、
中央から広がるように都市が栄えている国だ。
北は断崖絶壁、南側から来る魔獣さえ抑えておけば、
彼は火山から都市に向かって下ってくる奴を
ふもとで待ち伏せ、倒せば良いだけとなる」
無駄に歩き回る手間を省き、
魔獣の移動の流れを完全に掌握する。
いっぺんに複数の魔獣に来られさえしなければ、
たいていの魔獣はジェラルドの敵ではないのだ。
「公爵夫人には”ジェラルドを見くびるな”と言われたが
俺は俺に出来ることをする。
あいつのためじゃねえ、俺のためだ」
エリザベートが可愛く笑って肩をすくめる。
それを見なかったことにして、俺は緑板をかざして言う。
「ジェラルドに”情報”を送るぞ。
あいつの検索の手間や労力を省くんだ。
魔獣の種類、出現位置、時間……そして弱点」
エリザベートがうなずき、”まかせて”と小声でつぶやく。
我が”戦いの女神”の頭の中には、
全ての魔獣の特性が詰まっているのだ。
「それから周辺にある回復できる薬草や魔石、
キャラバンの移動についての情報もな」
「討伐って、魔獣と戦うだけじゃないですもんね」
フィオナも緑板を操作しだす。
ガウールでの日々を思い出したのだろう。
「俺はフリュンベルグ国と、
シュニエンダール国の動きを監視する。
フリュンベルグが俺たちの味方かどうかはわからないし、
シュニエンダールにいたっては、王族も聖騎士団も敵だ」
今回は黙らせ、こちらの意思に沿って動かすことが出来たが
この先はわからないのだ。
反撃に備えなくてはならない。
さあ情報を集め、精査し、有益な策を作り上げるぞ。
「……ジェラルド、リアルタイム実況、
俺たちも参加させてくれよな」
俺は緑板を見ながらつぶやく。
情報を生かせば、離れていても魔獣討伐に協力できるのだ。
「では、いってまいります」
ジェラルドはいつも通り、爽やかな笑顔を見せる。
茶色の髪は整えられ、緑の瞳はいたって穏やかだ。
お互い異世界に転移したあの日から、
たくさんの驚きと苦労を乗り越えつつ、
毎日ずっと一緒にがんばってきたのだ。
俺が不安や寂しさを感じてしまうのも仕方ないだろ……
そう、自分に言い訳する。
「……これで連絡をとりあおう」
「何かあれば、すぐにご報告いたします」
俺たちは緑板をかかげる。
この利器に、今さらながら感謝しながら。
そしてジェラルドは振り返ることもなく、
ローマンエヤール公爵家の用意した飛竜で遠ざかっていった。
「彼の強さは私たちが一番知っているけど……心配です」
もはや飛竜の影すら見えなくなった空を見上げ、フィオナがつぶやく。
俺は緑板の画面を凝視したまま、うなずいた。
今回ジェラルドが任されたのは、
フリュンベルグ国東側の火山地帯だ。
こちらのほうが大型の魔獣が多く出るため、
魔獣グムンデルドを単独で倒した彼の実績を買われ
”こちらを頼む”と連絡が来たのだ。
「ロンダルシアで倒した大蛇グローツラングや灼熱の炎龍、
暴れると手に負えないエレンスグに、鋼の肌を持つタロース。
大物魔獣だけでも大変なのに、
怪鳥ペリュトンや吸血ヒルまで発生しているそうよ」
公爵家に届いた報告書を見ながら、
エリザベートが眉を寄せる。
「それは俺も見た。王家にも届いているからな」
俺は公爵夫人に話を聞いた後、
詳しく調べるために王宮へと戻ったのだ。
すると資料を持ってきたのはキャバン聖騎士団長だった。
ジェラルドの派遣先が、
魔獣や妖魔が溢れる地帯に決まったことを、
キャバンはニヤニヤ笑いながら説明しだした。
************
「……なんと恐ろしい場所でしょう!
こんなところに行っては、生きては帰れませんなあ」
次々と魔獣の名、死者や被害者の数を読み上げるキャバン。
とても悪い報告とは思えないような、
意地の悪い笑みを浮かべながら。
そしてわざとらしく悲しい顔を作って、俺に言ったのだ。
「あーあ、残念ですねえ。せっかくの手練れを失うとは。
おとなしく聖騎士団に入っていれば、
こんな厄介で面倒な任務、受けずに済んだものを」
俺はそれを聞いて、思わず吹きだした。
ムッとし、”何がおかしい?”といった表情で
こちらを見るキャバン聖騎士団長に
俺は肩をすくめて答えた。
「つまり聖騎士団とは、厄介でも面倒でもない
簡単なお仕事ばかりこなす集団、ということか」
「そんなわけないでしょう! 我々を侮辱するとは……」
俺はキャバン聖騎士団長の胸倉をつかみ、低い声で言う。
「何回でも言ってやるよ。
金と貴族の爵位があれば、誰でも入れる”託児所”だって。
いや、趣味のサークルか?」
彼は、さすがに王族に手は出せないと思ったのか、
こぶしを握り締め、顔を真っ赤にしつつ睨み返して言う。
「王家が結成した聖騎士団に対するこの発言、
必ず国王や王太子にお伝えしますよ」
俺は彼の目を見て哂う。
「そりゃありがたい。ぜひ進言してくれ。
俺も呼ばれたら、王と議会に伝えたいことがあるんだ。
聖騎士団における不審な収入と
多額の用途不明予算について、とかさ?」
俺の言葉に、キャバン聖騎士団長が目を見開いた。
「悪いよなあ? シャルマン子爵から多額の金銭を受けて
子爵の御子息を審査なく入団させたんだって?
知ってるか? あいつはハエさえ殺せない男だぞ?」
「だ! 誰に聞いたのですっ!」
彼は慌てたように叫ぶ。
「それからえーっと、何だっけ?
あの酒場の女……ルルリラちゃん?
彼女にどれだけ、つぎ込んだんだよ、お前。
それから自宅にどうして、いきなり駿馬が届いたんだ?
あんなに高額な馬、お前の給与じゃ買えないはずだよな?
いくら馬主のブルードにそそのかされたとはいえ、
聖騎士団の資金に手をつけるかなあ?」
細かいところまでずらずらと言い当てられ、
キャバン聖騎士団長の顔は赤から青、そして真っ白になっていく。
「……ど、どうして、それを!」
俺は掴んでいた胸倉をパッと手放し、
代わりに襟元を整えてあげる。
そんなのもちろん緑板で調べたから、だが?
そんなことは言わずに俺は笑顔のまま
声色を低くして告げる。
「……こんなのは序の口だ。
俺が知らないことなんてないんだよ。
この話が表ざたになった時、どうなるかまで分かっているよ」
キャバンは震えながら、俺を化け物でも見るような目で見ている。
俺は彼にキラキラを振りまきながら言った。
「で、国王や王太子のところに行く前に、
やって欲しいことがあるんだが?」
彼はコクコクと、うなずくばかりだった。
************
「それで、第二軍の活動区域がずれたってわけね?」
エリザベートが呆れたように言う。
フリュンベルグ国とシュニエンダール国の国境付近で
中型の魔獣や妖魔を倒していた第二軍の一部が
”魔獣の群れがわが国に近づいている恐れあり。
確認と監視を行うため、移動する”という連絡を寄こし
フリュンベルグ国の南側へと移動していったのだ。
聖騎士団の団長ともなれば、他の軍にも顔が効く。
俺に弱みを握られた彼は、
知り合いになんとか頼み込んだようで、
フリュンベルグ国の南側の警備を強化してもらったのだ。
フィオナは不思議そうに俺に問いかける。
「どうしてジェラルドさんの援軍要請じゃなくて、
南側の警備強化なんですか?」
俺はフィオナに説明する。
「”東側の魔獣と戦う”といっても、
この魔獣は以前は出現しなかったもの、
つまりどこからか移動してきた奴らだ」
あのへんに元々生息していた魔獣なんて、
実はたいした数ではない。
緑板で調べたところ、
魔獣の発生源はなんと火山そのものだった。
そして魔獣たちは決まって、
人の住む地域をめざして移動していた。
まるで何らかの意思を持つように。
「フリュンベルグ国は、
中央から広がるように都市が栄えている国だ。
北は断崖絶壁、南側から来る魔獣さえ抑えておけば、
彼は火山から都市に向かって下ってくる奴を
ふもとで待ち伏せ、倒せば良いだけとなる」
無駄に歩き回る手間を省き、
魔獣の移動の流れを完全に掌握する。
いっぺんに複数の魔獣に来られさえしなければ、
たいていの魔獣はジェラルドの敵ではないのだ。
「公爵夫人には”ジェラルドを見くびるな”と言われたが
俺は俺に出来ることをする。
あいつのためじゃねえ、俺のためだ」
エリザベートが可愛く笑って肩をすくめる。
それを見なかったことにして、俺は緑板をかざして言う。
「ジェラルドに”情報”を送るぞ。
あいつの検索の手間や労力を省くんだ。
魔獣の種類、出現位置、時間……そして弱点」
エリザベートがうなずき、”まかせて”と小声でつぶやく。
我が”戦いの女神”の頭の中には、
全ての魔獣の特性が詰まっているのだ。
「それから周辺にある回復できる薬草や魔石、
キャラバンの移動についての情報もな」
「討伐って、魔獣と戦うだけじゃないですもんね」
フィオナも緑板を操作しだす。
ガウールでの日々を思い出したのだろう。
「俺はフリュンベルグ国と、
シュニエンダール国の動きを監視する。
フリュンベルグが俺たちの味方かどうかはわからないし、
シュニエンダールにいたっては、王族も聖騎士団も敵だ」
今回は黙らせ、こちらの意思に沿って動かすことが出来たが
この先はわからないのだ。
反撃に備えなくてはならない。
さあ情報を集め、精査し、有益な策を作り上げるぞ。
「……ジェラルド、リアルタイム実況、
俺たちも参加させてくれよな」
俺は緑板を見ながらつぶやく。
情報を生かせば、離れていても魔獣討伐に協力できるのだ。
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