9 / 11
ピュアボーイを見守ろうの会(高校生、片恋)
しおりを挟む
午後の教室。
各々が帰り支度をしている中、拳を握り締め、気合を入れる男子が此処に一人。
ーーーーよし、今日こそは、夢原に話しかける!
竜之介の頭の中は、メッセージの文面や会話のシュミレーションでいっぱいだ。
クラスの誰とでも気さくに話す竜之介だが、夢原胡桃の前ではまるで別人になる。
胡桃は、普段から表情を崩さず、どんな場面でも落ち着いている優等生だ。
彼女を前にすると、竜之介は途端に恋するピュアボーイとかす。
「ゆ、夢原、あ、あのさ。その、えっとさ」
声が小さすぎて、竜之介自身も聞き取れていない。
後ろの席のクラスメート達は、こっそりその様子を見守っている。
「わぁ、竜之介が本命の前で完全に動揺してる、楽し~」
「緊張してる姿、可愛いよね」
胡桃は目だけで竜之介をちらりと見やる。
「どうしたの?帰らないの?」
その声は冷静で淡々としているのに、どこか柔らかい。
竜之介は赤面し、手をもじもじさせながら必死で言葉を絞り出す。
「い、一緒に帰らないか?」
胡桃は少し目を細め、涼やかな笑み浮かべるとーーーー「うん」と声を鳴らす。
その一言に、竜之介の胸はドキドキが止まらなくなる。
だけど、その顔は満面笑顔で、嬉しさを隠しきれていない。
後ろで成り行きを見守っていたクラスメート達は、思わずクスッと笑い、拍手を送りたくなる。
「竜、えらい!よく頑張ったな」
「竜君の頑張る姿を見ると、ほっこりするんだよな~」
「そろそろ成立まで秒読み段階か?」
「え~勿体ない。もっと焦れてる二人が見ていたいのに」
「竜ちゃん相手だと、胡桃もまた嬉しそうなのが、飯旨ポイントなのよね」
《了》
クラスメートに見守られながら(遊ばれながら)、進展する二人。
各々が帰り支度をしている中、拳を握り締め、気合を入れる男子が此処に一人。
ーーーーよし、今日こそは、夢原に話しかける!
竜之介の頭の中は、メッセージの文面や会話のシュミレーションでいっぱいだ。
クラスの誰とでも気さくに話す竜之介だが、夢原胡桃の前ではまるで別人になる。
胡桃は、普段から表情を崩さず、どんな場面でも落ち着いている優等生だ。
彼女を前にすると、竜之介は途端に恋するピュアボーイとかす。
「ゆ、夢原、あ、あのさ。その、えっとさ」
声が小さすぎて、竜之介自身も聞き取れていない。
後ろの席のクラスメート達は、こっそりその様子を見守っている。
「わぁ、竜之介が本命の前で完全に動揺してる、楽し~」
「緊張してる姿、可愛いよね」
胡桃は目だけで竜之介をちらりと見やる。
「どうしたの?帰らないの?」
その声は冷静で淡々としているのに、どこか柔らかい。
竜之介は赤面し、手をもじもじさせながら必死で言葉を絞り出す。
「い、一緒に帰らないか?」
胡桃は少し目を細め、涼やかな笑み浮かべるとーーーー「うん」と声を鳴らす。
その一言に、竜之介の胸はドキドキが止まらなくなる。
だけど、その顔は満面笑顔で、嬉しさを隠しきれていない。
後ろで成り行きを見守っていたクラスメート達は、思わずクスッと笑い、拍手を送りたくなる。
「竜、えらい!よく頑張ったな」
「竜君の頑張る姿を見ると、ほっこりするんだよな~」
「そろそろ成立まで秒読み段階か?」
「え~勿体ない。もっと焦れてる二人が見ていたいのに」
「竜ちゃん相手だと、胡桃もまた嬉しそうなのが、飯旨ポイントなのよね」
《了》
クラスメートに見守られながら(遊ばれながら)、進展する二人。
0
あなたにおすすめの小説
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
そのほかに外伝も綴りました。
同じアパートに住む年上未亡人美女は甘すぎる。
ピコサイクス
青春
大学生の翔太は、一人暮らしを始めたばかり。
真下の階に住むのは、落ち着いた色気と優しさを併せ持つ大人の女性・水無瀬紗夜。
引っ越しの挨拶で出会った瞬間、翔太は心を奪われてしまう。
偶然にもアルバイト先のスーパーで再会した彼女は、翔太をすぐに採用し、温かく仕事を教えてくれる存在だった。
ある日の仕事帰り、ふたりで過ごす時間が増えていき――そして気づけば紗夜の部屋でご飯をご馳走になるほど親密に。
優しくて穏やかで――その色気に触れるたび、翔太の心は揺れていく。
大人の女性と大学生、甘くちょっぴり刺激的な同居生活(?)がはじまる。
極上イケメン先生が秘密の溺愛教育に熱心です
朝陽七彩
恋愛
私は。
「夕鶴、こっちにおいで」
現役の高校生だけど。
「ずっと夕鶴とこうしていたい」
担任の先生と。
「夕鶴を誰にも渡したくない」
付き合っています。
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
神城夕鶴(かみしろ ゆづる)
軽音楽部の絶対的エース
飛鷹隼理(ひだか しゅんり)
アイドル的存在の超イケメン先生
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
彼の名前は飛鷹隼理くん。
隼理くんは。
「夕鶴にこうしていいのは俺だけ」
そう言って……。
「そんなにも可愛い声を出されたら……俺、止められないよ」
そして隼理くんは……。
……‼
しゅっ……隼理くん……っ。
そんなことをされたら……。
隼理くんと過ごす日々はドキドキとわくわくの連続。
……だけど……。
え……。
誰……?
誰なの……?
その人はいったい誰なの、隼理くん。
ドキドキとわくわくの連続だった私に突如現れた隼理くんへの疑惑。
その疑惑は次第に大きくなり、私の心の中を不安でいっぱいにさせる。
でも。
でも訊けない。
隼理くんに直接訊くことなんて。
私にはできない。
私は。
私は、これから先、一体どうすればいいの……?
上司、快楽に沈むまで
赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。
冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。
だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。
入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。
真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。
ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、
篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」
疲労で僅かに緩んだ榊の表情。
その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。
「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」
指先が榊のネクタイを掴む。
引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。
拒むことも、許すこともできないまま、
彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。
言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。
だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。
そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。
「俺、前から思ってたんです。
あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」
支配する側だったはずの男が、
支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。
上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。
秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。
快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。
――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。
ちょっと大人な物語はこちらです
神崎 未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な短編物語集です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
あるフィギュアスケーターの性事情
蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。
しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。
何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。
この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。
そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。
この物語はフィクションです。
実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる