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三、カールロット公爵令嬢は魔女になった
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今石段を上がっている塔は、私は初めて来る場所だ。
ひんやりと冷気が漂う内部。円柱型の塔を貫く芯のように、各階の真ん中に円形の部屋がつくられ、その外壁に巻き付く形で階段が続いている。階段の外側は窓のある回廊だ。
「確か、この辺りの階だったはず……」
私は塔の中腹あたりの階で上るのをやめ、回廊に並ぶ窓のひとつへ寄る。メインの城館の、東洋趣味に溢れたコレクションルームの窓が見えた。
間違いない。私がフラウリッツに花の呪具作りを教わっていたとき、ロザロニアはここにいた。ピアノの音につられて外を見たとき、この場所で揺れる特徴的なピンクブロンドが一瞬見えたのだ。
「前日に来てたのに、あの人、次の日もこの城に来てたのね」
ひとりごちる私の脳裏に思い起こされる、その前日の、師とロザロニアの会話。
『残していった試作品のことで』
『あれは、棄てていいよ』
その翌日にロザロニアはこの塔にいた。おそらく、ここにその『試作品』があるのだ。
もしかしたら、もうここには何も無いかもしれない。そう思いつつ、窓から離れた私は部屋へ通じる扉へと手を伸ばした。
別に、持ちだすわけではない。ただ、魔女相手に作る呪具として、何が高く買い取られるのか、参考にしたいだけだ。
ララ=エバも言っていたではないか。
ロザロニアの水晶細工は美しい、と。
「……っ」
押し開けた扉の向こうから光の筋に刺され、思わず目を眇めた。それから改めて部屋の中を見て、圧倒された。
部屋を埋め尽くす棚に並んでいるのは、予想通り水晶だ。そしてそれらは、予想よりずっと緻密で、繊細で、美しかったのだ。
幾何学模様がみっちり彫られた蓋つきの小箱、なめらかな曲線と縁に透かし模様のある花瓶。それに小鳥や動物、花、この城をかたどったような建物。置物もあれば、ブローチのピンがついたものもある。
手のひらに乗りそうなそれらは、継ぎ目に金具も糸も使われず、すべて水晶で出来ている。どれにも曇りは微塵もなく、カーテンの隙間から差し込んだ日差しを何倍もの光にして照り返してきた。侵入者の目を焼くほどに。
私は棚の上の水晶細工をひとつひとつ、まじまじと見つめた。およそ人の手では不可能と思える細工。
『魔力をこめた宝石はむしろ、本当に大事な人に贈るといい。作るのは難しいけど、持ち主を守る呪具“タリスマン”になる』
きっと、これのことだ。ララ=エバから水晶細工のことを聞き、フラウリッツからタリスマンのことを聞いた時点で薄々考えてはいたが、ロザロニアはタリスマン作りをフラウリッツから教わっていたのだ。
視線を下に向けたとき、ある一点で視線が止まった。
床に近い段に、ミニチュアのピアノがある。 他の作品同様に手のひらサイズで、そしてすべてが水晶でできている。鍵盤も、屋根もペダルも。
私はしゃがんで棚から手にとった。ピアノは教養の一環として習っていたが、そうでなくとも、とても演奏できる大きさでも材質でもないことは明らかだ。
でも、ここは魔法使いの城で、これは魔女の作ったお守りだ。確信をもって、私はピアノの鍵盤を見つめた。魔力が白鍵の上を流れる様をイメージする。
数秒そうしたのち、ポロン、という音とともに、透き通った鍵盤がひとりでに下がった。
と思うと、そこからは流れ落ちる水のように、水晶のピアノが曲を奏でだした。ぜんまい仕掛けのオルゴールのように。
やっぱり、あのときのピアノの音だ。発見に伴う小さな喜びに顔がほころぶ。
そうしている間も、ピアノは止まることなく演奏を続けた。
私は床に膝をついて、手の上の音色に聴き入り、ころころと動く鍵盤に魅入った。
演者がいるはずもないのに、ペダルが踏まれる。黒鍵が下がり、転調する。明るいメロディ。よく知っている曲だ。
なんて素敵な魔法だろう。
しかし、感動していた私は何気なくこのピアノが置かれていた棚の段を見て、少し意外な気持ちに覆われた。この段の作品は所々形が歪んでいたり、水晶自体が濁っていたり、あまり完成度が高くない。
そういえば、フラウリッツも『試作品』と言っていた。この部屋の物が全てそうなら、これも試作品なのか。しかも、見るからに失敗作を置いておく棚にあった。
私には、かぎりなく完璧に近い作品のように思われるのだが。
私はありそうもない欠陥を探して、演奏を続ける水晶細工に指を這わせた。
すると。
「……裏に、何か彫ってある?」
指先に当たった違和感。透明だが、緻密な内部構造に阻まれて、上からは見えなかった。
「贈る相手の名前だよ」
「きゃあっ!」
突然の声に驚いて、危うく手の中の水晶細工を取り落としそうになる。
振り返ると、部屋の入り口にフラウリッツが立っていた。
「ほら、この羊にもメアリーアン、って。ひとり立ちしたあとも、ロザロニアは住み処が出来上がるまでこの城にいたから、その頃の試作品がここに残ってるんだ」
「ふ、フラウリッツ、あなた、いつからいたの」
羊のブローチを棚に戻したフラウリッツが黙ってこちらに人差し指を向けてきて、私も合点がいった。あの日と同じように、ピアノの音が城館まで響いていたのか。そばにいても、音が大きいとは思わないのに。
「珍しいね。君ってあんまり散策とかしないんだと思ってたのに、なんで急にこんな地味な塔に」
「ち、違うの」
聞かれて、勝手に人の私室に入ったような後ろめたい気持ちになった。鍵はかかっていなかったし、入るなとも言われていないのに。
「別に、勝手に持ち出したりする気はなかったのよ。ただ」
「お金になるものを探しに?」
「そう!」
「えっ、そうなの!?」
「あ、違うの、語弊が!」
焦る私は深呼吸をしてから、ここでロザロニアの姿を見かけて以来気になっていたと正直に話した。
「あー、なるほどね。いや、彼女の立場としちゃ、ここのものを君に見せたくはないだろうなって思って、僕も誤魔化したんだけど、裏目に出たか」
フラウリッツは苦笑して、棚に戻したブローチを親指で示した。
「ここにはロザロニア自身が出来が気に入らなかったり、タリスマンとしての守りの力が弱いってんでお蔵入りさせたものが収蔵されてるんでね。このメアリーアンのための羊もそう、見た目はきれいだけど、ただのきれいな羊」
その説明に、私は「これも、試作品や失敗作なの?」と手の中のピアノに視線を戻した。まだ音楽はなりやんでいない。
「……それは相手がいらないって言ったから、あげられなくなったんだ」
そう言うと、フラウリッツの煙を払うような仕種で、ピアノの演奏は止まった。
コレクションルームで手を振った仕種も、もしかして今のと同じだろうか。
「いい加減片してって言ったんだけど、あいつもなかなか腰が重いみたいだ」
フラウリッツはそう言いながら近づいてきて、すいっと私の手から水晶のピアノを取り上げた。うずくまったままの私は遠ざかるそれを見つめる。
「……相手は、そのピアノの何が気に入らなかったのかしら」
「さあね。もしタリスマン作りに興味があるなら教えるけど、これ難しいよ。ロザロニアも餞別でこの術を選ばなかったら、そこにある失敗作すら作れてないと思う」
私は周囲を見渡した。確かに、これが自分で自在に作れたら魅力的だ。
けれど。
「それ、変身魔法より難しい?」
「そりゃあもちろん。……あー、君以外の魔女にとっては」
*
数日後、再び来たとき、もう部屋の中は空っぽになっていた。
ひんやりと冷気が漂う内部。円柱型の塔を貫く芯のように、各階の真ん中に円形の部屋がつくられ、その外壁に巻き付く形で階段が続いている。階段の外側は窓のある回廊だ。
「確か、この辺りの階だったはず……」
私は塔の中腹あたりの階で上るのをやめ、回廊に並ぶ窓のひとつへ寄る。メインの城館の、東洋趣味に溢れたコレクションルームの窓が見えた。
間違いない。私がフラウリッツに花の呪具作りを教わっていたとき、ロザロニアはここにいた。ピアノの音につられて外を見たとき、この場所で揺れる特徴的なピンクブロンドが一瞬見えたのだ。
「前日に来てたのに、あの人、次の日もこの城に来てたのね」
ひとりごちる私の脳裏に思い起こされる、その前日の、師とロザロニアの会話。
『残していった試作品のことで』
『あれは、棄てていいよ』
その翌日にロザロニアはこの塔にいた。おそらく、ここにその『試作品』があるのだ。
もしかしたら、もうここには何も無いかもしれない。そう思いつつ、窓から離れた私は部屋へ通じる扉へと手を伸ばした。
別に、持ちだすわけではない。ただ、魔女相手に作る呪具として、何が高く買い取られるのか、参考にしたいだけだ。
ララ=エバも言っていたではないか。
ロザロニアの水晶細工は美しい、と。
「……っ」
押し開けた扉の向こうから光の筋に刺され、思わず目を眇めた。それから改めて部屋の中を見て、圧倒された。
部屋を埋め尽くす棚に並んでいるのは、予想通り水晶だ。そしてそれらは、予想よりずっと緻密で、繊細で、美しかったのだ。
幾何学模様がみっちり彫られた蓋つきの小箱、なめらかな曲線と縁に透かし模様のある花瓶。それに小鳥や動物、花、この城をかたどったような建物。置物もあれば、ブローチのピンがついたものもある。
手のひらに乗りそうなそれらは、継ぎ目に金具も糸も使われず、すべて水晶で出来ている。どれにも曇りは微塵もなく、カーテンの隙間から差し込んだ日差しを何倍もの光にして照り返してきた。侵入者の目を焼くほどに。
私は棚の上の水晶細工をひとつひとつ、まじまじと見つめた。およそ人の手では不可能と思える細工。
『魔力をこめた宝石はむしろ、本当に大事な人に贈るといい。作るのは難しいけど、持ち主を守る呪具“タリスマン”になる』
きっと、これのことだ。ララ=エバから水晶細工のことを聞き、フラウリッツからタリスマンのことを聞いた時点で薄々考えてはいたが、ロザロニアはタリスマン作りをフラウリッツから教わっていたのだ。
視線を下に向けたとき、ある一点で視線が止まった。
床に近い段に、ミニチュアのピアノがある。 他の作品同様に手のひらサイズで、そしてすべてが水晶でできている。鍵盤も、屋根もペダルも。
私はしゃがんで棚から手にとった。ピアノは教養の一環として習っていたが、そうでなくとも、とても演奏できる大きさでも材質でもないことは明らかだ。
でも、ここは魔法使いの城で、これは魔女の作ったお守りだ。確信をもって、私はピアノの鍵盤を見つめた。魔力が白鍵の上を流れる様をイメージする。
数秒そうしたのち、ポロン、という音とともに、透き通った鍵盤がひとりでに下がった。
と思うと、そこからは流れ落ちる水のように、水晶のピアノが曲を奏でだした。ぜんまい仕掛けのオルゴールのように。
やっぱり、あのときのピアノの音だ。発見に伴う小さな喜びに顔がほころぶ。
そうしている間も、ピアノは止まることなく演奏を続けた。
私は床に膝をついて、手の上の音色に聴き入り、ころころと動く鍵盤に魅入った。
演者がいるはずもないのに、ペダルが踏まれる。黒鍵が下がり、転調する。明るいメロディ。よく知っている曲だ。
なんて素敵な魔法だろう。
しかし、感動していた私は何気なくこのピアノが置かれていた棚の段を見て、少し意外な気持ちに覆われた。この段の作品は所々形が歪んでいたり、水晶自体が濁っていたり、あまり完成度が高くない。
そういえば、フラウリッツも『試作品』と言っていた。この部屋の物が全てそうなら、これも試作品なのか。しかも、見るからに失敗作を置いておく棚にあった。
私には、かぎりなく完璧に近い作品のように思われるのだが。
私はありそうもない欠陥を探して、演奏を続ける水晶細工に指を這わせた。
すると。
「……裏に、何か彫ってある?」
指先に当たった違和感。透明だが、緻密な内部構造に阻まれて、上からは見えなかった。
「贈る相手の名前だよ」
「きゃあっ!」
突然の声に驚いて、危うく手の中の水晶細工を取り落としそうになる。
振り返ると、部屋の入り口にフラウリッツが立っていた。
「ほら、この羊にもメアリーアン、って。ひとり立ちしたあとも、ロザロニアは住み処が出来上がるまでこの城にいたから、その頃の試作品がここに残ってるんだ」
「ふ、フラウリッツ、あなた、いつからいたの」
羊のブローチを棚に戻したフラウリッツが黙ってこちらに人差し指を向けてきて、私も合点がいった。あの日と同じように、ピアノの音が城館まで響いていたのか。そばにいても、音が大きいとは思わないのに。
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「ち、違うの」
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「別に、勝手に持ち出したりする気はなかったのよ。ただ」
「お金になるものを探しに?」
「そう!」
「えっ、そうなの!?」
「あ、違うの、語弊が!」
焦る私は深呼吸をしてから、ここでロザロニアの姿を見かけて以来気になっていたと正直に話した。
「あー、なるほどね。いや、彼女の立場としちゃ、ここのものを君に見せたくはないだろうなって思って、僕も誤魔化したんだけど、裏目に出たか」
フラウリッツは苦笑して、棚に戻したブローチを親指で示した。
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その説明に、私は「これも、試作品や失敗作なの?」と手の中のピアノに視線を戻した。まだ音楽はなりやんでいない。
「……それは相手がいらないって言ったから、あげられなくなったんだ」
そう言うと、フラウリッツの煙を払うような仕種で、ピアノの演奏は止まった。
コレクションルームで手を振った仕種も、もしかして今のと同じだろうか。
「いい加減片してって言ったんだけど、あいつもなかなか腰が重いみたいだ」
フラウリッツはそう言いながら近づいてきて、すいっと私の手から水晶のピアノを取り上げた。うずくまったままの私は遠ざかるそれを見つめる。
「……相手は、そのピアノの何が気に入らなかったのかしら」
「さあね。もしタリスマン作りに興味があるなら教えるけど、これ難しいよ。ロザロニアも餞別でこの術を選ばなかったら、そこにある失敗作すら作れてないと思う」
私は周囲を見渡した。確かに、これが自分で自在に作れたら魅力的だ。
けれど。
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