1 / 2
俺は転生した、そしてことの始まり、昔、昔のお話しではないわな。
しおりを挟む
転生したらスライムだった件ではない話をする。
スレタイの通り。
スレではないらしいんだが。
俺、そう単なる俺だね。
前居た世界の日本のネット掲示板ではイッチと書かれるだろうけど。
書き込みがないのでこのままダラダラと書くよ。
てかスレではないので書き込みがないわな。
では、まず俺のスペックを書こう。
30歳、男、ちょいデブのオタクである。
良く言えば自宅警備員、悪く言えばニートだ。
親が引きこもっている俺を部屋から出さず、
食事をドア前、運んでくれていた。
普段はゲームばかりし、ネット掲示板だらだらと見て、
エロ動画で自分を楽しませて、お菓子ばかり食べていた。
だらしない体な上、風呂は週一回、髪ぼさぼさの髭ぼうぼう。
たまにほしいフィギュアや限定DVDを買うために、親にお金をせびらかし、
アキバまで出向いていた。
その時だけ体を綺麗に洗い、髭を剃っていた。
俺がいつの間に死んだ。
アキバに限定フィギュアを買いに行った日だった。
どんなフィギュアだったか、アニメのなのか、いつ行ったのか、
詳細は正直、おぼえてないな。
ただただわき腹がもの凄く痛かった。それだけ鮮明におぼえている。
俺の基本スペックを奇跡的及び断片的におぼえているけどな。
しばらく暗闇の中で彷徨い、目を明けた。
夜だった。
わけわからないが、夜とわかっていたけど昼間のように明るく感じていた。
「おはようございます、我が主。」
キザな服装の色白な金髪男が話しかけてきた。
「は?」
「どうなさいました?」
「は?ここはどこだ?」
「我が主お具合は良くありませんか?血が必要ですね。」
キザ男がわけわからない事を話し出した。
「血、何のことだ?誰だよ、お前は?」
キザ男が大きく目を開き、驚いた顔した後が叫んだ。
「我が主がご乱心です!!皆の衆、集まれ!!」
俺とキザ男がいる大きな部屋の重そうなドアが開き、数人の色白男女が入って来た。
「我が主!!!」
驚いた顔、悲しそうな顔、怒った顔、表情が様々だった。
「とにかく、わけわからないので鏡持ってこい。」
俺がそいつらに向けて叫んだ。
キザ男の表情が驚いているやら呆れているのやら恐怖を感じているのやら、
説明し難いものになった。
「我が主、我らヴァンパイアは鏡に映りませんよ。」
「ヴァンパイアだと?」
「はい、ご自分をおぼえていないのですか?あなた様は誇り高きヴァンパイア族の王、フロレンシオ1世ですぞ。」
「俺が?」
キザ男の隣に立っていた小柄の白衣を着た黒髪の色白男が俺を見て呟いた。
「フリッツ殿、まさかだと思うが、我が主は長寿者認知症を発症したかも知れん。」
キザ男が更に驚いた表情をし、白衣の男を見た。
「まことか、レムル医師?」
「間違いない、主は齢5195歳になったばかり。」
「そんな!!主よ。」
キザ男を含む全員が急に泣き出した。
「俺はボケてないぞ。」
「ほら、否定している、それが立派な初期病状だ。」
レムル医師が悲しそうな声で言いだした。
「だから違うってば、俺が田原ヒロカズだ。」
「これも病状だ、違う名前を名乗る。」
レムル医師がまた呟いた。
フリッツと呼ばれたキザ男が部屋の壁に飾ってある大きな肖像画を指さした。
「あなた様がフロレンシオ1世、トラシア・ヴァンパイア王国の王ですぞ!!」
「俺が?」
「思い出してくださいませ。偉大な王よ、我が主よ。」
肖像画の男を見た。長い黒髪で西洋人の顔立ちの若い男性が描かれていた、男前だが、色白で不健康そうだった。
「我が主は長寿者認知症を発症したことを隠せねばならん。」
レムル医師が慌てて言い出した。
「確かに、王継承者の資格があるマランボーヌ家のテラッシオ大公とチャーベスクーソ家のユーゴチャー大公が王を名乗り出る恐れがある。」
フリッツは頷いてから言い出した。
「その2人が明日の晩に挨拶に来る。特にユーゴチャー大公は野心家で我が主
である国王を大変嫌っている。」
全員は一斉に頷いた。
「どうしましょうか。」
フリッツが呟いた。
全員、俺を見た。
全員は焦っている様子だった。
いつの間に死んで、転生し、気がづいたらどこかの異世界のヴァンパイア王国の王になっていた。
どうなる、俺。
それはまたスレを立てて、説明するとしょう。
てか、スレではないんだ。
すまん、くせだ。
続く。
日本語未修正
スレタイの通り。
スレではないらしいんだが。
俺、そう単なる俺だね。
前居た世界の日本のネット掲示板ではイッチと書かれるだろうけど。
書き込みがないのでこのままダラダラと書くよ。
てかスレではないので書き込みがないわな。
では、まず俺のスペックを書こう。
30歳、男、ちょいデブのオタクである。
良く言えば自宅警備員、悪く言えばニートだ。
親が引きこもっている俺を部屋から出さず、
食事をドア前、運んでくれていた。
普段はゲームばかりし、ネット掲示板だらだらと見て、
エロ動画で自分を楽しませて、お菓子ばかり食べていた。
だらしない体な上、風呂は週一回、髪ぼさぼさの髭ぼうぼう。
たまにほしいフィギュアや限定DVDを買うために、親にお金をせびらかし、
アキバまで出向いていた。
その時だけ体を綺麗に洗い、髭を剃っていた。
俺がいつの間に死んだ。
アキバに限定フィギュアを買いに行った日だった。
どんなフィギュアだったか、アニメのなのか、いつ行ったのか、
詳細は正直、おぼえてないな。
ただただわき腹がもの凄く痛かった。それだけ鮮明におぼえている。
俺の基本スペックを奇跡的及び断片的におぼえているけどな。
しばらく暗闇の中で彷徨い、目を明けた。
夜だった。
わけわからないが、夜とわかっていたけど昼間のように明るく感じていた。
「おはようございます、我が主。」
キザな服装の色白な金髪男が話しかけてきた。
「は?」
「どうなさいました?」
「は?ここはどこだ?」
「我が主お具合は良くありませんか?血が必要ですね。」
キザ男がわけわからない事を話し出した。
「血、何のことだ?誰だよ、お前は?」
キザ男が大きく目を開き、驚いた顔した後が叫んだ。
「我が主がご乱心です!!皆の衆、集まれ!!」
俺とキザ男がいる大きな部屋の重そうなドアが開き、数人の色白男女が入って来た。
「我が主!!!」
驚いた顔、悲しそうな顔、怒った顔、表情が様々だった。
「とにかく、わけわからないので鏡持ってこい。」
俺がそいつらに向けて叫んだ。
キザ男の表情が驚いているやら呆れているのやら恐怖を感じているのやら、
説明し難いものになった。
「我が主、我らヴァンパイアは鏡に映りませんよ。」
「ヴァンパイアだと?」
「はい、ご自分をおぼえていないのですか?あなた様は誇り高きヴァンパイア族の王、フロレンシオ1世ですぞ。」
「俺が?」
キザ男の隣に立っていた小柄の白衣を着た黒髪の色白男が俺を見て呟いた。
「フリッツ殿、まさかだと思うが、我が主は長寿者認知症を発症したかも知れん。」
キザ男が更に驚いた表情をし、白衣の男を見た。
「まことか、レムル医師?」
「間違いない、主は齢5195歳になったばかり。」
「そんな!!主よ。」
キザ男を含む全員が急に泣き出した。
「俺はボケてないぞ。」
「ほら、否定している、それが立派な初期病状だ。」
レムル医師が悲しそうな声で言いだした。
「だから違うってば、俺が田原ヒロカズだ。」
「これも病状だ、違う名前を名乗る。」
レムル医師がまた呟いた。
フリッツと呼ばれたキザ男が部屋の壁に飾ってある大きな肖像画を指さした。
「あなた様がフロレンシオ1世、トラシア・ヴァンパイア王国の王ですぞ!!」
「俺が?」
「思い出してくださいませ。偉大な王よ、我が主よ。」
肖像画の男を見た。長い黒髪で西洋人の顔立ちの若い男性が描かれていた、男前だが、色白で不健康そうだった。
「我が主は長寿者認知症を発症したことを隠せねばならん。」
レムル医師が慌てて言い出した。
「確かに、王継承者の資格があるマランボーヌ家のテラッシオ大公とチャーベスクーソ家のユーゴチャー大公が王を名乗り出る恐れがある。」
フリッツは頷いてから言い出した。
「その2人が明日の晩に挨拶に来る。特にユーゴチャー大公は野心家で我が主
である国王を大変嫌っている。」
全員は一斉に頷いた。
「どうしましょうか。」
フリッツが呟いた。
全員、俺を見た。
全員は焦っている様子だった。
いつの間に死んで、転生し、気がづいたらどこかの異世界のヴァンパイア王国の王になっていた。
どうなる、俺。
それはまたスレを立てて、説明するとしょう。
てか、スレではないんだ。
すまん、くせだ。
続く。
日本語未修正
1
あなたにおすすめの小説
転生したら名家の次男になりましたが、俺は汚点らしいです
NEXTブレイブ
ファンタジー
ただの人間、野上良は名家であるグリモワール家の次男に転生したが、その次男には名家の人間でありながら、汚点であるが、兄、姉、母からは愛されていたが、父親からは嫌われていた
家族転生 ~父、勇者 母、大魔導師 兄、宰相 姉、公爵夫人 弟、S級暗殺者 妹、宮廷薬師 ……俺、門番~
北条新九郎
ファンタジー
三好家は一家揃って全滅し、そして一家揃って異世界転生を果たしていた。
父は勇者として、母は大魔導師として異世界で名声を博し、現地人の期待に応えて魔王討伐に旅立つ。またその子供たちも兄は宰相、姉は公爵夫人、弟はS級暗殺者、妹は宮廷薬師として異世界を謳歌していた。
ただ、三好家第三子の神太郎だけは異世界において冴えない立場だった。
彼の職業は………………ただの門番である。
そして、そんな彼の目的はスローライフを送りつつ、異世界ハーレムを作ることだった。
ブックマーク・評価、宜しくお願いします。
異世界に転移したら、孤児院でごはん係になりました
雪月夜狐
ファンタジー
ある日突然、異世界に転移してしまったユウ。
気がつけば、そこは辺境にある小さな孤児院だった。
剣も魔法も使えないユウにできるのは、
子供たちのごはんを作り、洗濯をして、寝かしつけをすることだけ。
……のはずが、なぜか料理や家事といった
日常のことだけが、やたらとうまくいく。
無口な男の子、甘えん坊の女の子、元気いっぱいな年長組。
個性豊かな子供たちに囲まれて、
ユウは孤児院の「ごはん係」として、毎日を過ごしていく。
やがて、かつてこの孤児院で育った冒険者や商人たちも顔を出し、
孤児院は少しずつ、人が集まる場所になっていく。
戦わない、争わない。
ただ、ごはんを作って、今日をちゃんと暮らすだけ。
ほんわか天然な世話係と子供たちの日常を描く、
やさしい異世界孤児院ファンタジー。
神に同情された転生者物語
チャチャ
ファンタジー
ブラック企業に勤めていた安田悠翔(やすだ はると)は、電車を待っていると後から背中を押されて電車に轢かれて死んでしまう。
すると、神様と名乗った青年にこれまでの人生を同情され、異世界に転生してのんびりと過ごしてと言われる。
悠翔は、チート能力をもらって異世界を旅する。
異世界転生したらたくさんスキルもらったけど今まで選ばれなかったものだった~魔王討伐は無理な気がする~
宝者来価
ファンタジー
俺は異世界転生者カドマツ。
転生理由は幼い少女を交通事故からかばったこと。
良いとこなしの日々を送っていたが女神様から異世界に転生すると説明された時にはアニメやゲームのような展開を期待したりもした。
例えばモンスターを倒して国を救いヒロインと結ばれるなど。
けれど与えられた【今まで選ばれなかったスキルが使える】 戦闘はおろか日常の役にも立つ気がしない余りものばかり。
同じ転生者でイケメン王子のレイニーに出迎えられ歓迎される。
彼は【スキル:水】を使う最強で理想的な異世界転生者に思えたのだが―――!?
※小説家になろう様にも掲載しています。
田舎農家の俺、拾ったトカゲが『始祖竜』だった件〜女神がくれたスキル【絶対飼育】で育てたら、魔王がコスメ欲しさに竜王が胃薬借りに通い詰めだした
月神世一
ファンタジー
「くそっ、魔王はまたトカゲの抜け殻を美容液にしようとしてるし、女神は酒のつまみばかり要求してくる! 俺はただ静かに農業がしたいだけなのに!」
ブラック企業で過労死した日本人、カイト。
彼の願いはただ一つ、「誰にも邪魔されない静かな場所で農業をすること」。
女神ルチアナからチートスキル【絶対飼育】を貰い、異世界マンルシア大陸の辺境で念願の農場を開いたカイトだったが、ある日、庭から虹色の卵を発掘してしまう。
孵化したのは、可愛らしいトカゲ……ではなく、神話の時代に世界を滅亡させた『始祖竜』の幼体だった!
しかし、カイトはスキル【絶対飼育】のおかげで、その破壊神を「ポチ」と名付けたペットとして完璧に飼い慣らしてしまう。
ポチのくしゃみ一発で、敵の軍勢は老衰で塵に!?
ポチの抜け殻は、魔王が喉から手が出るほど欲しがる究極の美容成分に!?
世界を滅ぼすほどの力を持つポチと、その魔素を浴びて育った規格外の農作物を求め、理知的で美人の魔王、疲労困憊の竜王、いい加減な女神が次々にカイトの家に押しかけてくる!
「世界の管理者」すら手が出せない最強の農場主、カイト。
これは、世界の運命と、美味しい野菜と、ペットの散歩に追われる、史上最も騒がしいスローライフ物語である!
【完結】悪役に転生したのにメインヒロインにガチ恋されている件
エース皇命
ファンタジー
前世で大好きだったファンタジー大作『ロード・オブ・ザ・ヒーロー』の悪役、レッド・モルドロスに転生してしまった桐生英介。もっと努力して意義のある人生を送っておけばよかった、という後悔から、学院で他を圧倒する努力を積み重ねる。
しかし、その一生懸命な姿に、メインヒロインであるシャロットは惚れ、卒業式の日に告白してきて……。
悪役というより、むしろ真っ当に生きようと、ファンタジーの世界で生き抜いていく。
ヒロインとの恋、仲間との友情──あれ? 全然悪役じゃないんだけど! 気づけば主人公になっていた、悪役レッドの物語!
※小説家になろう、カクヨム、エブリスタにも投稿しています。
聖女として召還されたのにフェンリルをテイムしたら追放されましたー腹いせに快適すぎる森に引きこもって我慢していた事色々好き放題してやります!
ふぃえま
ファンタジー
「勝手に呼び出して無茶振りしたくせに自分達に都合の悪い聖獣がでたら責任追及とか狡すぎません?
せめて裏で良いから謝罪の一言くらいあるはずですよね?」
不況の中、なんとか内定をもぎ取った会社にやっと慣れたと思ったら異世界召還されて勝手に聖女にされました、佐藤です。いや、元佐藤か。
実は今日、なんか国を守る聖獣を召還せよって言われたからやったらフェンリルが出ました。
あんまりこういうの詳しくないけど確か超強いやつですよね?
なのに周りの反応は正反対!
なんかめっちゃ裏切り者とか怒鳴られてロープグルグル巻きにされました。
勝手にこっちに連れて来たりただでさえ難しい聖獣召喚にケチつけたり……なんかもうこの人たち助けなくてもバチ当たりませんよね?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる