8 / 14
憂季と宏高 3
しおりを挟む
*
――4年前
「・・・」
昨晩は先生からお酒のニオイがした。
まあまぁ、12月だから仕方がないが・・・
「・・・せんせ」
「ん?」
「・・・私、先生の子供が欲しい」
「・・・憂季ちゃんが18になったら考えてやる」
「卒業式の日が私の誕生日だよ?絶対に忘れるって・・・」
私がそう言うと先生は煙草を吸いながら笑っていた。
「なら、今妊娠させるか?」
「・・・その言い方、上から目線発言を謝罪したら許すわよ?」
「正論だろ?」
「言い方と言葉選んでぇ!!」
私がそう言うと先生は拗ねていた。
「子供かよ・・・」
「悪かったな・・・」
「ふふふっ・・・」
今日は12月31日・・・
先生の誕生日なのだが・・・
「・・・せんせ」
「ん??」
「・・・今日、先生の誕生日でしょ?」
「あ?ああ・・・」
「・・・何歳になったの?」
「・・・31」
意外と若かったww
「・・・憂季ちゃんは俺が何歳だと?」
「日向先生と同じかと・・・」
「あはは!!」
しばらく先生は笑っていた。
「・・・それとさ、先生」
「ん?」
「・・・私、妊娠したかも」
「・・・」
「・・・先月から生理ない」
「・・・」
先生は煙草の火を消すと私の前にしゃがんだ。
「・・・簡易検査薬で調べた??」
「・・・陽性出た」
「・・・卒業するまで黙ってた?」
「・・・判らない」
「・・・」
先生は私の頭を撫でた。
「・・・病院で診てもらお??」
「・・・年末年始休み」
「・・・やってるとこ知ってる」
:
「・・・禁煙」
「・・・無理」
「・・・親御さんへの挨拶」
「・・・父さんに殺されるなよ」
「んぐっ・・・!!」
「・・・それよりも、先生・・・クビよ」
「んぐっ・・・!!」
「・・・次探さないと」
「あ、ああ・・・」
妊娠3ヶ月です――
――4年前
「・・・」
昨晩は先生からお酒のニオイがした。
まあまぁ、12月だから仕方がないが・・・
「・・・せんせ」
「ん?」
「・・・私、先生の子供が欲しい」
「・・・憂季ちゃんが18になったら考えてやる」
「卒業式の日が私の誕生日だよ?絶対に忘れるって・・・」
私がそう言うと先生は煙草を吸いながら笑っていた。
「なら、今妊娠させるか?」
「・・・その言い方、上から目線発言を謝罪したら許すわよ?」
「正論だろ?」
「言い方と言葉選んでぇ!!」
私がそう言うと先生は拗ねていた。
「子供かよ・・・」
「悪かったな・・・」
「ふふふっ・・・」
今日は12月31日・・・
先生の誕生日なのだが・・・
「・・・せんせ」
「ん??」
「・・・今日、先生の誕生日でしょ?」
「あ?ああ・・・」
「・・・何歳になったの?」
「・・・31」
意外と若かったww
「・・・憂季ちゃんは俺が何歳だと?」
「日向先生と同じかと・・・」
「あはは!!」
しばらく先生は笑っていた。
「・・・それとさ、先生」
「ん?」
「・・・私、妊娠したかも」
「・・・」
「・・・先月から生理ない」
「・・・」
先生は煙草の火を消すと私の前にしゃがんだ。
「・・・簡易検査薬で調べた??」
「・・・陽性出た」
「・・・卒業するまで黙ってた?」
「・・・判らない」
「・・・」
先生は私の頭を撫でた。
「・・・病院で診てもらお??」
「・・・年末年始休み」
「・・・やってるとこ知ってる」
:
「・・・禁煙」
「・・・無理」
「・・・親御さんへの挨拶」
「・・・父さんに殺されるなよ」
「んぐっ・・・!!」
「・・・それよりも、先生・・・クビよ」
「んぐっ・・・!!」
「・・・次探さないと」
「あ、ああ・・・」
妊娠3ヶ月です――
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
10
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる