嘘からはじまる恋愛。

兎乃羽_うさのは_/uSAnoHa

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憂季と宏高 4

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宏高side


「・・・」


ヤバい・・・


ヤバすぎるだろ・・・


「・・・妊娠何ヶ月だと?」


「3ヶ月・・・」


「ん~・・・」


「・・・」


ヤバいな・・・


「・・・」





「・・・」


クチュン... 


「風邪引いたかな...」


「・・・あのさ」


「え?」


あれ?何か・・・変だ・・・


「・・・憂季」


俺は彼女を抱き寄せ、強く抱き締めた。

「せんせー・・・?」


「・・・」


モノの影とは違う影・・・


(憂季の耳元に囁く)


「・・・何もないとこて転ぶなって・・・


卒業式前にケガすなよ」


「・・・うん・・・」


「・・・」


多分、この1年感じていた違和感は・・・これか・・・


「・・・俺、今の3年生が卒業したら仕事辞めるんです」


「・・・」


「・・・彼女の妊娠が12月に判ったんです。彼女の為に主夫になろうって」


「・・・」


「俺より年上で高給取りなんですよ・・・」


「・・・」


俺が顔を上げると日向先生は眉間にシワを寄せていた。


「・・・日向先生って・・・憂季ちゃん好きですよね?」


「・・・!!」


ほら、その反応・・・


「・・・教師が生徒に手ぇ出すなんて犯罪者ですよ?」


「・・・だったら、生徒を妊娠させるのは犯罪ではないんですか?」


ほらな・・・


「・・・何の話しです?」


「12月31日に赤来沢先生と憂季さんが産婦人科医のところに入って行ったのを見たんですよ・・・」


貴男が鎌を掛けてるって判ってるんですよ・・・。


アイツの病院は看板を出してないし、


第一に、あの病院は・・・夜の仕事をしている人や


予定外の妊娠をした人のためにある病院だからだ。


「・・・ん~?どこで見たんですか?」


「館濱駅前です」


「時間は?」


「夜の20時です」


「・・・」


当たってる・・・


だけど・・・


「・・・はぁ~・・・バレちゃいましたか・・・」


ほら、貴男は顔に出やすいんだら・・・


「あの人は俺の彼女ですよ。結婚相手ですよ・・・俺もビックリしたんですよ・・・まさか、自分が付き合ってる人に似ている人がいるだなんて・・・」


この人は、俺が嘘吐いてるって知ってる・・・。


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