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第一話 起(1)
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『俺は、どこから道を間違えたのだろうか。あの日。あの時。もう俺に生きる資格なんてない。ごめん。レイ。』
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
僕は、町から遠く離れた村で奴隷として生きている。
生まれた時から人権なんてものはなかった。
一つ自慢できるものといえば『レオン』というかっこいい名前を持っていることだけ。
『おいレオン。早く田を耕せ。』
『ご、ごめんなさい』
こう怒鳴っているのは僕のご主人様(ギース)だ。
僕はこの人をとても嫌っている。
僕は13歳だからなんとなくわかるが、お母さん(ローズ)は毎日こいつにエッチなことをさせられている。
だから僕はこの人が嫌いだ。
『おいローズ、早く飲み物持って来い』
『は、はいすいません。今すぐに持ってきます。』
生まれた時からずっとこんな感じで暮らしている。
そしてお母さんは毎日僕に『こんなダメダメな母でごめんね』と言ってくる。
それを聞くたびいつか母と一緒にこの家から抜け出したいと思う。
ある晩、ギースは新聞を読んでいた。
『おいローズ、レオン、お茶とケーキを持って来い』
『わかりまし…。』
それは一瞬の出来事だった。壁が壊されたのだ。
ギースは焦った口調で『だ、誰だ!?』と言った。
『こんにちは。ギース様で間違えないですか?』
そこには金色の髪の毛をした男の人がいた。
『な、なんだ勝手に人の家を壊しておいて。殺すぞ!』
そういうとギースは包丁を手に取った。
『あぁぁ怖い怖い。すいませーん先輩、これって正当防衛になりますか?』
『あぁ?うるせぇーな。自分で考えろ。』
といい後ろからピンクの髪の毛をした女の人がやってきた。
『じゃあわかりました。このギースとかいう人殺しますね。』
『お前ら俺を馬鹿にしてるのか。殺してやる!』
そういうとギースは包丁を持って男に切りかかろうとした。
僕は目を瞑った。
そして、4秒くらいたち目を開けると、ギースが斬られて倒れていた。
『お、お、お前ら、絶対にゆ、さ、ん、ぞ』
『ああ、そうそう言い忘れてたけどさ。この洋服とバッチに見覚えがないの?ギース?』
『そ、そ、そ、れ、はまさかぁ。』
『ははああああああ、面白いねお前。そう。俺は首都マルセイユの騎士団一番隊特攻部隊、第126代目、127代目、135代目魔王討伐軍の1人クルス=ライだ。』
『おいおい私にも自己紹介させろよ。』
『おう』
『私は、マルセイユの騎士団一番隊特攻部隊、戦略部隊隊長、第117、118、120、124、125、127、128、135代目魔王討伐軍の1人ベリー=マナセイトだ。』
『………』
『って死んでんじゃねーかよ。このギースってやつ。私の自己紹介はなんだったんだよー。』
な、なんなんだこの人たち。
『あ、あのー。なぜここにきたのですか?』
『えっとー。あなたはローズさんだっけ?えっとね。単刀直入にいうとあなたの子レオン君を私たちのもとで働かないかってことを言いにきたんだ。』
『え?僕!?』
僕がこの人たちのもとで?働く?そんなことがあっていいのか?
『もう一度聞くね。私たちのもとで働く気はあるかい?』
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僕は、町から遠く離れた村で奴隷として生きている。
生まれた時から人権なんてものはなかった。
一つ自慢できるものといえば『レオン』というかっこいい名前を持っていることだけ。
『おいレオン。早く田を耕せ。』
『ご、ごめんなさい』
こう怒鳴っているのは僕のご主人様(ギース)だ。
僕はこの人をとても嫌っている。
僕は13歳だからなんとなくわかるが、お母さん(ローズ)は毎日こいつにエッチなことをさせられている。
だから僕はこの人が嫌いだ。
『おいローズ、早く飲み物持って来い』
『は、はいすいません。今すぐに持ってきます。』
生まれた時からずっとこんな感じで暮らしている。
そしてお母さんは毎日僕に『こんなダメダメな母でごめんね』と言ってくる。
それを聞くたびいつか母と一緒にこの家から抜け出したいと思う。
ある晩、ギースは新聞を読んでいた。
『おいローズ、レオン、お茶とケーキを持って来い』
『わかりまし…。』
それは一瞬の出来事だった。壁が壊されたのだ。
ギースは焦った口調で『だ、誰だ!?』と言った。
『こんにちは。ギース様で間違えないですか?』
そこには金色の髪の毛をした男の人がいた。
『な、なんだ勝手に人の家を壊しておいて。殺すぞ!』
そういうとギースは包丁を手に取った。
『あぁぁ怖い怖い。すいませーん先輩、これって正当防衛になりますか?』
『あぁ?うるせぇーな。自分で考えろ。』
といい後ろからピンクの髪の毛をした女の人がやってきた。
『じゃあわかりました。このギースとかいう人殺しますね。』
『お前ら俺を馬鹿にしてるのか。殺してやる!』
そういうとギースは包丁を持って男に切りかかろうとした。
僕は目を瞑った。
そして、4秒くらいたち目を開けると、ギースが斬られて倒れていた。
『お、お、お前ら、絶対にゆ、さ、ん、ぞ』
『ああ、そうそう言い忘れてたけどさ。この洋服とバッチに見覚えがないの?ギース?』
『そ、そ、そ、れ、はまさかぁ。』
『ははああああああ、面白いねお前。そう。俺は首都マルセイユの騎士団一番隊特攻部隊、第126代目、127代目、135代目魔王討伐軍の1人クルス=ライだ。』
『おいおい私にも自己紹介させろよ。』
『おう』
『私は、マルセイユの騎士団一番隊特攻部隊、戦略部隊隊長、第117、118、120、124、125、127、128、135代目魔王討伐軍の1人ベリー=マナセイトだ。』
『………』
『って死んでんじゃねーかよ。このギースってやつ。私の自己紹介はなんだったんだよー。』
な、なんなんだこの人たち。
『あ、あのー。なぜここにきたのですか?』
『えっとー。あなたはローズさんだっけ?えっとね。単刀直入にいうとあなたの子レオン君を私たちのもとで働かないかってことを言いにきたんだ。』
『え?僕!?』
僕がこの人たちのもとで?働く?そんなことがあっていいのか?
『もう一度聞くね。私たちのもとで働く気はあるかい?』
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